(9/29)これがSV-300LB!

皆さん、こんにちは。今日は例の新作300Bプリについてレポートします。
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これはかねてからチャレンジしたいアイテムでありました。初回の試作は実に5年前に遡ります。技術的なボトルネックは特になかったものの、量産を阻んだものは”マイクロフォニックノイズ”でありました。

これは出力管(特に大型管)をプリに使用した際に、球の振動ノイズを拾い易いという現象で、通電中に指で球を弾くと”カーン”という共振音がスピーカーから出易いという現象で確認することが出来ます。一方でこの"響きの良さ”を上手く味方につけることで出力管をプリに使用する大きな強み(メリット)にもなり、如何に弱みを減らして強みを活かすかということを目的として、これまで様々なトライを重ねてきました。

ここで詳細を述べることは避けますが、産業機械の制振技術を応用することにより物理的に300Bをフローティングマウントすることが出来、不要なマイクロフォニックを回避しつつ、敢えて300Bをプリ管として使用するメリットを最大化できたのではないかと自負しています。

外見的にはJB-320LMに似ておりますが、内容的には完全に新設計で製造含めMADE IN JAPANです。トランスは橋本さんにお願いして音質的にも万全を期しました。入力4系統,VOL付きという一般的なプリアンプの形態を採りながら、実はこのSV-300LBには強力な武器があります。SV-310と同じトランス出力の強みを活かし、通常のローインピーダンス出力だけでなくなんとSV-284Dを直接ドライブ出来る専用のハイインピーダンス平衡(バランス)出力を持っているのです。

SV-284Dはブースターアンプですので基本的にはパワーアンプのスピーカー出力を貰って文字通り出力をブーストする目的で設計されました。一方でこのSV-300LBを使用すればSV-284Dを直接フルスイングすることが出来る…なぜこのプリが外見上300Bシングルアンプと見紛うようなスタイルなのかの秘密が隠されているという訳です。

音質的にはこれから詰めていきます。既に出力トランスの仕様変更をすることが決定しておりますが、再来週の真空管オーディオフェアではご来場の皆さんにその音を聴いていただける予定です。

手前味噌ですが素晴らしい音のプリが出来そうです!



by audiokaleidoscope | 2015-09-29 10:13 | オーディオ | Comments(0)

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