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(7/27_2) KR2A3/300Bの音とは?…不思議な逆転現象

2本目(9/29オンエア)はレギュラー企画でTさんと私の二人で収録。
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2A3と300Bを無調整で差し替え可能な真空管プリメインとしてたくさんの方に使って頂いているJB-320LMSV-2300LMが登場。目的は現行の定番球といっても良いGoldenDragon2A3premiumPrime300Bver.4をベースとしていま密かに注目を集めているKR(チェコ)の高級2A3/300Bを聴き較べてみよう…それもシングル/PPで一気に総まくりテストして評価しよう、というテーマです。

KR真空管は高価格ながら家内制手工業的な丁寧なモノづくりで定評あるところですが、少し注意が必要なのは例えば211/845であれば通常の10V/3.25Aに対して10V/1Aだったり300BXLSのように通常5V/1.2Aであるべきところ5V/1.8Aだったりとフィラメント定格が独自仕様となっているものが散見され、いわゆる通常の211/845アンプや300Bアンプでは使えない(改造が必要な)球が存在することです。今回はそんなKR球から一般的な2A3/300Bと同定格なもの(そのまま差し替え可能な球)を選んで音質比較することにしました。

ずっと聴き慣れているGoldenDragon2A3やPrime300Bに対してKRがどんな音を聴かせるのか、私も非常に興味を持っておりましたが、たいへん面白い結果が出たことを先ずは報告しておきます。個々の音色についてはオンエアでその機微をご確認いただくのが一番ですが、特筆すべきは一般に「シングルは音色(ねいろ)」,「PPは響き」という言われることとは反対の傾向、すなわちシングルではクリーミーな円やかさ、逆にPPではトランジェント(音の立ち上がり)の良さと低域の締りが出たからです。これは長い私の真空管との戯れの中でも殆ど経験がないことでした。
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KR2A3。シングルにおける音の溶け合い方の美しさが際立つ表現。

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KR300B。大型化されたプレートに合わせて根本が太くなった存在感が際立ちます。私たちが聴き慣れている300Bよりも高精細な表現。
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今回最も注目していたKR300BBalloon。プレートはKR300Bとおそらく同一ですがサポートロッドが4本に増えてリジッドな構造になっています。300Bにしては異例に透明感のある輝かしい音でした。

合計11通りの音を出して比較した訳ですが、KRではどのパターンにおいてもPPの方がシングルよりも音が締まるという逆転現象に対して私もTさんも或る意味首を傾げつつ、球のスペックを見て合点がいった気がします。

KR球は独自の定格を持つ(ものが多い)ことは上記した通りですが、今回取り上げた三種類の直熱三極管は全てプレート損失(車のエンジンでいえば排気量)が全て通常球よりも10~20%程度上がっています。2A3であれば通常15Wに対してKRは20W。300Bであれば通常40Wに対して50W。驚くべきは300Bで何と最大プレート電圧550V,最大プレート電流120mA(!!)という凄さ。845ですら100mAな訳ですから如何にKR300Bがハイレギュレーションであるか分かります。

恐らくは通常設計のPPではKRの最も”美味しいところ”に届いてない…これが私の推論です。結果三極管ならではの解れや厚みがPPでは今一つ来なかった、ということかもしれません。一方シングルではそれぞれの球の良さが出て大変魅力ある存在であることも確認した次第です。裏を返せば”もっと低域を締めたい、更にパワーを出したい”という方には従来の2A3や300Bとは隔絶したパフォーマンスが期待できる訳で、ここがKRの使いこなしの要諦であろうと感じた次第です。

最近のトレンドの一つである「上位互換」球の流れ。KT150のように極めて短期間でスターダムに上った球もあります。2A3シングルで5W,300Bシングルで10数W…これがいつの日か常識になる日がひょっとしたら来るのかもしれませんね。”ところ変われば品変わる”…チェコの音を堪能できる2時間です。



by audiokaleidoscope | 2017-07-29 05:32 | オーディオ | Comments(0)

(7/27_1)懐疑派の陥落

今回のMUSIC BIRDは9月後半オンエア分の収録(2本録り)。まずは一本目。

告知によれば

「今回はケーブルに対して懐疑的な2人(大橋・高山)が「ケーブルで音が変わる派」と対決。「音が変わる派」代表はオーディオ実験工房でおなじみ、みじんこ荒川さん。みじんこさんが電源ケーブル、ラインケーブル、スピーカーケーブルなど各種ケーブルを持ち込んで音の変化を検証します。ケーブルで真空管アンプの音はどう変わるのか?写真家でベース弾き、オーディオファンで真空管アンプも使用している平間至さんも「変わる派」スペシャル・ゲストで参加。

ということですが、アンプ設計の立場から言えば能動系=アンプの音の変化の方が受動系=ケーブルの変化よりも大きいに決まってる!という刷り込みもあって、今まであまり(というよりも半ば意図的に)ケーブルについては意識しないようにしてきた部分が正直ありました。その一方でオーディオ実験工房のオンエアを聴いたり、今回のスペシャルゲスト平間さんの家や写真館でケーブルによる音のチューニングの様子を見させていただいているうちに”これはひょっとしてひょっとするんじゃないか!?”と思い始めたこの半年ほど。そこで荒川さんと平間さんにオンエアでリスナーの皆さんと一緒にケーブルによる音の変化を共有してみませんか?と提案させていただき、今回の収録が実現しました。

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増幅系は192PRO,192A/D,S1616D/KT150で統一。全ての比較においてゲイン等一切触わない状態で収録しました。

実は収録前日に搬入と前段取りをした後に食事でもと思い、局の近くの中華によったら偶然にもレギュラー収録を終えた荒川さんと炭山さんと遭遇!やあやあ!明日よろしくお願いします!!とお話していたら実験工房のゲストでいらっしゃっていたメーカー「光城精工」のTさんが同席されていて、オーディオ用電源タップをお持ちと伺い、初対面でしたがその場で出演オファ。収録ではまず通常のOAタップとの比較からスタートします。この比較の音の違いは私にとっても鮮烈なもので、オンエアを聴いて頂ければおそらく10人中10人がその音の明白な違いを認識頂けるほどの差。正直私が一番痺れた…かもしれませんが。
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この状態をデフォルトとし、以降はオヤイデ電気の電源ケーブル(パワーアンプに装着),ラインケーブル(プリ/パワー間で装着),スピーカーケーブル(パワーアンプ/ダミーロード間に装着)して比較試聴していくと、受動系と言えないほどの音の個性が明白に現れて懐疑派代表の大橋/高山陣営もタジタジ。電気的,測定的には説明が出来ない伝送系素材と構造による音の変化をも人間の聴覚は認識できることに改めて驚きと感動を覚えました。特に電源プラグのブレードのメッキ無/有りで音質が変わるなんて今までは”ホントかなあ~?”というのが正直なところでしたが、これもオンエアを聴いて頂ければ必ずや分かっていただける筈。たった2時間で懐疑派は白旗を挙げて陥落する結果になったと申し上げておきましょう。

最後の方で平間さんが仰っていたこと。”ケーブルで音を作るというよりも環境によって発生する様々な要因をケーブルで補うんです”…蓋し名言!真空管アンプの魅力をより引き立たせる為の重要なツールであることを教えて頂くことが出来た、個人的にも非常に有意義なひと時でした。




by audiokaleidoscope | 2017-07-29 03:23 | オーディオ | Comments(0)

(6/22)小型,中型真空管アンプの魅力 & ターンテーブル2つのサンプルを聴く

MUSIC BIRD二本録り。一本目は7/21オンエアの「小型,中型真空管アンプの魅力に迫る」というテーマ。
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左からTEC-AMP 10B,TU-8150,SV-9T SE,SV-23D/6C6。いつも2台しか載らないテーブルに余裕で4台が並んでます。
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まずはTEC AMP 10B。132(幅)×96(奥行)×100(高さ)mm(真空管及び突起部含まず)というコンパクトさ。球はEi ElitesのECL805E(6GV8)です。Eiは旧テレフンケンの工場設備をユーゴスラビアに移設して稼働していた工場。操業を停止して何年にもなりセミヴィンテージ扱いされつつある状況です。出力は2.5W/chですが一聴して高域の伸びと明るさが際立つ爽快な音が印象的でした。

TU-8150は6AQ5シングル。6V6のMT管バージョンといっても良い球で、その昔五球スーパーラジオの低周波出力管として多用された極めてポピュラーな球です。製品に付属しているのは高信頼版のGE 6005W。TEC-AMPとの音色の差異は中域の解れ感に現れました。よりタマらしい寛いだ表現になったという感じです。

そしてTU-8150の最大の特徴は極めて簡単に出力管を6V6に交換できるところ。6V6はUS8ピンソケットですのでMT9ピンの6AQ5との差し替えは基本的に無理なのですが、そこはエレキット!出力管ソケットをユニット化して2本のネジだけでリプレイス可能にしたところが画期的です。その特徴を最大限に生かすべくJJ 6V6Sを標準装備(6AQ5もついて2種類の聴き較べができる)別注モデルがTU-8150SVです(参考記事はこちら)。せっかくの機会ですのでSV仕様の音も聴いていただくことにしました。
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シャーシサイズに比して出力管の存在感が少々寂しい感じの6AQ5仕様でしたが、6V6に替えるとグッとオーラが増す感じ…イッパシの真空管アンプの顔になりました。書き忘れましたが試聴はUL接続で行いました。6V6仕様にすることで音質…というよりアンプのグレードそのものが2ランクほどアップします。コスト対策としての6AQ5標準アンプにはなっていますが、このアンプは明らかに6V6においてその真価を発揮すると申し上げて良いでしょう。番組最後にゲストのTさんが印象に残ったアンプとしてTU-8150SVを挙げておられましたが、私も全く同感の好表現でした。
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後半戦は超小型プッシュプルとして10数年に亘り人気モデルとして一線を走り続けるSV-9T SEと2011年デビューのベストセラーモデルSV-23D。

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出力管は松下 6GW8で試聴。デビュー当時の「小さな巨人」というニックネームの通り、低能率の鳴らし難い小型ブックシェルフなどを楽々と制動するドライブ力の高さは今も健在で、プッシュプルアンプでしか聴けない厚みと倍音がこのサイズ、この価格で楽しめるところが9Tの最大の魅力です。
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そしてMUSIC BIRDでは恐らく初登場のSV-23D。今回は初段6C6バージョンで試聴。出力管はキット標準装備のRCA 807(1940年代)。ボンネットを外して写真を撮ると…このアンプが今の1616シリーズに繋がるモデルであったことが改めて分かります。本格的な手配線キットでありながら廉価で音質的にも徹底的にこだわったMADE IN JAPAN。サイズ的には16シリーズよりさらに2回りほどコンパクトですが音は本格派です。
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これが内部配線。これぞ原点!半世紀以上前から何も変わっていない真空管アンプの定番的スタイル。まるでエジプトのヒエログリフ(hieroglyph)を観るようですね。Tさんが23Dで使っていらっしゃるWE350Aも登場し、今回の中小型アンプ特集に華を添えてくれました。廉価=低品質ではないことをしっかりプレゼンできた収録になったと思います。

二本目は8/4オンエアの「ターンテーブル2つのサンプルを聴く」というテーマ。先日のアナログオーディオフェアのデモの完全再現版という感じでリファレンスソースもカートリッジも同じにしてA/B比較を行っています。
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前半はDENON103で4枚のLPを使用しサンプルA(上)→サンプルB(下)の順で比較試聴。それぞれの仕様はフェア会場で配付させて頂いたアンケート用紙を参照してください。違うのはターンテーブル本体だけで、その他の全ての環境は同一であるにも関わらず歴然とした音の違いにTさんも驚いておられる様子でした。Aは音像的なパワフルさ、Bは音場的な繊細さ。前にも書いたかもしれませんが不思議なのは聴感上の音量がBの方が1dB~1.5dBほど低いこと。これはオンエアを聴いていただいてもはっきり判る筈。Bの方がスピーカーの両側に展開する音場のステージが広いので積分的には同じエネルギーということかもしれませんが、改めて聴いても何とも不思議なことです。

後半はカートリッジをOrtofonSPU#1にチェンジ。オルトフォン=クラシック向きと考えている皆さんには是非オンエアを聴いて頂きたいと思います。カートリッジ本体重量30g,針圧4gの重量級カートリッジから極めてワイドレンジで情報量の多い再生をオンエアでも楽しめる筈。きっと考えを改めて頂けると思います。オルトフォンでもBの方が空間的表現においては優位で、女性ヴォーカルの間接音的ニュアンスや弦の倍音感は格別です。Aは音がグッと前に出る感じでパワー感溢れる描き出しです。ベルトドライブ,ユニバーサルアームという共通仕様の先にこれだけの差異(アナログの奥深さ)があることをリスナーの皆さんに知っていただく意味でも今回のオンエアは重要な意味を持つでしょう。
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2時間の収録が終わって”いやあ、今回の収録は楽しかったね!”と二人で振り返ることが出来たのは何より幸せなことでした。Tさんが”こりゃ、どっちが良いなんて言えないよね。両方良いもん”…っていたのがとても印象的でした。




by audiokaleidoscope | 2017-06-24 06:50 | オーディオ | Comments(0)

(5/24)清原さんの番組ゲスト

今日から四日間の東京。最初のミッションは大阪のオーディオ店『逸品館』の代表、清原裕介さんの番組のゲスト。
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清原さんと差し向かいで対談するのは一昨年の音展での公開収録以来でしたが、先々週清原さんのデモを聴いて逸品館健在なり!を実感したばかりでしたので1時間の番組がアッという間でした。

お互い異業種からオーディオ業界への転身、音への想いを具現化するためのオリジナルモデル開発や音楽とオーディオに対して驚くほど共通点が多い私たち…単なるオーディオ屋の対談で終わろう筈がありません。オーディオは機器でなく、使う人こそが主役であること。そしてブラックボックスになってしまってスペックばかりが表出する今のオーディオに対してオーディオは楽器の如き個性豊かな存在である、という点においても同じ視点であることが確認できた収録であったと思います。ぜひオンエアで清原さん、そして私の想いの丈を感じて頂ければ幸いです。

明日は「真空管・オーディオ大放談」に清原さんがゲストで収録に臨んで頂けることになっています。テーマはズバリ!「逸品館 清原さんが選ぶナンバーワン真空管アンプはこれだ!」。三極管シングル/プッシュ。多極管シングル/プッシュの音の違いを清原さんがどんな言の葉に託すのか…興味は尽きません。そしてもう一本はいつものTさんと一緒に真空管プリアンプの比較試聴。テーマは「あなたはプリ不要派?必要派?…真空管プリの魅力に迫る」。古くて新しいプリアンプの意味について考えます!こちらも実に楽しみです!!




by audiokaleidoscope | 2017-05-24 16:07 | オーディオ | Comments(0)

(5/14)アニソンHi(ゲスト編)+各社ブース訪問

OTOTEN二日目は先ずMUSIC BIRD注目の新場組"アニソンHi"のゲスト。アニソン知識も経験も浅い私ですが、パーソナリティ野村ケンジさんのレギュラーOAは毎回欠かさずエアチェックしていて、野村さんからアニソンの魅力を引き出す役目を仰せつかったと理解して臨んだ収録でした。
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この番組にゲストとして参画させていただいて、実は最後にどうしても申し上げたいことがありました。ピュアオーディオからの若者離れに対する危惧が業界全体の大きな課題となっている現状のなかで、ハイレゾ配信チャートを見るとトップランキングの1/3(以上)をアニソンが占める事実を私たちモノづくりに携わる者ならびに業界はどう向かい合うべきなのかという点についての問題提起でありました。

つまり音楽ジャンルとしてのアニソンは完全に一つの極めて大きな市場を形成しているということ。そして(これは想像ですが)我々世代が嘗て"ザ・ベストテン"を観ながら応援したアイドルのような存在としてアニソンを歌うアーティストが若いファンに注目されているのではないか?、という視点です。決してキワモノではない、その魅力に私たち関係者自身が注目しなければなりません。更に言うのであれば、ピュアオーディオ的に満足できるアニソンが極めて少ないという事実にも注視が必要です。ヘッドフォンあるいはミニコンポで聴かれることを前提にローレベルを持ちあげた分、ピークがコンプレスされた(ダイナミックレンジ的に狭い)音源を幾らハイレゾにリライトしたところで音質が良くなる訳では決してありません。

演奏的には一流スタッフを擁する運営側には是非音源クオリティの充実を期待したい・・・ピュアオーディオで永年の経験と知識を有する沢山の関係者がそのオファを待っています、というメッセージをお伝えすることがオーディオ屋としてこの番組に参画する私の最大の動機でありました。

収録前後は少し時間があったので、出展者ブースをお訪ねし、沢山の仲間や先輩と情報交換させていただきました。幾つか印象に残ったブースをご紹介しておきます。まずはセミナー系から。
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音元出版のデモでお見受けした岩井喬さん。テーマは「アナログVSハイレゾ 洋楽からアニソンまで」。CDリッピングとハイレゾとアナログを同タイトルで比較されていました。
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ステレオサウンド社のデモは「究極のアナログチェックディスク体験!」。ミキサーズ・ラボ CHECKING DISC BY MUSICをメインに取り上げて頂いて嬉し恥ずかしのひと時。プレゼンターはレジェンド内沼さんと小原由夫さん。
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そして今回一番興味を持っていた日本音楽スタジオ協会セミナー「ハイレゾ録音製作現場の最前線を伝える」。スタジオの環境そのものをホールに持ち込んで現場の最前線の音を聴かせるというもの、演者は高田英男さん。内容は6月9日/16日の「真空管・オーデイオ大放談」でも放送されますので、是非お聴きください!高田さん命名の「スーパーハイレゾ」(384k/32bit.11.2MHz/1bit」の超絶高音質をお楽しみいただきたいと思います。

物販系では
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電波新聞社の大橋さん。私たちクラフト系には懐かしくも新しい「電子工作マガジン」など、ここでしか買えないバイブルがいっぱい。
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こちらはステレオサウンドのブース。CHECKING DISK BY MUSICも販売好調とか!

続いては各社のデモブース。
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ロッキーインターナショナル/AIRBOW/TADのブース。爆音系"音のびっくり箱"的なデモが多かったなかで、或る意味一番分かりやすく、丁寧に音出ししているのが印象的でした。
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最近どの真空管系オーディオ誌をみても表紙になっているCSポート"212PA”
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ペア500万という価格も然ることながら灯台のようなSTC 4212Eの存在感が凄い。スイッチング電源で4212Eを駆動しているところがまた凄い!
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一転ちょっとホッとするラックスマンの管球アンプ群。50年前と何も変わらない安心感がありますね。
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SPECのブース。ここのIさんとは嘗て復刻版PE-101Aで苦楽を共にした間柄。エレガントでナチュラルなサウンドが良かったです。
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こちらはPanasonicさんのブース。新製品SL-1200Gの音を聴こうと大挙してお客さんが詰め掛けていました。1200Gのパーツ展示は壮観!!Technicsブランドが還ってきてくれて本当に良かったなあ!という気持ちになった方も多かったのでは?
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こちらはESF(イースタン・サウンド・ファクトリー)のブース。写真では写っていませんが各種Thorens製品の展示を行っていました。こちらのSさんとも10数年来のお付き合い。みんな頑張ってます!
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そしてオヤイデ。デモはミュージックバードのパーソナリティ仲間でもある荒川(ミジンコ)さん。ケーブル屋さんだけあって装置が向こうを向いているという(笑)。荒川さんはSV-128B(KT150シングル)を使って下さっています。今度荒川さんの番組に乱入することになりました!

…そんな訳で日本最大級のオーディオイベント"OTOTEN"は実に楽しい二日間でした。既に"来年どうする?"なんてお話も出ていて、今後ますます盛り上がっていきそうな予感が…。各社とも工夫を凝らし、それぞれの持ち味を出そうという意志が強く感じられる、とても良いイベントでした。



by audiokaleidoscope | 2017-05-15 11:59 | オーディオ | Comments(2)

(12/2)神回!井筒香奈江が選ぶナンバー1真空管アンプはこれだ!

今週のyoutubeは”大放談”2016年オンエアの中で最も反響の大きかった回がついに公開です!

理由は恐らく二つ・・・一つは人気女性ヴォーカリスト井筒香奈江さんのナマ声がタップリ楽しめること。そして二つ目は香奈江さんの新譜”リンデンバウムより”をリファレンスにしてSV-284D(845パワーアンプ)をブースターモードで私どもの主力パワーアンプに繋いだときの変化がバッチリ聴けること、この二点がその理由と申し上げて良いでしょう。

今回採用したアンプは・・・

SV-S1616D/KT66
JB-320LM/2A3
SV-P1616D/KT120
SV-2300LM/300B

でそれぞれSV-284Dありとなしの計8パターンの比較試聴です。どうぞタップリとお楽しみください!!




by audiokaleidoscope | 2016-12-02 22:48 | オーディオ | Comments(0)

(4/23)収録初日

皆さん、こんにちは。

2日間の収録を終えて帰って参りました。今回もいろいろと感じたことがありましたので備忘的に書き留めておこうと思います。まず「大放談!」のレギュラー収録は久しぶりのハイレゾ特集。

今回からe-onkyoディレクター黒澤さんが参加されることになりました。
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黒澤さんはバークリー(Berklee College of Music)の作曲家卒業というキャリアをお持ちの方。頼もしいパートナーです。

内容的には

1.最近のネット配信の状況
2.新譜コーナー
3.ヒットしているタイトル等

で構成しています。最近、ついに配信市場が物理メディア(CD等)を越えたと報道されたばかり。ネットワークプレーヤーの普及と低価格化も著しいなか、今回思ったのはハイレゾもかなり多ジャンルになってきたな・・・ということ。ジャズ,クラシックだけではないトータルの音楽メディアとしてこれから益々成長していくに違いありません。

なかでも「風街ろまん/はっぴいえんど
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の音の鮮度感は素晴らしかったです。是非聴いてみてください。

なお最近のトレンドとして誰もが知っている歌謡曲やニューミュージックから選んだ”2曲シリーズ”が非常に好調とか。検索窓に「ハイレゾx名曲」と入れてみて下さい。こんなにあるんです!これはハイレゾが既に一部のオーディオマニアの為のメディアではなくなりつつあるという事を示しているといえ、今後更にこの流れが加速するでしょう。

今回の収録では薬師丸ひろ子Woman"Wの悲劇"よりを採り上げていただきましたが、良い物は何度聴いても良い!と思っていただける筈です。
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幸いこの時代の曲はアナログマスターが残っているものも多く、そういう意味でもハイレゾ化のメリットも大きい訳で今後の動向から目が離せませんね!

レギュラー収録が終わり、次は特番。先日の万華鏡で第一報をお届けした「”低音”対談」。期待しつつも何となく背中がゾクゾクするような感覚をおぼえながら収録に臨みました。寺島さんといえばケーブルの人。西野さんはレゾナンスチップなどのオーディオアクセサリーで知られた方。その二人との鼎談ということは最初から二対一の構図が透けてみえる(笑)。アウェーの予感・・・。
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そもそも私は「低音」(中音,高音も含め)という個別的な音楽の聴き方をしていないので低音を語れ!と言われてもなかなか・・・用意された仮想敵なのではないかという気もしないでもなかったですが、それはそれ・・・番組のと盛り上げ役としてノミネートいただけた思い、どうせ出るなら自分の思いの丈をちゃんと語ろうとだけ思っておりました。

内容については聴いて下さい!としか申し上げられません。ただお話のなかで寺島さんが「オレはベース,ピアノ,ドラムそれぞれの音を離したいんだ!」と力説されていたのに対し、私はそれぞれの楽器がハーモナイズして醸し出される響きそのものが音楽だという根本的なところでの立ち位置が違うところが一つの話の核になったような気がします。

私が収録で使った曲をご紹介しておきます。G線上のアリア~フルート、ピアノ&ベースによるトリオ・セッション~はものすごいカッコイイ曲ですので是非コレクションに加えて下さい!!
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そして天上のオルガン~ バロック音楽を中心にパイプオルガンとポジティフオルガンで聴く大ホールと礼拝堂の響き
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※ジャケット写真はすべてe-onkyo musicの許諾のもと転載しています。
 
寺田寅彦の作品に「異質触媒作用」があります。今回は私が良い意味で低音を語る意味での触媒になれたのであれば幸い。次回はもう一人仲間を加えて出来れば二対二でお願いしたいなあ…(笑)。




by audiokaleidoscope | 2015-04-24 23:15 | オーディオ | Comments(0)

(3/18)四方山話

皆さん、こんにちは。

今日は用事があって午後からずっと出かけていて先ほど帰宅。ホッとしながら自分の部屋でオーディオの灯を入れたら「ハイレゾしばり」がちょうど放送中でした。収録当日に同録音源をいただくので、それを軽くチェックすることはあるのですが、こうやって自分の放送をじっくり聴くというのも新鮮です。

今週の放送は高田さんゲスト。収録時の様子はこちらを読み返していただきたいのですが、高田さんのお話の面白いこと!70年代,80年代の録音の時の裏話やマル秘テク,機材の話などオーディオファンならずとも興味を持たれること間違いなしです。よく考えたら「ハイレゾしばり」今日が最終回で来週の再放送を残すのみ・・・だと思います。その後は「大放談!」に替わる訳ですが、高田さんには是非また出演頂いて色々なお話を伺いたいものです。

そういえば最近MUSIC BIRDの専用チューナーを扱っていないのか?というお問い合わせが入るようになりました。例の特典もまだ生きていますので巷で評判が良いニューモデルを取扱えれば・・・と考えているところです。

ハイレゾしばりが終わって、いま千住さんの新譜「平和への祈り~バッハ:無伴奏ヴァイオリン全曲」をDLして聴いています。
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デビュー40周年記念アルバム第3弾! 私は平和を祈るために、バッハを弾く。

バッハが弾けなくなった時期が、私にはある。
10代の終わりから30歳になるまでだ。
ずいぶん長い期間、私はあまりにも偉大なバッハに、あまりにも崇高なバッハに、押し潰されていた。
愛するあまり、受け止められない、そんな矛盾したバッハへの想い。
30歳を過ぎてから開かれた扉は、真摯に神に向き合う祈りの道だった。
だから私は祈る。バッハを弾くことは、祈ることなのである。
私は祈り続けたいのだ。
まだなし得ない復興にくるしんでらっしゃるかたがたと共に。
大切な人を突然奪われた悲しみから立ち上がれないでいるかたと共に。
海を越えて、貧困にあえいでる人々、戦争に巻き込まれてる人々と共に。
私は平和を祈るために、バッハを弾くー。

録音年:2014年9月1日-4日
録音場所:草津国際音楽の森コンサートホール

※画像およびコメント掲載許諾:e-onkyo music

千住さんのバッハは今まで聴いたことがなかったのですが、とても心打たれました。おすすめです。



by audiokaleidoscope | 2015-03-19 04:06 | オーディオ | Comments(0)

(3/10)年度末キャンペーンのお知らせ【3/11~3/30】

皆さん、こんにちは。

先週e-onkyo musicからDSD256(11.2MHz/1bit)配信が始まったことは既にご存じの方も多いと思います。詳細はこちらをご参照頂ければと思いますが、その紹介文のなかでピックアップされている音源は明日(3/11)の「ハイレゾしばり」でも聴いていただくことが出来ますので、是非お聴きください!

この「ハイパーソニック・ハイレゾ」は山城祥二こと脳科学者・大橋 力さんの永年の研究によって生み出されたものですが、その歩みは1bitオーディオの歴史そのものと申し上げても良いかもしれません。先日の試聴会にもお越し頂いたY名誉教授のお名前も出てきますので、このブログを読んで下さっている皆さんにも是非最新の11.2MHz音源について理解を深めて頂ければ幸いです。

私自身もこれまでは2.8MHz/5.6MHz音源をダウンロードして楽しんで来ましたが、ここ数日は11.2MHzの音を楽しんでいます。目下のお気に入りは「String Quartets vol IV」(Engegard Quartet)。
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掲載許諾:e-onkyo music

これはノルウェイの「2L」レーベルからリリースされており、ホームページでは無料配信ページもありますので、これからハイレゾやってみよう!という方は是非このサービスを利用してみて下さい。つい先日申し上げたPCMハイレゾとDSDの表現の差異をご自身の耳で体験できると思います。

デジタル音源に関しては「高音質=ファイルサイズ大」という宿命がありますので、これからやられる方は2T(テラ)程度のHDDかNASをご用意されると良いと思います。1Tでも充分という方もおられると思いますし、私も最初はそうでしたが気が付くと足らなくなっているというのが現実。結局小さい外部記憶媒体は使わなくなってしまいますので、最初から余裕をみて用意されると良いと思います。今日ご紹介したEngegard Quartetの1タイトルだけでも13.2Gバイトもありますし(笑)。備えあれば憂いなしですね!

今日は最後に毎年恒例の「年度末キャンペーン」の予告をさせて頂きます。これは1年間のご愛顧に対する私どもからの心よりのお礼の気持ちを込めて毎年行わせて頂いているものです。今年度は3/11(水)13:00~3/30(月)8:00までのご注文(ご予約含む:一部除外あり)に対して適用させて頂きます。詳細は明日10:30頃までにはホームページにアップ予定ですので、今しばらくお待ち頂ければ幸いです。このキャンペーンに合わせて真空管などの品揃えも再充実していますので、予めチェックしておいて下さいね!



by audiokaleidoscope | 2015-03-10 10:41 | オーディオ | Comments(0)

(3/3)収録報告_2

皆さん、こんにちは。2日間の収録がぶじ終わってちょっとホッとしています。

MUSIC BIRDの「The Audio」には素晴らしいパーソナリティの皆さんが名を連ね、これまでにない盛り上がりを見せることは間違いありません。リスナーアンケートでは実に全回答者の70%がご自らオーディオファイルであると回答されるMUSIC BIRDならではの素晴らしい企画。まさに昨日申し上げた「コンテンツ産業」としての付加価値を高めることでしょう。そのプロジェクトに参画できることを大変光栄に思っています。

そんななかで私は何を発信するべきなのか・・・自分なりに色々と考えました。The Audioというチャンネルタイトル、そして「真空管・オーディオ大放談」という番組タイトルに忠実に、思い切りオーディオネタに振ることも勿論可能です。しかし、皆さんから戴くメールや試聴室で日々繰り返されるマニアックなネタ・・・例えば真空管を差換えて音がどう変わるか・・・カップリングコンデンサを替えるとどうなるか・・・こういうミクロ的なオーディオテーマが果たして放送コンテンツとして適当なのか、一つ誤ると私の考えを押し付けるだけの窮屈な番組なってしまうのではないかという思いが払拭できませんでした。

先日ブログで「encounter with real audio」というテーマで私なりにオーディオのあるべき姿を考えた訳ですが、何をやっても音が変化する極めてセンシティブなオーディオという趣味において、特定のテーマを取り上げて不特定多数のリスナーさんに広報することに若干戸惑いがあったと言い換えてもいいかもしれません。

仮に「同じ300BでもAブランドとBブランドではどう音が違い、自分にどちらが合うのか」というご質問を頂いたとします。一般的には性能(あるいはコストパフォーマンス)などのパラメータでAの方が良い、Bの方がお奨めという客観的指標が出る訳ですがオーディオは違います。よく聴くジャンル,お使いのアンプ,スピーカー,聴く音量,どんな音で鳴って欲しいか・・・等々の状況によって或るお客さまにはAブランドをお奨めし、別のお客さまにはBブランドをお奨めするということが有り得る訳です。ハンコで押したように「明らかに○○の方が優れている」という主張は馴染まないように思います。

そこで私の「The Audio」は音に関わる全ての方・・・演奏家はもちろん、レコーディングエンジニア.マスタリングエンジニア,オーディオ評論家,オーディオメーカー,レーベル各社など最前線で活躍される「人」にフォーカスし、その皆さんたちとの対談番組にしよう・・・そのやりとりを通じて音楽とオーディオの素晴らしさ伝えることが私にとっての「The Audio」にしようと思ったのです。

今回はジャズピアニスト,チェリスト,音曲師,ヴァイオリニストにご参加をお願いし、昨日の秋田さんに続いて今日は四家卯大さん(Vc),柳家小春さん(三味線),根津昭義さん(Vn)にご参加いただき、楽しいお話を伺いました。「良い曲,良い音,良い話」が私の番組のテーマです。
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今日の一本目のゲスト。四家卯大さん(左),柳家小春さん(中)。5日からロシア連邦トゥバ共和国へ行かれて演奏されるそうです!
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掲載許諾:四家さん,小春さん

スタジオライブもあります。三味線とチェロの競演が最高でした!放送は5/15(金)です!
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掲載許諾:根津さん

そしてお馴染み根津さんです。キット屋の歴史のなかで根津さんという存在は欠かすことが出来ません。是非5/29(金)の本放送をお聴きください!



by audiokaleidoscope | 2015-03-04 05:32 | オーディオ | Comments(2)

本ブログ掲載内容は私人の見解であり、(株)サンバレー(ザ・キット屋)の立場,戦略,意見を代表するものではありません。


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