






会場には沢山の業界の大先輩や著名人の方がお顔を見せて下さいました。ついお呼びしてお話をしていただく局面も…


そして今回のハイライトといえば両日ともおこなわれたイベントタイム。両日とも大入り満員で凄い熱気でした。


そして素晴らしかったのが玲子さんのミニコンサート。超本気モードで体全体を使って演奏されたパガニーニの「ネル・コル・ピウ変奏曲」は背筋がゾクゾクしっぱなし。左手で弦をはじくピチカート。笛の音色のようなフラジョレット、旋律と伴奏の一人二役など、あらゆる超絶技巧がちりばめられたヴァイオリン曲屈指の難曲を会場で一発で弾き切ってしまう玲子さんにその場の全員がKOされてしまった感じです。
1736年ガルネリ・デル・ジェス”ムンツ”の音色は重厚で陰影感に満ちながらいぶし銀のような色彩と芳香を放っていました。この場所でこんな事、二度とないということが分かっていながら、もっと聴きたい、ずっと聴きたいと全員が思った筈です。10/17(水)に代々木の白寿ホールで玲子さんのレクチャーコンサートがありますので、皆で参加して続きを堪能しましょう!







なんとこのLPのために6回もカッティングをやり直して7回目に初めてOKが出た(!)という裏話など、私も知らなかった新事実だけでなく、CD,192k/32bitマスター,11.2MHz/1bitダイレクトカッティングマスターいずれとも異なるアナログならではの深みと密度感、そしてリアリズム…その境地に至るまでのプロセスも披露されました。
そして…








…という訳で、今年の真空管オーディオフェアは出させて頂く側にとって何から何まで最高の二日間でした。この勢いに乗って年末まで突っ走りたいと思っております。ご来場いただいた全ての皆さんに心より御礼申し上げます。どうも有難うございました!