
まず手配線アンプで皆さんが一番心配するのが”配線をどうひき回したらいいのかな?”ということではないかと思います。私どものキットは基本的にフルカラーA3の実体配線図つきマニュアルが用意されていますので、マニュアルに忠実に作業を進めることが完成という目的への最短,最善の道筋となります。
覚えておかれると良いと思うのは



私は配線途中でもケーブルタイ(束線バンド)を適宜使うようにしています。最終段階で束線すると這わせたケーブルが余ったり足らなかったりしてやり直しすることが結構あります。一定量はキットに付属しておりますが、予備があった方がいいかも…という方はシャーシ内配線に取り掛かる前にホームセンター等で買っておくといいかもしれません。

では各部の状況を見ていきます。






アース配線に限った話ではありませんが、配線後にマーカーで作業完了をセルフチェックすると間違いを回避出来ます。なお上図で……と書かれている部位が計5か所あります。これはラグ端子間をジャンパーするという意味です。





この2つの配線に加え配線済のヒーター,アースも加わってきますので整然と取り廻すことが難しくなります。実際の配線と比較してみると電源トランスから主電源基板への配線とサブプレートA/Bへの配線を分けることで混乱を回避していますが、実体図をページごとに見て作業をするだけではなかなか上手くいきません。上で書いた”現在作業中のページだけでなく次ページ以降でどんな工程があるかを理解”する事が最も求められるのがこの部分です。


あたりの配線の流れを参考にしていただければ大きな問題はないでしょう。かくしてCRパーツの取付けを残し配線が完了したアンプ内部は

…という訳で非常に駆け足ですが、手配線アンプの最大の楽しみであり醍醐味でもある内部ワイヤリングについてレポートしました。早く完成させて音を聴きたいところですが、私ももう一度ミスがないか今から再度チェックを行います。いまP1616Dを作っておられる方も沢山おられると思います。頑張って下さい!!