今回の上京のハイライトOTOTEN2018。仮集計値では来場者2万人弱で昨年比で三割近い増。来場者平均年齢は昨年比マイナス3歳と大成功のイベントだったようです。その音展の大トリイベントのお手伝いをさせて頂くことは大変光栄なことでした。


ウイリアムス浩子さんとのトークショー&ミニライブ。正直どのくらいのお客さんが残って下さるか少々不安なところもありましたが、ホールは立見も出るほどの状態で浩子さんの人気の高さを改めて知ることになりました。

昨日お世話になった鈴木裕さんを壇上にお招きしてMUSIC BIRDのPRも。

そして皆さんお待ちかねのミニライブ。このライブのために京都から上京された北脇久士さん(ギター)との息もピッタリで浩子さんの素晴らしいパフォーマンスが会場を魅了しました。
音展での公開収録に出させて頂くのは今回が多分4回目。その中でも今回の音展は量,質ともに最も充実した内容であったと思います。出展会社のブースはもちろん各種セミナー,イベントの充実ぶりは特筆すべきものでした。ビギナー,マニア,クラフトすべてのオーディオファンに向けて間口の広いテーマに意欲的に取り組んでいた主催者の姿勢が感じられて本当に素晴らしいイベントになったと思います。
例えばアナログ関連でいえば…

エントランス近くのレコードジャケットの展示コーナー

LPレコード試聴体験コーナー

レコード製造の過程を説明するブース。スタンパー,マザー,マスター,ラッカーの実物が展示されています。
セミナー関連では…

ミキサーズ・ラボ内沼会長。テーマは「384KHz/32Bitハイレゾマスター/アナログラッカー盤比較試聴」。同じマスターでもデジタルとアナログの表現の明確な違いが現れました。

試聴に使用されたラッカー盤。たった3回~4回しか演奏出来ないと言われているラッカーですが音の鮮度は凄いのひとこと。

高田英男さんの講演は「日本オーディオ協会監修ハイレゾリファレンス音源について」。
先日の収録で取り上げさせて頂いた音源の収録時の状況やミュージシャン自らの音の印象を交えて解説。写真右はサヌカイト奏者 小松玲子さん。サヌカイトの妙なる響きを会場で聴かせて下さいました。

お見事!としか申し上げ様のないお二方の講演。スーパーハイレゾとアナログの競演はこのイベントでしか体験できません。


クラフト関連ブースも充実。小さなお子さんが真空管を指さして「これなに~?」と親御さんに訊いていたのが印象的でした。こういう偶然の出会いの場を提供することも私どもの務めです。
先週のアナログオーディオフェア。そして今回の音展。低迷が懸念されるピュアオーディオ界の状況が確実に変わりつつあることを肌に感じることが出来た素敵なオーディオウィークになりました。私は明日から現場に戻って自分の立場で出来ることを愚直に頑張ろうと思います。