LPマスタリングのマジックと音の秘密に迫る

今回二本目の収録は”LPマスタリングのマジックと音の秘密に迫る”と題し、LP製作時の最も重要なプロセスの一つ”カッティング”のトップエンジニア、北村勝敏さん(MIXER'S LAB/WARNER MUSIC MATERING)とこれまで数え切れないほどのLPのディレクションをやってきた生島昇さん(ディスクユニオンjazzTOKYO店長)をスペシャルゲストにお迎えしました。オンエアは11/9(金)です。
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デジタルとアナログ…こういう音源属性で音楽を区別すること自体おかしなことである訳ですが、その一方で明らかに聴感上の印象が異なることも事実です。デジタル,アナログそれぞれに良さがある訳ですが、今回は音源制作者の立場からアナログ音源の魅力とは何か、そしてアナログ化のプロセスで何が行われているのか…今まで語られることのなかった隠されたノウハウも含めて最前線のアナログエンジニアリングの全てが分かるプログラムになったと感じています。

私が北村さんの凄さを初めて認識したのは昨年7月のスタジオ内覧会。カッティングの現場を見学させていただき、ホンの少しのパラメータ調整で音の質感が大きく変化するのを実感したのはこの時が初めてでした。マスターそのままを盤に収めるのではない、アーティストが声や楽器の音に込めた想いをどこまで盤に吹き込むか…その”人の匠”の重要性に改めて気づいた瞬間であった訳です。

生島さんがお持ちになったのは10/10発売、井筒香奈江さんのLaidback2018見本盤。先日その音を聴かせていただいて是非収録で多くの同志にその音の凄さを感じて頂きたいと思い出演をお願いした訳ですが、今回CDと6月の音展で限定発売された11.2MHzマスター盤、そして今回北村さんが手掛けた192kHz/32bitマスター盤…同テイクでありながらそれぞれの音の違いが明確に現れるのにリスナーの皆さんも驚かれることででしょう。

11.2MHz盤はご存じ高田英男さんが行ったノンマスタリングのダイレクトカッティング、今回のLPは北村さんがCDと同じ192kHz/32bitマスターをエディットしたものです。私の印象は”DSDマスター盤は未加工の鮮度を味わうもの,PCMマスター盤は人のイメージを託すもの”。DSDマスター(高田盤)をお持ちの方はぜひ今回のフルLPも聴いて頂き、その音の違いを感じて頂きたいと思います。

門外不出のノウハウや北村さんが”これは企業秘密というより個人秘密”と仰る様々なプロセスを経て生まれた今回のフルLP。生島さんのSHURE V15 typeIV(改)で聴かせて頂いた訳ですが、DSDマスター盤で聴けた浮遊感と音場の広大さに対して根の生えたような中低域の安定感と井筒さんのヴォーカルの定位の明確さ、そして特筆すべきはピアノの打鍵の瞬間の立ち上がりから消えゆくまでのニュアンスの生々しさ。この音の違いは10/8(祝)16時~の真空管オーディオフェア当社ブースでも来場の皆さんに体験頂ける予定です。

更にフェア当日は本LPのラッカー盤も聴けるというスペシャルオファーも用意されていますので、是非ご自身の耳で井筒さんのLaidback2018のフルLPの素晴らしさを体験頂して下さい!



by audiokaleidoscope | 2018-09-20 23:59 | オーディオ

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