明日から三日間東京です。大きなところでいえば
DMM.makeの一周年記念イベントへの出展。
8月のアンプ製作会のあと、何人かの方から勧められたのがここ。一度見学に伺ったのですが、"環境とファシリティをシェアする"という「新世代のモノづくり」の在り様を目の当たりにして大きな可能性を感じました。今回はあくまで"お試し"ではありますが、限られたスペースのなかでSV-S1616Dの裏ブタを開けて展示しながら音出しをしてみて、果たして反応があるかどうかを確認してこようかと思っています。
繰り返しになりますが大量に生産され、大量に消費され、いずれ大量に廃棄されることで生まれる需要と供給の関係とは隔絶した「自らの、自らによる、自らのための」モノづくりの素晴らしさを再発見するために始めたこの仕事が次世代を担う若者、真空管を知らない世代には一体どう映るのか。ある意味自分のやってきた事の来し方行く末を占うイベントになるのかもしれない…と考えています。
そして"
大橋慎の真空管・オーディオ大放談!"収録では2016年新春特別番組として公開比較試聴スペシャル(2回連続)に挑戦します。SV-S1616D(300B,2A3,多極管)とSV-91Bをスタジオに持ち込んで
①出力管変更による音の変化
②ダイオード→整流管への変更による音の変化
③整流管変更による音の変化
④電圧増幅管変更による音の変化
⑤カップリングコンデンサー変更による音の変化
を番組で実況中継しようと考えているのです。
前回と同じ手法(パワーアンプのスピーカー出力をミキサーへダイレクトに接続)でリスナーの皆さん自身に判断していただこうという企画です。
そうそう!今日
SV-300LBの二次試作が予定より早く上がってきました。
初段管変更EF86→12AT7(パラ)も然ることながら出力トランスの再設計によって電流を多く流せるようになって"
ぶっとい音"に変わってます。欲しかったのはこの音!細かい部分でのチューニングは残っていますが、来年3月にはお届け出来るのではないかと思っています。