スタジオ2日目。録音そのものは極めて順調に進んでいます。私はSV-192A/Dアウトを直接モニターしている訳ですが、この音そのままに完パケが出来れば相当のクオリティが期待できる筈です。
今回はチェロのソロアルバムな訳ですが、いわゆるバッハ無伴奏的な一本で一曲を弾き通して終わり…という内容ではありません。もう少し詳しく言いますと…。
曲によっては7トラック…言い換えれば7回弾いて後でミックスという非常に手の込んだプロセスを敢えて選んでいます。単純計算で通常の何倍もの時間と手間がかかる訳で、皆で楽譜を見ながら時には”こんな感じの方がいいんじゃない?”というアイディアも飛び出しつつレコーディングが進行しています。
元々は2日間で6曲録れる予定でしたが詰め込んでやっても良いものは出来ませんし、アーティストのコンディションがキープできてこその演奏ですので一部次回に持ち越すことにしました。アンプの開発でも同じことが言えますが、一気呵成に突っ込む部分と一端クールダウンして客観的に観ることの両方が必要です。
これはちょっとオフザケな写真ですが…。ある曲でSE的に指パッチンを入れていて、録りの時のスナップです。今回の音源が陽の目を見るのは早くて9月終わり。まだまだこれからやることが沢山ありますが、先ずは良いスタートが切れたのではないかと思います。そんな訳で2日間のレコーディング報告でした。