<   2017年 02月 ( 17 )   > この月の画像一覧

(2/27)EL156/Chinaが良かった件

試聴会が終わってから、どうも生活リズムがズレてしまって変な感じ。家に帰ってグッタリして気がつくと寝落ち。ああ!イカン!!と思いながら目が覚めたら最後、こんどは寝られなくなって結局3時ぐらいまでゴソゴソしていて朝は6時起き。それでもって寝不足で仕事終わりでダウン…こんな毎日が続いています。今週金曜から再び東京なので今のうちにリズムと体調を整えておかないと。

そんな今日はPitch FMで二本録り。"FMジャズ喫茶Pitch"という仮想ジャズ喫茶を舞台にマスターと常連客に混じってジャズ修行中の私がレコードを聴きながら丁々発止を繰り広げる…そんな番組です。今回は"お母さんのお腹の中にいるときからジャズを聴いていた"というYさんをスペシャルゲストにお迎えし、アート・ブレイキーとリー・モーガンスペシャル。YさんはJBLのバーチカルツインをメインで、サブに4312もお使いの女性ジャズファン。ド肝を抜く爆音でジャズを聴くのがお好きで、先日試聴室でかなりの音量で鳴らしていたときも耳の後ろに手をあててダンボのようにしていらっしゃるので、どうしたんですか?と伺うと"もっと近い音で!"と仰って"こりゃホンモノだ!"と恐れ入った次第。
b0350085_23312833.jpg
そんなYさんをスペシャルゲストに迎えた収録で使ったアンプは
SV-S1616D/多極管仕様。毎回出力管を替えてLPの出力を球アンプを通した音で収録し音の違いを楽しんで頂いている訳ですが、今回出力管を何にしようかな…と思いながらタマのストックを除いていたら、今から10年くらい前にサンプルで買ったChina EL156を発見。KT88系の上位球でバイアスがかなり浅めの出力管ですがS1616Dなら使える筈…と思い試しに挿してみると、おお!音がぶっとい!!
b0350085_23461162.jpg
EL156は元々ドイツテレフンケン社がオリジナルでノイマンのカッテイングマシンに使用されたことで知られる元々はプロユースの球です。ピン形状がやや特殊ということもあり民生用に使われることは稀でしたが15年ほど前に中国でUS8ピンベースで再生産が始まったもののポピュラーになることはなく短期間で製造が終了し現在は入手が難しい幻の球。今回久しぶりに鳴らしてみて良い出力管だったんだなあと改めて思いました。

このEL156は3月後半のオンエア(リー・モーガン特集)の収録で使っていますので(ちなみに前半はJJ EL34)、是非聴いてみてください。最近は流行りを越えて主流にすらなっているコンパチアンプですが、こういう意外な組み合わせも良いものです。お陰さまで楽しい収録になりました。



by audiokaleidoscope | 2017-02-28 00:00 | オーディオ | Comments(0)

(2/26)15万枚のLP

まだ完全とはいえないまでも、もうじき"メール1000本ノック"もひと段落しそうな雰囲気。明日は"FMジャズ喫茶Pitch"の3月放送分2本録りが午後あるので、その流れのイメージでも考えるか…と思っていたところに電話。

何となく声に聞き憶えがあるなあ…と思っていたら、10年ほど前にJB300B(現行JB320LMの前身)を完成品で納めたHさんだと分かって、お久しぶりですねえ!と申し上げていたら、オーディオを一式引っ越して接続し直したらJB300Bから音が出ないというご相談。1時間も走れば着く場所なのでイッチョ行くか!と思ってHさんのご自宅へお迎えに上がり、新しいオーディオ設置場所へ。
b0350085_00041220.jpg
この写真ではよく分からないと思いますが、Hさんの所有されるビルの最上階が偶々空いたので仲間が何時でも集まってワイワイやれるようなオーディオルームにしたんです、とのこと。軽く100平米はあろうかという広々としたワンルーム空間が巨大な音楽室になっている感じでした。
b0350085_00041572.jpg
こちらは機材側。セレクターで複雑に繋がっていたことが原因でJB300Bに正しく信号が行ってなかっただけでアンプはすこぶる快調で安心しました。

Hさんは永く音楽振興に尽くされハンガリー政府からSirの称号を受けていらっしゃる方で、何より驚いたのがそのLPの数。なんと15万枚もあって、この音楽室にあるのは約1万枚とか。それでも相当な量ですが、全部はとても置き切れないので別の場所に保管されていらっしゃるそう。いつでも誰でも聴ける場所があったら楽しいでしょ!とニッコリされていたのが印象的でした。

オーディオという趣味は独りで楽しむための空間と装置と音源によって成立することが殆どですが、Hさんは人と人が音楽を通じて結びつき歓びを共有することを何より大切にする方。だからこそいつも周りに沢山の仲間がいて楽しい毎日を過ごしていらっしゃるんだろうなあ、と羨ましくなりました。私の母と同じ歳のHさん。いつまでも元気で音楽と共にある毎日を!!



by audiokaleidoscope | 2017-02-27 00:35 | オーディオ | Comments(0)

(2/23~24)収録→ポートレイト→ゲネプロ

初めて行った埼玉の羽生市から会社に戻ってきたのが午前1時半。そこからメールチェックを始めて緊急性の高いものを返信して、これからブログ。印象が鮮明に残っているうちに…。

まず昨日(23日)は月イチのMUSIC BIRD収録。今回特にお伝えしておきたいのは3/31(再放送4/7)の回。ジャズベーシスト小林真人さんのライブにお邪魔して一気に意気投合。トントン拍子に話が進んで僅か三週間で収録とは我ながらすごいスピード感です。小林さんが愛して止まないSP盤(78回転)大スペシャル!サブタイトル"小林真人のSP盤バンザイ!"とでも名付けたくなるような、それはそれは楽しい2時間でした!
b0350085_03541442.jpg
小林さんのブログから拝借。永世ゲストとスペシャルゲストのツーショット。

とにかく小林さんのお話の面白いこと!私もSP盤は数百枚ですが持っていて時々家で回していますが、そこには何の裏づけもなく単純に雰囲気を楽しんでいるレベル。小林さんのお話は史実に基づいてアーリージャズを俯瞰する側面と、ジャズ創成期の巨人達の演奏が、どういう意味を持ち、それが今のジャズにどう影響を及ぼしているかまで踏み込むもので、この2時間でジャズというカルチャーの根っこの部分を理解出来てしまうほどの濃さでした。

内容はオンエアを聴いていただければ納得いただける筈ですが、小林さんが厳選された盤だけあって音も凄くて収録後は何だか極上のライブを楽しんだ後のような満腹感と心地よい余韻にスタジオが包まれた感じです。Tさんも相当感銘を受けられたようで"いやあ!スゴかったですねえ!"を連発されていましたが、後でCDを聴くと何だか薄っぺらく感じるほど"SP耳"になってしまいました(笑)。主にヨーロッパで買付けられたという超のつく貴重盤を聴けるまたとないチャンス!これは録音して永久保存しないと後悔間違いナシです!
b0350085_04151684.jpg
今回の機材。SP盤とくれば電蓄最初期に賞用された2A3の出番でSV-S1616Dの本領発揮です。そしてプリはマッキンC8。EQカーブもLPのRIAAでなくSP盤用のカーブをDIPスイッチで設定して収録。本格的です!

一夜明けて今日(24日)は先日の試聴会で急遽行ったミニトークライブのゲスト、日本を代表するポートレイト写真家、平間至さんのスタジオへ。何か一緒に出来たら楽しいだろうなあ、と思っていて或るコラボ企画が現在進行中なのですが、その件も含め今日は私の写真を撮っていただく僥倖に預かりました。
b0350085_04263586.jpg
名だたるミュージシャンのジャケット写真を手がけられてきた平間さんに撮っていただいて、自分が何者になったような錯覚を覚えた、というのが本音。一生の素敵な思い出になりました。着の身着のままの格好ですが、改めてホームページや雑誌広告などで使わせて頂きたいと思っています。

平間さんのスタジオを出て約2時間。明日が初日の某アーティスト全国ツアーのゲネプロ(通しリハ)へ。
b0350085_04354835.jpg
b0350085_04351747.jpg
今回の狙いはデジタルミキシング環境にSV-192A/Dをインサートして音の厚み(倍音感)の向上と温度感の改善でありました。インサートONで2000人のホールのサウンドが一気に重心が下がりグルーブが上がる感じ。ドラムのキックの音の量感がまるで違うことに気付いたスタッフさんが"太いねえ"とわざわざ声を掛けにいらっしゃるほど。

この"真空管PA"、主に歌モノやアコースティック楽器のリニアライザーとして使われることが多いですが、オペレーターサイドのノウハウと経験が要るもののロックやファンク系にもよく使って頂いています。既に次のオファも入って来ていて楽器アンプやレコーディング用途だけでなく、これから音に拘るPAにも定番的に使って頂ける日が来る…かもしれません。

そんな訳で試聴会終わりで直ぐ東京へ戻るというアクロバティックな一週間余りが終わり、来週からはちょっと座って仕事できる時間も持てそう。体力的にはかなりキテますが、明日一日ホネ休めをさせて頂いて明後日から本格再始動!という感じでいこうかなと思っています。もうじき朝の5時…皆さんも良い週末を!



by audiokaleidoscope | 2017-02-25 04:54 | オーディオ | Comments(0)

(2/22)Tさん来訪とTU-8340SV再受付開始

昨日のHさんのコメントを読んで下さった多くの同志から"超いいね!"を沢山いただきました。正直Hさんのように初の試聴会参加であのように音を「言の葉」に託すことが出来る方は多くないかもしれません。でもHさんのコメントを読み返してみると"あ、そうだよね!"と共感を持って下さった方もいらっしゃったのではないかと拝察致します。Hさん、本当に有難うございました!

今日はTさん(大放談永世ゲスト)が偶々こっちに来られるというので、久しぶりに我が家へお越しいただきました。
b0350085_09294204.jpg
Tさんと私はスピーカーも同じ。アンプもほぼ全てダブり。
b0350085_09294902.jpg
LM91Aだったり。
b0350085_09295900.jpg
SV-86Bだったり(隣のスーファミコントローラーはスルーで…(笑)。

そして何より大切なのは好きな音のベクトルが同じということ。これもあって毎回番組でも全く構えることもなく、普通に進められる最高のパートナーです。せっかくなので東京に一緒に打ち合わせしながら帰りましょうよ!ということになりました。

明日の収録がこれまた凄い!一本目がジャズベーシスト小林真人さんをスペシャルゲストに迎えてのSP盤(78回転)大スペシャル!オーディオファイルでもある小林さんのお話とSP盤愛が炸裂するでしょう!そして二本目は"はじめての真空管アンプえらび その2 PPアンプ編"です。オンエアは3月末~4月中盤にかけて。いずれも必聴の会になるでしょう!

そうそう、未明にTU-8340SV(再入荷分)のアップが完了しました。東京試聴会の先行受付が終わってあと10数台しかないようですので、お早めにチェックしてくださいね!!






by audiokaleidoscope | 2017-02-23 09:44 | オーディオ | Comments(0)

(2/21)無知の知

昨日おそくに会社に戻って明日からまた四日間東京という(笑)。トンボ返りと言うけど、本当はこっちがベースなんですけど…今月は三週連続で上京なので余計に密度とスピードを上げて頑張っているところです。こんな時間ですがショールームはAC/DC-"Let's Get It Up"爆音再生。アゲアゲな感じで明日の準備中です。

ところで数日前から"新かわら版"のご要望が急激に増えています。恐らく初日の"はじめての真空管アンプえらび"にもテキスト的に使用した巻頭ページを読んでみたいと感じて下さった同志が多かったのではないかと拝察いたしますのでリンクを張りました。デモを聴いて下さった方も今回チャンスを逃した方も是非いまいちど"タマアンプの根っこ"を共有して同じ方向を向いていけたら良いなと思っています。

今後も機会あるごとに内容は増補していきます。例えば"A級,AB級,B級とは?"とか"6Ωスピーカーはアンプの4Ω/8Ωどっちに繫ぐ?"とか"プリ/パワーの知られざるインピーダンスマッチングの重要性"とか"固定バイアスと自己バイアスのメリット/デメリット"…などなど知っておいて損のない話題が沢山ありますので、かわら版のなかで完結させるか、胴元が見つかれば他の形で纏めさせて頂いてもいいかなと考えたり。そういえば間もなく出荷開始のTU-8150/8150SVにも"真空管アンプ トラの巻"がもれなくオマケで付くそうですから、これも是非読んでおきたいところですね!。

情報を知識に変え、知識を知恵に高め、知恵を教養に昇華させるためには時間と努力も多少は必要です。中には"素人だと思ってばかにしてるのか!”なんて仰る方もいらっしゃいますが、そんなこと万に一つも思ったことはありません。知らないことは恥ではありません。お互いに理解し合う努力を惜しまないことが何より大切なのだと思います。

そういえば試聴会初日に会場にいらっしゃったHさんがこんなメールを下さいました。Hさんとは面識もなく、初めて私どもの試聴会に来て下さったと文中に書いて下さっていますが快く転載をお許し下さいましので原文のまま(一部伏字)お伝えしようと思います。

先日、初めて御社の試聴会に参加させて頂きました。このお礼や試聴会の感想などをお伝え致したく、メールをさせて頂きました。

私のオーディオ歴は、18歳の頃から数えて30年程になりますが、オーディオ関連の試聴会の参加自体が初めてでした。このため、他の試聴会と比べるすべは無いのですが、それでも、「他の試聴会には無いほど、内容の濃い、充実したものだったに違いない!」と思える会で、13時から18時の半日があっという間で、真空管アンプについて、ある種の衝撃を抱きながら勉強させて頂きました。

私、これまでは、トランジスタアンプで、定位や音場の立体感(前後・左右方向への広がり)を求めて、メーカー製はもとより、○○キットなどのガレージメーカー製アンプ、アンプビルダーが作成した○○式アンプや○○式アンプなど、頻繁に試しては変えという“アンプ転がし”を続けて来ました。数十年使い続けた○○式アンプに落ち着いたものの、知り合いに聴かせてもらったJBL4344mk2の、部屋全体が鳴っているような圧倒的な音圧に魅了され、中古の4344を手に入れてからは、三度、アンプ転がし生活におちいっております。そんななかで参加させて頂いた試聴会で聴いた、様々な真空管アンプの音は、衝撃的なものでした。

今までのトランジスタアンプを思い起こすと、「茫洋とした空間で定位や音場の広がりをいかに再現するか」というものだったような気がします。対して真空管アンプは、私には、プレーヤーが演奏する空間やプレーヤーの表情をも表現する、魔法の楽器のように聞こえました。例えば、ELEKITのアンプは「ナチュラルな響きと広さを持ったホール」で、御社のアンプは「チャペルのような良く響くホール」や「中程度の広さに木質系の内装を施した良質な響きを持つホール」で鳴っているように聞こえました。また、多極管シングルアンプでは、プレーヤーが一生懸命に演奏している姿が、三極管アンプでは、肩の力が抜けて悠々と演奏している姿が浮かんで来ました。そのなかでもSV-91Bは、「20~30人程度で良質な音楽を聴くための場所、良質な木材だけを使った内装、ソファーや調度品で適度な響きを与えられた一室で、リラックスしたプレーヤーが柔らかく、時に歯切れよくプレーをする姿が浮かび、かつ、プレーヤーの前後左右、上下には、十分な空間の広がりを感じる。」という、大変心地よい音に聴こえました。大ホールや、サントリーホールなどの響きの良いホールでのコンサートも良いですが、小さなサロンでリラックスしたプレーヤーが演奏するリサイタルは至福の時間を与えてくれます。これに似た感覚をSV-91Bは与えてくれました。

近い将来、このSV-91Bをゲットすべく、とりあえずはお手頃価格の製品からトライし、真空管アンプのHowToと組立て技術を身につけて行きたいと思っております。新たな目標を与えて下さったことに感謝をしつつ、まずは試聴会に参加させていただいた御礼まで。
b0350085_01223683.jpg
Hさん、有難うございます!まさに"ソクラテスの弁明"にある「無知の知」(I know that I know nothing)に通じる示唆に満ち満ちていると感じました。私(たち)はどうしても自分の知識に引っ張られてなまじ理解も出来ていないものを"こうである筈だ"と決め付けてしまっているのかもしれません。斯く言う私も自分のアンプを作って毎日20年も聴いていると、音楽を味わう以前に"こういう音だ"と…言い換えれば心を閉ざしてしまっていたかも。初めてだからこそ、知らないからこそ見えてくるもの。そのヴィヴィッドな感性を私も取り戻してHさんのような方に一人でも多く出会えるよう、初心の大切さを改めて気付いた次第です。ますます頑張らねば!!





by audiokaleidoscope | 2017-02-22 01:25 | オーディオ | Comments(0)

(2/19)試聴会二日目。そしてリハーサルスタジオへ

そして始まった試聴会二日目。
b0350085_07563387.jpg
今日は昨日の"はじめての真空管えらび(基礎編)"につづく応用編といったところ。現行300Bの聴き較べと"普及価格帯と高価格帯アンプを同じ出力管を使って比較するというテーマを中心に行いました。
b0350085_07534559.jpg
これrはSV-S1628Dにおける845と211の比較のなかでお宝、Generaral Electric VT4-C/211(1942)を説明しているところですね。アンプの価格帯比較においては、ひと言で申し上げてアンプのレベルがあがることによって響きと密度感、そしてローレベルの情報量があがることを理解頂けたのではないかと思っています。

そして今日もムチャぶりゲストコーナー(笑)。
b0350085_07552587.jpg
お付き合いが始まってもうかれこれ15年以上になるN響 横山さん。横山さんは知る人ぞ知る"ヴァイオリンを弾くアンプ職人"でして、私どものアンプだけでもう何台作られたか分からないほど。楽員さんの製作代行も一手に引き受けられて、その方面でも絶大な信頼感のある方です。近々欧州ツアーに出られるとか…益々のご活躍を!

そして今日も会場にお越し下さった鈴木裕先生。今日は真空管アンプでしか味わえない本質的なトランジェントの良さ(ハイスピードさ)と電源やケーブルなどへの反応性の良さを熱く語って下さいました。我々タマ業界にとって欠かせないオピニオンリーダーです!
b0350085_07534423.jpg
そして当社試聴会恒例のミニコンサートタイム。今回も素晴らしかったです!きっかけは去年6月の東京試聴会。その時はじめてお目にかかったギタリスト小馬崎達也さん。
b0350085_07552441.jpg
その後急接近して我が家にお越しいただいたり、番組のゲストにお越し下さったり。そして今回念願の生演奏を聴かせていただくことが出来ました。
b0350085_07552431.jpg
冒頭は何とも魅惑的で透明感のある"お鈴(おりん)"の響きから。その後ギターの演奏へ。
b0350085_07552467.jpg
小馬崎さんのギターはなんと総桐。その軽くて深い浮遊感のある音色は今まで誰も体験したことのないものです。皆さんじっと目を閉じ美しい音に集中されていたのが印象的でした。
b0350085_07552458.jpg
実は今回ギターの音をSV-192A/Dで受けて真空管PAにもトライ。試聴会では初の試みでしたが、これが実に上手くいってなかなか好評でした。最初は低めの音量で。皆さんに気付かれないように少しづつゲインをあげて音楽に入り込めるように工夫したんですが…分かったかな?
b0350085_07534554.jpg
いつも小馬崎さんと一緒にパンゲアというユニットで活動されている仲林利恵さん。本職はお琴のお師匠さんですが、今日は小馬崎さんの音源販売で頑張って下さいました。次回は是非もっと広い場所でパンゲアでお願いします!!

そんな訳で、本当に楽しかった二日間の試聴会も終わってしまいました。前回比120%,前々回比150%の方にご来場いただいて勇気と元気を沢山いただきました。本当に有難うございました!次は6月のアナログオーデイオフェアでお会いできると思います。その時は新アナログプレーヤーをしっかりPRできるよう、頑張らないと!その後、会場バラシを終えてスタッフは愛知へ。私は都内の某リハーサルスタジオへ。
b0350085_07534622.jpg
某有名アーティストの約1年半に亘る全国47都道府県ツアーのPAファイナルにSV-192A/Dを使って頂けることになって、そのサウンドチェック。
b0350085_07534528.jpg
そしてそのツアーのギターで参加されているHさんのMarshallのチェックも兼ねて。フルMullardにしてからはや数年。この音が凄くてサブのアンプもMullardに載せかえようか…という相談もしてきました。来週から始まるツアー。実際FOH(会場客席)で聴いた時に良くなければ何の意味もない訳で、まだまだやることが沢山ありそうです。

そんなこんなでホテルに戻ってきたのは午前2時すぎ。明日はオーディオ誌の編集部へデモ機の持ち込みと打ち合わせ等の予定が入っています。幸い体調もよいのでしっかり前を見て一歩一歩ですが前進できればなあ、と思っている試聴会終わりの私です。



by audiokaleidoscope | 2017-02-20 03:53 | オーディオ | Comments(0)

(2/18)熱気

初日が終わって撮っていただいた写真を見ながら、今日は一体何だったんだろうと一日を振り返っています。
b0350085_06272613.jpg
開場予定時刻の1時間近く前からお客さんが入りだし、デモ開始前時点で満席。そのあと予備の椅子を出せるだけ出したのですが、一時は立ち見が出るような状態に。2004年からずっとやってきた試聴会ですが、今までで最も沢山の方がいらっしゃったことは確実です。
b0350085_06322429.jpg
何がそうさせたのか…はよく分かりません。ただ今回の試聴会のテーマである"はじめての真空管アンプ選び"に多くの方が関心を持たれただろうことは想像に難くありません。いいかえればそれだけ真空管アンプが今まで何となく"音が良い"とか"音が柔らかい"という一義的なイメージで理解されていて、本質的な魅力についてちゃんと理解できる場がなかったということなのかもしれません。
b0350085_06404054.jpg
今回は個別のアンプの宣伝でもなく、自社のプロモーションだけでもなく、それこそ真空管アンプそのものの魅力を本当に原点に立ち返ってお話できて自分としても良かったと思っています。真空管アンプにはシングルとPPがある、真空管には三極管と多極管がある、その四分類を基本としてそれぞれどういう音質的特徴や使いこなしのポイントがあるか…新かわら版を使いながらしっかりお話できて良かったです。
b0350085_06385270.jpg
今回特徴的だったのはいつもお見かけする馴染みのお客さんに加えて恐らく初めてお目に掛かるんだろうな…という方がとても多かったこと。メモを取ったり、私のお喋りを録音される方もいて本当に皆さん真剣に真空管アンプの何たるかを理解しようという熱気に満ち満ちていました。
b0350085_06474916.jpg
今回ハイレゾとアナログの両方をリファレンスにして四分類の音を聴いていただいたわけですが、そのなかでも盛り上がったのがエレキット.トライオードの主力機種との比較試聴ではなかったかと思います。
b0350085_06510919.jpg
b0350085_06511995.jpg
エレキットTU-8200はSV-S1616Dと、TU-8340はSV-P1616Dと。トライオードTRV-35SER/88SERはSV-P1616Dと、TRV-A300XRはSV-501SEと同じ出力管で鳴らし較べる企画だった訳ですが、実に三者三様でそれぞれのメーカーのモノづくり,音づくりのポリシーがハッキリ出て私もとても楽しいひと時でした。それぞれ本当に良い音だったと思います。

今日会場には沢山の音楽関係者,アーテイストの方がいらっしゃいました。日本を代表する写真家、平間さんもそのひとり。前にお呼びして急遽ミニトークライブになったりして(笑)。何故か写真が残っていないので、会場で観ていただいた動画を貼り付けておきます。
あとオーディオ評論界からは鈴木裕先生。
b0350085_07012569.jpg
ホームオーディオだけでなく、カーオーディオやオーディオアクセサリーなどの広い知識と経験を有する鈴木さんが何故Thielという最も鳴らすのにノウハウが要るスピーカーに私どもの845アンプを使っておられるのか伺うことが出来ました。
b0350085_07043881.jpg
そして日本コロムビアのFさん。この方、日本コロムビアが誇るORTの総元締め。70年代以降デジタルで録られた膨大な音源を最新技術で復活させています。OTR=失われた倍音を再生成するテクノロジーとも言えるでしょうか。その日本コロムビアのスタジオに先日SV-192PROが正式導入されたばかりですので、これからますますORTの動向から目が離せません。
b0350085_07131804.jpg
デモが終わると皆さん、アンプの前にワっと集まって改めて自分の意中のアンプを眺めたり、スタッフに質問したり。今回の一番の成果は何が良い、じゃなくて全てに特徴と大いなる魅力があることをお伝えできたことかもしれません。明日も引続き頑張りたいと思います!



by audiokaleidoscope | 2017-02-19 02:06 | オーディオ | Comments(0)

(2/17)仕込み中!

まだ仕込み続行中ですが、会場の雰囲気をお伝えしておきます。
b0350085_06361514.jpg
入力周り。プリ3台,フォノイコ2台をSV-353で切替えしていきます。デジタル系は全てMC-3+USBに入力してクロック洗浄を行っています。
b0350085_06361505.jpg
今回パワーアンプ/プリメインアンプは全部で15台以上の布陣。コマによって鳴らすアンプを分けていきます。
b0350085_06361585.jpg
エレキット,トライオードの主力アンプも設置完了!
b0350085_06361401.jpg
こちらは技術相談コーナー。さまざまなご質問にお応えしていきます。
b0350085_06361412.jpg
受付横にはTU-8150SVも。ヘッドフォン出力の音を体験してみて下さい。
b0350085_06361490.jpg
スピーカー周り。これもコマによって鳴らすアイテムが変わる予定です。
b0350085_06361336.jpg
ちょっと一服。まだこれから物販関係やデモの流れを復習していきますので、準備に数時間はかかりそう!折角の試聴会なので出来ることはシッカリ準備しようと思っています。お近くの方、是非損保会館でお会いしましょう!



by audiokaleidoscope | 2017-02-17 01:39 | オーディオ | Comments(0)

(2/16)明日から一同東京へ!

この一週間、イロイロと自分なりに準備してきてやっと"よし!"というところまで来ました。明日トラックに機材を一切合財積み込んで皆で出発します。

今回の試聴会は今までと少し流れが変わっています。今までは意識せずに"分かってる人"を対象にしてしまっていた自分が居て、これからタマを!という皆さんには少し(大いに?)分かりにくい内容だったのかも?・・・ということに今更ながら気付いたところもあり、今回は最初に"いま、なぜ真空管なのか?"というセミナー的な内容から始めていこうかなと思っています。
b0350085_20302500.jpg
b0350085_20302922.jpg
こんなパワポを作ったりして…。ハイエンドメーカーが今なお真空管アンプを作り続けている訳や一般家電にも"真空管サウンド"がフィーチャーされている現実を改めて一緒に考えてみようという内容。こんな感じで先ずいちど現状を俯瞰したみたあとに続くのがこれ。
b0350085_20303257.jpg
今回、かわら版のアタマに巻頭言的に纏めてみたのが"はじめての真空管アンプ選び"。これを読めば真空管アンプのひと通りの知識が得られ、次のステップにスムーズに移行できることをイメージしました。

シングルかPPか?に始まり三極管か多極管か?に続いたあとにプリメインかセパレートか?という感じで書いています。そしてプリアンプの必要性に敷衍してまとめで締めている感じです。この業界に入らせていただいてもうじき20年。ある意味、私の歩いてきた道(目指してきたもの)をごく簡単ではありますがサマライズ出来た…かな?という感じです。

で、これらを使って一度キチンと真空管アンプの在り様を明確にしたあと、盟友であり最高の仲間であるトライオード,エレキットの代表機種と私どものアンプの鳴き較べに入っていきます。誤解のないように申し上げておきますと、決して他社のアンプをダシにして云々…という意図ではありません。人間と同じで皆、顔も違えば性格も違う…その素晴らしき百花繚乱の個性を一緒に感じていこう、という趣向です。同じ形式だったり、同じ真空管を使っていても音がこんなに違う!という体験をシェアできたら幸いです。

二日目(2/19日曜日)はちょっとマニアック。現行300B各種を聴き比べたり、普及価格帯と高級モデルの比較をしたり、ミニコンサートがあったり、845と211を比較してみたり…という内容。どちらか言えば初日は一般教養,二日目はゼミ的な内容といえるかもしれませんね!なかには"全日程制覇します!"という猛者(もさ)もいらっしゃって、此方もその分頑張らねば!!とテンションが上がっているところです。

勿論、今回も来場者限定キャンペーンをガッチリ用意しています。事前予約不要、全コマフリーですのでお時間ある方は是非遊びにいらっしゃって下さい!!スタートは18日(土曜)13時です!!




by audiokaleidoscope | 2017-02-16 20:58 | オーディオ | Comments(2)

(2/9)IさんのSV-S1628D

来週の東京試聴会を目前に控え、当日のプログラムやキャンペーン,新かわら版の準備でバタバタしているところですが、TU-8150SVの初回入荷分の即完(!)や近日再入荷予定のTU-8340SV_2の球の段取り等で大わらわの状況。加えてSV-S1628Dが予測より2ヶ月早く初回ロットが完売になってしまい、海外発送分も含め大至急手当てしている…そんな今日このごろ。

今日は1628D/211仕様を完成された東京のIさんのレポートをご紹介しようと思います。以下、転載許可を頂いたIさんのメールです。

SV-S1628Dようやく完成しました。1箇所1箇所の作業を楽しみながら作っていましたので少々時間はかかりましたがようやく完成し、音も無事出ています。今までに聞いたことのないパワフルな音に魅了されたいます。これからどんな音に熟成されていくのか大変楽しみです。SV-S1628D購入して良かったです。

今回の組み立てマニュアルも大変分かりやすく迷わずに作製できました。

ありがとうございました。

b0350085_10461775.jpg

可能な限り回路図と見比べ、また完成図と照らし合わせ配線の流れなどに気を配り時間を掛け丁寧に作りました。作ってみると知らない間に終わってしまったようで、楽しい作業が終わってしまって残念な感じもありました。今回の点火は高圧のため今までの作品よりもかなり緊張しました。


最初、スイッチを入れたのですがパイロットランプが点灯せずかなり焦りました。一旦電源を切り、確認しましたらランプのプラスマイナスを逆に繋いでました。配線ミスはそれだけでした。(笑)


今回パーツの一部、3~4箇所定数はそのまま少しグレードの高いものにしてみました。オリジナルとパーツを少し変更する事でどのくらい音が変化するのか(改良か改悪か?)とても興味があります。あえて、今回はカップリングコンデンサーは変更しませんでした。十分な慣らしを行ってから交換してみようと考えています。


ショールームが近くであれば持ち込みさせて頂き聞き比べさせて頂きたいところですが、東京では試聴会に持ち込むわけにも行かず少々残念な環境です。比べて聴いて見なければその効果は確認できず、歯がゆいところです。面倒くさがりやの私は、最初オリジナルで作って後から部費交換はどうも駄目です。部品が汚れるのも部品を再加熱するのも嫌なので困ったものです。


試聴会でも余裕が有れば「カップリングコンデンサーを交換するとこんな感じに変わる」 なんてデモがあると楽しそうです。また、「高音質化パーツキット」なんて物があったら手作りキットの奥深さをより体験できるのではないかと思ったりしています。


カップリングコンデンサーについては交換し易い場所に設定していただいているので、後で楽しみやすくてとても助かります。最後に質問なのですが、お勧めのカップリングコンデンサーがありましたら教えて頂けますでしょうか。


今度の東京試聴会にはお邪魔させていただきます。また何かキットを作りたくなっています。シングルのKT150でしょうか。TU-8150もとても気になります。 試聴会で品定めをしたいと思います。


お忙しいところお邪魔してすみませんでした。今回も素晴らしいキットの提供ありがとうございました。

あまりいろいろキットを開発されると困ってしまいます。置く場所がありません。(笑)


アンプももちろんそうですが、最近はスピーカーも作ってみたり(添付の写真の物がそうです) 。

b0350085_11094210.jpg

板のカットだけ外注です。中身はALTEC604Bです。いろいろ作っていると癒されます。


SV-S1628D 注文するときはこれ買ったらしばらく他の工作はお預けと自分に言い聞かせていましたが、いざ作り終わると次がすぐに作りたくなります。特に今回のこのアンプ、予想していたより凄く音が良くて久々に楽しい気分です。ありがとうございました。

Iさん、有難うございました!カップリングはJENSENで決まりでしょう!既に多くのお客さまがJENSENで更にグレードアップした音を楽しまれています。これは埼玉のMさんがSNSにアップされていた画像。

b0350085_11024430.jpg
b0350085_11025189.jpg
JENSENは推奨取付け方向があり、ケースに黒線が入っている方が高圧側(入力側)になる点にご注意いただき、モノが大きいのでMさんのようにショート防止用の絶縁チューブを被せれば完璧です。

SV-S1628Dは次回3月下旬入荷予定。これもかなり足が速そうですので、ご検討中の方はお早めにどうぞ!!



by audiokaleidoscope | 2017-02-09 11:07 | オーディオ | Comments(0)

本ブログ掲載内容は私人の見解であり、(株)サンバレー(ザ・キット屋)の立場,戦略,意見を代表するものではありません。


by Ohashi
プロフィールを見る
画像一覧