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(6/16)レコーディング初日

昨日から都内に入り、今日から某所でレコーディング。初のCo-Producerとして臨む現場ですので自ずと緊張感も高まります。今回は6曲の録りが予定されていて2日間に分けて3曲づつというスケジュールです。
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ブースのなかはこんな感じ。まずはマイクセッティングから。私のリクエストはなるべく近い音でリアリズムのある倍音が録れていて且つ適切な倍音が聴こえること。
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マイクは全てノイマンでKM184,U47,U87,SM69等を用意して試した結果、基本的にU47メインでKM184を足す感じでバランスを取ることになりました。
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Neveのマイクプリからアナログ卓のアウトがSV-192A/Dに入ります。私はヘッドフォンでモニターしながら音の確認。マスターは192kHz/24bitでファイルします。
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アーティストさんとエンジニアがコミュニケーションを取りながら、だんだん息があってくるというかお互いに目指すものが見えてくる感じ。スコアを見ながら”ここはチョットこんな風に変えてみよう”という部分もありつつ、少しづつ音楽が見えてくるような雰囲気…音楽が生まれる過程を固唾を呑みながら見守っています。続報はまた後ほど…。

という訳でスタジオ入りして約10時間、初日のレコーディングは無事終了!明日も頑張ります!!
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by audiokaleidoscope | 2016-06-16 16:06 | オーディオ | Comments(0)

(5/14)PA用途での真空管アンプ

貴重な経験をしましたので、そのレポートを…。

地元のカフェでアコースティックギター2本+ヴォーカルのみのライブをやるんだけどPAを真空管アンプで出来ないかな?…とオファを頂いたのが今月初め頃。そりゃもう喜んで!とお応えしました。いままでアウトボード的にSV-192PROSV-192A/Dを大規模PAシステムにインサートして音を滑らかにする経験は何度もありますが、卓の出力の代わりやオモテ(客席)用のアンプを全て真空管で組んだ経験はありませんでしたので、興味半分,心配半分で現場に臨みました。

一本がガット弦,一本がスチール弦で音量差が少なくとも数dB(以上)あること、お店のなかで大袈裟なシステムを組んで雰囲気を壊したくないこと等を勘案し、ギター2本とマイクのバランス調整のみ小型ミキサーで行っておいて、その出力をSV-192A/D(プリ)→SV-8800SE(KT88仕様)へセンドしてみました。つまり家庭用のオーディオセットアップと基本的に変わらない接続方法です。スピーカーは音質と能率を考えて懐かしいY-25を使用するシステムを検討したのが下の写真です。
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マスターレベルはSV-192A/Dで行う訳ですが、ここで192A/Dのリモコンが大活躍。曲や使う楽器によって0.5dB刻みでゲインを調整できるので、人知れず音量管理が出来て大変便利でした。
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パワーアンプの選択は正直迷いました。アコースティックギターの胴鳴りや響きの厚みを優先するなら三極管プッシュプル…ということでSV-2300LMもいいかなと思ったのですが、弦のアタックのスピード感と出力マージンを考えてSV-8800SEに決定。音色を考慮し出力管はKT88に…。結果的に約50Wの出力が大きなメリットとなりました。

日頃、家庭で録音音源を聴く立場でいえば出力は数Wもあれば御の字というケースが大半です。それはエアボリューム(空間)の大きさだけでなく、音源のダイナミックレンジの影響を受けにくいからでもあります。先日のポストでも書きましたが、私たちが聴く音源の大半が何らかの形でピークが圧縮(コンプ)されています。ライブでもしかりで特にロック系のPAでは爆音時に音が頭をぶつけないように、ほぼ100%何らかの形でコンプを効かせて音質管理をすることが必要です。特に最近はPA機器もフルデジタル化に向かっていますので、オーバーロードした際の不快なデジタルノイズは避けるためにかなり深めのコンプを掛けることが普通になっているのが現状。対して今回はノーコンプで出力していますから、静かにアルペジオを弾いている時のニュアンスを大切にすればかなり増幅系(アンプ)のゲインを上げなければなりません、対してジャーン!とストロークした時やヴォーカルがシャウトした時の音圧レベルは弱音時プラス20dB(10倍)以上のエネルギーを持っており、アンプのピークマージンが極めて重要になってくる訳です。

今回会場となったカフェは30坪程度の広さで30人も入れば満席という広さでありながら瞬間的にSV-8800SEがフルパワー近くまで振り込むような状態でした。前半のガットギターと後半のフォークギターでSV-192A/Dのゲインを調整するのは勿論、曲ごとに細かく出力レベルを調整したり、ギターソロで+1dB上げたり…とかなり細かく調整できたのもSV-192A/Dのリモコンのお陰。お客さんの殆どは全く知らずに聴いておられたと思いますが、ノーコンプ音源が実に広大なダイナミックレンジを持ち、常に聴感上の最適音量をキープするのが如何に難しいかを現場体験を通じ勉強させていただきました。

日頃このカフェではノンPAか半導体アンプのPAを使っておられるようですが、本番の最中にお店の方がホールに出てこられて”いつもと全然音が違うので驚きました”と仰っているのを伺って、お手伝いさせて頂いてよかったな…と喜んでいるところです。
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※関係者の方のご了承を得てアップさせて頂いています

終演後、アーティストさんとお店の方と…。同規模の一般的なAシステムからみるとかなり高価なものになりますが、やはり聴いて下さる方の感動と、また来たいと思って頂くための仕掛けとしてPAの高音質化の重要性がもっと広く認知されるといいなと思ったライブでした。とても楽しいひと時でした。



by audiokaleidoscope | 2016-05-16 15:06 | オーディオ | Comments(0)

(5/2)ミッシャ・マイスキーから甲斐バンドへ

5月一回目の”ようこそ!オーディオルーム”(オンエア5/7土曜22時~)収録終了。今回もクラシックから70年代ロックまで幅広く登場しますので是非聴いて下さい!
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・大橋慎が選ぶリクラシックリファレンスセレクション

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・ようこそオーディオルーム特選!”ジャズ名盤100”
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・The Vocal
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・懐かしのあのアルバム
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そしてエンディングテーマはキース・ジャレットのChangesからPrismを選んでみました。おかげさまで今の流れになってから感想メールが増え、特に50代から60代の方にご好評をいただいておりますが(笑)、若い方にも聴いていただけるようにと思って宇多田ヒカルを今回入れてみました。全曲SV-192A/Dをバッファリングして収録していますので音質的にもご満足いただける筈。同様のひと時をリラックスしてお過ごしいただければ幸いです。リクエストもお待ち申し上げております!!





by audiokaleidoscope | 2016-05-03 13:40 | オーディオ | Comments(0)

(7/23)形態(かたち)はどうであれ…

皆さん、こんにちは。今日は某企業の顧客サロンに伺ってきました。ここで音を聴くのは2年ぶり(もっと?)でしょうか。
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4年ほど前、この会社がお客さま用のサロンを作りたい…ついてはサンバレーの真空管アンプで、と仰っていただいたことがきっかけでお手伝いさせて頂きました。プリはSV-192A/D(ver.1),パワーはSV-2(2007)です。

役員さんでオーディオファンの方がいらっしゃってスピーカーはJBL4365をご指名。送出系にはネットワークプレーヤーの先駆けといえるOlive 4HDをトランスポートに採用したいと。その頃は未だネットワークプレーヤーという言葉自体が成熟しておらず、当時私もCDプレーヤーとPC半々の頃でしたので少々戸惑ったことを覚えています。当時の日記が残っていましたので再掲しておきましょう。いま読み返しても何となく動揺している自分の心中が垣間見えるようです。

2011,05,13, Friday
ネットワークオーディオに想う

試聴室に"Olive 4HD"がやって来ましたので早速試用を始めています。ひとことで言えば大変便利なものです。
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今から何年前のことでしょうか・・・最初"LINNがCDプレーヤの製造を止めるらしい"と聞いて"は?"と思ったのは。私だけでなく多くの方がこのニュースを聞いた時"CD止めてどうやってオーディオやるわけ?"と思ったに違いありません。ほどなくリリースされた「LINN DS」の情報に私たちは驚き、同時に戸惑いました。 

音楽が完全にメディアからデータになる時代を予告した"ネットワークオーディオ"の世界。リッピングしたCDデータをNAS(Network Attached Storage:ハードディスクとLANインターフェース、OS、管理用ソフトなどを一体化した単機能ファイルサーバ)からストリーミングするだけでなく、インターネットからダウンロードしたデータを最高音質で再生するという考え方自体は理解できるものの、私のような頑固者には何らかの"カタチ"がないと落ち着かないし、音楽を聴きながらライナーノーツを読むのも楽しみの大きな一つで正直考え方自体に懐けなかったというのが本音でした。せいぜい自分が買ったCDに副次的にPCにリッピングして音楽を持ち歩ける手軽さを享受出来るだけで充分ではないか・・・というスタンスだったことを告白しておきます。自分には関係ないものだ"と。(後略)


今でこそ私のHDDには数百タイトル(数千曲)のハイレゾ音源が格納されていて、ハイレゾを聴かない日はありません。しかし当時はまだ”音楽をデータで買う”ことに馴染めず、もっぱらCD音源をアップサンプリングして楽しんでおりました。…あれから4年。物理(固体)メディアよりもダウンロード(含ストリーミング)音源の方が市場占有率において高い時代になるとは当時どのくらいの人が想像でしたでしょう。Apple Musicの台頭が更にこれに拍車をかけるに違いありません。

1990年代後半にピークであったCDの売上は現在1/3にまで落ち込んだと言われています。CDが売れない=産業としての音楽が益々厳しい時代を迎えるという危惧がある一方、これまで”所有”することのなかった未知の曲をストリーミングサービスで”消費”することで、大々的に宣伝もされずショーレースにも無縁であった無名ミュージシャンに経済的恩恵(チャンス)がもたらされつつある、という報道もあります。

個人的には(定額制)ストリーミングサービスを全面的に肯定するところまで行っていません。でも先日書いた「”買う意味”とは?…Apple Musicが問いかけるもの」を読んで下さった方から、”確かに音楽が「目的」から「手段」になって聴き流しの対象になる、という危惧はあるかもしれませんが、ストリーミングで聴いて本当に気に入ったらCDを買いたいと思う人も沢山いますから!大丈夫ですよ!」と言って下さった方がいて、良い音楽を良い音で聴くことに20年近く賭けてきた自分としては非常に救われた気がしました。

今日伺ったサロンでも、オーディオファンだけでなく一般の方も音楽を愉しんでいかれているとのこと。CDのセールスに関係なく音楽は絶対に無くなることはないし、私たちのような装置屋を必要として下さる方も必ずいらっしゃる筈。だからこそ逆に数よりも質を重んじて良い物を後世に遺していく責任がある…そう感じた今日のひと時でした。



by audiokaleidoscope | 2015-07-23 17:26 | オーディオ | Comments(0)

(6/3)" とあるプロジェクト”の結実!

皆さん、こんにちは。

早速ですが今日は嬉しいお知らせがあります。3月に第一報をお知らせした”とあるプロジェクト”ですが、本日午前零時、ついに陽の目をみることになりました!

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※画像転載許諾:e-onkyo music

e-onkyo music他メジャーハイレゾサイトで「EW&F」(アース・ウインド・アンド・ファイア)の’94年日本ライブが192k/24bit,5.6MHz/1bitで配信が始まったのです。

この音源、アナログマスターから192k/24bitへの変換は私どものSV-192A/Dが使用されました。ハイレゾ配信各社のチェックも無事パスし、世に出ることは無上の喜びです。皆さんにも是非お聴き頂ければ幸いです!!




by audiokaleidoscope | 2015-06-03 09:08 | オーディオ | Comments(0)

(5/21)デッサンを描け!

皆さん、こんにちは。今日は試聴室で実験三昧です。

先日ふと思いついた悪巧みですが、実際やってみたらどうなんるんだろう?…とずっと気になっていました。理屈的には何の破綻もありませんが、本当にレベルは整合するのか?肝心な音はどうか?パワーアンプの出力を電圧変換してA/Dコンバーターに送ってPCで記録…なんて今まで誰からも聞いたことがなかったので、内心不安がなかったといえば嘘になります…で試してみました。
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接続はこんな感じです
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こう見ると複雑なように見えますがスピーカーがダミーロードに置き換わって、その出力をSV-192A/Dに送ってPCで記録しているだけ。つまり放送では皆さんのスピーカーがまんまSV-91Bの音を貰っていると考えて頂ければ良い訳です!面白がっていろいろCDやLPの音を早速PCに取り込んでいる訳ですが、これが実に痛快!まさに”タマの音”になっているのです。ライン直の音よりも実体感と厚みが増すだけでなく、倍音感も豊か…これは本番収録が実に楽しみになってきました。
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こんな感じでヘッドフォンでモニターしていますが、懸念されたSNの劣化や音が荒れることもなく快適そのものです。

以前或る人からこんな事を言われたことがあります。”お前は技術屋に出来ないデッサンを描け!それを図面に落とし込むのはプロに任せればいい。真っ直ぐな線を正確に描くことよりも曲線がもつ味のあるモノづくりをするんだよ”…と。

荒唐無稽と言えばそれまで。どこまで遊び心を持てるか…エレキギターの音をLINEで直録りするよりもアンプを通した方が”味のある音”になるのと一緒ですね。これも私なりの一つのデッサンと言えるかもしれません。





by audiokaleidoscope | 2015-05-21 12:57 | オーディオ | Comments(2)

(5/20)IIILZで聴くEW&F

皆さん、こんばんは。今日は仕事終わりで三重のKさん宅へお邪魔してきました。音を聴かせていただくのは一年ぶり…くらいかもしれません。
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この風景はキット屋のお客さんにはお馴染みかもしれませんね・・・でもよ~く見ると、何かが増えているのに気づかれるかも。実は先日このブログでご案内したタンノイIIILZをゲットされたのがKさんだったのです。今日はそのお届けを兼ねて伺ったという訳です。
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バーチ材を使った特注オートグラフ/K3808をお納めしてから5年半ほどになるでしょうか…聴かせていただく毎にKさんの音に変貌していくのを体験してきた訳ですが、そんな中でIIILZが聴かせてくれた”中庸の音”が今後どう替わっていくか興味津々。
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今日私が持ち込んだソースは以前お知らせした「とあるプロジェクト」の成果物。実はこれがこのたび陽の目を見ることになり、6/3から大手ハイレゾ配信サイトから一気にリリースが決まったのです!。サプライヤー各社さんの音質評価も上々とのことで唯々嬉しい限りで、裏方としてお手伝いさせて頂けたことを大変名誉に感じています。素材はEW&F(アース・ウィンド・アンド・ファイア)の94年日本ライブ。この音源の版権をお持ちの方からアナログマスターのデジタル化にSV-192A/Dを使いたいとオファ頂き、自分なりに全力でトライさせていただきました。

勿論ノーコンプ,ノーEQでファイナライズしておりますので、アナログマスターの素材感を体験頂けると思います。6/3の正式発表を楽しみにお待ち頂ければ幸いです!



by audiokaleidoscope | 2015-05-21 03:32 | オーディオ | Comments(16)

(3/23)38/2トラのデジタル化プロジェクト

皆さん、こんばんは。

今日は夕方から「とあるプロジェクト」(としか今は申し上げられず恐縮です)のための38/2トラテープのデジタルアーカイブ。音源はUSAからやってきた94年のアナログマスターです。日頃からやり慣れている工程とはいえ、失敗が許されないだけにかなり緊張しました。
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DSDレコーダーとPCを並行稼動させて良い方の音源を採用しようという算段をしたのですが、比較のためDSDレコーダーには真空管バッファを通した信号を入力したのに対し、PCにはA/Dダイレクトを入力してRAW(生)音源を作成。現在第二で音のチェックとリマスター作業中。

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音源のトータル再生時間は1時間弱。元データで約4Gバイト(以上)のファイルサイズ。これをCDサイズにしようと思うと1/7ぐらいに圧縮しないといけない訳で、スタジオでエンジニアさんがこの作業を「心が痛む」と仰る気持ちがとてもよく分かります。

首尾よく進めば、これが商用音源として皆さんにお届け出来る日が来る…かもしれません。Digitized to 192kHz/24bit by Vacuum Tube A/D Converter ”SV-192A/D”…なんてクレジットは出ないでしょうが(笑)、良い音でクライアントにお届けすべく最善を尽くしたいと思います。
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by audiokaleidoscope | 2015-03-23 23:43 | オーディオ | Comments(0)

本ブログ掲載内容は私人の見解であり、(株)サンバレー(ザ・キット屋)の立場,戦略,意見を代表するものではありません。


by Ohashi
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