お問い合わせが多いのはカップリングコンデンサーのグレードアップについてですが、これは先日のポストで既に検討中であることをお知らせしておりましたが内外の様々な候補のなかからPre1616Dの個性を活かしつつ更なる音質向上を図る目的でASC X335 4.7uFを指定銘柄とすることになりました。


更にもう一つ。USB-DAC(オプション)に使われているオペアンプについて。キット標準はNJM4580ですがTU-8150SVやTU-HP03の例に漏れず音質改善を図るのであれば迷わずグレードアップしたいところ。ただ注意したいのはこのUSB-DACで使えるオペアンプには制限があり最低動作電圧が±5V以下という点(メーカー非公表)で、音質に定評あるMUSESシリーズでも01(Vopr= ±9V~)は除外する必要があります。比較試聴では音質的にはやはり02が最高という結果でしたのでデジタル入力にも拘る方は是非ここをグレードアップして下さい。MUSES01,02は数十万以上のプレミアム製品向けのチップですので勿体ないと考える方もいらっしゃるかもしれませんが、逆に言えば3500円程度の出費で音がこれだけ良くなるのであれば安いものという見方も出来ますね。
大阪試聴会ではカップリングやオペアンプの交換まではさすがに出来ませんが、アンプそれぞれの特徴を知り、真空管の差し替えによる音の変化の楽しみに満ち満ちた2日間になればいいなと思っているところです。そしてオーディオマニア必携の音源も沢山持っていきます…共に楽しましょう!!