(4/20)ベルトドライブが好まれる理由
2015年 04月 20日
早速ですが私どもにとっては欠かせないCECさんからCDトランスポートの新製品のリリースと出来立てホヤホヤのデモ機が今日届きました。
品番は「TL5」。TL3Nのディフュージョンラインということになります。定価がTL3Nよりかなりお値打ちになっている代わりにマスタークロック入力が除かれているのが主な変更点です。私どもの販売価格は10万円強になるものと思います。4月下旬出荷開始とのことですので、間もなくHPでもご紹介できる見込みです。因みにTL3Nは既にメーカー出荷完了で、既に私どもの在庫も限られていますので、マスタークロックによる同期効果による超高音質再生を望まれる方にはお早目の確保をお奨めします。
コストダウンに伴う音質の変化が気になるところですが、最も重要なドライブ(メカ)がTL3Nと同じ供給元と伺って納得。またTL5の改善点としては皆さん自身がベルト交換が出来るようになったことで、ベルト単体での供給もされるとのこと。アナログプレーヤーのようにCDプレーヤーのメンテナンスが出来るというのは嬉しいことですね。


転載許諾:e-onkyo music
TL3Nと比較するとかなり出音が異なります。TL3Nでは細やかさとクリアネスが際立っていたのがTL5に替えるとザックリした倍音感と共に重心が下がり全体に円やかさな表現に・・・。音場の広さ,奥行感ではTL3N、密度感と聴き易さではTL5というところでしょうか。トータルの声量感はTL5の方が上ですが、いずれにしてもベルトドライブならではの滑らかさがしっかりと受け継がれていて安心しました。
ところでアナログプレーヤーの時代から何故ベルトドライブが音質的に好まれてきたのでしょうか。皆さんはどう思われますか?
これについてはTL5カタログに書かれている通り、

模式的かつ微視的にこれを図示すると、DDの速度偏移は


何を以て「進歩」とするか・・・これは難しいテーです。「精度」という定量的側面と「心地よさ」という定性的側面。せめてオーディオくらい定性的判断が許されてもいいじゃないか・・・ベルトドライブのCDトランスポートの新製品が出るこの現実に感謝しつつ、改めて思った今日でした。真空管アンプにも全く同じことが言えると思います。