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WeSC

皆さん、こんばんは。麹町のホテルにいます。あと2時間ほどで夜明け。明日の収録の選曲と進行表を書いているところです。
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時間が時間だけにヘッドフォンは必須です。個人的には音楽を耳で聴くというよりも全身で感じる聴き方の方が性に合うので、家では殆どヘッドフォンを使うことはありません。仕事柄どうしてもディテールに耳がいってしまい愉悦的に聴くことが出来ないからかもしれません。

でも写真に写っている「WeSC」のTAMBOURINE 999というモデルは大のお気に入り。Weから始まるとWestern Electric?・・・と思うかもしれませんが、SWEDENのブランドです。いままでスタジオの定番モデルやプロ御用達と言われるヘッドフォンを色々と試しましたが、TAMBOURINEはコンパクトで装着感も軽いだけでなく、何より圧迫感がなく音も特定の帯域を誇張するようなところがなくバランスがすこぶる良いのです。

WeSCは元々ピュアオーディオ用途でもなく、高価でもありません。偶々知り合いのDJが使っていて試しに聴いてみたところ一発で気に入り、それ以来愛用しています。現在はどうもディスコンらしくカタログ落ちしていますが、偶にはヘッドフォンでも聴いてみるか・・・という方にはオススメですので是非探してみて下さい。まだ市場で入手できるかもしれません。

オーディオの「業」は深く、機器のグレード(価格)があがれば本来は良い音で聴けることが或る意味当たり前なのに、逆にソースの録音の良否が気になって仕方なくなったり、レーシングカーがサーキットごとにチューニングを替えなければならないように機器のレベルが上がると逆に間口が狭くなって、ソースによってはてんで鳴らない・・・なんてこともあります。そういう意味でも真空管の鷹揚さ、ソースに対しての寛容さは音楽を聴く(愉しむ)うえで非常に重要な要素のひとつです。

収録の為の選曲のつもりが、つい楽しく聴き入ってしまう・・・作業が進まず困る時もありますが、これからもこのWeSCは私の出張の欠かせないパートナーになりそうです。
by audiokaleidoscope | 2014-10-25 04:02 | オーディオ

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