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(11/30_2)「真空管ファンもびっくり!オペアンプ総まくり比較試聴!!」

収録二本目(2/16オンエア)はオペアンプ(OPアンプ)比較試聴。MUSIC BIRD25年の歴史のなかでも初の快挙です。ゲストはJRC(新日本無線)のMさん。テーマは「真空管ファンもびっくり!オペアンプ総まくり比較試聴!!」

オペアンプは小さなモジュールにパッケージ化されたアンプを言い、主に小信号の増幅を目的として使用される汎用ICと申し上げると分かりやすいかもしれません。一般的なオーディオ機器には何らかの形でオペアンプが搭載されていると言っても過言ではなく私たちは日ごろから知らない間にオペアンプの音を聴いている訳ですが、最近流行のポタアン(ポータブルアンプ)やヘッドフォンアンプの音質向上の決め手としてオペアンプの交換ブームが巻き起こり、ここ数年は私たちが真空管を交換したりカップリングコンデンサーをアップグレードするようにオペアンプを換えて音の違いを楽しむ方が非常に増えてきています。

一方で古くから真空管アンプを愛用してきた人たちにとってオペアンプというのはあまり馴染みがありません。ディスクリート(ICのようにパッケージ化されず抵抗やコンデンサーなどのデバイス個別の部品を個別に組合わせて作成された回路)の文化で育ってきたということもありますし、ICのウエーハはシリコン(半導体)で出来ており信号経路もシリコンのため、より純度の高い銅線でシグナルパスが構成されるディスクリートよりも音質的に劣る…という神話めいた刷り込みもあってヘッドフォン回路等で一部オペアンプを使用することはあっても本線系で私どもの製品に搭載したことはありませんでした。

では今回なぜオペアンプの比較試聴をやってみようと思い立ったかというと今年の2月に販売開始されると同時にコラボモデルとして発売したTU-8150SVの初段にオペアンプが搭載されていて、これを交換することでアンプが別物になりますよ!とメーカーから情報が入ったから。12AX7-6V6の構成で不足するゲインを入力部にオペアンプを配置することでカバーするというのはエレキットならではの手法ですし、私自身は意図的にこの領域のお話は見て見ぬ振りをしてきた部分もあったのですが、食べず嫌いは良くないだろうと思いサンプルを入手。試してみたら或る意味、出力管を換えたりカップリングコンデンサーを換えると同じ位の変化が現れて誰よりも自分自身が一番驚いた!というのが本音でした。そこで急遽番組を企画し皆さんに実際の音の変化を聴いて頂こうと思い立った訳です。
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これがTU⁻8150の基板、右下の赤丸が今回のテーマである二回路(ステレオ)のオペアンプです。
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これが拡大した写真。デフォルトではJRC 4580が搭載されています。
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これを小さなピンセットでつまんで抜き差しすることで交換する訳です。ハンダづけ不要で即座に出来るのでオペアンプ交換人口が急激に増えていて特に若い方が多いというのは納得ですね。

今回用意したオペアンプは9種類。

JRC NJM4580DD(B) ¥25(市価)
JRC MUSES8820D(B) ¥400(市価)
TI/BB OPA2604AP(F) ¥450(市価)
JRC MUSES8920D(F) ¥480(市価)
TI/BB OPA2107AP(F) ¥1,450(市価)
JRC MUSES01D(F) ¥3, 500(市価)
JRC MUSES02D(B) ¥3,400(市価)
TI/BB OPA637AP(F) ¥2, 400×2(市価)
JRC MUSES03D(F) ¥2, 500×2(市価)
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JRCとテキサス・インストルメンツ(バーブラウン)の対決という様相になりました。あと覚えておくといいのはオペアンプにはバイポーラ(トランジスタ)と入力部がFETの2タイプに大別でき、音質傾向も異なることでしょう。上記品番の後に(B)と書いてあるのはバイポーラ,(F)はFET入力の略です。極めて大雑把に言うとバイポーラは力感があり音像的、FETは繊細で響き豊かな表現と言えることが今回の総まくりテストで明らかになっていきます。

因みに上の写真の右二つは参考出品でMさんが持ってきてくださったもの。通常2回路のオペアンプを使うところ、アダプターを介して1回路のオペアンプを二個搭載するというJRC VS TI/BBの”頂上決戦”も実施されました。アンプで云えばステレオに対してデュアルモノーラル。①~⑨まで換えるたびにドンドン音が変わり、価格があがるごとに音の品位が向上する様子を是非多くの方に体験して頂きたいと思います。

テストソースは二種類。
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いずれも音質確認に最適なオーディオマニア必携の2枚を用意しました。大きく言うとJRCは極めてリニアリティが高く癖のなさが魅力。バーブラウンは低域の量感があって中域の上(2kHz~5kHzあたり)のレスポンスを僅かに落として高域のニュアンスを際立出せているような意図を感じました。

圧巻はJRCのオーディオ向けシリーズ”MUSES”の01~03。個人的には真空管アンプの本線系にはFET入力の01が大変気に入りました。Tさんは収録後すぐに秋葉原に走ってMUSES03を買いに走ったそう(笑)。実際量産機のハイエンドものでも⑤以降を使っているのは稀で特に⑥以降のオペアンプを使っているのはプレミアムグレードの製品に限られます。それを精々数千円で私たち自身が交換して音を楽しめるというのはある意味極めて痛快なこと。収録中にも三人で”これは間違いなく流行るね!”と言っていましたが、それくらいの変化量のあった実験でした。

今回の収録を通じて私としてはこの音の変化を多くの真空管アンプユーザーとも共有したいという想いに駆られました。数量は限られますがTU-8150SVをご購入のお客様にMUSES01辺りを無料でお付けするようなことが出来ないか…なんて考えています。それほどの気づきを与えてくれたオペアンプ。スペシャルゲストのMさんには心より御礼を申し上げたいと思います。
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by audiokaleidoscope | 2017-11-30 23:59 | オーディオ | Comments(0)

(11/30_1)「これで納得! MMカートリッジ完全制覇!」

駆け足で三日間東京でお仕事。将来の為の種まきあり、仲間との情報交換あり、収録あり…と盛り沢山で現時点ではお知らせ出来ない事もある訳ですが、今回のMUSIC BIRDの収録の内容は是非報告しておきたいと思います。

今回も二本録り。一本目は2/2(金)オンエアの「これで納得! MMカートリッジ完全制覇!」
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オルトフォン,オーディオテクニカの現行モデル各3種,ゲストのTさん愛用のシュア3種の合計9種類のMM(VM)カートリッジを一挙比較試聴です。
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フォノイコライザーはSV-310EQ。リファレンスソースはウイリアムス浩子のMY ROOM the LP vol.1から”Like A Lover”とMIXER’S LAB SOUND SERIES VOL.1から”マンテカ”というオーディオファイル必携のテッパンソースをチョイス。微妙なニュアンスの差までしっかりオンエアで聴き取って頂けるよう、最大限の準備をしました。

聴いたカートリッジは価格順で

SHURE M44-7 オープン ¥7,500前後
オルトフォン 2M Red ¥13,000(税別)
オーディオテクニカ VM520EB \16,000(税別)
SHURE M97xE オープン ¥ 17,000前後
オーディオテクニカ VM530EN \23,000(税別)
オーディオテクニカ VM540ML \32,000(税別)
SHURE v15 type IV \40,000前後(1980年頃の定価)
オルトフォン 2M Bronze ¥45,000(税別)
オルトフォン 2M Black ¥78,000(税別)

非常に興味深かったのはカートリッジにも明らかなブランドの音というか特徴があること。極めて大雑把に言うとSHUREは音像的でガッツある表現、オーディオテクニカは高域に独特の明るさがあり、オルトフォンは低域の量感と繊細な高域が印象的でした。針形状も丸針,楕円針,ラインコンタクト針,シバタ針とバリエーション豊かでそのニュアンスの差もしっかり出たプログラムになりました。

丸針=エントリーモデルに多い。中低域に安定感あり。
楕円針=高域特性がよくハイファイな表現。
ラインコンタクト針=ワイドレンジで摩耗しにくく長寿命。

大きく言うとこういう傾向がある訳ですが、一方でMM=入門者向け=音質的にMCに劣る…という先入観をもっている方もおられるかもしれませんが、価格的にMCと拮抗するクラスになってくると非常に優れた音を聴かせてくれるモデルが続々と出てきました。今回聴いた感じでは中級クラスのモデルの音の良さが非常に印象的でした。具体的にはテクニカ VM530EN,オルトフォン 2M Bronzeは上位モデルに劣らない音で素晴らしかったという印象。Tさんも私もMMカートリッジに対するイメージが大きく変わった2時間になりました。全てのアナログファン必聴のプログラムです!!



by audiokaleidoscope | 2017-11-30 23:15 | オーディオ | Comments(0)

(11/9_2)MCトランス比較試聴大会

2本目は永世ゲストTさんのリクエストで各種MCトランスの聴き較べ。オンエアは1/19です。MMカートリッジの2~3mVの出力に対してMCカートリッジは一桁低いコンマ2mV~3Vですので利得を揃えるためには20dB(10倍)程度のステップアップが必要となります。そこで必要なのがMCトランスです。汎用機やプリメインアンプにはMCトランスにかえてヘッドアンプを入れていることが多いのですが、高級機ではMCトランスを内蔵していたり、マニアックな方は外付けのMCトランスを自分で用意して音作りのツールにします。単なるトランスですがそれだけ音づくりに大きな影響を与える世界だからです。

今回現行の廉価帯からヴィンテージまで網羅出来たら、と思っていたのですが探してみると現行品が実に少ないことを再発見。MCカートリッジは作っていてもトランスは製造中止というメーカーもあったりで少々残念ではありましたが、色々なところに声を掛けさせて頂いて中古市場で手軽に入手できるものからスーパーヴィンテージまで8種類のトランスの音を聴くことが出来ました。
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登場したトランスは以下の通り。

1 DENON AU-300LC(ハイファイ堂さんからレンタル)
2 Bayer Dynamics KTR710(スタジオ常設)
3 パートリッジ TK-2220
3 ALTEC(PEERLESS) 4722
4 アントレー ET100
5 オルトフォン STM-72
7 SV-310EQ標準(橋本電気特注)
8 WE618C

という布陣。中古価格で約2万円~80万というダイナミックレンジの広さです。
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MCトランスの出力をSV-310EQのMM入力に入れて試聴します。パワーアンプはSV-91B(PSVANE WE仕様)です。

ところでMCトランスを使いたいけど気になるのはカートリッジとMCトランス一次側のインピーダンスマッチングについてです。アンプとスピーカーのインピーダンスは僅か数Ωの差でも気になるのに、カートリッジは低いもので数Ω、片やトランスは高いもので数百Ωにもなります。これらを普通につないで大丈夫なのか(まともに鳴るのか)に不安を感じる方もおられるのではないでしょうか。

実はこれに関しては”あまり気にしないでも大丈夫”というのが回答になります。カートリッジ/MCトランス間は電圧しか伝送されませんので、仮に差があってもトランス二次側の見かけ上のインピーダンスが変化するだけ。例えば20Ωのカートリッジを200Ω:50kのMCトランスに接続して場合、トランス二次側が見かけ上5kになるだけ…という考え方です。

ではなぜトランスそれぞれに一次:二次の表示がされているのか?これはトランスを設計した際の想定負荷あるいは最も変換効率(周波数特性,利得)が良い値を表示していると考えればよいでしょう。アンプ対スピーカーのように電力を伝送する場合はマッチングは比較的シビアですが、電圧伝送に関してはあまり神経質になることはないのです。ただ注意すべきは、そうはいってもマッチングが取れていることに越したことはないということ。ずれた分だけ特性的にも偏移するでしょうから。それを逆手にとってオルトフォンのSPUをWesternのトランスに繋いで絶品!と仰っている方にお会いしたことがあります。カートリッジ7Ω,トランス500Ωですが良い結果が出る場合もあるということですね。

今回は8種のMCトランスを聴き較べするのにカートリッジは14ΩのDENON DL-103SAを使いました。結果はオンエアを聴いて感じて頂きたい訳ですが、これぞまさに優劣を超えた嗜好の世界。むしろ廉価帯の方がフラットバランスでクリアに鳴る傾向でしたし、一方でヴィンテージ系は個性豊かで好みには合えば無敵!という音が出ることも分かりました。個人的には103系にはパートリッジTK-2220のパワー感は相互補完的で素晴らしかったと思いますし、少々口幅ったいですがSV-310EQ標準トランスの音に自信を深めることが出来ました。

後半はカートリッジをオルトフォンSPUに替えて再試聴。ここで前半の結果とは大きく異なる結果が出始め、私自身も正直戸惑ったというのが本音です。例えばDL-103SAでは僅かに高域のレスポンスが落ちて聴こえたオルトフォンSTM-72がSPUではプリップリの鮮度感とレンジ感。同ブランドの純正組み合わせだから良いに決まってるじゃないかと言われそうですが、私が思ったのはトランス単体での評価ではなく、あくまでカートリッジ+トランスの複合的表現において評価する必要があるな、ということ。必ずしも高いものが音が良いという訳ではないMCトランスの世界。ある意味タマの差し替え以上に奥の深い(逆に言えば難しく深遠な)世界であることがよく分かりました。まさに十人十色、音は人なりを体現するMCトランス比較試聴、とても楽しかったです。


by audiokaleidoscope | 2017-11-10 04:35 | オーディオ | Comments(0)

(11/9_1)無人島レコード

東京~長野の5日間巡業。東京2日めはMUSIC BIRD収録。2018年1月分の2本録りでした。1本目(1/5オンエア)は新春特番。
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ゲストはジャズ・ベーシスト小林真人さん。オーディオにも精通され、特にSPレコードの蒐集家としても知る人ぞ知る方。前回のオンエアが大好評で、やっと再登場いただくことが出来ました。今回もテーマは”無人島レコード”。小林さんが無人島に1枚(タイトル)だけ持っていくとしたら何?…に対する回答としてお持ちになられたのがこれ。
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6枚組のジャズSP盤でタイトルは”the jazz scene"。小林さんから事前に”6枚組のセットがあるので裏表全部12曲ぜんぶ掛けたいんです”と伺っていたのですが、このjazz scene…調べれば調べるほど如何に貴重で価値のあるものであるかが分かってきました。特に注目したのがこのサイト。いきなり”Most important Album You’ve Never Heard”なんて書いてあって読んでいくとヴァーヴとパブロという二つのレコードレーベルを創設し、JATP(Jazz at the Philharmonic)の興行で一世を風靡した稀代のプロデューサー、ノーマングランツが1940年代のジャズのあらゆるエッセンスを網羅すべく編纂したセットもので5000セットの限定品。一番上の写真で小林さんが中を開いてみせてくれていますが、雑誌「Life」の写真家Gjon Milliが撮影した美しい写真32枚と数々のジャズアルバムのジャケットアートワークで知られるデヴィッド・ストーン・マーティンの美しいイラスト。
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全てにシリアルナンバーとノーマン・グランツ直筆のサインが入っています。如何にこのセットものが贅を尽くされ、ノーマン・グランツ自身が意気込んで製作されたものであるかが分かって実際どんな曲が入っているのか、どんな音なのか楽しみにしていたのです。
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今回の再生装置はこんな感じ。前回同様プリはマッキンC8を使い、パワーは前回の2A3から今回は300B(SV-91B)。そして今回は…
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MCトランスにWE618C(オリジナル)を使用。コラムでお世話になっているY下さんからお借りしました。トラックによっては殆ど針が下ろされてないのではないか…SP盤特有のピリパチ音が殆ど感じられない歴史的名盤のオンエアは恐らく空前絶後のことで今後もまずあり得ないことだろうと思います。そして2時間かけて小林さんの解説つきで全曲制覇。これは何が何でもオンエアを聴いて頂いて、出来れば録音もして頂いて永久保存して頂きたいと思います。いずれMUSIC BIRDの番宣で曲目紹介されると思いますが、当時のジャズ・スター達がきら星の如く登場しソロ(アドリブ)からビッグバンドまで当時のジャズの全てを聴かせてくれる2時間になるでしょう。どうぞお楽しみに!!



by audiokaleidoscope | 2017-11-10 02:11 | オーディオ | Comments(0)

(8/17)エレキット新製品”TU-8600”とカートリッジ大会

今回のMUSIC BIRD収録。一本目(10/10オンエア)ではエレキットから9月末発売の新製品TU-8600(300Bシングル)を取り上げ、その音質と魅力を紹介しています。まずは旧モデルTU-8730とTU-8600の比較試聴。そしてTU-8600とサンバレーSV-S1616D,SV-501SEとの比較試聴という流れ。
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まずTU-8730(写真中央)とTU-8600(左上)との比較では回路的特徴がそのまま音質に反映する形になりました。以前から申し上げている通り”ゲインは音力”…電圧増幅段の利得をしっかりとって出力段をフルスイングすることこそが真空管アンプの魅力を最も表出させる眼目である訳ですが、TU-8600はまさにそのフィロソフィーに副った設計で初段12AX7でゲインを稼ぎ,ドライブ段12AU7(パラ)で強力に300Bをスイングするという、エレキットアンプでは嘗てない”攻めた”設計になっています。

その結果、従来の極めてニュートラルなエレキットサウンドから脱皮。非常にパワフルで音がグッと前に出る音調のアンプになっていることが最大の特徴であり、魅力でしょう。
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TU-8600は真空管レス。これも従来と異なる流れです。そこで最も標準的な300BであるPSVANE 300Bと私どものPrime 300B ver.4, Prime 300B ver.5で聴き較べしてみました。中庸のPSVANEに対し滑らかさと響きを加えるver.4そして明るさと張りを加えたver.5の比較は聴きモノです。

後半はTU-8600とSV-S1616D,SV-501SEの比較試聴。
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ここでは設計というよりもヴォイシングの差が出たような気がします。300Bの最大の魅力といえば豊かな響きと間接音成分。滑らかで聴き疲れのない音色が300B人気の源である訳ですが、サンバレー勢に対してTU-8600は力感を表に出すタイプの音でリファレンスソースに使用したビオラのソロでは音が一本の太い線として感じられるのに対してサンバレーアンプはその線が僅かに細身になり、その中に濃淡を感じる違いが現れました。恐らくこの感じはTU-8600のカップリングコンデンサーの交換でかなり変化することでしょう。そういう意味では出力管の選択、パーツのグレードアップで更に化ける可能性を秘めたアンプであることが想像できる大器であると申し上げて良いでしょう。

価格は108,000円(税別)ということで私どもでの販売形態は未定ですが、基本的にメーカー仕様そのままと球つきのSVバージョンの2種類を展開することになるのではないかと思います。10/8~9の真空管オーディオフェアでもTU-8600の音を聴いて頂く予定で、是非ご期待頂きたいと思います。この限定生産品によってエレキットアンプの音の評価が大きく変わっていくことは間違いない…そう感じた一本目の収録でした。

二本目(10/27オンエア)はディスクユニオン JAZZ Tokyo店長 生島昇さんをお迎えしてのスペシャル企画。いつもの真空管やアンプの音の違いから少し離れてカートリッジと音源の深い関係をジャズとアナログ再生のオーソリティである生島さんのナビゲートでお送りする2時間になりました。
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ヴィンテージから現行品まで数々のカートリッジとそのカートリッジにベストマッチの音源を生島さんがセレクト。それを聴かせて頂いて私とレギュラーゲストのTさんが嘆息を漏らす…図らずもそういう流れになりました。自宅でマッキンMC-275でパラゴンを鳴らす生島さんに敬意を表してこの回のリファレンスアンプはSV-P1616D/KT150仕様。
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SHURE V15 type3/4, GEバリレラ, Goldring 1042, オーディオテクニカ530EN/540ML等のMM/VM勢に加えてデノンDL⁻110(MC)も加え、さながらレコードコンサートのような2時間になりました。私が最も心震えたのがGEバリレラ(MONO)。
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ここでかけたレッドガーランドBirk's Worksの何という熱気,厚み,そしてMONO盤ならではの前後感…アナログでしか味わえない桃源郷に完全にKOされた感じです。更に印象的だったのがテディキングのMONO盤をSV-P1616DとSV-501SEで鳴らし分けた時の差。日ごろ多極管PP一辺倒の生島さんも”300Bで聴く女性ヴォーカルは絶品”と歓喜の声を挙げておられました。

オーディオマニアはMCの方が高級で音も良い…と思っておられる方も多い筈。実際私も常用カートリッジの殆どがMCです。しかし今回の収録を通じてMMならでは良さ、全体のまとめ上げ方の上手さ、そしてステージ全体に光を当てるのでなくソリストだったりヴォーカリストにポッとスポットを当てるような表現力の高さに舌を巻き、自らの考えを改める結果にもなった2時間でした。

この感じをもっと多くの方に伝えたい…そう思いましたので真空管オーディオフェア二日目(10/9)午後、生島さんのレコードコンサートをフェア会場でやりたい!とオファしたところご快諾を頂きました。是非続きは会場で皆で楽しみましょう!



by audiokaleidoscope | 2017-08-18 08:59 | オーディオ | Comments(0)

(7/27_2) KR2A3/300Bの音とは?…不思議な逆転現象

2本目(9/29オンエア)はレギュラー企画でTさんと私の二人で収録。
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2A3と300Bを無調整で差し替え可能な真空管プリメインとしてたくさんの方に使って頂いているJB-320LMSV-2300LMが登場。目的は現行の定番球といっても良いGoldenDragon2A3premiumPrime300Bver.4をベースとしていま密かに注目を集めているKR(チェコ)の高級2A3/300Bを聴き較べてみよう…それもシングル/PPで一気に総まくりテストして評価しよう、というテーマです。

KR真空管は高価格ながら家内制手工業的な丁寧なモノづくりで定評あるところですが、少し注意が必要なのは例えば211/845であれば通常の10V/3.25Aに対して10V/1Aだったり300BXLSのように通常5V/1.2Aであるべきところ5V/1.8Aだったりとフィラメント定格が独自仕様となっているものが散見され、いわゆる通常の211/845アンプや300Bアンプでは使えない(改造が必要な)球が存在することです。今回はそんなKR球から一般的な2A3/300Bと同定格なもの(そのまま差し替え可能な球)を選んで音質比較することにしました。

ずっと聴き慣れているGoldenDragon2A3やPrime300Bに対してKRがどんな音を聴かせるのか、私も非常に興味を持っておりましたが、たいへん面白い結果が出たことを先ずは報告しておきます。個々の音色についてはオンエアでその機微をご確認いただくのが一番ですが、特筆すべきは一般に「シングルは音色(ねいろ)」,「PPは響き」という言われることとは反対の傾向、すなわちシングルではクリーミーな円やかさ、逆にPPではトランジェント(音の立ち上がり)の良さと低域の締りが出たからです。これは長い私の真空管との戯れの中でも殆ど経験がないことでした。
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KR2A3。シングルにおける音の溶け合い方の美しさが際立つ表現。

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KR300B。大型化されたプレートに合わせて根本が太くなった存在感が際立ちます。私たちが聴き慣れている300Bよりも高精細な表現。
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今回最も注目していたKR300BBalloon。プレートはKR300Bとおそらく同一ですがサポートロッドが4本に増えてリジッドな構造になっています。300Bにしては異例に透明感のある輝かしい音でした。

合計11通りの音を出して比較した訳ですが、KRではどのパターンにおいてもPPの方がシングルよりも音が締まるという逆転現象に対して私もTさんも或る意味首を傾げつつ、球のスペックを見て合点がいった気がします。

KR球は独自の定格を持つ(ものが多い)ことは上記した通りですが、今回取り上げた三種類の直熱三極管は全てプレート損失(車のエンジンでいえば排気量)が全て通常球よりも10~20%程度上がっています。2A3であれば通常15Wに対してKRは20W。300Bであれば通常40Wに対して50W。驚くべきは300Bで何と最大プレート電圧550V,最大プレート電流120mA(!!)という凄さ。845ですら100mAな訳ですから如何にKR300Bがハイレギュレーションであるか分かります。

恐らくは通常設計のPPではKRの最も”美味しいところ”に届いてない…これが私の推論です。結果三極管ならではの解れや厚みがPPでは今一つ来なかった、ということかもしれません。一方シングルではそれぞれの球の良さが出て大変魅力ある存在であることも確認した次第です。裏を返せば”もっと低域を締めたい、更にパワーを出したい”という方には従来の2A3や300Bとは隔絶したパフォーマンスが期待できる訳で、ここがKRの使いこなしの要諦であろうと感じた次第です。

最近のトレンドの一つである「上位互換」球の流れ。KT150のように極めて短期間でスターダムに上った球もあります。2A3シングルで5W,300Bシングルで10数W…これがいつの日か常識になる日がひょっとしたら来るのかもしれませんね。”ところ変われば品変わる”…チェコの音を堪能できる2時間です。



by audiokaleidoscope | 2017-07-29 05:32 | オーディオ | Comments(0)

(7/27_1)懐疑派の陥落

今回のMUSIC BIRDは9月後半オンエア分の収録(2本録り)。まずは一本目。

告知によれば

「今回はケーブルに対して懐疑的な2人(大橋・高山)が「ケーブルで音が変わる派」と対決。「音が変わる派」代表はオーディオ実験工房でおなじみ、みじんこ荒川さん。みじんこさんが電源ケーブル、ラインケーブル、スピーカーケーブルなど各種ケーブルを持ち込んで音の変化を検証します。ケーブルで真空管アンプの音はどう変わるのか?写真家でベース弾き、オーディオファンで真空管アンプも使用している平間至さんも「変わる派」スペシャル・ゲストで参加。

ということですが、アンプ設計の立場から言えば能動系=アンプの音の変化の方が受動系=ケーブルの変化よりも大きいに決まってる!という刷り込みもあって、今まであまり(というよりも半ば意図的に)ケーブルについては意識しないようにしてきた部分が正直ありました。その一方でオーディオ実験工房のオンエアを聴いたり、今回のスペシャルゲスト平間さんの家や写真館でケーブルによる音のチューニングの様子を見させていただいているうちに”これはひょっとしてひょっとするんじゃないか!?”と思い始めたこの半年ほど。そこで荒川さんと平間さんにオンエアでリスナーの皆さんと一緒にケーブルによる音の変化を共有してみませんか?と提案させていただき、今回の収録が実現しました。

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増幅系は192PRO,192A/D,S1616D/KT150で統一。全ての比較においてゲイン等一切触わない状態で収録しました。

実は収録前日に搬入と前段取りをした後に食事でもと思い、局の近くの中華によったら偶然にもレギュラー収録を終えた荒川さんと炭山さんと遭遇!やあやあ!明日よろしくお願いします!!とお話していたら実験工房のゲストでいらっしゃっていたメーカー「光城精工」のTさんが同席されていて、オーディオ用電源タップをお持ちと伺い、初対面でしたがその場で出演オファ。収録ではまず通常のOAタップとの比較からスタートします。この比較の音の違いは私にとっても鮮烈なもので、オンエアを聴いて頂ければおそらく10人中10人がその音の明白な違いを認識頂けるほどの差。正直私が一番痺れた…かもしれませんが。
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この状態をデフォルトとし、以降はオヤイデ電気の電源ケーブル(パワーアンプに装着),ラインケーブル(プリ/パワー間で装着),スピーカーケーブル(パワーアンプ/ダミーロード間に装着)して比較試聴していくと、受動系と言えないほどの音の個性が明白に現れて懐疑派代表の大橋/高山陣営もタジタジ。電気的,測定的には説明が出来ない伝送系素材と構造による音の変化をも人間の聴覚は認識できることに改めて驚きと感動を覚えました。特に電源プラグのブレードのメッキ無/有りで音質が変わるなんて今までは”ホントかなあ~?”というのが正直なところでしたが、これもオンエアを聴いて頂ければ必ずや分かっていただける筈。たった2時間で懐疑派は白旗を挙げて陥落する結果になったと申し上げておきましょう。

最後の方で平間さんが仰っていたこと。”ケーブルで音を作るというよりも環境によって発生する様々な要因をケーブルで補うんです”…蓋し名言!真空管アンプの魅力をより引き立たせる為の重要なツールであることを教えて頂くことが出来た、個人的にも非常に有意義なひと時でした。




by audiokaleidoscope | 2017-07-29 03:23 | オーディオ | Comments(0)

(7/13)ハイエンド管球ブランドにみた共通点

今回の収録は私にとっても多くのオーディオファンにとっても特別な意味を持つことになるでしょう。

9/1オンエアの「ハイエンド真空管アンプブランドを聴く(フェーズメーション/オーディオノート)」。カタログや雑誌のレビューで見る(読む)ことは出来てもその音を聴く機会は稀。それが自宅に居ながら、自分のスピーカーで機器の音を体験出来、更には機器の開発者自身が語る音作りやポリシー、また製品の特長や強みなどを理解できるチャンスは今まで、そしてこれからもまずあり得ないからです。私自身にとってもこれほどエキサイティングなことはありませんでした。

スタジオ標準装備のSV-192PRO,SV-192A/Dは一旦撤収し、今回はカートリッジからパワーアンプまで全てゲストメーカー一色の音に染め上げてその”生音”をお届けします。
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フェーズメーション斎藤部長

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オーディオノート芦澤社長、マーケティング担当堀部さん


前半はフェーズメーション。
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カートリッジはPP-2000。フォノEQはEA-1000

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プリはCA-1000

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パワーはMA-2000(300Bパラシングル)。


フォノからパワーまで全てモノラル(×2)構成。更にフォノ,プリは電源別筐体という徹底ぶり。フルセットで約700万。増幅系すべての設計に携われる斎藤さんのポリシーは明快。直熱三極管がベスト。NFBは一切かけない。音のトランジェント(立ち上がり)と鮮度と音場こそが命。

そしてその言葉通り極めてリニアリティの高い音。極めてフラットレスポンスでありながら特に高域の情報量とスピード感は今まで体験したほどのない鮮烈さで、これはもう半導体だ真空管だの議論を全く超越したスーパープレゼンスというべき表現。何曲か聴かせて頂いてフェーズメーションサウンドの鍵を握っているのはCA-1000(プリ)ではないかと思いつつ、この尋常ではないSN比の高さを以てこの価格を妥当だというフェーズメーションファンが多数いらっしゃることが大いに納得できる結果となりました。日本刀でスパッと切ったような切れ味と広大な音場が極めて強い印象をとして残っています。

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後半はオーディオノート。

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カートリッジはIO-M。昇圧トランスはSFz。フォノEQはGE-1

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プリメイン Overture PM-2(EL34 ULプリメイン)。
機器間の接続はLS-41を使用。


オーディオノートの製品はまず市場で見ることがない幻のブランド。ケーブルは勿論、カートリッジからアンプの内部配線材、そして出力トランスの巻き線まで純銀の線材を使用。カップリングコンデンサーにまで銀箔を使用し、それらを全て内製(手作業)で一つ一つ作りあげる、まさに工芸品的モノづくりこそがオーディオノートのオーディオノートたる所以。最もシンプルなこの組み合わせで500数十万。

銀の音…それは今まではイマジネーションの世界。極めて繊細で、でも細身の音…そんな先入観がなかったといえば嘘になります。しかしその出音は意外なほどナチュラル。芦澤さんによれば目指すは”自然”で”響きの美しさ”があり”静かな音”。Overtureから紡ぎ出される音はEL34ppとは思えないほど弱音のニュアンスに富んだ静謐さが極めて印象的です。

Overtureがデビューする迄は全て直熱三極管を使ってきたオーディオノート社がEL34を使って三極管に迫るサウンドを目指した力作です。僅かにNFBを掛けることで音に落ち着きが出て活き活きとした感覚を損なわず安定性を確保したということでした。

続いて登場したのはセパレートシステム。

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プリはG-70。パワーはSOUGA(2A3パラシングル)。

オーディオノート社内では”プリティセット”と呼ばれるそうで、最上機種KAGURAの価格を以てすればプリ+パワーで約600万はプリティな価格と言えるかもしれませんが、その真意は音にあるとのこと。まずリファレンス曲を聴かせて頂いて私も膝を打ちました。


なんとチャーミングで豊かな響き!自然な倍音そして余韻、空気感…聴く側を寛ぎに導く音の魔法。芦澤さんによれば”側にいて欲しい彼女のような存在”なアンプになったとのこと。横で聴いておられたTさんも”これは素晴らしい。三極管の極致”と喜んでいらっしゃいました。因みに高級機で211を専ら採用するのは、そのリニアリティの高さと竹を割ったような鮮度感が欲しいからだそうで、こんどTさんと一緒に会社にお邪魔させて頂いて試聴させて頂こうという話になりました。スピーカーは現代ハイエンドが主流で、多くのオーディオノートユーザーがいわゆる真空管アンプでは鳴らし難いものを使い楽々ドライブしておられるとのこと。その制動力の高さも大きな魅力だろうと思います。

今回日ごろ滅多に聴くことが出来ない超高級セットで音を聴かせて頂いた訳で、フェーズメーションとオーディオノートの音はかなり傾向の異なる音でしたが、両社の音に共通するのは音の静けさ。”極めればSNに至る”というのが私にとっての今回の最大の収穫だったかもしれません。開発者自身の主張も併せて体験できた今回の収録で私にとっても忘れられない体験になりました。斎藤さん、芦澤さん、堀部さん、本当に有難うございました!




by audiokaleidoscope | 2017-07-15 03:52 | オーディオ | Comments(0)

(7/12_2)MUSIC BIRDから国立劇場へ

今日から三日間東京。収録だったりお客さまサポートだったりその他諸々の案件をこなすタイトなスケジュールですが、今日はまず明日の収録のための機材準備から…。

明日の収録は今までと少し流れが違って今から早くもテンション高め。一本目はレギュラー物でゲストTさんと「ハイグレードアンプ特集」。私どもの製品の中で高価格帯でありながら人気モデルに育てて頂いた3機種(SV-8800SE/KT150,SV-91B/PSVANE WE,SV-284D)を同じ曲で聴き較べながらその個性を徹底研究しようという内容。いまのキット屋ラインナップのなかで最も自分がシンパシーを感じるSV-91B∔SV-284D(ブースターモード)の音も時間があれば聴いて頂きたいなと思っています。

明日のハイライトは何といっても二本目。巷間よく聞く”ハイエンドオーディオ”という言葉。90年代後半以降急激に高級化,高額化の一途を辿ったオーディオ。今や単品で100万,200万は当たり前。中には1000万を楽々超えるようなモデルがリリースされても驚かなくなった昨今。その一方で価格と品質(音質)がどこまでバランスしているのか…やはりウン百万の装置は10万,20万とは全く別モノなのか…そう訝る向きもあるという方もいらっしゃるかもしれません。

実は私もそんな一人。雑誌のカラー記事で麗々しいビジュアルを見ることはあっても実際じっくり聴き込んだ経験は殆どありません。そこで我が国を代表するハイエンド管球ブランド”フェーズメーション”さんと”オーディオノート”さんに無理を承知で「番組でその音を聴かせていただくことはできないでしょうか?」…とお願いしたところ、幸い良いお返事を頂くことが出来たのです。憧れのブランドの音を放送を通じて自分のスピーカーで聴けるなんてこと、今まで誰が予想したでしょうか?私自身もこういう形で収録に参加頂けるとは正直思っていませんでした。MUSIC BIRDでしか実現しない究極のメディアミックスと言えるかもしれません。早く音が聴いてみたい…もっと言えばその音を聴いて心底ノックアウトされたい…今はそんな気持ちでいっぱいです。
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そんな訳で明日の収録はいつものスタジオより少し広め。きっとゴージャズな一日になることでしょう!

搬入が終わって東京FMとなりの国立劇場へ。
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皆さんは長唄ってご存じでしょうか。唄と三味線,お囃子で構成される日本の伝統芸能の一つで動画サイトでもその素晴らしさを疑似体験することが出来ますが、大学の同級生のお父様が家元で本人も師範(但しそれを知ったのは卒業後25年近く経ってから)というご縁から今日伺った訳です。数年前に名古屋で彼女の舞台を見てとても感動し今回はちょうどタイミングが合ったので二度目のお席にお邪魔しました。

こうやって遺され、伝えられていく文化の奥深さと力強さにしばし陶然と…。楽器の上げ下げ、扇子の上げ下ろしなど一つ一つの所作の美しさを見ていると今の日本人がどこかに忘れてきた何かを思い出させてくれるようです。

清々しい気持ちで今から明日の進行と選曲を考えます。真空管アンプが長唄のように次の時代に受け継がれることを願いつつ…。



by audiokaleidoscope | 2017-07-12 20:28 | オーディオ | Comments(0)

(7/12_1)トライオード vs サンバレー

諸事情にて更新に間が空いてしまいましたが、無事戦線復帰しました!

今日は久しぶりのyoutubeアップです。直近のアップが「同じタマで一本勝負!①(Elekit+ADVANCE vs Sunvalley) 」(2/3オンエア)でしたので、今回はその続編「同じタマで一本勝負!②(Triode vs Sunvalley) 」(2/17オンエア)を追加アップ。
真空管アンプ界のトップランナーであるトライオードのアンプに対してサンバレーアンプはどこまで健闘できたのか?…是非ご自身の耳で判断いただければ幸いです!31:00前後の八木Dの伝説の超絶ツッコミ発言にも要注目ですよ!!

by audiokaleidoscope | 2017-07-12 07:29 | オーディオ | Comments(0)

本ブログ掲載内容は私人の見解であり、(株)サンバレー(ザ・キット屋)の立場,戦略,意見を代表するものではありません。


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