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(6/22)小型,中型真空管アンプの魅力 & ターンテーブル2つのサンプルを聴く

MUSIC BIRD二本録り。一本目は7/21オンエアの「小型,中型真空管アンプの魅力に迫る」というテーマ。
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左からTEC-AMP 10B,TU-8150,SV-9T SE,SV-23D/6C6。いつも2台しか載らないテーブルに余裕で4台が並んでます。
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まずはTEC AMP 10B。132(幅)×96(奥行)×100(高さ)mm(真空管及び突起部含まず)というコンパクトさ。球はEi ElitesのECL805E(6GV8)です。Eiは旧テレフンケンの工場設備をユーゴスラビアに移設して稼働していた工場。操業を停止して何年にもなりセミヴィンテージ扱いされつつある状況です。出力は2.5W/chですが一聴して高域の伸びと明るさが際立つ爽快な音が印象的でした。

TU-8150は6AQ5シングル。6V6のMT管バージョンといっても良い球で、その昔五球スーパーラジオの低周波出力管として多用された極めてポピュラーな球です。製品に付属しているのは高信頼版のGE 6005W。TEC-AMPとの音色の差異は中域の解れ感に現れました。よりタマらしい寛いだ表現になったという感じです。

そしてTU-8150の最大の特徴は極めて簡単に出力管を6V6に交換できるところ。6V6はUS8ピンソケットですのでMT9ピンの6AQ5との差し替えは基本的に無理なのですが、そこはエレキット!出力管ソケットをユニット化して2本のネジだけでリプレイス可能にしたところが画期的です。その特徴を最大限に生かすべくJJ 6V6Sを標準装備(6AQ5もついて2種類の聴き較べができる)別注モデルがTU-8150SVです(参考記事はこちら)。せっかくの機会ですのでSV仕様の音も聴いていただくことにしました。
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シャーシサイズに比して出力管の存在感が少々寂しい感じの6AQ5仕様でしたが、6V6に替えるとグッとオーラが増す感じ…イッパシの真空管アンプの顔になりました。書き忘れましたが試聴はUL接続で行いました。6V6仕様にすることで音質…というよりアンプのグレードそのものが2ランクほどアップします。コスト対策としての6AQ5標準アンプにはなっていますが、このアンプは明らかに6V6においてその真価を発揮すると申し上げて良いでしょう。番組最後にゲストのTさんが印象に残ったアンプとしてTU-8150SVを挙げておられましたが、私も全く同感の好表現でした。
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後半戦は超小型プッシュプルとして10数年に亘り人気モデルとして一線を走り続けるSV-9T SEと2011年デビューのベストセラーモデルSV-23D。

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出力管は松下 6GW8で試聴。デビュー当時の「小さな巨人」というニックネームの通り、低能率の鳴らし難い小型ブックシェルフなどを楽々と制動するドライブ力の高さは今も健在で、プッシュプルアンプでしか聴けない厚みと倍音がこのサイズ、この価格で楽しめるところが9Tの最大の魅力です。
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そしてMUSIC BIRDでは恐らく初登場のSV-23D。今回は初段6C6バージョンで試聴。出力管はキット標準装備のRCA 807(1940年代)。ボンネットを外して写真を撮ると…このアンプが今の1616シリーズに繋がるモデルであったことが改めて分かります。本格的な手配線キットでありながら廉価で音質的にも徹底的にこだわったMADE IN JAPAN。サイズ的には16シリーズよりさらに2回りほどコンパクトですが音は本格派です。
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これが内部配線。これぞ原点!半世紀以上前から何も変わっていない真空管アンプの定番的スタイル。まるでエジプトのヒエログリフ(hieroglyph)を観るようですね。Tさんが23Dで使っていらっしゃるWE350Aも登場し、今回の中小型アンプ特集に華を添えてくれました。廉価=低品質ではないことをしっかりプレゼンできた収録になったと思います。

二本目は8/4オンエアの「ターンテーブル2つのサンプルを聴く」というテーマ。先日のアナログオーディオフェアのデモの完全再現版という感じでリファレンスソースもカートリッジも同じにしてA/B比較を行っています。
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前半はDENON103で4枚のLPを使用しサンプルA(上)→サンプルB(下)の順で比較試聴。それぞれの仕様はフェア会場で配付させて頂いたアンケート用紙を参照してください。違うのはターンテーブル本体だけで、その他の全ての環境は同一であるにも関わらず歴然とした音の違いにTさんも驚いておられる様子でした。Aは音像的なパワフルさ、Bは音場的な繊細さ。前にも書いたかもしれませんが不思議なのは聴感上の音量がBの方が1dB~1.5dBほど低いこと。これはオンエアを聴いていただいてもはっきり判る筈。Bの方がスピーカーの両側に展開する音場のステージが広いので積分的には同じエネルギーということかもしれませんが、改めて聴いても何とも不思議なことです。

後半はカートリッジをOrtofonSPU#1にチェンジ。オルトフォン=クラシック向きと考えている皆さんには是非オンエアを聴いて頂きたいと思います。カートリッジ本体重量30g,針圧4gの重量級カートリッジから極めてワイドレンジで情報量の多い再生をオンエアでも楽しめる筈。きっと考えを改めて頂けると思います。オルトフォンでもBの方が空間的表現においては優位で、女性ヴォーカルの間接音的ニュアンスや弦の倍音感は格別です。Aは音がグッと前に出る感じでパワー感溢れる描き出しです。ベルトドライブ,ユニバーサルアームという共通仕様の先にこれだけの差異(アナログの奥深さ)があることをリスナーの皆さんに知っていただく意味でも今回のオンエアは重要な意味を持つでしょう。
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2時間の収録が終わって”いやあ、今回の収録は楽しかったね!”と二人で振り返ることが出来たのは何より幸せなことでした。Tさんが”こりゃ、どっちが良いなんて言えないよね。両方良いもん”…っていたのがとても印象的でした。




by audiokaleidoscope | 2017-06-24 06:50 | オーディオ | Comments(0)

(6/17)新旧のはざまで

アナログオーディオフェアが終わって今週は各地から試聴のお客さんが。大阪,福井,滋賀,千葉…。みんな目的はこれ。
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フェアと同じ試聴音源を使い、同じようにA/B比較をやるという流れ。改めてショールームで細かく聴き込んでいくと別の発見も。TypeA(黒)はワイドレンジで良い意味で音像的でガッツのある描き出しが特徴。Type(B)はハイファイ的で音場の広さと情報量の多さ。不思議なのはカートリッジも針圧も後続の増幅系も全く同じなのに聴感上の音量が1dB~1.5dBほどBの方が低く感じること。言い換えればBの方が静かに鳴る、というと分かりやすいのかな…敢えていえばAはMM向き,BはMC向きということかもしれません。

話は変わって今週の出来事。後ろを振り返る余裕もなく突っ走ってきたこの19年…。卸はいやだ、直接お客さんと一緒にモノづくりを…と思いながら気がつくと今になっていたという感じですが、ふと取った電話のお問い合わせは何と15年前のムック「おとなの工作読本」(誠文堂新光社)の広告について。
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”SV-7(五級スーパーラジオキット)が欲しいんですが”と仰る方はおそらく70代。IFT(中間周波トランス)の調達が出来なくなって泣く泣くディスコンということをご説明しながら、会社的には過去の製品がお客さんにとっては過去で何でもなく”いま”であることをちゃんと覚えておかなくてはならないと改めて感じました。SNSでこのことを報告すると”私もこのムックまだもってるよ”という方もちらほら。趣味の世界に新しいも旧いもないんだなあ、と。

そして同じ日。今度は球についてのお問い合わせ。機種名が曖昧ということで送っていただいた写真を見て驚愕。
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何と私の初代モデル”SV-1”(300Bシングル)。7044‐300B‐5AR4という構成で300Bは交流点火(ここはブレてない…笑)。おそらく総製造台数100台程度しかないスーパーレアモデル(1999)。まさかこのような形で再会できたことも驚きながら、現役で愛用頂けていることに心から感動しました。喉元まで”譲っていただけませんか?”と言いそうになるのを抑えながら、つい目先の事、先の事に心尾を奪われがちな仕事でありつつも自分の足跡(歴史)を忘れてはイカン!と強く感じました。

お客さんにとっては一台こそがすべて。そんなことを思い出させてくれた一週間でした。



by audiokaleidoscope | 2017-06-17 10:22 | オーディオ | Comments(0)

(6/11)アナログオーディオフェア二日目

二日間のアナログオーディオフェアが終わり、都内での用事を消化して会社に戻ってきました。機材をショールームに復帰してホッとひと息。改めて二日目(というより今回のフェア全般)を振り返ってみたいと思います。

今まで初出展させていただいたアナログオーディオフェア、結論から先に言うと大正解だったと感じています。何より新しいお客さんとの出会い…おそらく全体の半数以上が私どもの事を名前は知っていても実態をご存じない方だったのではないでしょうか。プラスアルファ程度のつもりで持っていった16シリーズをご覧になって価格に驚きの声を上げられる方の実に多かったこと。いかに私どもがまだ知られていない存在であるかということを痛感しました。

二日目は時間をつくってなるべく他社のブースを覗かせていただきデモを聴かせて頂きました。たくさん写真も撮ってきましたので、そのなかで”おっ!”と思ったものをご紹介しておきます。
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今回何十という出展社のなかでその規模,展示,プレゼンテーション,集客…最高のパフォーマンスを示されたのはテクニクスだったのではないでしょうか。デモ中のお客さんの入りもダントツで特に初日は立錐の余地なそというほど。まあ会社の規模が違いますから…と言ってしまえばそれまでですが、それ以上の何か…それは伝えたいモノと気持ちがしっかりと来場者に届いたからでしょう。写真のSL-1200GRはもちろん、アンプもスピーカーもトータルで魅せるところはサスガです!

オフィシャルイベントでは…
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これはMJ(無線と実験)のデモ。柳沢正史さんがEimac 100THアンプでLPとSPをALTECのスピーカーで鳴らしていらっしゃいました。カートリッジはGEバリレラ。浸透力のあるスカッと抜けたサウンドが良かったです。
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これはMAYAさん(Vo.)のライブ。これも超満員で且つ物販はLPもCDもソールドアウトという盛り上がり。オーディオマニアの女性ヴォーカル好きはいつの時代も不変ですね。

もちろん出展社みな工夫を凝らした企画を展開。
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TOP WINGはピーター・バラカン氏を招いてトークショー…いやディスクジョッキーをやって大人気でした。製品関連で気になったブースをご紹介しますと…
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rega(UK)のターンテーブル。オーディオをポップに楽しもう!という感じが良いなあ、と。価格も実にリーズナブル。手軽にアナログを始めたい若者に勧めたくなりますね。
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TEACもリーズナブルなプライスで頑張っています。アナログ復興ブームも第二期に入りボリュームゾーンの製品をいかに投入してシェアを奪取するかというフェイズに入りつつあることを今回改めて感じました。
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こちらは6/1から輸入元がD&M(デノン/マランツ)に変わったpro-ject(オーストリア)の製品群。正式に導入が決まっている製品はまだ僅かなようですが、以前の国内価格の半額(以下)で急攻勢をかけて来そうな勢いです。これも一つの台風の目になりそうですね。

もちろんハイエンドゾーンも健在です。値段を見て音を聴いて溜息をつく…これもオーディオショーならではの楽しみです。
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巨大な211アンプが目を引くA&Mのブース。国内だけでなく海外でも人気の高いブランドですが、なかなかこうやって聴ける機会が多くないハイエンドブランドです。個人的にはもっと大型のスピーカーで朗々と鳴っている音を聴きたかったなあ、という気も…。
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これはTechDAS(テクダス)のAir Force III。テクダスの中ではエントリーモデルですが、それでもオプションやらを追加すると200万オーバーというもの。最上級機種のAir Force Iは1100万だそうです。スゴい!…欲しい!!
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増幅系ではPhasemation(フェーズメーション)が際立っていました。300Bのモノラルパラシングル300Bのバイアンプドライブ(計4台)で500万。その他オリジナルのカートリッジ,フォノ,プリまで入れると一軒家が建つという…。デザインもエレガントで素敵です。
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左に写っているアンプはオーロラサウンドのPADAというEL34三結パラPP。これも良い音していました。価格98万円と聞くとなんだかちょっとお値打ちに感じてしまう、オーディオショーの怖さ(笑)。

大きく言うとプレーヤーは価格が下がってきているなかで増幅系(特に真空管系)は高止まり感がある…そんな状況の中で奮闘している「中庸系」がトライオードと私どもという感じになるでしょうか。
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トライオードのいつもの見慣れたワインレッドのカラーリングの中に見慣れないアンプが…。ブラックとステンレスのコンビネーションでKT150のPP(右上)が今回初登場。その名は「武蔵」だそうです。主に海外での販売をイメージされているのでしょう。要注目ですね。

そして最後に私ども。今回の最大の目的であった2つの製品サンプルの比較試聴によるお客さまアンケート。
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二日間で約100件の貴重なご意見をいただくことができました。改めてご協力いただいた皆さんには心より御礼申し上げます。正確な集計はこれからですが、すでにハッキリした傾向が出ていて、おお!そうですか…フムフムという感じです。結果は10月の真空管オーディオフェアに何が出るかで決まり、ということにさせて下さい。もちろんこのまま製品化されるわけではなく、まだまだ改善,改良の余地があると思っていますので。

アナログ関連に限らず、オーディオ全般に言えることですが、極端に安いか、極端に高いか…ちょっと乱暴な言い方になるかもしれませんが、この”ふたコブ駱駝”の価格構成がこの業界の最大のクリアすべき課題ではないかと感じます。安いに越したことはない、でも安かろう…は要らない。もちろんお金に糸目はつけない…という方もたくさんおられる訳ですが、今回のアンケート結果に色濃く表れていたのは「価格は普通…でも品質に妥協のないモノが欲しい」というお客さまが如何に多いかということです。私どものアンプが球つきで大体10万~30万中心。今いちばん業界的に少ない”中くらいの価格で良いモノ”を目指して奮闘している訳ですが、今回展示させて頂いたアナログプレーヤーでも全く同じ傾向がフリー記入欄に書かれた皆さんの想いと共に伝わってきている気がします。
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並みいる大メーカー,大先輩たちに交じって今回久しぶりの合同展に出させて頂いた訳ですが色々なことを感じ学びました。実に世間は広く、そして多彩でありながら多くのお客さんが考え、望んでていることはそれほど大きく変わらないということ。少なくとも私どもに期待されていることが今回さらに明確になったような気がしています。
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ウチもひと目ぼれされるような魅力ある製品を作らないと…(笑)。そのためには周到かつ綿密な計画も必要ですが、自分の感覚(感性)を信じて突き抜けるパワーも同時に忘れないでいたい…今回とくにそう感じた気がします。

来年も是非出展させて頂きたい!…そう心から思えたアナログオーディオフェア2017でした。お世話になったすべての皆さん、有難うございました!!また来年会いましょう!!



by audiokaleidoscope | 2017-06-12 19:24 | オーディオ | Comments(0)

(6/10)アナログオーディオフェア初日

初出展のアナログオーディオフェア初日。ぶじ終わりました。

まず感じたのは会場の熱気。今までいろんなイベントを見てきましたがブースによってお客様の入りにバラツキがあったり、デモ内容にもレベル差を感じたりすることが多かったのですが、今回どのブースを覗いても試聴席は満席どころか立見が出るような状況で、会場全体が非常にお客さんのパワーと情熱に満ちた非常に良いイベントだと感じました。

そしてもう一つ。正直今回大部屋出展で「ホントは個室が良かったなあ」という気持ちもあったのですが、一日終わってみると他のメーカーさんのデモをじっくり聴かせていただくことが出来て大部屋でよかったなあ、と感じています。確かにデモ時間は短い。一日2回、それも短時間のデモしか出来ないことは少々勿体ない部分もあるかもしれませんが、その分多くのお客さんと色々お話が出来たり、製品に対する質問や要望を直接伺うことが出来ることは大きな収穫でした。そして何より他のメーカーさんのデモを聴いていて本当にオーディオと音楽を好きな人たちがこの業界を支えているんだなあ、という嬉しさと誇らしさを感じることが出来て、とても満足しています。みんな最高!です。

会場の様子ですが…
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これが私どものブース(503号室)。お隣はD&M(デノン/マランツ)さんです。展示だけですが16シリーズも並べています。
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これは試聴席の前に並んだ各社のパワーアンプ。今回284Dと91Bを持ち込みました。私どものアンプだけがヒト桁安い価格帯で少々不釣り合いな感じもなくはありませんが頑張ってます。デモスピーカーはソナス・ファベールとB&W。私どものデモではB&W 804D3で行っています。
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これが今回の主役。サンプル2種(TypeA/TypeB)を並べて交互に音を聴いて頂いておりますが、試聴頂いたお客さんにアンケートをとらせて頂いてどちらが皆さんのニーズに近いのかを確認させて頂いています。ベルトドライブでユニバーサルアームという点では共通ですが、それぞれに特徴があり、私としてはそれぞれに想いもあり、どちらかに絞りこむことが出来ていません。今回のアンケート結果に基づいて更に音質と品質を高めつつ、皆さんのニーズによる近いものを作りこんでいきたいと思っています。一人でも多くの方にアンケートにご参加いただきたいと思っています。
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デモ中はこんな感じ。真空管オーディオフェアでいつもお見掛けする皆さんもデモを聴いて下さって百万の援軍を得た想いでしたが、新しいお客さんとの出会いも実に新鮮。二日目も完全燃焼したいと思います。少し時間をとって各社のアナログプレーヤー群の写真も撮らせて頂いてアップできたらなあ、と思っています。初日に来られなかった皆さんも是非ご来場ください。私のデモは12:20~/16:00~の二回です!!





by audiokaleidoscope | 2017-06-11 06:17 | オーディオ | Comments(0)

(6/6)今週末のアナログオーディオフェア…出展内容は??

今週末はいよいよアナログオーディオフェア2017。例年このタイミングでは単独試聴会をやってきましたが、今回仲間の誘いもあり初出展させていただくこととなりました。場所はいつもの損保会館ですが、毎年10月の真空管オーディオフェアとはかなり様相が異なり大手ジェネラルオーディオメーカー(言うならばメジャーレーベル)が多数出展するなか、私どもインディーズレーベルも頑張ってこようと思っています。

出展メーカーは錚々たる顔ぶれ。私どもが出展する503号室だけでもDENON,フェーズメーション,オーロラサウンド,ViVラボ,GRADO(順不同)という大物揃いで、こういう大部屋出展が15年ぶりの私どももいつもと違うワクワク感でいっぱいです。

単独試聴会のように全機種を並べて総まくり試聴という訳にいかない大部屋出展ですので今回ポイントを絞りました。一つはアナログプレーヤー試作モデル(二種)の聴き較べ。一昨年からずっと取り組んでいるアナログプレーヤー開発プロジェクトですが、仕様変更や検討を重ねた結果いずれも満足いく品質と音質が得られるところまで来れたと自負しています。製造メーカーも仕様も価格も異なる2つのサンプル。どちらが皆さんのニーズによりマッチするのか…今回の出展で見極めたいと思っているのです。

つまり2つのサンプルを今回会場で見て頂き、音を聴いて頂いて、ご来場の皆さんにアンケート(回答いただいた方に粗品あり)をとらせて頂いたうえで最終的に一本に絞り込んで検討するという、私どもにとって非常に重要なイベントになるでしょう。

最終サンプルですが、まずは「Type A」。
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これはオールEU製。製造元を聞けば誰もが知っている有名メーカー製です。アームはアルミ製でダイアモンドカッターによる高精度加工品。アームの感度(盤面への追従性)が最大の特徴です。ベースは二重構造になっており、アーム,モーターはフローティングされていますので外来の振動等の影響を極めて受け難くなっています。加えて新開発のインサイドフォースキャンセラーによりスタイラス(針先)が内周にいくほど大きくなるキャンセル量が大きくなるよう工夫されています。

そしてこちらが「Type B」。
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こちらは三回目の試作で思い切ってアーム,モーター,フォノケーブルにMADE IN JAPANを採用しました。特にアームは数十年に亘る実績を有するアームメーカーの手によるもので、ヨーロッパ市場ではアーム単品で邦貨換算10数万円で販売されているものをベースとしています。

いずれもベルトドライブならではの滑らかな音質と聴感上の高S/Nを心ゆくまで楽しんで頂ける品物に仕上がったのではないかと…。気になるのは値段ですが、これは予価として当日発表させて頂く予定です。AよりもBの方が高くなりますが、それでも皆さんのご期待を裏切らない価格設定をしたうえでA/Bどちらが人気なのかを調査させて頂きたいと思います。是非アンケートご協力をお願い致します。

アンプにつきましては当社のリファレンスシステムを2種類用意します。
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845システムと300Bシステム。いずれも真空管アンプユーザーの憧れの球である訳で今回はアナログソースを人気出力管で楽しむひと時となるでしょう。

注意が必要なのは私どものデモは二日間で4回(各35分~40分)しかないこと。いつもの単独試聴会のひといコマ2時間とか3時間というのとはかなり状況が異なりますので、来場を予定されていらっしゃる方は時間帯を事前にチェックいただくよう、お願いします。

6/10(土)
13:20~13:55
新アナログプレーヤー(試作)ニ種の競演!
製品化アンケート実施(粗品あり)

16:40~17:15
真空管アンプで聴くLPの悦楽!
SV-284D(845) vs SV-91B(300B)

6/11(日)
12:20~13:00
新アナログプレーヤー(試作)ニ種の競演!
製品化アンケート実施(粗品あり)

16:00~16:40
真空管アンプで聴くLPの悦楽!
SV-284D(845) vs SV-91B(300B)
スペシャルゲストあり…かも?

使用ソース(予定)は

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等をかけようかなあ、と思っています。さて、どんな二日間になるでしょうか?…とても楽しみですね。会場で皆さんとお会い出来るのを楽しみにしています!!






by audiokaleidoscope | 2017-06-06 15:45 | オーディオ | Comments(0)

(6/3)”FMジャズ喫茶”6月OA(その1)

昨日の夜から出ずっぱりで先ほど帰宅した関係で少し出遅れてしまった感もありますが、今日22時~OAの”FMジャズ喫茶Pitch”(ちょうどいま聴きながらブログをしたためている訳ですが)、今回はジャズの名門レーベルRiverside(リバーサイド)について音源を聴きながらマスターKさん,常連客のSさんとの鼎談を展開しています。

毎回OA後に”あの曲名をもういちど教えてくれる?”というリクエストをメールでいただくことが多いので、今回からSさんのコラムと連動して内容,曲目をOA前にお知らせすることになりました。今回の内容は5/22付のコラムですでに出ておりますので、”おお!これをかけたのか!”という方はぜひ来週のリピート回を聴いて頂ければと思います。

Pitch FMで枠をいただいてはや5年。最近はライブ感を重視して曲目こそ事前に決めるものの、あとはすべてアドリブというジャズ番組ならではの自由な感じでやらせて頂いています。これまで聴いたことないという方、ネットでも聴けますのでひと時お楽しみいただければ幸いです!
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by audiokaleidoscope | 2017-06-03 22:44 | オーディオ | Comments(0)

(6/1)エレキット製品価格改定!!

5月はいろんな社外イベントがありました。MONOマガジンのイベント,OTOTEN2017,フォトグラファーとのコラボなど・・・。その過程で沢山の人と出会い、いわゆる非オーディオ系の皆さんとの交流を通じ、自分が思っている以上に「良い音で音楽を聴きたい!」,「自分で創ることにも興味がある」という方が多いことを知りました。それも若い方が・・・。

その一方で「ホントに自分で出来るだろうか?」,「うまくいかなかったらどうしよう?」という不安から最初の一歩が踏み出せていないことも改めて認識しました。確かに最初から10万,20万というキットにトライできる方は多くありません。私どもにも日々いただくお問合せの中で一番多いのが「初心者でも大丈夫なんですかねえ・・・」という内容からもニューカマーの皆さんの想いはしっかり共有させて頂いています。

そんな時いつも申し上げるのが「まずはエレキットで成功の感動を味わってみて下さい」ということ。自社製品ではなくともエレキットとは公私の間柄を越えて20年以上のお付き合いになりますし、今まで数え切れない方が一台目にエレキットを選び、真空管アンプの音の良さに目覚め、ドンドン腕を磨き、プロ顔負けのモノづくり達人になった過程を見守らせて頂いてきました。作り易さ,鉄壁のサポート,そして何より価格の安さ。その"エレキットイズム"と私どもの創業時から不変のミッションである「モノづくりの歓びを一人でも多くの人に!」・・・この点で私どもは一心同体だと感じています。

今日からエレキットのレギュラーモデル,そして私どものスペシャルモデル4機種に関し思い切った価格改定を行いました。少しでも敷居が下がって一人でも多くの方にこの感動を味わって頂きたい・・・そんな願いを込めたキャンペーンです。
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いろいろと買う前に訊いておきたいこともあるでしょう?ハンダごては何W?,ハンダはどれを選ぶ?その他の工具は何が要る?・・・そういうことは電話でもメールでも結構ですのでお問合せ下さい。エレキット製品だけで過去1万台以上の出荷実績がある私どもならではのお手伝いをさせて頂きます!!

最初は誰もが素人です。最初から上手な人なんて誰も居ないのです。何事もエイヤ!という気合いと後は経験です。今日最後にお見せするのは私どものSV-4(KT66pp)を作られたSさんの素晴らしいワイヤリングです。
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何度見ても惚れ惚れする美しさ。ここまで登り詰めるためには永年の経験(言い換えれば数え切れないほどの苦労と失敗)を重ねてこられたと拝察しますが、嘗ての「モノづくりニッポン」の将来が危惧されるなかで、こういうシゴトを見させていただくと、マダマダこの趣味も捨てたモンじゃない!ととても嬉しくなりましたのでご紹介させて頂きました。

いままで躊躇していた皆さん、自分で作った真空管アンプで音楽を聴く感動を一緒に味わってみませんか?こんな楽しい趣味、なかなか他にはありません(笑)。



by audiokaleidoscope | 2017-06-01 09:49 | オーディオ | Comments(0)

本ブログ掲載内容は私人の見解であり、(株)サンバレー(ザ・キット屋)の立場,戦略,意見を代表するものではありません。


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