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(9/7)TさんのXRT

皆さん、こんばんは。今日はTさん宅のMcIntosh XRT20を聴かせていただきました。

Tさんから試聴依頼のご連絡を頂いた際、いつものように”試聴希望の機種はございますか?”と伺ったところ”特に…”ということでしたので”ではお使いのスピーカーだけお教え下さい”と持仕上げたところXRTとのことでした。先日の新聞記事をご覧頂いてのご連絡だったようで、何とも有難い限り。

”そういう事でしたら今の当社のスピーカーで試聴いただいてもイメージが掴みにくいと思いますので、ご迷惑でなければ私の方でアンプを選んで持ち込ませて頂きますが”と無理を申し上げて押しかけた次第です。XRTは長いオーディオ用スピーカーの歴史の中でもある意味で特殊。或る意味で際立った存在でした。

私がXRT20を聴くのは20年ぶり位かも…。その後XR290JBL M9500のどちらをゲットするかで悩みに悩んで結局M9500を購入した経緯もあり、XRT20は私にとってずっと”相見える(あいまみえる)ことのなかった恋人”のような存在でした。久しぶりにその音を聴いてみたい…という想いもあって、今日は遠足に出かける小学生のような気持ちでした。
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Tさん宅の地下室にXRTが鎮座していました。懐かしいその佇まい…。
(9/7)TさんのXRT_b0350085_20280086.jpg
持ち込ませて頂いたアンプはSV-8800SE。目論見通り、量感(特に低域方向)と密度感(情報量)が両立した弾力性のある音が出ました。半導体アンプで聴くXRTも良いですが、滑らかさと艶やかさを重視するなら断然真空管アンプ…それも多極管PPの独壇場です。

Tさんも”今までの音とは違う柔らかさが出てるね!”と仰っていました。Tさんと相談し、まずXRT自体のオーバーホール,そして全接続系(端子,ケーブル)の総点検(エタノール洗浄)をして音のリフレッシュをした状態で、私どもなりの”XRT20を鳴らしきる最高の組合せ”をプレゼンさせて頂くことにしました。

私が手にすることがなかった(出来なかった)XRT20を使っておられるTさんとの出会いによって、私がこの業界に入る前、少し遠くからのオーディオを眺めていた頃の憧憬の念(いまは親愛の情みたいな感じかも…)を思い出して、今日はとても嬉しい一日になりました。次回訪問が楽しみです!

※Tさんの許可を得て写真を掲載させて頂いています。




by audiokaleidoscope | 2015-09-07 21:46 | オーディオ

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