裏メニュー

今週末の大阪試聴会前の準備もかなり進んで、あとは如何に当日楽しんで頂くか…コンテンツをどうするかで色々と考えているところ。これは番組の収録前のイメージングとよく似ているところがあって、ポイントは”自分自身がワクワク出来ないと何も伝わらない”ということ。”このコマはこんな感じでやると違いがよく分かるよなあ…”とあれこれ考えています。

その前にSV-Pre1616Dの追加情報です。実は既に2ロット目の手配も済んでおりますがUSB-DACオプションの先着プレゼントは3/4(日)ご予約分まで延長対応させて頂くことにしました。真空管については今のところ松セット(CV4003×3,5AR4)が最も人気です。

お問い合わせが多いのはカップリングコンデンサーのグレードアップについてですが、これは先日のポストで既に検討中であることをお知らせしておりましたが内外の様々な候補のなかからPre1616Dの個性を活かしつつ更なる音質向上を図る目的でASC X335 4.7uFを指定銘柄とすることになりました。
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これはメタライズド・ポリプロピレン・フィルムという種類でスピーカーネットワークにも推奨される非磁性タイプの高級品の一つです。前にも書いたことがあったかもしれませんがプリアンプのカップリングはリニアリティ重視でフィルムコン,パワーアンプのカップリングは表現力と音楽性重視でオイルコンが向いている訳ですが、ASC X335は音が細身になることなく情報量豊かで大容量ながら色付けがないという点で非常に有効でした。他に更に高価な候補もありましたが音に曇りが出るもの、個性が強すぎて真空管差替え時の変化をマスクするものもあり、最終的にX335で行こうと決めた訳です。ただ問題は現状調達が困難で国内で手に入れられるルートが極めて限られていることでした。

製造元(USA)に在庫がなく次回生産時期についても回答が曖昧でしたので流通在庫を当たったのですがこれも纏まった量を入手できるルートがなく確保に難儀したものの最終的に何とか手当できたのですが、ご注文時期によって数か月待ちとなる可能性もありますのでご注意下さい。私どもでは来週中にWEB登録を済ませて受付を開始しますが、当面Pre1616Dご予約の方向けの専用オプションとして販売させて頂く形となります。予めご了承頂ければと思います。

その他、整流管について5AR4以外の選択肢はないのか?というご質問も頂いています。電気的,意匠的に5AR4を前提として設計しましたので基本的にその他の整流管はNGというのが建前ですが、その後設計変更し実は製品版では274Bも使って頂けるようになりました。
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これはショールームでのテスト中の様子(PSVANE WE274B)。整流管に関しては電源トランスのヒーター巻線容量と電源部のコンデンサインプット容量の2つがキーで当然のことながら何でも挿せるというのは大きな間違いです。SV-Pre1616Dは最終的にヒーター巻線:5V/2.5A,Cin=10uFとしたことで人気の高い274Bへの対応を決めた訳ですが、意匠的にはちょっと274Bがちょっと主張し過ぎかもしれませんね(笑)。ただ音はザックリとした中域的響きが増してなかなか美味です。274Bは管内ドロップ電圧が大きく(=出力電圧が低めで)静特性にも変化があるため274Bは”裏メニュー”扱いにしておきましょう。

更にもう一つ。USB-DAC(オプション)に使われているオペアンプについて。キット標準はNJM4580ですがTU-8150SVTU-HP03の例に漏れず音質改善を図るのであれば迷わずグレードアップしたいところ。ただ注意したいのはこのUSB-DACで使えるオペアンプには制限があり最低動作電圧が±5V以下という点(メーカー非公表)で、音質に定評あるMUSESシリーズでも01(Vopr= ±9V~)は除外する必要があります。比較試聴では音質的にはやはり02が最高という結果でしたのでデジタル入力にも拘る方は是非ここをグレードアップして下さい。MUSES01,02は数十万以上のプレミアム製品向けのチップですので勿体ないと考える方もいらっしゃるかもしれませんが、逆に言えば3500円程度の出費で音がこれだけ良くなるのであれば安いものという見方も出来ますね。

大阪試聴会ではカップリングやオペアンプの交換まではさすがに出来ませんが、アンプそれぞれの特徴を知り、真空管の差し替えによる音の変化の楽しみに満ち満ちた2日間になればいいなと思っているところです。そしてオーディオマニア必携の音源も沢山持っていきます…共に楽しましょう!!


by audiokaleidoscope | 2018-02-22 16:10 | オーディオ

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