SV-A1/A2について

皆さん、おはようございます。今日,明日と関係者対象の展示会出展です。メールは時々見られると思いますので、何かあればいつでもご連絡下さい。

メールで思い出しましたが、最近「SV-A1/A2は再販売しないの?」というお問い合わせを立て続けに頂いています。
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SV-A1(シングルアーム),A2(ツインアーム)は私ども初となるターンテーブルでした。発売当時のコメントでは

遂に私どもが夢にまで描いたベルトドライブ方式のアナログプレーヤの登場です!海外某ハイエンドターンテーブル向けのアームとDCモータを弊社仕様にリファインして満を持してご案内させて頂きます。

ベルトドライブのポイントとなるプラッタはアクリルの精密削り出し品を採用。スピンドル,軸受けはカジノ用のルーレット製造メーカに特注致しました。ベルトは最も劣化の少ないネオプレンゴム(ウエットスーツなどに使用される素材)を使い長期のご使用に充分耐えうるものとなっております。またこのゴムは金型を起こして製造されておりますので継ぎ目がなく、超低ワウフラッタのDCモータと相まって極めて滑らかで高いSNをお約束するものです。

ベース部はMDFに木目調ツキ板仕上げを施したもので、所謂「ハコ型」ベースと比べ高い耐振動性を確保すると同時にシビアな水平調節が可能な金属製のスパイクインシュレータを標準装備(3点支持)。モータも同様のスパイク支持方式(3点支持と4点支持が選択可)となっております。アームにはカートリッジ重量に幅広く対応するため、二種類のバランスウェイトが標準で付属しております。オルトフォンSPUもシェルを外して専用アダプタをお使い頂ければ本アームに取り付けて頂くことが可能です。

また正確なインサイドフォースを得る為、吊りウェイトはアーム1本に対し3種類標準装備となっております。シングルアーム仕様も後日販売予定のオプションアーム(標準アームと同一品)を付ければそのままツインアーム仕様への変更も可能です。

お勧めオプション : 専用アクリルカバー


・・・という文言が残されており、当時の私どもの気合いが垣間見えます。

勿論SV-A1/A2は限定品でなく継続品番として本来は現在も販売されているべきものでした。しかし今はラインナップされておりません。この経緯は個別にお問い合わせ頂いた方にはメールで回答申し上げていましたが、旧店主日記を閉じていた間に起こったことでしたので、このような形で報告させて頂くのは初めてかもしれません。

SV-A1/A2は元々ドイツの某高級ブランドのターンテーブルのOEMを担当していたメーカーに発注していたものです。当時の方針としては既存モデルをモディファイして当社モデルにするというものでしたが、様々な小変更を重ねるなかでオリジナルモデルとして仕様決定いたしました。

生産そのものは極めて順調で、発注ロットが大きく大変だったものの販売が極めて好調であったことから私どもの基幹製品の一つとして定着しつつあった、その矢先に調達先のオーディオ事業撤退が突如アナウンスされたのはまさに青天の霹靂でした。

経営的には極めて順調であった筈の調達先が何故?・・・ということで即調査に入ったのですが、その理由は意外なものでした。「本業が忙しくなって人員,インフラ,資金を集中せざるを得ない状態」・・・当時の業務ノートにはそう書かれています。私自身は現地メーカーに訪問したことはないのですが、担当によれば本業は農耕器具メーカーで、恐らくは会社トップの趣味が昂じてオーディオ事業を・・・という状況だったのですが、本業が忙し過ぎて趣味に現(うつつ)を抜かしていられない、ということだったのかもしれません。

しかしながら私どもにとってはその副業が社運を賭けた本業だった訳で、何度も生産の継続について打診したのですが結局NG。幸いベルト,アーム,モーター等の主要パーツ/ユニットについて補給パーツを保有していたので、アフターサービスについては問題ないものの、いずれにしてもSV-A1/A2の歴史は潰えた訳で、返す返すも残念でなりません。

あれから代替モデルの開発を念頭に様々な情報収集を行っておりますが、今のところピンと来ると言いますか、コレ!という物に出会っていませんが、今後も引き続き良い提携先を探していきたいと思います。

200万,300万・・・というターンテーブルメーカーは結構あるのですが、これが10万,20万というとナカナカ・・・。SV-A1/A2の後継機に相応しいモデルを開発出来る日が早く来るよう、頑張りたいと思っています。



by audiokaleidoscope | 2014-12-03 04:26 | オーディオ

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