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(9/3)RVG(ルディ・ヴァン・ゲルダー)追悼特番

今夜の”ようこそ!オーディオルーム”は予定を変更して去る8月25日、91歳で逝去したジャズ史上最も有名なレコーディングエンジニアであるルディ・ヴァン・ゲルダーの追悼番組をお送りします。

ブルーノートをはじめ、プレスティッジ、インパルス!などにて数えきれないほどの名盤の録音を手掛けた、名手RVGの偉業とともに遺された音源をスペシャルゲストSさんのナビゲーションとともにお送りしていきます。是非お聴きください!PC,スマホで聴かれる方はこちらから。では22時にお会いしましょう!
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by audiokaleidoscope | 2016-09-03 12:08 | オーディオ | Comments(0)

(8/16)詠み人知らず?

今日は”こんなこともあるんだ!?”というお話。ラジオ番組を担当させて頂くようになって毎回一番悩むのが選曲。せっかく多くの方に聴いていただくなら演奏も音質も良いモノを選びたいし、その昔…自分が中高生だった頃、すべての音楽情報をFMから得たように、番組を聴いて”こんな良い曲あったんだ!”と思ってもらえるように、こう見えて選曲にかなりに時間を割いています。

昨日が”ようこそ!オーディオルーム”(8/20のOA)の収録日で、その準備のため選曲していた時のことです。”ようこそ!”では毎回4つのコーナーを用意していますが、最初のコーナーが”クラシック リファレンス セレクション”です。皆さんがよくご存じのクラシックに名曲を異なる二人(二組)の演奏を聴いていただき、その解釈の幅広さを楽しんでいこうという狙いです。

次回のOAではバッハのゴルトベルク変奏曲にしようと思い、自分が持っているCDやハイレゾ音源から何を選ぼうかと悩んでいた時です。私がゴルトベルクでナンバーワン!と思っているのがピエール・アンタイ(仏)のチェンバロ独奏。試聴会のデモでも何度もリファレンス曲として聴いて頂き、沢山のお客さんがこのCDをお持ちの文字通りリファレンスディスクの一つ。
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何しろ音質,演奏が素晴らしい!元々ゴルトベルク変奏曲はチェンバロのための練習曲であり、全4巻からなる「クラヴィーア練習曲集」の最終巻の別名。つまりチェンバロで聴くゴルトベルクこそがこの曲の本来の姿であり、その中でも珠玉の名演であり、名録音がこのアンタイの演奏だと個人的に思っています。

クラシックは楽譜という台本を演奏家がどう朗読するか…例えば速さ、例えば間合い、例えば情感の込め方によって受ける印象が大きく変わります。言い換えればクラシックの醍醐味はこの”人による揺らぎ”を楽しむ芸術ともいえる訳で、クラシック音楽が如何に雄弁であり、如何に多様であるかを知って頂きたい訳ですが、このアンタイの作品と対比するに相応しい演奏はないか...と思いながらハイレゾDLサイトを覗きつつ試聴トラックをチェックしながら良い演奏を探していた時、あるトラックを聴いていて、あれ?と思いました。アンタイの音と演奏にそっくり...演奏家の名はブランディーヌ・ヴェルレ
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アンタイは私と同じ’64年生まれの男性。ヴェルレは70代半ばの女性。フランス人という共通項はあるものの、こんなに演奏がそっくりなんてことはあるんだろうか...いやいやそもそも楽器が違う。アンタイはモダン(1985年製ブルース・ケネディ作)だし、ヴェルレはオールド(1751年製アンリ・エムシュ作)の筈。ここまで音色が似ていることは考え難い。

そこでヴェルレの音源(ハイレゾ)をDLして通して聴いてみることに。そして疑念は確信に変化しました。これは同じ音源であるに違いない。ゴルトベルクは32のバリエーションで構成されていますが、全てのトラックで1/1000秒まで演奏時間がドンピシャ。演奏途中で微かに聴こえる暗騒音の箇所も全く同じ。FFTで比較してみると
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上がアンタイ(CD音源)。下がヴェルレ(ハイレゾ)。画像を拡大して頂くと分かると思いますが、ヴェルレ版の方がピークレベルが僅かに上げられていますが、後は全く同じ。ヴェルレ版は44.1k/24bitで配信されていますが、恐らくマスターは同じものでしょう。

さてこれをどう理解するか?かれこれ15年、自分が愛聴してきたアンタイ版が実はヴェルレの演奏だったのか?...はたまた逆なのか?こうなると半ば意地になってヴェルレの他の音源を探してみます。幾つかのサイトを検索するうち、同タイトルと思しきCDの試聴ページにヒット。聴いてみるとハイレゾ版とは全然違う演奏が聴こえてきます。これで半ば謎が解けました。つまりハイレゾサイトで配信されているヴェルレの音源がアンタイ版と入れ替わってしまっている可能性がある(かもしれない)。

配信元の名誉のために補足しておきますと、配信サイドとしては提供された音源をそのままアップロードするだけで故意に音源を入れ替えたり加工することはありませんし契約上許されることではありません。つまりその前のどこかの段階で音源が入れ替わってしまったと考えられる訳で、このミステリーが解けることがあるか否か...。念のため配信元には連絡をしておこうと思います。

そんな訳で今週末のOAではアンタイの音源はやめてピアノ独奏と弦楽合奏の2つのバージョンでゴルトベルクを対比することにしました。ピアノはアンドラシュ・シフ。これも実に美しいです。お楽しみに!!



by audiokaleidoscope | 2016-08-17 00:37 | オーディオ | Comments(0)

(8/13)バッハ”平均律(Well-Tempered )”からジャーニー”Escape”へ

夏休みになって実家へ帰省したり、旅行に行かれたり、久しぶりに家でゆっくりレコードに針を下ろしたり…皆さん思い思いの方法で楽しんでいらっしゃる様子がメールやSNSから伝わってきます。キット製作に勤しんでおいでの方からのご連絡も沢山…私は今日は打ち合わせと納品でしたが、お休み後半には頼まれたキット製作をやる予定ですので、このブログでも製作記をアップ出来たらと思っています。

さて今日は土曜日。先週ご紹できなかった8月前半の”ようこそ!オーディオルーム”の内容を告知させて頂きます。今回から”クラシックリファレンセレクション”の内容が少し変わっていますので、是非お聴き逃しなく!!これまではいわゆるクラシックの名盤をピックアップしてお送りしてきたこのコーナーですが、今回から少し趣向を変えて、曲そのものに注目し、皆さんがよくご存じの名曲を異なる二人の演奏から、その解釈の幅広さを楽しんで頂きます。

クラシックは楽譜という台本を演奏家がどう朗読するか…例えば速さ、例えば間合い、例えば情感の込め方によって私たちが受ける印象は大きく変わります。言い換えればクラシックの醍醐味はこの”人による揺らぎ”を楽しむ芸術ともいえ、このコーナーを通じてクラシック音楽が如何に雄弁であり、如何に多様であるかをリスナーの皆さんと共有出来れば…というアイディア。このコーナーを通して“クラシックは退屈”ということが大きな誤解であることに気づいて頂けると確信しています。

・クラシックリファレンスセレクション
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セリーヌ・フリッシュ/J.S. バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻

セリーヌ・フリッシュはカフェ・ツィマーマンでの活動のほか、ソロ活動でもフランスを代表するチェンバロ奏者で、中低域のふくよかさと高域の繊細感などチェンバロの魅力を活かしきった極めて清らかで気品に満ちた演奏を聴かせています。
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アブデル・ラーマン・エル=バシャ/J.S. バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻

エル=バシャはレバノン出身のピアニストで78年、エリザベート国際コンクールで審査員全員一致による優勝、併せて聴衆賞を受賞しました。優れたテクニックに支えられた威厳に満ち、明快でしかも静けさに満ちたな演奏は世界中で絶賛を浴びています。さて皆さんはどちらがお好みでしょうか?

・ようこそオーディオルーム特選!”ジャズ名盤100”
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マイルス・デイビス/Kind of Blue

累計売上げが全世界で1000万枚を超える、もはや20世紀を代表する1枚となった「カインド・オブ・ブルー」。このアルバムだけで一冊の本が出るくらいの逸話と伝説に包まれ、マイルス、コルトレーン、エヴァンスという3人のジャズ・ジャイアンツを擁したメンバーによる、まさに神がかり的な歴史的瞬間を捉えた音楽の記録です。モダン・ジャズ屈指の傑作とされ、またモード・ジャズを代表する作品の一つ。そのコンセプトは、以後のジャズ界に大きな影響を与えた一枚を改めて聴いて頂きます。一曲目のソー・ホワットが最も知られている訳ですが、今日は個人的にこのアルバムの精神性を最も表出させているビル・エヴァンスをフィーチャーした2曲、”フラメンコ・スケッチ”と”ブルー・イン・グリーン”をプレイします。

クレジット上では全曲マイルス・デイヴィス作曲となっているカインド・オブ・ブルーですが、このアルバムにおけるビル・エヴァンスの存在は極めて重要です。録音当時、既にビル・エヴァンスはマイルスのバンドから脱退、新人のウィントン・ケリーがピアノの後任となっていましたが、マイルスは本作録音のため、モード手法への造詣が深いエヴァンスを一時的に招きカインドオブブルーを制作。エヴァンスは本アルバムのライナーノーツも執筆しており、彼は文中で日本の水墨画の筆遣いを例えにあげながら、バンドが取り組んだ新しいジャズの即興性について語っています。

・The Vocal
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ニコール・ヘンリーはアメリカ ペンシルベニア出身のジャズ歌手で、教会や学校のコーラス隊で歌い始め、イアミ大学芸術学部を卒業後、女優・モデルとして活躍する傍らクラブでR&B歌手としての活動を行ない、その後ジャズシンガーへ転身。。2004年発表のデビュー・アルバム、「The Nearness of You」が年間トップ・セラー・アルバムとなり、一躍脚光を浴びました。その後は2013年には「ソウル・トレイン・アワード」で「最優秀トラディショナル・ジャズ・パフォーマンス賞」を受賞し、そのダイナミックな歌唱力に人気が集まっています。ジャズと言うよりは、ソウルやゴスペル・シンガー的な歌唱テクニックを持つ人で、全盛期のホイットニー・ヒューストンを彷彿とさせる、スモーキーでセクシーなハスキー・ヴォイスが特徴のニコール・ヘンリーですが、ちょうどいま来日中で、或いはその美声に触れる方もおられるかもしれません。今日聴いて頂いているのは未発売のDSD5.6メガ音源という点も要チェックです。

・懐かしのあのアルバム
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ジャーニー初の全米第1位を獲得し、イギリスでも初のアルバム・チャート圏内入りを果たして全世界で1,200万枚以上を売り上げた大ヒット作となったエスケイプですが、この時期のジャーニーはキーボーディストのGregg Rolieがバンドから脱退、Jonathan Cainが加入。本作によって78年の”Infinity”から続く「ハードでありながらキャッチー」という路線を確立しました。”Don't Stop Believin'”や”Open Arms”等の代表曲が収録されたアルバムで、現在でも本作からライブのセットリストに組み込まれる楽曲が多いジャーニーの文字通り代表作です。今日は”Who's Crying Now”と”Mother, Father”の二曲を聴いて頂けます!

PCあるいはスマホの方はこちらからお聴き頂けます!!土曜の夜は”ようこそ!オーディオルーム”でお会いしましょう!



by audiokaleidoscope | 2016-08-13 21:32 | オーディオ | Comments(0)

(7/16)クライバー”こうもり”からマーヴィン・ゲイ”What's Going On”へ

今週末の”ようこそ!オーディオルーム”(オンエア7/16土曜22時~23日再放送)についてお知らせ。今回のプログラムは…

・クラシックリファレンスセレクション
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カルロス・クライバーは録音音源が少ないことでも知られる指揮者ですが、数少ない正規録音は全て名盤として知られ、多くのクラシックファンに愛されています。そのなかでもこの「こうもり」はひときわ芸術性が高いと言われている名盤中の名盤です。ヨハン・シュトラウス2世ならではの優雅で軽快なウィンナ・ワルツの旋律が全編を彩り、その親しみやすいメロディーは全世界で愛されています。ウィーンでは毎年大晦日に「こうもり」が演奏されるのが恒例行事となっています。

・ようこそオーディオルーム特選!”ジャズ名盤100”
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リーモーガン/The Gigolo

リー・モーガンは幼少期から神童と呼ばれたハード・バップの代表的トランペッターで、1956年にディジー・ガレスピーのバンドに参加し、その艶やかな音色からクリフォード・ブラウンの再来とも呼ばれました。The Gigoloはモーガンファンなら必ず好きな1枚にあげられる会心のアルバムで全編にわたりブリリアントなトランペットが素晴らしく、共演のウェイン・ショーターとはジャズ・メッセンジャーズでの盟友の間柄で非常に息のあったプレイが印象的な一枚です。

・The Vocal
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スイングジャーナル誌人気投票女性ヴォーカル部門で堂々13年連続(トータル15回)の第1位に輝く、人気・実力ともNo.1ジャズヴォーカリストとして国内外で人気を確立しているケイコ・リーが2011年にリリースしたアルバムがVOICESIII。ハンク・ジョーンズ,ケニー・バロン,デヴィッド・サンボーン,ジョージ・デューク,ギル・ゴールドスタインら現代のJAZZ GIANTS達との珠玉のセッションを収録したもので、個人的にケイコ・リーのナンバー1タイトルであると思っています。。

・懐かしのあのアルバム
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ベトナム戦争従軍兵だった弟から、その悲惨さを聞いたマーヴィン・ゲイはベトナム戦争をはじめとする社会の不条理に対する不満を込めWhat's Going Onをリリースしたと言われています。しかしモータウンレーベルのオーナー、ベリー・ゴーディはリリースに猛反対。あまりに反社会的なメッセージに染め上げられ過ぎていたからかもしれません。しかし結果的にこのアルバムが空前のヒットとなりWhat's Going Onはマーヴィン・ゲイ個人の成功だけでなくブラックミュージックの大きなターニングポイントになりました。革命的なアルバムとして今なお多くのファンから愛され続けています。

PCあるいはスマホの方はこちらからお聴き頂けます!!土曜の夜は”ようこそ!オーディオルーム”でお会いしましょう!


by audiokaleidoscope | 2016-07-16 10:38 | オーディオ | Comments(0)

(6/30)カンターテドミノからYESへ

今週末の”ようこそ!オーディオルーム”(オンエア7/2土曜22時~9日再放送)についてお知らせ。今回も名盤揃いです!今回のプログラムは…

・クラシックリファレンスセレクション
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※一曲目は38/2トラ(アナログ),二曲目はDSD 5.6MHz/1bit

スウェーデンのプロプリウスレーベルによる有名なアナログ録音で1976年にストックホルムの教会で収録されたものです。当時からオーディオ・マニア必携のLPと言われ、オーディオ・チェック用として、あるいはオーディオ試聴のデモ用として盛んに使われたことからも極めて広く知られた音源です。現在もその魅力は褪せることなくアナログ・ディスクはもちろんCDやSACDでも何度も復刻されています。余談ですが、このアルバムはレコーディング時に教会の外を走る車の暗騒音が微かに入っており、それが聴こえるかどうかでオーディオのクオリティが分かるとしてシステムチェックにも多用されています。

・ようこそオーディオルーム特選!”ジャズ名盤100”
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Quiet Kenny[Rudy Van Gelder Remaster]/Kenny Dorham

無冠の帝王と呼ばれるケニー・ドーハム。しかし今なお多くのジャズファンに愛されているトランペッターであるのは独特の渋い音色とリズムに対する後ノリ感からくる素朴でリラックスした感覚が実に心地よいからでしょう。私どもの試聴会のデモでも必ず一度はかかるリファレンス盤の一つです。音質も最高です。

・The Vocal
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元「ペドロ&カプリシャス」のボーカルとして今なお不動の人気を誇る高橋真梨子が"昭和"をテーマに有名曲をカバーした「ClaChic」の第2弾アルバム。ミュージックシーンに限らず最近昭和という時代が見直されています。激動の戦後を経て復興を成し遂げた日本人が昭和という時代と共に生き、感じた喜びや苦しさを今なつかしく振り返る人たちが増えているのかもしれません。ジャジーでリラックスした大人のヴォーカルをお楽しみ下さい。

・懐かしのあのアルバム
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ミキサーズ・ラボ菊地さんによる渾身のリマスタリング!
サイケデリック的アプローチを経て徐々にプログレッシブ・ロック的アプローチを開始したイエス。超絶技巧を駆使し壮大な世界観によってプログレ全盛期を作り上げました。ハイトーン・ボーカルが魅力のジョン・アンダーソン、硬質なベースと美しいコーラスで脇を固めるクリス・スクワイヤー,華麗なキーボード・オーケストレーションを見せるリック・ウェイクマン、あらゆるジャンルのギターテクニックを駆使するギタリストのスティーブ・ハウ、ロックにジャズテストを持ち込んだビル・ブラッフォードという黄金期のメンバーが残したFragileはロックの歴史に燦然と輝く名盤中です。

PCあるいはスマホの方はこちらからお聴き頂けます!!土曜の夜は”ようこそ!オーディオルーム”でお会いしましょう!




by audiokaleidoscope | 2016-06-30 16:56 | オーディオ | Comments(0)

(6/18)イ・ムジチからヴァン・ヘイレンへ

今晩の”ようこそ!オーディオルーム”(オンエア6/18土曜22時~25日再放送)についてお知らせします。今回もアナログからハイレゾまで様々な高音質音源でお届けする一時間です。

今回のプログラムは…

・大橋慎が選ぶクラシックリファレンスセレクション
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今日は四季から特に印象的な「春」と「冬」を聴いて頂きます。今日聴いていただくのは初代コンサートマスター、フェリックス・アーヨのソロをフィーチャーした1959年録音版。さまざま四季を聴いた人が最後に辿りつく演奏がアーヨ盤であると言われ、音質の良さからデジタル時代になってからも何度も再発売されています。

・ようこそオーディオルーム特選!”ジャズ名盤100”
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驚愕の発掘音源として話題沸騰の本音源。当時ビル・エヴァンスはVerveと契約があったため発売の権利を得ることなく、
ひっそりと約半世紀もの間お蔵入りしていたマスター音源が現在大きな話題となっているSome Other Timeをご紹介します。

メンバーは、ビル・エヴァンスのほかエディ・ゴメス,ジャック・ディジョネットというトリオ。グラミー賞を受賞したジャズ史上の名盤”モントルー・ジャズ・フェスティヴァルのビル・エヴァンス”のパーソネルです。ライナーに掲載された情報によれば、1980年エヴァンスが亡くなったその年、共同制作者、ヨアヒム・E. ベーレントがMPSレーベルの代表者ハンス・ゲオルグ・ブルナー・シュワーにかけ合い、82年のリリースを目指しながら、実現されなかった音源のようです。

・The Vocal
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以前ハイレゾ音源で聴いていただきました井筒香奈江の”時のまにまに5”が先月末、LPで再発売されましたので、改めてその素晴らしい音質を含め紹介させて頂きます。井筒さんはオーディオファンに特に人気のある女性ヴォーカリストで、音源の音の良さでも大注目のアーティストです。

LP化にあたりカッティングを担当したのが日本コロムビア。以前この番組でもご紹介したORT(オーバートーン リコンストラクティング テクノロジー)の制作メンバーが参画し音質的にも万全を期しています。来週の試聴会でもこの音源を使わせていただく予定です。

・懐かしのあのアルバム
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この作品が発表された1978年という時期はプログレブームが終焉を迎え、レッドツェッペリン,ディープパープルに続く新たなロックスター出現が渇望されていた時期。そのタイミングで衝撃のデビューを果たしたのがヴァン・ヘイレンでした。ライトハンド奏法引っさげて華々しく登場したエディ・ヴァン・ヘイレンはたちまち世界中のギターキッズのヒーローになりました。

ではOAでお会いしましょう!!PCあるいはスマホの方はこちらからお聴き頂けます!!



by audiokaleidoscope | 2016-06-18 21:48 | オーディオ | Comments(0)

(6/4)アンセルメからChicagoへ

今晩の”ようこそ!オーディオルーム”(オンエア6/4土曜22時~11日再放送)について告知させて下さい。SV-722EQ(マランツ)のサウンドチェックにも最適かもしれません。今回は4枚の音源を取り上げましたが半分がアナログ。

今回のプログラムは…

・大橋慎が選ぶクラシックリファレンスセレクション
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「バレエ音楽の神様」と呼ばれたアンセルメの豊富な経験に裏付けられた巧みな演奏は、華やかな舞台を彷彿とさせる楽しさに満ちています。レコーディングは恐らく1950年年代の終わり頃と思われますが、音質的にもすばらしくダイナミックレンジが広くオーディオ的にも魅力充分!

・ようこそオーディオルーム特選!”ジャズ名盤100”
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ジャズ・ヴォーカル史上最高の女性歌手といわれたビリー・ホリディのピアノ伴奏をきわめたマル・ウオルドロンが、ホリディの死後に捧げた追悼アルバムがレフト・アローン。孤独感に苛まれていたウォルドロンの気持ちがアルバムタイトルにも現れています。生前ホリディが歌っていたパートを、アルトサックスのジャッキー・マクリーンが切々と吹き、悲劇の主人公といわれたホリディの哀調を帯びた歌声の雰囲気がリアルに再現されています!

・The Vocal
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アコースティックギターのシャープな立ち上がりと美しい余韻、ヴォーカルの生々しい質感、息づかい、口の動きまでリアルに感じられる素晴らしい録音。このアルバム、池田さんというオーディオマニアのリスニングルームで一発録りされた音源というところまではあまり知られていません。ルームアコースティックがもちろん、電源周りまでチューニングされた非常にSN比の優れた録音もこのLPの魅力のひとつです。

・懐かしのあのアルバム
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プロデューサー、ディビッド・フォスターによってそれまでのシカゴのサウンドを根本からリファインし当時最新の機材と技術を導入してスタジオ・ミュージシャンをセッションに参加させるという、重要な変更を行ったことで大ヒットとなったアルバム。TOTOのメンバー4人も参加しており、当時のAORブームを更に盛り上げた1枚です。
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ではOAでお会いしましょう!!PCあるいはスマホの方はこちらからお聴き頂けます!!



by audiokaleidoscope | 2016-06-04 20:58 | オーディオ | Comments(0)

(5/21)ダン・タイ・ソンからYMOへ

5月2回目の”ようこそ!オーディオルーム”(オンエア5/21土曜22時~,28日再放送)について内容のお知らせを少し。今回もクラシックから70年代ロックまで幅広く登場します!
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今回もミキサーからレコーダーまでフルデジタルのシステムですが、しっかりSV-192A/Dで真空管の音に染め上げていますので、どうぞご期待下さい!プログラムの内容は…

・大橋慎が選ぶクラシックリファレンスセレクション
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ピアノは1849年のエラール。フォルテピアノのチャーミングで転がるような美しいタッチとホール全体に音が解け合うような豊かな響きをお楽しみ下さい。

・ようこそオーディオルーム特選!”ジャズ名盤100”
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1970年にブルーノートを離れCTIレコードへ移籍をして多くの優れたジャズアルバムを残しているレディ・ハバードの素晴らしいトランペットの音色をお楽しみください。

・The Vocal
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鈴木さんの哀愁を帯びたヴォーカルと伴奏を務める木住野さんのピアノのゆったりと響くベーゼンドルファーがまるで溶け合うように豊かに響くところが素晴らしいアルバムです。


・懐かしのあのアルバム
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今聴いても非常にモダンで洗練されていることは勿論、その後のミュージックシーンに多大な影響を与え、コンピューターによる自動演奏やサンプリング音源など極めて先駆的な取り組みを初めて行ったことで現代の音楽の一つのスタンダードを造りだすきっかけとなったYMOの素晴らしさを改めて感じて下さい。

今回の放送ではフレディ・ハバード,YMOでLP音源でお届けします。フォノイコライザはSV-722EQ(マランツタイプ)を使用!ラジオで機器の試聴が出来るなんて良いですね!ではOAでお会いしましょう!!



by audiokaleidoscope | 2016-05-21 21:03 | オーディオ | Comments(0)

(5/2)ミッシャ・マイスキーから甲斐バンドへ

5月一回目の”ようこそ!オーディオルーム”(オンエア5/7土曜22時~)収録終了。今回もクラシックから70年代ロックまで幅広く登場しますので是非聴いて下さい!
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・大橋慎が選ぶリクラシックリファレンスセレクション

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・ようこそオーディオルーム特選!”ジャズ名盤100”
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・The Vocal
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・懐かしのあのアルバム
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そしてエンディングテーマはキース・ジャレットのChangesからPrismを選んでみました。おかげさまで今の流れになってから感想メールが増え、特に50代から60代の方にご好評をいただいておりますが(笑)、若い方にも聴いていただけるようにと思って宇多田ヒカルを今回入れてみました。全曲SV-192A/Dをバッファリングして収録していますので音質的にもご満足いただける筈。同様のひと時をリラックスしてお過ごしいただければ幸いです。リクエストもお待ち申し上げております!!





by audiokaleidoscope | 2016-05-03 13:40 | オーディオ | Comments(0)

(4/23)今夜の”ようこそ!オーディオルーム”

二回ばかり少々堅苦しいネタが続いたので、今日はラジオ(ようこそ!オーディオルーム)の番宣です。先週ご紹介できなかったのですが、今月は土曜が5回あるので4月の後半枠は3回放送することにもなりますから、ちゃんと曲目をお知らせしたおこうと思います。

1.大橋慎が選ぶリクラシックリファレンスセレクション
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2. ようこそ!オーディオルーム特選”ジャズ名盤100”
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4. 懐かしのあのアルバム

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…今回とりあげるアルバムはこんなラインナップです。この番組も丸三年やらせて頂いて、音楽ジャンル別,楽器別などの特集をやったりゲストにお越しいただいたりして、その都度工夫をしてきたつもりですが、やっと何となく形が固まってきたというか聴いて下さる方の顔が見えてきたというか、年代だったり音楽的嗜好がどの辺に向いているか…ということが少しづつ見えてきた結果、今のスタイルに収斂してきたと言えるかもしれません。

クラシック,ジャズ,ヴォーカル,ポップス…単なる総花的ラインナップではなく、自分なりに時空を隔ててもなお輝きを失わない楽曲をピックアップしてリスナーの皆さんと一緒に楽しみたい、という想いで収録に臨んでいます。いつも会社の試聴室にお客さまをお招きして、お気に入りのCDやLPを聴かせて頂きながら”いいですねえ!!”と盛り上がるあの感じが少しでも放送で出せたらいいな、と思っています。それこそが番組タイトルでもある”ようこそ!オーディオルームに託した願いである訳ですから”。

そうそう!昨年出来なかった年末特番が今年復活することになりそうです。前回は地元のジャズ通にお越しいただいてブルーノートのオリジナル盤LPとハイレゾを同曲で聴き較べるという企画でしたが、今年はどんな内容にしようか、今から楽しみながら検討していこうと思っています。放送日時は12/31(土)21:00~23:00(予定)。紅白に負けずに頑張らないと!



by audiokaleidoscope | 2016-04-23 21:03 | オーディオ | Comments(0)

本ブログ掲載内容は私人の見解であり、(株)サンバレー(ザ・キット屋)の立場,戦略,意見を代表するものではありません。


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