McIntosh MC30外来診療

今日のショールームのお客さまは偶然にも昨日のポストに密接な関係が…
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現れたのはマッキンMC30(6L6モノパワー)。世代によって1614,6L6(GC),6550等、出力管の違いがありますが持ち込まれたHさんのMC30は1968製で6L6GCが使われています。ほぼ10年使っていなかったということで健康診断のご依頼でした。
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早速内部の確認から…。
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抵抗類はオリジナルのまま。
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電源パイフィルターのケミコンが一つとカップリングがオレンジドロップに替えられていますが、かなりオリジナルに近いコンディションです。通電してみると恐らく一次側103~104V時のヒーター電圧が6.3Vに対して約6Vでした。MC30は世代によって105V/125V仕様と117V/125V仕様がありますのでこの個体は105V仕様の可能性があります。

通電してみると左右ゲインはバッチリ揃っていて残留ノイズもなく良い状態で持ち込まれたHさんもホッとひと安心です。ただこの世代のマッキンは一点注意しないといけないのがバイアス調整機構がないという点…つまり出力管の順列並び替えでプッシュ側とプル側のプレート電流がなるべく近い組み合わせを自分で見つけてペアを組む必要があるところ。持ち込まれた時点で使われていたGE(USA)の6L6GCは4本のうち1本だけプレート電流が突出していましたので、他の出力管はないかお尋ねしたところ幸いスペア球が何種類かあるということで、急きょショールームで組み換えを行うことにしました。方法はデジタルテスターのDCレンジで出力管の8番ピンの電圧を対アースで測定して対になる2本の値がなるべく揃う組合せを見つけることです。
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なかなか珍しいコインベースのGE(UK)の6L6GC。電流の絶対値はUSAモノよりも低めでしたが試行錯誤した結果、L/Rともバラツキが10%以下になる組合せが出来ましたので、これで調整完了。サブ機として最近大人気のJB-320LM/300B仕様もご注文頂いて私もハッピーな外来診療日になりました。



by audiokaleidoscope | 2018-04-26 15:42 | オーディオ

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