出会いに感謝!

アナログオーディオフェア二日目。雨模様で出足が少々心配でしたが始まってみると昨日同様に沢山の方がブースにお越し下さってひと安心。今日は送信管大会ということで211/845の音を聴いたことがない方は勿論、既に送信管アンプをお持ちの皆さんが改めて客観的に自分のアンプの音を聴いてみようという方も沢山おいでになりました。

1998年以降、私どもの歴史は常に送信管と共にあったといっても過言ではありません。起業前まだアマチュアだったころ幾つかあった211/845キットがすっかり姿を消したのが残念でならず、もし自分がこの仕事を始めるなら何がなんでも送信管を!心に決めて初めて販売したのが初代SV-2。1999年のことです。その後初代SV-2PP,そしてSV-5(限定版トランスドライブ845PP)に発展。シングルではSV-2(2002)と続きSV-2(2003)で初の211/845コンパチモデルに挑戦しました。この2003モデルが空前の大ヒットとなりました。そしてSV-38T(トランスドライブMONO),SV-2(2007)では永年の夢でもあった300Bドライブ845シングルが現実のものに。2007モデルは私どもの歴史の中でも最大級の40キロオーバーという弩級モデルになりました。

続いて手掛けたのがSV-2PP(2009)です。USA仕様の特注モデルは150W+150W。日本バージョンは70W+70Wという最大出力を誇る記念碑的アンプになりました。そして初のプリメインモデルSV-2(2010)を経て2016年原点のSV-S1628Dに回帰したという訳です。ホームページを開設した2002年以降の総出荷件数6万数千件の出荷のなかでも300Bシングルと845シングルが抜きんでているのも、それだけ皆さんの関心が大型直熱三極管に強かったということの証左であるでしょう。
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そんな今日はSV-1628Dの211仕様からスタート。管面プリントがなければ私も見分けがつかない211と845。しかしその表現の違いは初めての方にも永く送信管を使ってきた方にも衝撃的であったかもしれません。
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中域の厚みと吹き出すような倍音が強烈な211とある意味クールに高域の伸びと低域の沈み込みを聴かせる845.LM69がホーンスピーカーのように鳴っている様にデモ後「これがフルレンジとは信じられない」と声を掛けて下さる方が沢山いらっしゃったのは本当に嬉しいことでした。
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そして二回目のデモではSV-284D/211仕様(ニューモデル)と845仕様の聴き較べ。SV-284DはWE43型単段シングル(トランス入力)でシングルSTEREO/バランスドシングルMONOの切替が可能です。まずは専用プリSV-300LBを使ったパワーアンプモードからスタートしました。

トランスドライブならではのプラスバイアスまで振り込むオペレーションで出力はSV-S1628Dのほぼ倍。バランスドシングルでは更に倍の出力が得られます。低能率のマルチウェイスピーカーを真空管で鳴らしたい方には絶好の選択肢といえるセットアップです。直熱三極管シングルの透明度と繊細感+大パワー。ある意味で究極の真空管サウンドの形がここにあると言ってもいいかもしれません。既に845仕様でSV-284Dをお使いの皆さんから211仕様への変更は可能か?というお問い合わせも相次ぎ、その方法についてもお知らせした次第ですが、技術的にはシンプルな改造で対応できますのでユーザーさんでご興味のある方はメールでお問い合わせ下さい。
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最後は昨日に続くB&W 802 D3を鳴らしてみようというお楽しみタイム。SV-S1616D/300B仕様+SV-284D/845仕様でトライします。推奨アンプ出力200W以上の802D3ですが、大出力半導体アンプで鳴らした時とは大きく異なるしなやかで弾力性のある音をお楽しみ頂けたのはないでしょうか。こういう実験も寄り合いイベントならではの楽しみです。

今回私どものブースでチラシを受け取って下さった約1500人の方、PRODUCT LINE-UP(旧かわら版)のご請求を頂いた方が約300と新しい出会いがたくさんあったアナログオーディオフェア。会場でのご注文数で言えば過去20年で最も多い台数に上りました。今後ヨドバシ秋葉原店での商品陳列が始まり、ますます真空管アンプへの興味と理解が高まっていくことは間違いありません。そういう確信にも似た気持ちになれた二日間でありました。お世話になった同室のD&Mホールディングスさん, オーロラサウンドさん, オーディオデザインさん、そして私どものの音を聴いて下さった全ての皆さんにこの場を借りて心より御礼申し上げます。どうも有難うございました!次回10月の真空管オーディオフェアでまたお会いしましょう!



by audiokaleidoscope | 2018-06-10 22:59 | オーディオ

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