Lo-D HS-10000

今日の午後、出かける前に何となくテレビをつけたら知った顔が…オーディオ仲間のFさんを含めた3人が何か喋っています。お!っと思いながら注視すると地元ケーブル局制作の”情報カムカム”という市民参加型のワンテーマ型番組で、今日のお題は”日立(Lo-D) HS-10000を探せ!”。

HS-10000といってもピンとくる人はまず居ないでしょう。
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70年代終わりでペア360万というのは今の物価に換算すると一体幾らになるのでしょう?そんな下世話な話は別として当時オーディオは大手家電メーカーの花形。市場性の有無とは関係なくメーカーの威信をかけた超ド級モデルが開発されました。このHS-10000もその一つ。未確認情報ながら総生産台数は僅か4ペア。うち1ペアはNHKに納入されたらしいので市場に出たのは僅か3ペアということになります。

番組を最初から観ていなかったのですが恐らくFさんたちは番組のなかでHS-10000を何としても手に入れたいので探して欲しい!ということを番組を通じて訴えていたようです。あとでFさんに電話して伺ったところでは以前に愛知県半田市のドクターがお持ちのHS-10000が売りに出され現在は大分にあるとのこと。そして何と4/29~30に大分にFさんを除く2人は大分に飛んで試聴された筈だということで更に驚きました。オーディオの情熱には際限がありません。

そういえば思い出したことがあります。今から2か月ほど前でしょうか。私が番組収録で東京にいる時、会社あての電話が携帯に転送されてきて出てみると”友人から紹介されて電話しました。いまサンバレーさんのショールームの前に居るのですが、大橋さんは日立のHS-10000というスピーカーをお持ちの方をご存じないでしょうか?何とかして手に入れたいのです”…そんな内容だったと記憶しています。あまりに唐突だったためお相手の携帯番号を伺うことしか出来なかったのですが、今日の番組を観て点が線になったような想いです。残念ながら私の知る範囲でHS-10000に繋がる情報はありません。もしこのブログを読んで下さっている皆さんの中で何か情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら是非ご一報いただければ幸いです。

作られて40年経ったオーディオ製品に恋い焦がれる、まるで少年のような情熱。程度の差こそあれオーディオファン共通の感情です。こういう純粋な音への想いがある限り、私たち作る側の責任も不変であるという事を肝に銘じなければなりません。このブログを書いていてまた佐伯先生に会いたくなってきました。オーディオ黄金時代の伝説のような実話は何度聞いても胸躍ります。






by audiokaleidoscope | 2018-05-01 18:52 | オーディオ

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