皆さん、こんばんは。ちゃんとアップされているのか一縷の心配はありますが…二日目の記録を。
朝、深センのホテルを出て小一時間のところにあるスピーカーメーカーへ車で移動します。この写真はナンだ!?と思われるかもしれませんは、交差点で時々出くわすモノ売りのオバサン。ピンクハットにピンクのマスクで視線はクギ付け(笑)。ハンドルカバーや埃落とし,非常停車板から地図,国旗まで…”歩く雑貨屋さん”ですね。
今日の最初の目的地はここ。撮影,公開許可が出た僅かな写真と情報しか申し上げられないのですが、世界各国の有名ブランドのスピーカーをOEM生産する工場です。
2インチ(5cm)のフルレンジから18インチ(46センチ)のサブウーハーまでありとあらゆるユニットが並びます。
今回の私のターゲットは上の2つ。右側が透明のポリプロピレン振動坂の5インチ(12cm)ウーハー。左が同じく5インチ同軸2ウェイです。これらを我々の指定仕様で作って、秋ごろには音の出る試作が出来るかな…という感じです。
お昼休憩の間、ラインが止まっているタイミングを見計らって現場を見学。極めて広い工場でここで年間100万本のユニットが製造されるとか。
ここはネットワークの製造部門です。お昼を食べずに頑張る工員さん…ご苦労さまです!
次の目的地に向かって出発する頃、ちょうど休憩が終わるタイミングで工員さんたちが会社に戻ってきました。こういう若い労働力が中国のモノづくりを支えているのです。再見!
次なる目的地は広州です。車だと大渋滞で時間が読めないので今回は初の中国新幹線(CRH)を利用することにしました。しかしこの広州北駅の大きさは!…日本の空港以上の広さです。CRHが出来て中国国内の行き来が非常にスピーディに出来るようになったとか。
これが車体。日本の新幹線にもちょっと似てますね。
速いです!軽く300km/hオーバー!
ワゴンサービスもあります。
私も撮ってもらいました。
1時間ほどでついた広州駅。どこまでも続くコンコース。
でも駅を出て暫く走ると見慣れた中国の風景に出会ってちょっとホッとします。バナナ売りのオジサンだけでなく色んな屋台が出ています。
そんな市中を走って向かったのがアナログプレーヤーメーカー。
3/12付「モノづくりのプロセス」で触れたVSの評価結果と要望事項を伝える為です。
会議室の前に置かれていた湿式のレコードクリーナー。6分くらいかけて洗浄~乾燥までやってくれるそうです。幾ら位するもんでしょうか…安かったら欲しいですね(笑)。
ここも写真はこの程度が限界です。皆さんもよく知っている数々の有名ブランドのプレーヤーがここで作られています。
手前がVS。奥が色違い。基本的にシルバーでいく予定です。
こんなのもありました。
前モデルのSV-A1/A2のメーカーが撤退して以降、ずっと色々な「次の一手」を考えてきましたが、一番のネックはアームでした。個人的にカートリッジ直付けタイプのアームに慣れていたので違和感がなかったのですが、お客さんの要望は圧倒的にシェルごと取り替えられる、所謂ユニバーサルタイプに集中していたのです。
しかしこれが探してみると実に無い!正確に言えばあるにはあるのですが、ものすごく高いかものすごくロットが大きいかのいずれかで、私どもレベルではとても手が出ないという状況だったのです。今日はそこに論点を絞って交渉に臨んだ訳ですが、半年ほど時間をかけて幾つ試作してみるという情報を得ることが出来ました。或る意味私にとって今回の最大の収穫といえるかもしれません。今年度発売は難しくなりましたが、品質と皆さんのニーズには代えられませんので、ここはしっかりフォローをしていきたいと考えています。
打合せを終えて意気揚々と佛山市へ移動します。佛山はブルース・リーの出身地。LM91A,LM86Bが作られた場所でもあります。夕食は「台湾しゃぶしゃぶ」。美味しかった!です。
今日のホテル。明日は午前中佛山で打合せ。午後は珠海へ移動します。
※訪問先の写真,得られた情報は先方承諾のう公開させて頂いています。