今日はBMWのヴィンテージバイクのお客さまがお二方。
ナンバーに注目。鹿児島と宮崎から…空路を除いて最も遠くからいらっしゃったお客さまということになるかもしれません。最初ご連絡を頂いた時は”きっと何かのついでに寄って下さるのだろう…”と思っていたのですが、試聴のために弾丸ゼロ泊二日で往復されるプランとのこと。滞在予定は僅か1時間…それでは余りに勿体ないので是非当地で一泊して下さいと申し上げてスケジュール変更していただき、結果的にはゆっくり音を聴いて頂くことが出来て良かったなあ、と思っています。
お二方の目的はこれ。きっかけは宮崎で行われたオーディオのオフ会だったそうで、その席で鳴ったSV-501SEの音を聴いて感銘を受け、どうせ聴くなら現地現物!ということで遠征とのことでした。開発に携わった者としてこれほど名誉なことはありません。
SV-501SEはOEM委託先の実質的廃業に伴い残念ながらディスコンになりましたが、永く私どもの”メートル原器”として中心的な存在でした。今はその座をSV-S1616D/300Bに譲ることになりましたが、この20年間生まれてきた私どもの製品は常に501SEを基準として評価され鍛えられてきました。今でも恐らく2000台以上が現役で活躍してくれていると思います。お使いの方、どうぞ末永くご愛用頂ければ幸いです。