紙ペラに託された意地
2014年 09月 30日
今日からSV-2300LMの出荷が始まるということで、スタッフ全員物流センターに集結してチェック,梱包,発送を順次行っております。とても一日で出せる量ではないのでまだ発送準備OKのご連絡がいっていない方もいらっしゃると思いますが、もう暫くお待ち頂ければ幸いです。

製品を開発する際、私たちは事前に「これだけはクリアしなければ」という数値的ハードルを設けます。それは出力であったり周波数特性であったり、ノイズレベルである訳ですが、今回発送直前になって「こうすればもっと良くなる」というポイントが分かって、正直どうするか迷いました。
割り切ってしまえば「この状態でもハードルをクリアしてるんだからこのままでいいや」で終わりです。その一方で「こうすれば、こんなに良くなるんだから対策してお客さんに渡したいよね」という気持ちとの綱引き(葛藤)がありました。もし対策をすれば当然全数が対象になります。当然のことながらメーカーには戻せませんので、やるなら全て自分たちで一台一台やらねばなりません。膨大な工数と時間・・・さてどうしたものか。
結論、「やっぱりやろう」。上の写真で梱包済の完パケで届いたアンプを全数開梱してあるのはその為。出荷も月末ギリギリになってしまったのもその為です。でも結果的には「やってよかった」と思っていますし、これから10年,20年と使って頂く皆さんにとっては必ずメリットになると確信しています。
普通、商売は売り買いが成立した時点で終わりです。でもキットというのは皆さんのお手許に届いた時が始まりだと思って17年間やってきました。もし終わりがあるとすれば「出来ました!良い音で鳴ってます!」のメッセージを頂いた時。その瞬間の感動を共有するために、これからも私たちのモノづくりは続きます。
