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(8/13)バッハ”平均律(Well-Tempered )”からジャーニー”Escape”へ

夏休みになって実家へ帰省したり、旅行に行かれたり、久しぶりに家でゆっくりレコードに針を下ろしたり…皆さん思い思いの方法で楽しんでいらっしゃる様子がメールやSNSから伝わってきます。キット製作に勤しんでおいでの方からのご連絡も沢山…私は今日は打ち合わせと納品でしたが、お休み後半には頼まれたキット製作をやる予定ですので、このブログでも製作記をアップ出来たらと思っています。

さて今日は土曜日。先週ご紹できなかった8月前半の”ようこそ!オーディオルーム”の内容を告知させて頂きます。今回から”クラシックリファレンセレクション”の内容が少し変わっていますので、是非お聴き逃しなく!!これまではいわゆるクラシックの名盤をピックアップしてお送りしてきたこのコーナーですが、今回から少し趣向を変えて、曲そのものに注目し、皆さんがよくご存じの名曲を異なる二人の演奏から、その解釈の幅広さを楽しんで頂きます。

クラシックは楽譜という台本を演奏家がどう朗読するか…例えば速さ、例えば間合い、例えば情感の込め方によって私たちが受ける印象は大きく変わります。言い換えればクラシックの醍醐味はこの”人による揺らぎ”を楽しむ芸術ともいえ、このコーナーを通じてクラシック音楽が如何に雄弁であり、如何に多様であるかをリスナーの皆さんと共有出来れば…というアイディア。このコーナーを通して“クラシックは退屈”ということが大きな誤解であることに気づいて頂けると確信しています。

・クラシックリファレンスセレクション
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セリーヌ・フリッシュ/J.S. バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻

セリーヌ・フリッシュはカフェ・ツィマーマンでの活動のほか、ソロ活動でもフランスを代表するチェンバロ奏者で、中低域のふくよかさと高域の繊細感などチェンバロの魅力を活かしきった極めて清らかで気品に満ちた演奏を聴かせています。
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アブデル・ラーマン・エル=バシャ/J.S. バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻

エル=バシャはレバノン出身のピアニストで78年、エリザベート国際コンクールで審査員全員一致による優勝、併せて聴衆賞を受賞しました。優れたテクニックに支えられた威厳に満ち、明快でしかも静けさに満ちたな演奏は世界中で絶賛を浴びています。さて皆さんはどちらがお好みでしょうか?

・ようこそオーディオルーム特選!”ジャズ名盤100”
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マイルス・デイビス/Kind of Blue

累計売上げが全世界で1000万枚を超える、もはや20世紀を代表する1枚となった「カインド・オブ・ブルー」。このアルバムだけで一冊の本が出るくらいの逸話と伝説に包まれ、マイルス、コルトレーン、エヴァンスという3人のジャズ・ジャイアンツを擁したメンバーによる、まさに神がかり的な歴史的瞬間を捉えた音楽の記録です。モダン・ジャズ屈指の傑作とされ、またモード・ジャズを代表する作品の一つ。そのコンセプトは、以後のジャズ界に大きな影響を与えた一枚を改めて聴いて頂きます。一曲目のソー・ホワットが最も知られている訳ですが、今日は個人的にこのアルバムの精神性を最も表出させているビル・エヴァンスをフィーチャーした2曲、”フラメンコ・スケッチ”と”ブルー・イン・グリーン”をプレイします。

クレジット上では全曲マイルス・デイヴィス作曲となっているカインド・オブ・ブルーですが、このアルバムにおけるビル・エヴァンスの存在は極めて重要です。録音当時、既にビル・エヴァンスはマイルスのバンドから脱退、新人のウィントン・ケリーがピアノの後任となっていましたが、マイルスは本作録音のため、モード手法への造詣が深いエヴァンスを一時的に招きカインドオブブルーを制作。エヴァンスは本アルバムのライナーノーツも執筆しており、彼は文中で日本の水墨画の筆遣いを例えにあげながら、バンドが取り組んだ新しいジャズの即興性について語っています。

・The Vocal
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ニコール・ヘンリーはアメリカ ペンシルベニア出身のジャズ歌手で、教会や学校のコーラス隊で歌い始め、イアミ大学芸術学部を卒業後、女優・モデルとして活躍する傍らクラブでR&B歌手としての活動を行ない、その後ジャズシンガーへ転身。。2004年発表のデビュー・アルバム、「The Nearness of You」が年間トップ・セラー・アルバムとなり、一躍脚光を浴びました。その後は2013年には「ソウル・トレイン・アワード」で「最優秀トラディショナル・ジャズ・パフォーマンス賞」を受賞し、そのダイナミックな歌唱力に人気が集まっています。ジャズと言うよりは、ソウルやゴスペル・シンガー的な歌唱テクニックを持つ人で、全盛期のホイットニー・ヒューストンを彷彿とさせる、スモーキーでセクシーなハスキー・ヴォイスが特徴のニコール・ヘンリーですが、ちょうどいま来日中で、或いはその美声に触れる方もおられるかもしれません。今日聴いて頂いているのは未発売のDSD5.6メガ音源という点も要チェックです。

・懐かしのあのアルバム
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ジャーニー初の全米第1位を獲得し、イギリスでも初のアルバム・チャート圏内入りを果たして全世界で1,200万枚以上を売り上げた大ヒット作となったエスケイプですが、この時期のジャーニーはキーボーディストのGregg Rolieがバンドから脱退、Jonathan Cainが加入。本作によって78年の”Infinity”から続く「ハードでありながらキャッチー」という路線を確立しました。”Don't Stop Believin'”や”Open Arms”等の代表曲が収録されたアルバムで、現在でも本作からライブのセットリストに組み込まれる楽曲が多いジャーニーの文字通り代表作です。今日は”Who's Crying Now”と”Mother, Father”の二曲を聴いて頂けます!

PCあるいはスマホの方はこちらからお聴き頂けます!!土曜の夜は”ようこそ!オーディオルーム”でお会いしましょう!



by audiokaleidoscope | 2016-08-13 21:32 | オーディオ

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