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(9/30)同軸2Wayのリファレンスを目指して

皆さん、こんばんは。そろそろ今日もひと段落…という方も多いのかな?これから暫く不夜城化するキット屋では先ほど入荷したばかりのスピーカーサンプルが良い音で鳴ってます。
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これは5月の中国渡航時に試作をオファしたもの。この工場とは初のお付き合いになりますが、世界各国の有名ブランドのスピーカーをOEM生産する工場として知る人ぞ知る会社で、以前から一度は手を組んでみたいと思っていたのです。

今回私が目を付けたのは5インチ(12cm)同軸2ウェイと同じく5インチのポリプロピレンウーハー。渡航時に撮った写真はこちらです。これを私どものスピーカーとしてどうモディファイし、どんな箱に入れてどんなチューニングを施すか…現地で打ち合わせた結果出来てきたのがこのサンプルという訳です。

この同軸2wayユニットは振動坂が樹脂製で紙よりもF0(最低共振周波数)を下げることが可能です。その分スピーカー能率が犠牲にはなりますが、いわゆる”ヨーロッパトーン”を目指すならば自ずとこの手のユニットがマストになるという訳です。村瀬さんの作るスピーカーが快活でカラッと明るく拡がりのあるサウンドであるのに対し、今回目指したのは小型でありながら重厚でしっかりした湿度感と重量感を持ったサウンドであること。その意味でもこの工場の門を叩いたのは私にとっても或る意味必然でありました。良い音は決して一つではありませんから…。

もう一点は”同軸”(Co-axial)であるということ。発音源が同一であるという事は正確な定位に極めて重要な意味を持ちます。先ほどからヴォーカルソースで確認しておりますが、今まで経験したことにないピンポイントの定位が現れて音がスピーカーから完全に離れるイリュージョンを体験しています。エンクロージャーをリジッドにして共振を避け、リアバスレフにしたことも成功の一因と言って良いかもしれません。井筒さんの声を聴くと背中がゾクゾクします。

小型スピーカーというとどうしても箱庭的…というイメージがつきまといます。確かに大型フロアシステムでなければ味わえないスケール感や”空気を面で押す感じ”があるのは事実ですが、こういう小型でエレガントなスピーカーで真空管アンプの音色を楽しみたいという方も少なからずいらっしゃる筈。幾つかの課題がありますが、このイメージを忘れずに改良していけば必ず良いモノが出来るのではないか、という確信に似たイメージが湧きあがりつつあります。

明日はもう一つのサンプル、ポリプロピレンウーハーの2wayシステムについてご紹介したいと思っています。今日は長い夜になりそうです(笑)。



by audiokaleidoscope | 2015-09-30 17:37 | オーディオ

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