明日から5日間の出張。今夜は徹夜覚悟でもろもろの準備です。
早速ですが今月に入って一番頭を悩ませていたのが”松セットが見当たらないんですが…”というお問い合わせ。代表的なのは
SV-Pre1616Dです。
左下の真空管おすすめの部分ですが最近までは松,竹,梅の3バージョンが表示されていました。お寿司屋さんで言えば梅が並,竹が上,松は特上という感じ。特上がないのはどうも締まりません。マグロで言えば大トロがないのと同じです。
MUSIC BIRDのオンエアでアンプやタマの比較試聴を始めて約2年。このブログや
youtubeと連動して時事的な情報もお知らせしてきた訳ですが、一時は2,000本以上在庫していたMullard CV4003/M8136が1616シリーズ登場に伴って急速に出荷が伸び、みるみるうちに減ってきたのが今年の春頃。SV-Pre1616Dの出荷開始が大きなきっかけでした。
そのPre1616Dがこの2か月くらい欠品していたのが先月末から出荷再開になり、暫くは大丈夫だろうと思っていたのも関わらず気が着くと無くなっていたというのが本音です。
CV4003は当然の事ながら現行球ではありません。名前こそCV4003名義の現行球があるかもしれませんが、品質,音質ともに特上(大トロ)に相応しいのはNOS(ヴィンテージ)Mullard CV4003のみです。正直遅きに失した感はありましたが追加調達をすべく国内,海外を当たってみましたが…まとまった数を持っているところは一つもない。そして値段が恐ろしく上がっていることに改めて気づきました。先週まで販売していた売価よりも現在の仕入れの方が遥かに高い。数年前から考えると恐らく35%以上の上げ相場ということがいえそうです。サプライヤーには1,000本単位でオファしたものの全く無理で、とりあえず来週100本入荷、その後はどれだけ確保できるか全く読めない状態です。
来週の火曜辺りにはホームページでの販売を再開できると思いますが、申し訳ないことに価格は従来と比較してかなり上がることは間違いありません。そして今後更に上がる可能性も否定できないのがNOS球の怖いところでもあります。皆さんには大変ご不便をお掛けしておりますが、いましばらくご辛抱頂ければ幸いです。