(4/10_2)SV-8800SE/SV-128B(KT150スペシャルバージョン) 登場です!
2015年 04月 10日
既にお気づきの方もいらっしゃると思いますが、このたびSV-8800SE,SV-128B両モデルに「KT150スペシャルバージョン」が登場しました。
元々は次号「管球王国」の企画でKT150の特集をやるということで、私どもに「KT150が載せられるアンプは無いですか?」という問い合わせがあり、8800SEと128Bがあるということはお伝えしていたのですが、音質の評価が不十分でしたので、これを機会に改めて集中試聴を行ったところ、KT120とKT150は電気的には同じベクトル上にあるものの、音質的にはかなり異なることを再確認しました。
ひとことで言えば輝かしく締まったKT120に対してKT150は中低域の量感に特徴があり、少しゆったりした鳴り方をする球であることが分かってきたのです。実はKT150が出始めた昨年、SV-8800SEでKT150をチェックした時には、若干緩めの音で解像度が低いという印象を持っていたので、その際はKT150導入は見送っていたのですが、今回色々と弄っているうち、KT150のバイアス調整を低め(プレート電流を抑えめ)にすることで、全く違った側面を発見することが出来ました。具体的にはSV-128Bでは0.6V(Ip=60mA),SV-8800SEでは1V程度が最も良好な音質になると感じています。もし既に両機をお持ちの方で今後KT150を試そうと思っていらっしゃる方は上記を参考になさって下さい。これでもKT120同等の出力が得られます。
これなら!ということで管球王国さんでレビューをお願いすると同時に、連動企画で製品化を決定したのが今回のスペシャルモデルがデビューする大きな原動力になりました。
管球王国のPRページでは
SV-8800SE/KT150 special
SV-128B/KT150 special