

私どもではCDトランスポート(CEC TL3N等)とD/Aコンバーター(SV-192PRO)をMC-3/MC-3+で同期させている方が最も多い訳ですが、CDトランスポートに外部クロック入力を装備したものはごく一部の高級機かスタジオ機器に限られている関係で音源側のクロックに手が出せないという理由でマスタークロック導入を躊躇されている方もかなりいらっしゃったと想像します。しかしです!このMC-3+USBの凄いところは何とOptical(光),AES/EBU(XLR),Coaxial(BNC-RCA変換プラグ付属)そしてUSB入力を持っており、入力機器のクロックをMUTEC独自の技術"1G(ギガ)クロックテクノロジー"により極めて高精度のクロックを再生成するという離れワザをやってのけました。つまり源流(入力機器)のクロックを外から同期するのではなく、一旦取り込んで極めて高精度なクロックに修正する機能を有しているのです。一時期電源波形の歪みをとる為に完全な50/60Hz(100V)を再生成するクリーン電源が出ていましたが考え方は同じです。従来のデジタル機器のクロックをこのような形でクリーニングできる機能は画期的といえます。

今だから申し上げられることですが、昨年末時点でプロトタイプが出来上がっており、年明けには私の手元で試用を始めておりました。ただその段階ではマイナーな不具合やPCM音源/DSD音源の入力切替が手動でないと出来ない等の問題があり、輸入元を通じてMUTEC社に改善の申し入れを行っていたのです。その結果入力信号を自動判別する機能が追加され、その他の微調整も行われた結果、これなら誰にお奨めしても大丈夫!というところまで来ました。
以下Foobar2000における使用法(概略)を書いておきます。
・Super Audio CD Decorder:ver.0.9.6までのバージョンで動作確認済(ver.0.9.1推奨)



