

続いての報告は私ども20年間の歴史で初のことである意味快挙ともいえる内容ではないかと思います。昨年のアナログオーディオフェアで或る大手販売店さんから当社の製品を取り扱えないか…というお申し出を頂きました。しかし卸を前提としておらず製品売価に対して原価率が極めて高い当社の直販システムで製販双方に利益が出る方法がないことを伝え一旦は辞退申し上げざるを得ないと判断しましたが、先方さんが”儲けよりもサンバレーの製品を扱うこと自体に意味がある”という言葉に動かされお互いギリギリのレベルまで歩み寄って調整した結果、ついに正式な契約が締結されたのが4月末のことです。
私どもの強みでもあり弱みでもある直販システム。最大の問題は当社以外で現品を見たり聴いたりすることが出来なかったということでした。事実いままで各地のショップさんから卸をしてくれと何度言われたか分かりませんがキットに関しては基本ノー(というか無理)。それでも買って下さるお店があったのはキットを当社で購入して自分で組立代行を行った状態で販売されていたのかもしれません。それほどまでに私どもにとって卸のハードルは高かったのです。