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(10/9)フェア二日目

二日目。今回で18回目の出展ですが毎回予期せぬ出会いと懐かしい再会があって、いつも新鮮な真空管オーディオフェア。
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そういえば初日の高田さんデモの内容に関してたくさんお問い合わせを頂いていますが、youtubeに関連する動画がアップされていますのでお知らせしておきますね。


デモで聴いて頂いた音源の多くは「Stereo Sound Hi-Res Reference Check Disc」に収められているものです。是非スーパーハイレゾの魅力をご自身のシステムで確認してみていただくと最新のデジタル音源の凄さを体感して頂ける筈。

二日目のデモのテーマは初日以上に深くマニアックに進行しました。今回新かわら版で増補した「はじめての真空管アンプ(実践編)」を枕にしてお話をさせて頂いた訳ですが、特に反響のあったのがSV-284Dのブースターモードの音。まずSV-91B単独の音を聴いて頂いたあとで91B+284Dの音を鳴らした時の差異に対して想像以上の反響を頂きました。当然聴く音量は同じ。通常家庭にあっては3W以下。ならば出力10Wの91Bで何の不足もありません。

私が845を出力管としたブースターアンプ構想を思いついた時、結果として得られる出力アップには殆ど興味がありませんでした。では何を期待したかといえば増幅系のゲインが上がることでローレベルの情報量にきっと大きな変化が訪れるのではないか…そんな想像が頭をもたげたから。その後試作,修正を重ねるなかでその想像は確信に変化していきました。真空管・オーディオ大放談(youtubeダイジェスト)ブースターモードの284の実力を垣間見ることも出来ます。


この収録時の前置アンプはSV-2300LM/300Bでした。高田さんが仰っていたビットレンジ(ビットレゾリューション)こそが聴感上のダイナミックレンジ、ひいては高音質に直結するという主張に直結する増幅系の下方(ローレベル)リニアリティ伸長こそが高音質の要であるというのが私の主張です。

二日目のハイライトであった生島さん(ディスクユオン Jazz TOKYO店長)のレコードコンサートもそんなテーマに通じる何かがあったように思います。
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セロニアス・モンクのモノ盤とステレオ盤の比較試聴があったり、アナログ全盛期の真空管機器をフルレストアして再発されたLPの音の良さに感心したり…数々の貴重盤を聴かせてくれた生島さんですが、なかでも白眉だったのが予告編でも少し書いたブライアン・ブロンバーグ”WOOD"のアナログ盤(2枚組)

CDはもう15年くらい前から試聴会でも使っていたのですがハイレゾ版のリリースが一昨年。この時もぶっ飛んだわけですが今回のアナログのダイナミックレンジの深さは尋常ではありませんでした。そして更に凄かったのが、そのWOODのラッカー盤!このラッカー盤からスタンパーが作られ、それがLPになる…その大元であり音の全てがこのラッカー盤に全て入っている訳です。

ラッカー盤の寿命(再生回数限度)は10回~20回。その貴重なラッカー盤のバージントラックを聴かせていただいた訳ですが、この音を聴いた方は千載一遇のチャンスを得たと申し上げてもいいでしょう。音の弾力といい、スタジオの空気感といい音の深みと鮮度の同居したこの世界はなんだ!!と深い感動を覚えたのは私だけはなかった筈。思わずデモ中に携帯で写真を撮ってしまいました。
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ラッカー盤の音を聴きながら無言の二人…いま思い出しても凄い音だったなあ!


今回のフェアについてはいずれWEBやオーディオ雑誌などでも広く広報されることでしょう。残念だったのは他メーカーの音を聴かせていただく時間が全く取れなかったこと。SNSなどで皆さん頑張っておられる様子を拝見させて頂いて、ちょっとでもいいから他のブースを覗きたかったな…というのが唯一の心残りです。

という訳で今回のフェアも無事終わりました。例年ですと次は2月辺りに再び東京で試聴会をやるのが通常の流れですが…久しぶりに違う場所でやってみてもいいかなあ、と思いながら車で会社に戻った今日の私でした。フェアにお越し下さった全ての方に心よりの御礼を申し上げます。どうも有難うございました!!また会いましょう!!





by audiokaleidoscope | 2017-10-10 21:07 | オーディオ | Comments(0)

(10/8)フェア初日

2日間の楽しかったフェアが終わり、余韻に浸っている感じです。写真を中心に今回の真空管オーディオフェアを振り返っていきます。
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デモ中ですね。今回大胆にレイアウト変更した訳ですが結果的には大正解でした。聴きたい人は試聴ブース,製品を見たり質問したりしたい人は展示ブース,買い物したい人は物販ブースとニーズに合わせた配置が出来て良かったです。
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試聴はテーマを決めて機種ごと,カテゴリーごとの比較がしっかりできるように工夫しました。ひとコマでの試聴機種をあらかじめ絞り込んで例えば300Bシングルの比較,多極管プッシュプルの比較,コンパチ機の真空管交換,高級機の音質的,回路的特徴などにフォーカスしました。

スピーカーは画像の3種類メインで鳴らしましたがLM755A Classic Floor Systemはエンクロージャー単売をはじめて今回はエレクトロボイスの409を入れたのですが早くも注文を頂いたり、Vintage S12の音に多くの方が関心をもたれたようです。
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いつものように画像表示して今なにが鳴ってるか分かるように…。
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音源も何かわかるようにLPジャケットやPCの画面を見て頂けるようにしました。今回も素敵なお花を頂きました!有難うございます!
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入力周り。プリは3機種。フォノイコはSV-396EQとSV-310EQを交互に鳴らす感じ。デジタルはMC-3+USBでリクロックモードにしてPCM,DSDいずれも最高の状態で鳴らせるように工夫しました。プリはSV-Pre1616Dが大活躍でしたね!
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Pre1616Dはデモ中にカソフォロ段の交換(12AX7→12AU7)や整流素子の交換(ダイオードモジュール→5AR4)を行って音の太さ,実体感の変化も楽しんでいただけたかと…。
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パワーアンプはSV-S1616D/多極管仕様(Gold Lion KT88),SV-S1616D/300B仕様(Prime300Bver.5)。真空管アンプの出発点にして終着点。
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SV-P1616D/多極管仕様(KT150),SV-P1616D/300B仕様(Prime300Bver.4)。プッシュプルの魅力であるスケール感,響きの良さ,厚みを改めて音で知って頂けて良かったです。
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SV-S1628D(GoldenDragon211),TU-8600SV(JENSEN仕様)。いずれも人気モデルだけにデモ時は大賑わいでした。
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JB-320LM(Prime300Bver.4),SV-2300LM(Prime300Bver.5)。コンパチプリメインは今回注目度大だったようです。
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SV-8800SE(GoldenDragonKT88),SV-91B(PSVANE WE仕様),SV-284D。拘りの高級機の音もバッチリ聴いて頂きました。真空管アンプはスピーカーを選ぶとよく言われますが、このクラスは現行のハイエンド系スピーカーと一緒に使われる方も多く、Focal Grand Utopia, Genesis V, B&W 805 D3など実際のインストール例を交えて説明しました。
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展示ブースではバトラーの人気モデル,エレキットTU-8600そして技術相談コーナーを設置。
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デモ中もスタッフと活発なやりとりが展開されていました。
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これはMUSIC BIRDの高音質な新チューナーの比較試聴コーナー。新規申し込みもバンバン入っているようで嬉しい限りです。
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真空管物販コーナー。Mullard,Telefunkenなどのヴィンテージ球はもちろん現行球も大変な売れ行きだったようです。ロゴ印刷がずれていたりガラスが傾いていたり正規品で販売できない真空管もサービスコーナーは人だかり。

そして初日のハイライトがミキサーズ ラボ高田さんの講演タイム。素晴らしかったです!!
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現場の最前線で活躍するエンジニアのトップがオーディオファンと”良い音とはなにか?”を共有する…こういう機会をいただけて本当に光栄でした。高田さんのデモではスピーカーはLM69固定。アンプはSV-8800SE固定で行いました。
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スライドや動画そしてもちろん384kHz/32bit,11.2MHz/1bitなどのいわゆる”スーパーハイレゾ”音源もたっぷりと聴いて頂きました。
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おもわず二人で聴きいっているところ…。
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門外不出のマイキングノウハウなども披露。TOMA & MAMIのスーパーハイレゾダイレクトカッティング音源は超絶の空気感でした。その後MIXER'S LABOのLPや高田さんの手掛けたAKIRAの 日米同時発売のLPも聴いたりしてあっという間の1時間半でした。
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会場では歌手の井筒香奈江さんにもお会いしました。たくさんの業界の方とも旧交を温めることが出来てフェアならではの楽しさ満載の初日でした。二日目の様子は後ほど…。



by audiokaleidoscope | 2017-10-10 08:38 | オーディオ | Comments(0)

(10/5)フェア直前&追加情報

(訂正連絡)10/9のディスクユニオンJazz TOKYO 生島さんのレコードコンサートですが正しくは14:30スタートでした。訂正してお詫び申し上げます。


前回のポストが先週金曜日。あれからフェアの色々な準備を進めて何とかメドがついてきたところです。当日配らせていただくチラシ関係も段取りが終わり、デモ機材の特性確認も順調であとはトラック積み込み待ちという段階まで来ました。もうひと息!

物販関係では毎年人気のある真空管販売コーナーのリストが出来ました。
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拡大画像


年々ヴィンテージ球の流通が減ってきているなかで今回は輸入元に協力して頂いてMT管の現行球とヴィンテージ両方に力を入れて商品を集めました。数量が限られているものが多いのでお早めにブースへお越し頂ければと思います。

肝心のデモ内容については先日書いた内容から更にパワーアップ。特に初日(10/8)17:30~の高田英男さんのプレゼンテーションに関しては時間を延長して前半スーパーハイレゾ,後半は高田さん/ミキサーズ・ラボ関連の音源として
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二枚組LP「AKIRA」(9/15日米同時発売~現在品切れ中~)


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二枚組LP「MIXER’S LAB SOUND SERIES Vol.2」

の試聴も実施。レコーディングの最前線の現場の裏話だけでなく、最高の音源も楽しめるイベントになりそうですね。

そして二日目(10/9)15:30~のディスクユニオン Jazz TOKYO 生島さんをお招きしてのレコードコンサートも素晴らしい内容になりそうです。ステレオ/モノ両方のSPUを用意いただき名盤,高音質盤のオンパレードに加え、今日飛び込んできた情報では何とラッカー盤と通常LPの比較試聴もあるらしいです!

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二枚組LP「ブライアン・ブロンバーグ / WOOD」(10/6発売)

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二枚組LP「オルケストラ・ド・コントラバス / BASS,BASS,BASS,BASS,BASS&BASS!」


”ザ・低音”シリーズといえばオーディオ好きな方なら知っているサウンドチェック用の定番で、かつて私どもでもリファレンスディスク指定していたテッパン音源でもあります。それが二枚組高音質LPとなって復活するとなれば誰しもが興味を持たれる筈。更にラッカー盤との比較試聴という機会は二度とないと思いますので是非その音を体験頂きたいと思います。


そして忘れちゃいけない私ども自身のデモは「真空管・オーディオ大放談」公開収録ばりの内容で全編お届けする予定です。その他メーカー担当者自らが説明するエレキット「TU-8600コーナー」,MUSIC BIRDの新旧チューナー比較試聴&新キャンペーン紹介コーナーなど、二日間全力で来場者の皆さんをお待ち申し上げております!どうぞお楽しみに!!


by audiokaleidoscope | 2017-10-05 17:26 | オーディオ | Comments(0)

(9/21)真空管オーディオフェア デモプラン

開催まであと2週間あまりとなった真空管オーディオフェア。今回も各社の新製品と趣向を凝らしたデモで賑わうことでしょう。何年前だったか記憶がありませんがフェアが有料化されることになって「入場料以上の収穫を持ち帰っていただけるデモをやらないと!」と思って頑張って来た訳ですが、今年わたし共のブースはかなり様変わりします。去年の状況はこちら…


上のリンクに入って3枚目の写真を見て頂くと分かるんですが、何しろギューギューで50席用意している椅子では足らず立見の方が多い時でプラス30~40というタイミングもありました。私どもの従来のプレゼンテーションはモノ以上にオト重視。もちろんそれはそれで意味があったと思いますし、中にはデモを録音されたり動画に収めたりする方もおられたので、毎回楽しみにして下さった方も多かったのではないかと思っています。

一方で今回出展社は全部で48もある訳で、1時間も2時間も私のデモに付き合えない方にとっては何と不便極まりないブースという部分も多分に予想されます。つまり人垣を縫って奥まで入り込まないと製品が見えない、何が鳴ってるか画面では映っているものの遠くでよく分からない…そういうご不満が過去少なからずあったという反省もあります。

そこで今回は実質35坪(70畳分)のブースをキッチリ2分割して半分は”聴く”スペース(試聴コーナー)、もう半分は”見る,知る”スペースとして製品展示,技術相談,物販に特化する予定です。こうすることで従来通り何時間もいらっしゃる方とチョット見の方の両方のニーズにマッチするのではないか…という目論見です。

詳細は近いうちにホームページにアップしますが、今日までに(ほぼ)決まったことをお知らせしておきます。まずはイベントタイムですが…

(1)10/8(日)17:30~18:30
ミキサーズ・ラボpresents
「音楽録音現場から見たハイレゾ音の魅力・今後の展望」
講演 レコーディング・エンジニア 
高田英男さん
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(2)10/9(祝)14:30~15:30
ディスクユニオンJazzTOKYO presents
「真空管アンプで聴くJAZZレコードの世界」
講演
生島昇さん
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という内容です。最近のトレンドであるハイレゾ音源の現状と今後の展望、そして復活というよりはメインストリームと言っても良い盛り上がりを見せているアナログブームの両面を切り取り、いずれも最前線の現場で活躍される第一人者のお二方にお出まし願ってイキの良いお話を聞かせていただこう!という趣向です。

事前の整理券等の配付は予定しておりません。例年よりお席が減りますので参加ご希望の方はお早めにブースでお越し頂きたいと思います。

その他、機器まわりのデモにつきましてはこんな感じです。
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※クリックで拡大します

従来は機種別で五月雨式にデモをやっていましたが、今回は明確にテーマを決めて来場される皆さんが事前に会場内のスケジュールを組みやすいようにしたつもりです。知識編あり、先日解禁したSV-Pre1616Dの初披露あり、球の差し替え実験あり…様々なニーズにマッチするよう、開催当日まで知恵を絞っていくつもりです。どうぞお楽しみに!!



by audiokaleidoscope | 2017-09-21 12:41 | オーディオ | Comments(0)

(10/11)真空管オーディオフェア無事終了です!

第22回真空管オーディオフェア無事終了しました。今回もとても楽しい2日間でした!
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いつもと変わらない風景ですが、今回はデモのやり方を大きく変えました。従来は各アンプの個性を最も良く伝える曲をセレクトし、その音質的特徴と音源の持ち味を重ねてデモすることが多かったのですが、今回は”大放談”方式と名付け、同じ曲,同じスピーカー,同じ音量で聴き較べることにより、アンプ(真空管)によってこんなに音が変わるんだ!ということをもっと直截的にお伝え出来ればと思ったのです。
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私どものブースは常にこんな感じでした。初日午前中が雨で祟られた関係で全体的には昨年よりも少ないのかな…と心配しましたが、来場者の皆さんの熱気で雨もお昼過ぎには止みました。

今回フェアにお越し下さったTさんからはメールで

今回、ヒアリング方式を従来のパターンから変更した点、大変良かったですね。
・機種の違い、
・出力管の球の違い
・回路方式の違い等々から
自分の好みに適したアンプは「これだ」という選択条件提供が従来より一層明確に行えたのではないでしょうか。
更に休憩時間を設けた点も大成功だと思います。

1616シリーズの集大成モデル「SV-1628D」は211の音質に感銘。デモ終了後、早速その場で注文しました。元々211の音質が好きで、35年前、三栄無線製のキットを組立、維持してはいるのですが電解コン不良、交換メンテを考えていたところでした。最近、サンバレーアンプの製品群は真空管アンプマニアの購買意欲を更に増す様なものが多くなり、今後も期待しているところです。

というメッセージも頂戴し、ホッとしているところです。また従来やっていなかった同一機種内でのリアルタイム真空管差し替え試聴にもトライ。例えばSV-P1616D/多極管仕様におけるEL34とKT88の大きな差、SV-1628Dにおける845と211が全く異なる音を聴かせる事実を居ながらにして確認頂けたのもMUSIC BIRDの収録を通じて学んだことの一つです。
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左が845,右が211.外見的には見分けがつかない両者ですが、高域が煌びやかで輝かしい音を聴かせる845に対して中域的で円やかな表現、言い換えればより三極管的な211の比較は多くの方にとって”耳に鱗”的な経験だったのではないでしょうか。特にGE VT-4C(1942)の音は本当に素晴らしかった。今後もこの差替えデモは是非続けていきたいと思った次第です。
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あとTさんのメールにも書いてあったインターバル。今までの私のデモはかなり長時間で且つ連続。お話したいこと、聴いて頂きたい音が余りに多くてお客さんはモノは十分に見られない、ホントは質問がいっぱいあったのに、それも無理…的な感覚があったようで、それを改善する為に今回は1テーマ1時間。最低でも20分の交流&質問タイムを設けて、皆さんとの双方向性を重視しました。これも良かったようでデモ後のインターバルは毎回こんな感じでした。さっきの曲はナニ?ハイレゾを良い音で鳴らす為の環境設定は?SV-○○でこんなタマを使いたいんだけど音はどう?…みたいな方と沢山交流出来たのは僥倖でした。
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これはSV-S1616Dのダイオードモジュールが5AR4とリプレイス出来る説明をしてるところだと思います。つい端折ってしまいがちな事ですが、こういう事の積み重ねで音がどんどん変わっていく、育っていくところが真空管アンプの醍醐味であり、それらの情報を一人でも多くの方とシェアすることの大切さに改めて気づきました。
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あとこれも新企画。”モノづくり相談コーナー”を設け、実際皆さんの目の前で手配線アンプの組立を実演。多くの方が興味深げに眺めながら、今ご自身が作っていらっしゃるアンプに関する質問などにお応え出来たと思います。Yさんの”半田付道場ビデオ”も大活躍でした。

その1~その5まであります!

その他、今回の目玉の一つが皆さんが大きな関心を寄せられたSV-P1616D/多極管仕様とTU-8340の対決でした。まだメーカーからも正式発表前の段階で音が聴けるなんてことは普通ではあり得ないこと。これも長きにに亘るエレキットと私どもの友好関係と先方のご厚意の賜物です。
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同じ多極管プッシュプル,同じUL接続。違うのはP1616Dが自己バイアスでTU-8340が固定バイアス(但し自動調整)というのとP1616Dが手配線でTU-8340が基板というモノづくりの考え方の違いでしょうか。今回TU-8340がKT88で素晴らしいパフォーマンスを聴かせてくれたので私どもとしてはサンバレーバージョン”TU-8340SV"を企画して標準球をKT88にする等の検討をしていきたいと思っています。発売は11月末を予定されているそうで、デビューが楽しみですね!
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あとは旗艦モデルのデモも大変好評でした。特にSV-396EQ+SV-300LB+SV-284Dの解像度の高いハイディフィニッションな音像とSV-310EQ+SV-310+SV-91Bの豊潤な中低域の余韻と包まれるような音場の対比は真空管アンプファンの夢の具現化の例示であったかもしれません。加えて言えばSV-8800SE。今回はKT120バージョンで聴いて頂きましたが、多極管プッシュプルでこれだけ中低域の密度感を聴けることを改めて確認頂くことが出来ました。
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そして今回のお楽しみタイムは四家さんのミニコンサートです。まずは私も音質面でサポートさせて頂いた四家さんの新譜”犬とたまねぎ”のご紹介。四家さんが首にかけているのは”犬たまタオル”です(笑)。

いよいよ演奏。今回は1700年代のヴィンテージチェロと現行のカーボンチェロの音の違いも披露して頂きました。バッハ/無伴奏,カザルス/鳥の歌に加え新譜から”真空管のなかの宇宙”と”盧舎那之泉”のソロバージョンを演奏。皆さん目を閉じて気持ち良さ気に聴いて下さいました。
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最後にお礼です。今回も沢山の差し入れや陣中見舞いを頂戴いたしました。直接ご挨拶を申し上げられなかった方々にはこの場をお借りして心より御礼申し上げます。また姿をお見かけしながらお話が出来なかった方も沢山いて少々残念でしたが、次回単独試聴会を来年2月に同じ場所で行わせて頂く予定ですので、是非その時ゆっくりやりましょう!

…そんな訳で今回は大きなトラブルなく(タマの差し替えの時に私が火傷した程度で)、無事真空管オーディオフェア出展を終えられましたことを報告申し上げます。どうも有難うございました!


by audiokaleidoscope | 2016-10-11 15:40 | オーディオ | Comments(8)

(10/8_2)セッティング進行中!

搬入日。まだまだ途中ですが、今日は切り上げてきたところです。途中経過ですが、今日の感じをレポートします。
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こんな感じで音の確認中。機器や球の組み合わせで何をどう聴いて頂こうか思案中です。やはり現場でないと見えてこないことがある…・

今日な会場入りする前に川崎のGさん宅へ。先日お納めしたアンプのご機嫌伺いに。
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MUSIC BIRDチューナーやDSD用のDAC,SV-192PRO,SV-192A/D,SV-353 などが元気に活躍しています。
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そして仲間入りりたばかりのSV-91B(PSVANE WE仕様)。最近91Bはこのパターンが最も多いのです。
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そしてReferenc35も。Gさんのシステムは極めて解像度の高さと非常に豊かな量感が両立しているのに頑張り過ぎている感じが全くない。伸びやかなのに鏡のような正確さも併せ持っている。…そんな感じ。シャープなトランジェントと広々とした音場が同居している音。素晴らしかったです。

Gさん宅を出て都内へ。小石川のYさん宅へ。Yさん宅は築100年。明治時代にこんなハイカラな洋館があったことが新鮮な驚きでした。家具に施された繊細な細工や、そこかしこの扉に施されたステンドグラス…もうじき文化財指定される予定というこのお屋敷の一階客室を私どものリスニングルームとして使ってみませんか?という有難いお話でした。
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Yさん宅は三代続く学者さんの家系。玄関に家紋の入ったステンドグラス。首都東京とはいえ一世紀前にこんな暮らしがあったなんて、田舎育ちの自分には全くリアリティがありません。
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風格と伝統に満ちた階段。500坪の広大な敷地に建つ邸宅です。
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書斎の奥に客間が見えます。ここに真空管アンプが静かに並んでいたらさぞ素敵でしょうね。

Yさん宅を失礼して会場へ。勝手知ったる損保会館3階。トラック一杯の機材を下ろしてセッティングが始まりました。
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スピーカーは6月の試聴会の配置を踏襲。でも毎回同じようにセッティングしているのに毎回音が違います。今回はスピーカー後ろの吸音カーテンの立て方を変えたので特に変化が大きく感じています。
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アンプがずらっと!今回一番手前にエレキットTU-8340が仲間入りしています。
とりあえず並べただけで、余計なモノも結構写っていますが…。
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SV-S1628Dは211用と845用の2台を用意。こうやって聴き較べてみても真空管でかなり表現が異なることに気づきます。
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SV-S1616Dの多極管仕様300B仕様です。ぎゅうぎゅうに入れば100人近い方が入れる私どものブースでも十分な音量を聴かせています。
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SV-P1616Dの多極管仕様300B仕様。これも今回の台風の目の一つでしょう。会場ではアナログ音源とのマッチングが抜群でした。
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SV-284Dは今回3台用意しました。
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入力系はこんな感じ。クリアで飛びの良いSV-396EQと豊潤なSV-310EQの聴き較べは要チェックです。
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ブースにはMUSIC BIRDのフラッグが立てられています。インターバル時間には放送音源を聴いて頂こうと思っています。
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スペシャルキャンペーンの紹介コーナー。10月から新しく48k/24bit放送も始まっています!
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そして物販(真空管)コーナー。
いつも以上に良い球が揃いました。ぜひ手に取ってご覧ください!

…という訳で、明日の朝早くから最終の追込みに入ります。お天気が少々心配ですが出展者も皆がんばっています。皆さんのご来場を一同心よりお待ち申し上げております!!




by audiokaleidoscope | 2016-10-08 23:32 | オーディオ | Comments(0)

(10/8)卯大さんレコ発ミニコンサート曲目

自分の中でのフェア準備もほぼ終了。明日の午後から搬入で夜のサウンドチェックを経て明後日の朝から本番。仕事には違いないけれど、何か一つのものを創りあげる過程というのは本当に楽しくて毎回ワクワクします。どんなに準備しても100点ということはないですが、たった一つの気づきによって何かが変わっていくのは本当にスリリングです。

今日は10日(祝)14:30(頃)~の四家さんのレコ発記念ミニコンサートの曲目が決まりましたのでお知らせ致します。四家さんと知り合ったのは随分前。過去の記録を紐解くと2009年11月の某アーティストのツアーで名古屋ガイシホールのRHの時であることが分かりました。それから番組のゲストにお越し頂いたり、四家さんが出演されているライブにお邪魔させて頂いたりとお付き合いが拡がっていくなかで、一緒に音源作ってみませんか?…という話になったのが10/10発売”犬とたまねぎ”に繋がっていきました。

レコーディングは6月。その時のポストはこちら。私はミキサーの出力をSV-192A/Dで192k/24bitに変換する担当。エンジニアKさんには可能な限りノーコンプ,ノーEQ,ノーディレイでやって欲しいことだけ伝え、あとは音に集中しました。四家さんにとってはきっと大変なことだったと思います。とにかく素のままで、お化粧なしで録ろうという事でしたから。

その新譜が出るのがちょうどフェア当日ということで、今回の先着プレゼント(両日とも50名さま)もこのCDに決定(整理券のDLが必要ですのでお忘れなく)。私のフェアでのプレゼンテーションではマスター音源(192k/24bit)で行う予定です。ぜひお楽しみに!ミニコンサートの演目ですが

・バッハの無伴奏チェロ組曲より
・インドのとらがり
・真空管の中の宇宙(最新作「犬とたまねぎ」より)
・盧舎那之泉(最新作「犬とたまねぎ」より)

ということになりそうです(演目は予告なく変更されることがあります)。お話も楽しい四家さんですから、きっとレコーディング時のあれやこれやも交えた楽しいトークショー的な内容になるものと思います。ミニコンサート自体は無料ですが、当日のフェア入場時に受付で500円必要ですので、少し早めに入って頂いて3階へお越し頂ければと思います。
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これは昨年のフェアの時のスナップですね。この時は確かバッハ/無伴奏とカザルス/鳥の歌じゃなかったかと。今回もナマのチェロの胴鳴りを大いに楽しみましょう。明日は会場の様子をレポート出来ると思います。ではまた明日!!



by audiokaleidoscope | 2016-10-08 02:41 | オーディオ | Comments(0)

(10/7)フェア真空管即売リスト

毎年フェア来場いただく皆さんの楽しみは各社のデモを聴いたり新製品を見たり…というだけでなく、折角来たんだから何か自分にご褒美でも!的なお買い物も重要なポイントの一つ。私どもでは毎年NOS(ヴィンテージ)チューブや定番的に扱っていない真空管の即売を2日間行っております。今回も通常(市場)価格よりもお値打ちに厳選した真空管をご用意しております。Telefunken,Mullard,RCAなど皆さんが今お使いのアンプのグレードアップに最適な球を数量限定でご用意しておりますので、是非ご利用頂ければ幸いです。

真空管即売リスト



by audiokaleidoscope | 2016-10-07 10:39 | オーディオ | Comments(0)

(10/6)フェアデモ曲と真空管差し替えリスト

毎回のことながら準備はギリギリ。というかギリギリまで”ああしよう、こうしよう”と四苦八苦している私。やっと今日選曲リストと機種別の真空管差し替えリストが出来ました。

選曲リスト
機種別真空管差し替えプラン


今も流れの確認中です。
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今年はデモのやり方を変える予定です。”大放談”方式でリファレンス曲を決めて、同じ曲で別の球/別のアンプを一層リアルに比較試聴しようじゃないか!という考え方なのです。基本的にスピーカーもゲインも揃えて聴いて頂こうと思っていますので、例年以上に皆さんが自分好みの音を見つけ易いといいなあ、と。

もう一点、昨年はまる二日、朝から夕方までずっと私がデモをぶっ続けでやったこともあり、”もっと現物を見たかった”、”いろいろ訊きたいことがあったが質問のタイミングがなかった”というご意見もありました。そこで今回は集中デモは一日一回。あとは機種別デモにして、更にデモ後に30分のインターバルを設けています。もちろん私の休憩のためではありません。いわば皆さんとの”交流タイム”。様々な疑問や個別の質問に出来るだけお応え出来ればと思っています。

更にいえば、今回は”技術相談コーナー”も作りました。会場ではYさんが以前作って下さった”ハンダ付道場ビデオ”を流しながら、当社の技術スタッフが実際にハンダゴテを握ってアンプの組立を行う工程もお見せ出来ればと思っています。モノづくりと音、その両面から真空管アンプの楽しさと魅力の一端を共有出来れば幸いです。あと残っているのは会場真空管即売リスト。これも明日にはアップ出来ると思いますので、今しばらくのご猶予を!

今回残念だったのがアナログプレーヤーの新作がフェアに間に合わなかったこと。6月の試聴会でお見せしたゼロ次試作を更にブラッシュアップすべく、文字通り再度ゼロからスタートを切り直したこともあったのですが、何よりもこのタイミングで中途半端なモノをお見せすべきではないという判断もあり、今回は涙をのみました。たくさんの方が大きな期待を寄せて下さっていることは誰よりも分かっているからこそ、もう少し時間を頂いて皆さんがビックリするようなプレーヤーをお目にかけたいと思っています。どうぞ宜しくお願いします!

ではあともう少し…頑張っていきましょう!



by audiokaleidoscope | 2016-10-07 03:02 | オーディオ | Comments(0)

(9/24)”真空管オーディオフェア”出展概要

10/9(土)~10(祝)に迫ってきた”第22回真空管オーディオフェア”への私どもの出展内容を発表しました。現在色々とネタを考えているところですが、一つの目玉はこのアンプになりそうです。
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久々の手配線メインの送信管シングル、それも211/845コンパチです。ここ数年で最大のヒットとなりました”1616シリーズ”の最終モデルとして設計開発を行いました。恐らく世界中でも類例のない送信管アンプキットの灯を消してはならないという強い想いのもとリリースするニューモデルです。まだ試評価中段階で現状では仮仕様なりますが、ざっと紹介しますと

SV-S1628D(キットのみ:日本製)
形式:845/211シングルパワーアンプ
入力:ライン1系統 ボリウム付き
配線仕様:手配線(電源部は基板)
SPインピーダンス:4/8/16Ωから製作時に1系統選択
使用真空管:845または211×2 12AU7×2 12BH7A×2 ※真空管別売
定格出力: 845:16W+16W以上, 211:7.5W+7.5W以上 (8Ω,THD:10%) 
周波数特性:15Hz~60kHz(1W/8Ω/-3dB)
ゲイン:845: 23dB, 211:26dB(8Ω)
サイズmm(突起部含む):W410×D275×H240
ボンネット:なし

予価129,000円(税別:真空管別売)

というところ。90年代終盤以降、一貫して送信管の狼煙(のろし)を上げてきた私どもが”価格よし、作って楽し、聴いてよし”の王道を目指しました。価格を抑えながらもトランス類を中心としたキーパーツにはしっかりと物量を投入したMADE IN JAPANモデルです。フェアではこのモデル専用のデモタイムを設け、しっかり聴いて頂く予定です。

なお今回の先着粗品は四家卯大さんの新譜”犬とたまねぎ”で決まりました(両日とも先着50名さま)。整理券のダウンロードはこちらから!もちろん四家さんのミニコンサートも行います(10日 14:30~15:00予定)。

…そんな訳で今回もサンバレーブースは熱く燃えます!今回も沢山の方と交流できるのを楽しみにしています!!

by audiokaleidoscope | 2016-09-24 09:40 | オーディオ | Comments(0)

本ブログ掲載内容は私人の見解であり、(株)サンバレー(ザ・キット屋)の立場,戦略,意見を代表するものではありません。


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