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(10/28)B&W802 vs SV-284D

今日はまず千葉のF邸に納品がてら耳の保養。今回導入されたSV-284D
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オールPSVANE WE仕様のSV-91Bと繋いでブースターオペレーションにするかSV-300LBと直結するか伺ったところ、まずは直結で音の違いを楽しみたいということでした。F邸にはSV-310も既に納めさせて頂いているので、SV-310+SV-91Bで中域の密度感と滑らかな倍音感を楽しんで頂き、SV-300LB+SV-284Dでクリアで広大な音場を満喫頂けるのではないかと思います。
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F邸はPCを中核としたハイレゾ再生が主。実はFさんの音の要になっているのはMS-3+と同期したSV-192PROだったりします。最近は更にハイレートのソースを扱えるDACも増えてきている中で”音でいえばやっぱりこれ”と仰って頂ける方が多く、仮に私どもで今後後継モデルが出たとしても192PROの販売は当面継続ということになりそうです。
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因みにこれがSV-300LBの内部。音の要(かなめ)、カップリングコンデンサーをJENSENにグレードアップ。たったこれだけで音の質感(倍音感,余韻,密度感等)が確実にランクアップする訳で、最近は特に完成品のオーダーで”JENSEN仕様で”というのが合言葉になってきました。

F邸を出て浅草橋のアコースティックラボさんへ。今回初めてこういう形でのタイアップイベントに参加させて頂くことになりましたが、不思議なご縁とい言いますか、私どものお客さまでアコースティックさんにオーディオルームの施工を依頼された方がいたり、MUSIC BIRDのパーソナリティ仲間のIさんからそのノウハウについての激賞コメントを聞いていたので、一度はしっかりお手合わせさせて頂けないかと思っていたのです。

今回はその予行演習という感じでアコースティックさんのセミナーで私どものアンプを使いたいとオファを頂き、且つ鳴らすスピーカーがB&Wの802/805と伺ったので一聴講生としてお邪魔させて頂いた訳です。正直知ってる人は誰もいないじゃないかと思っていたのですが会場入りすると旧知の顔もちらほら見えてひと安心。実は今回鳴らす相手が相手だけに事前にお貸ししたSV-284DをMONO(バランスドシングル)モードで鳴らせるように、車にもう一台284Dを載せていきましたが、音を聴いて部屋の空気がユサユサ揺れるような爆音でもステレオ(シングル)モードで十分なことを確認してセミナーに集中することが出来ました。

前出のIさんから”アコースィックさんは単なる防音屋じゃないんです。大きな音を閉じ込めるんじゃなくて小さな音で聴いた時の音の良さが最高に活かされるようなチューニングをするところなんですよ”と聞いていましたが、いわゆるオーディオ用の防音室と比較して明らかに残響が長めのチューニング。どうしてもこの手の仕事は引き算ベースになっていくのですがアコースティックさんのお仕事は本質的な”音楽を聴く楽しさ”をしっかり残したうえで必要な調音を行っておられるところにシンパシーを感じています。

以前こんなことがありました。或る演奏家が自分の部屋を完全防音して「よし!これで思う存分家で弾けるぞ”と思っていたのですが、部屋の残響が殆どゼロになってしまい、自分が弾いた音の”返り”が全く聴こえなくなってしまった…細かいニュアンス(情感)が何処かへ行ってしまって練習どころか変な癖がつきそうで、大金叩いて作った部屋を元通りに戻したよ」という話を伺ったことがあります。アコースティックのS社長も真空管アンプユーザー、ローレベルのニュアンスこそに魂が宿る音楽再生の要諦をしっかり理解されていらっしゃるのだと思います。
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セッティングはこんな感じ。B&Wのラージモニターの定番セッティングである、ツィーターの軸上をリスニングポイントの手前で交差させる手法はとらず、ほぼ正対の配置。やはりここでもDACはSV-192PRO(常設)で今回プリSV-300LB,パワーSV-284Dをレンタルさせて頂きました。

部屋づくりに関するセミナーの合間合間に楽曲を掛けるスタイルの2時間で、オーディオ試聴曲の定番曲の幾つかを聴かせて頂いて改めて802は真空管アンプにとって難敵でないことを確信。特にSV-284Dの低域の下支えによって重いウーハーが十分にグリップされていることを確認できたことは僥倖でした。
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19時から始まって2時間のセミナーはあっという間。中締め後にちょっとイタズラ気分でやってみたブースターモード。これが実は凄かったので少しレポートさせて頂きます。前置アンプはSV-91B。SV-284Dはシングル(ステレオ)モード。ブースターオペレーションにして音の出た瞬間、彫りの深さというかダイナミックレンジの広さというか音楽のスケール感が一変。増幅系のゲインが上がったことで、今まで拾い上げられていなかった情報が全て出る感じで、まさに下方(ローレベル)リニアな世界が現れた瞬間でした。

リスニングルームの防音もオーディオ装置のグレードアップも決して爆音の為にある訳ではありません。むしろ通常環境で私たちが知らず知らずのうちに聴き逃してしまっているニュアンスや情感や感動の為に部屋や装置といった”環境”を整備する必要があるんだな…そう感じたひと時でした。気がつけば予定を大幅にオーバーして終了は22:30。とても楽しいひと時でした。


by audiokaleidoscope | 2016-10-29 00:24 | オーディオ | Comments(0)

(10/27)youtube第二弾は”シングルVSプッシュプル、同じ球でもこんなに違う!”です

お待たせしました。youtube第二弾のアップ完了です!!今回は9/2オンエアの”シングルVSプッシュプル、同じ球でもこんなに違う!”の音源です。前回同様、演奏音源部分はカットされていますが、コメントを聴いて頂くだけでも十分その個性を掴んで頂くことが出来ると思います。事実前回のコメントを視聴下さった方からTung Sol 6L6GC STRKT150などの球のオーダーがバンバ入ってきていますので、番組の雰囲気は十分に伝わっているんだとホッとしているところです。

今回は主にシングルとプッシュプルでどう音色が変わり、どう響きが変わるかにフォーカスしており、”自分にはどちらが合うんだろう?”と思っていらっしゃる方にも参考になると思います。演奏部分をカットしても約一時間の長丁場ですが、是非最後までお聴きいただき、皆さんに参考になればこれほど嬉しいことはありません。
使用真空管
①Tung Sol 6L6GC STR
②Golden Dragon KT66
③Golden Dragon KT88
④Tung Sol KT120
⑤Prime300B ver.4

使用アンプ
SV-P1616D/多極管仕様
SV-S1616D/多極管仕様
SV-S1616D/300B仕様
SV-P1616D/300B仕様
by audiokaleidoscope | 2016-10-27 15:33 | オーディオ | Comments(0)

(10/26)今週金・土ちょっと面白いイベントが!

真空管アンプを使いたいけど”自分のスピーカーで果たしてちゃんと鳴るんだろうか?”と逡巡されていらっしゃる方も多いと思います。ちょっと年配で”オレはタマには詳しいんだ”という御仁に訊けば”そりゃ最低でも90dB,出来れば100dB近いのがいいよ”という話になるんでしょうが、現行スピーカーで90dB以上は少数派で且つサイズも相当大きなモノに限定されてきます。”やっぱり真空管アンプは無理か…”という方に一つのネタというか自分の耳で確認出来るチャンスがありますので、今日はそのお知らせです。

まずはこちらのリンクをご覧ください。

アコースティックオーディオフォーラム(10/28,29)


直前のお知らせで恐縮ですが、まず28日夜に台東区蔵前(浅草橋と申し上げた方が分かり易いかも)のアコースティックラボさんで今週入ったばかりのB&W 802D3をウチのアンプで鳴らしてみようじゃないか!!という恐ろしいイベントがあるのです。

B&Wといえば現代スピーカーの最右翼ともいえるものでレコーディングスタジオにおけるプレイバックモニターとしても家庭におけるハイエンドスピーカーの代表格として広く知られた存在。非常に空間表現力の高い、別の言い方をすれば極めて正確な位相整合によって三次元的パースペクティブを最もよく出すスピーカーとして高い評価を得ています。見かけ上(カタログ上)の能率は高いものの、位相を整合させるためネットワークに相当の物量を投入していることもあって並みのパワーアンプでは鳴らないと言われています。半導体アンプで鳴らしておられる方が大半ですが小型金庫並みの大出力アンプをあてがうのが所謂B&W流といえるかもしれません。
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このスナップは以前ラボさんにお邪魔した時のもの。この蔵前ショールームは大小5つのスペースがあり、ピアノレッスン室,レコーディングスタジオ,リスニングルーム等さまざまなニーズに合わせたモデルルームがあるのが素晴らしいところ。ちょっとしたオーディオイベントもここでなら十分に出来そうです。音も良いですから更に好都合ですね。

実は私どものアンプでB&Wを鳴らしておられる方は少なくありません。半導体ではどうしても音像的に前に出るパワフルな感じが得にくいところをSV-8800SEなどの多極管プッシュプルで中低域の厚みとグッと前に出るパワー感を得ようという方が少なくないのです。音楽の熱気感というかエネルギーを重視する場合の一つの選択肢として真空管アンプ+B&Wというソリューションもある訳です。しかし802D3は私も手合せは初!そして今回主催のアコースティックラボさんが選ばれたのがSV-300LB+SV-284Dの組み合わせと最初伺った時は私自身も”一体どんな音が!?”という気持ちでした。と同時に”この瞬間に立ち会いたい”という事になって急遽お邪魔させて頂くことになったのです。

元々翌29日の”レゾナンス”(千葉県市川市)へは伺う予定でした。前回のレゾナンスOFFは自作アンプのお披露目会的な雰囲気でとても楽しかったので、またお邪魔したいなあ、と常々思っていたのです。そしてこのレゾナンスの調音を担当されたのがアコースティックラボさん…というご縁もあって今回28日,29日と二日に亘りお世話になることに。28日は或る意味私もオーディオ屋の端くれとして興味津々(脂汗ダラダラ)ですが、29日はリラックスして良い音楽を心ゆくまで楽しみたいと思っています。

28日の会場へのアクセスはこちら。29日はお申込みいただいた方に個別にお知らせがあります。既に両日とも大半予約で埋まっているそうですが、まだ間に合うかもしれませんので、ご興味のある方は

担当:草階(くさかい)さん
kusakai@acoustic-designsys.com
FAX:03-5829-6035

までお早めにお申し込み頂ければと思います。両日とも私もおりますので参加される方と一緒に楽しいひと時をご一緒出来ればと思っています!


by audiokaleidoscope | 2016-10-26 16:35 | オーディオ | Comments(0)

(10/21)youtubeで”大放談”を試聴しませんか!?

前回のポストでチラッと書いたyoutubeでの情報発信がスタートしました。

まずは「真空管・オーディオ大放談!」オンデマンド。過去の放送分から特にリスナーさんの反響の大きかった回の内容を今後定期的にアップロードしていきます。記念すべき第一回は6/24オンエアの”現行ナンバーワン多極管はこれだ!”(使用アンプSV-P1616D)

配信はMUSIC BIRDの配信許諾のもと行わせて頂いており、知的所有権に抵触する音源についてはカットさせて頂いていますが、ゲストTさんとのやりとりを聴いて頂くだけでも、各真空管の特徴を掴んで頂くことは出来ると思います。さてTさんと私が選んだ現行ナンバーワン多極管は何か?きっと多くの方が興味を持たれるのではないでしょうか。答えはこちらに…。
当面は週イチペースでアップしていく予定で、このブログでも随時お知らせしてきます!!是非お楽しみ頂ければ幸いです。
by audiokaleidoscope | 2016-10-21 14:30 | オーディオ | Comments(2)

(10/18)ステージはオーディオルームからジャズ喫茶へ!

今日はまずお知らせから。3年半に亘って沢山の方に聴いて頂いてきました”ようこそ!オーディオルーム”、今月末で終了です。思い起こせば楽器別特集,ジャンル特集,レーベル特集,アーティスト特集,そして沢山のゲストの皆さん…いろんな方にサポート頂きました。本当に有難うございました!お陰さまで絶好調の”真空管・オーディオ大放談!”もこの番組での経験あればこそ。最終回の放送は今週の土曜22時~(再放送は来週同時刻)。今まで聴いたことがないという方も是非ネットで聴いて頂ければ嬉しいなあ、と。

そして11月からステージはオーディオルームからジャズ喫茶へ!新タイトルは”FMジャズ喫茶「Pitch」”です。ジャズ修行中の私、大橋慎が仮想ジャズ喫茶「ピッチ」を訪問し、マスターや常連客の皆さんにジャズの名盤を一緒に聴きながらジャズの楽しさ,奥深さを体験していくというストーリーの番組です。マスター役は”グッドベイト”店主神谷さん、常連客役は”6041のSさん”、そして私の三人でお届けしていきます。コテコテジャズトーク談義が炸裂する一時間に是非ご期待下さい!
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左からSさん、マスター、私。このメンバーでお送りしていきます!

もちろん音源はアナログレコード中心。”ようこそ”同様、真空管機器を使った放送となりますが新番組ではさらにマニアックに真空管パワーアンプの出力をダイレクトにミキサーに接続することで音源だけでなく音もジャズ喫茶そのものになりますので乞うご期待です。
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SV-S1616D/6L6GC仕様の出力を直でミキサーへ!フルアナログ,フル真空管の贅沢なひと時、まもなく始まるFMジャズ喫茶「Pitch」にご期待頂ければ幸いです。初回OAは11/5(土)22時です。

ところで今日会社へ来たら…届いていたMONOマガジン。
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10/16発売号の特集「憧れの英国モノ」のなかで”ブリティッシュサウンドの本質”を担当させて頂きました。イギリス製オーディオ(特にスピーカー)の魅力について書かせて頂いていますので、是非ともご一読頂ければ幸いです!

次回は超久々のyoutubeアップロードのお知らせが出来る…かな?どうぞお楽しみに!



by audiokaleidoscope | 2016-10-18 21:41 | オーディオ | Comments(2)

(10/11)真空管オーディオフェア無事終了です!

第22回真空管オーディオフェア無事終了しました。今回もとても楽しい2日間でした!
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いつもと変わらない風景ですが、今回はデモのやり方を大きく変えました。従来は各アンプの個性を最も良く伝える曲をセレクトし、その音質的特徴と音源の持ち味を重ねてデモすることが多かったのですが、今回は”大放談”方式と名付け、同じ曲,同じスピーカー,同じ音量で聴き較べることにより、アンプ(真空管)によってこんなに音が変わるんだ!ということをもっと直截的にお伝え出来ればと思ったのです。
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私どものブースは常にこんな感じでした。初日午前中が雨で祟られた関係で全体的には昨年よりも少ないのかな…と心配しましたが、来場者の皆さんの熱気で雨もお昼過ぎには止みました。

今回フェアにお越し下さったTさんからはメールで

今回、ヒアリング方式を従来のパターンから変更した点、大変良かったですね。
・機種の違い、
・出力管の球の違い
・回路方式の違い等々から
自分の好みに適したアンプは「これだ」という選択条件提供が従来より一層明確に行えたのではないでしょうか。
更に休憩時間を設けた点も大成功だと思います。

1616シリーズの集大成モデル「SV-1628D」は211の音質に感銘。デモ終了後、早速その場で注文しました。元々211の音質が好きで、35年前、三栄無線製のキットを組立、維持してはいるのですが電解コン不良、交換メンテを考えていたところでした。最近、サンバレーアンプの製品群は真空管アンプマニアの購買意欲を更に増す様なものが多くなり、今後も期待しているところです。

というメッセージも頂戴し、ホッとしているところです。また従来やっていなかった同一機種内でのリアルタイム真空管差し替え試聴にもトライ。例えばSV-P1616D/多極管仕様におけるEL34とKT88の大きな差、SV-1628Dにおける845と211が全く異なる音を聴かせる事実を居ながらにして確認頂けたのもMUSIC BIRDの収録を通じて学んだことの一つです。
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左が845,右が211.外見的には見分けがつかない両者ですが、高域が煌びやかで輝かしい音を聴かせる845に対して中域的で円やかな表現、言い換えればより三極管的な211の比較は多くの方にとって”耳に鱗”的な経験だったのではないでしょうか。特にGE VT-4C(1942)の音は本当に素晴らしかった。今後もこの差替えデモは是非続けていきたいと思った次第です。
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あとTさんのメールにも書いてあったインターバル。今までの私のデモはかなり長時間で且つ連続。お話したいこと、聴いて頂きたい音が余りに多くてお客さんはモノは十分に見られない、ホントは質問がいっぱいあったのに、それも無理…的な感覚があったようで、それを改善する為に今回は1テーマ1時間。最低でも20分の交流&質問タイムを設けて、皆さんとの双方向性を重視しました。これも良かったようでデモ後のインターバルは毎回こんな感じでした。さっきの曲はナニ?ハイレゾを良い音で鳴らす為の環境設定は?SV-○○でこんなタマを使いたいんだけど音はどう?…みたいな方と沢山交流出来たのは僥倖でした。
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これはSV-S1616Dのダイオードモジュールが5AR4とリプレイス出来る説明をしてるところだと思います。つい端折ってしまいがちな事ですが、こういう事の積み重ねで音がどんどん変わっていく、育っていくところが真空管アンプの醍醐味であり、それらの情報を一人でも多くの方とシェアすることの大切さに改めて気づきました。
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あとこれも新企画。”モノづくり相談コーナー”を設け、実際皆さんの目の前で手配線アンプの組立を実演。多くの方が興味深げに眺めながら、今ご自身が作っていらっしゃるアンプに関する質問などにお応え出来たと思います。Yさんの”半田付道場ビデオ”も大活躍でした。

その1~その5まであります!

その他、今回の目玉の一つが皆さんが大きな関心を寄せられたSV-P1616D/多極管仕様とTU-8340の対決でした。まだメーカーからも正式発表前の段階で音が聴けるなんてことは普通ではあり得ないこと。これも長きにに亘るエレキットと私どもの友好関係と先方のご厚意の賜物です。
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同じ多極管プッシュプル,同じUL接続。違うのはP1616Dが自己バイアスでTU-8340が固定バイアス(但し自動調整)というのとP1616Dが手配線でTU-8340が基板というモノづくりの考え方の違いでしょうか。今回TU-8340がKT88で素晴らしいパフォーマンスを聴かせてくれたので私どもとしてはサンバレーバージョン”TU-8340SV"を企画して標準球をKT88にする等の検討をしていきたいと思っています。発売は11月末を予定されているそうで、デビューが楽しみですね!
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あとは旗艦モデルのデモも大変好評でした。特にSV-396EQ+SV-300LB+SV-284Dの解像度の高いハイディフィニッションな音像とSV-310EQ+SV-310+SV-91Bの豊潤な中低域の余韻と包まれるような音場の対比は真空管アンプファンの夢の具現化の例示であったかもしれません。加えて言えばSV-8800SE。今回はKT120バージョンで聴いて頂きましたが、多極管プッシュプルでこれだけ中低域の密度感を聴けることを改めて確認頂くことが出来ました。
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そして今回のお楽しみタイムは四家さんのミニコンサートです。まずは私も音質面でサポートさせて頂いた四家さんの新譜”犬とたまねぎ”のご紹介。四家さんが首にかけているのは”犬たまタオル”です(笑)。

いよいよ演奏。今回は1700年代のヴィンテージチェロと現行のカーボンチェロの音の違いも披露して頂きました。バッハ/無伴奏,カザルス/鳥の歌に加え新譜から”真空管のなかの宇宙”と”盧舎那之泉”のソロバージョンを演奏。皆さん目を閉じて気持ち良さ気に聴いて下さいました。
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最後にお礼です。今回も沢山の差し入れや陣中見舞いを頂戴いたしました。直接ご挨拶を申し上げられなかった方々にはこの場をお借りして心より御礼申し上げます。また姿をお見かけしながらお話が出来なかった方も沢山いて少々残念でしたが、次回単独試聴会を来年2月に同じ場所で行わせて頂く予定ですので、是非その時ゆっくりやりましょう!

…そんな訳で今回は大きなトラブルなく(タマの差し替えの時に私が火傷した程度で)、無事真空管オーディオフェア出展を終えられましたことを報告申し上げます。どうも有難うございました!


by audiokaleidoscope | 2016-10-11 15:40 | オーディオ | Comments(8)

(10/8_2)セッティング進行中!

搬入日。まだまだ途中ですが、今日は切り上げてきたところです。途中経過ですが、今日の感じをレポートします。
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こんな感じで音の確認中。機器や球の組み合わせで何をどう聴いて頂こうか思案中です。やはり現場でないと見えてこないことがある…・

今日な会場入りする前に川崎のGさん宅へ。先日お納めしたアンプのご機嫌伺いに。
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MUSIC BIRDチューナーやDSD用のDAC,SV-192PRO,SV-192A/D,SV-353 などが元気に活躍しています。
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そして仲間入りりたばかりのSV-91B(PSVANE WE仕様)。最近91Bはこのパターンが最も多いのです。
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そしてReferenc35も。Gさんのシステムは極めて解像度の高さと非常に豊かな量感が両立しているのに頑張り過ぎている感じが全くない。伸びやかなのに鏡のような正確さも併せ持っている。…そんな感じ。シャープなトランジェントと広々とした音場が同居している音。素晴らしかったです。

Gさん宅を出て都内へ。小石川のYさん宅へ。Yさん宅は築100年。明治時代にこんなハイカラな洋館があったことが新鮮な驚きでした。家具に施された繊細な細工や、そこかしこの扉に施されたステンドグラス…もうじき文化財指定される予定というこのお屋敷の一階客室を私どものリスニングルームとして使ってみませんか?という有難いお話でした。
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Yさん宅は三代続く学者さんの家系。玄関に家紋の入ったステンドグラス。首都東京とはいえ一世紀前にこんな暮らしがあったなんて、田舎育ちの自分には全くリアリティがありません。
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風格と伝統に満ちた階段。500坪の広大な敷地に建つ邸宅です。
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書斎の奥に客間が見えます。ここに真空管アンプが静かに並んでいたらさぞ素敵でしょうね。

Yさん宅を失礼して会場へ。勝手知ったる損保会館3階。トラック一杯の機材を下ろしてセッティングが始まりました。
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スピーカーは6月の試聴会の配置を踏襲。でも毎回同じようにセッティングしているのに毎回音が違います。今回はスピーカー後ろの吸音カーテンの立て方を変えたので特に変化が大きく感じています。
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アンプがずらっと!今回一番手前にエレキットTU-8340が仲間入りしています。
とりあえず並べただけで、余計なモノも結構写っていますが…。
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SV-S1628Dは211用と845用の2台を用意。こうやって聴き較べてみても真空管でかなり表現が異なることに気づきます。
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SV-S1616Dの多極管仕様300B仕様です。ぎゅうぎゅうに入れば100人近い方が入れる私どものブースでも十分な音量を聴かせています。
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SV-P1616Dの多極管仕様300B仕様。これも今回の台風の目の一つでしょう。会場ではアナログ音源とのマッチングが抜群でした。
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SV-284Dは今回3台用意しました。
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入力系はこんな感じ。クリアで飛びの良いSV-396EQと豊潤なSV-310EQの聴き較べは要チェックです。
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ブースにはMUSIC BIRDのフラッグが立てられています。インターバル時間には放送音源を聴いて頂こうと思っています。
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スペシャルキャンペーンの紹介コーナー。10月から新しく48k/24bit放送も始まっています!
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そして物販(真空管)コーナー。
いつも以上に良い球が揃いました。ぜひ手に取ってご覧ください!

…という訳で、明日の朝早くから最終の追込みに入ります。お天気が少々心配ですが出展者も皆がんばっています。皆さんのご来場を一同心よりお待ち申し上げております!!




by audiokaleidoscope | 2016-10-08 23:32 | オーディオ | Comments(0)

(10/8)卯大さんレコ発ミニコンサート曲目

自分の中でのフェア準備もほぼ終了。明日の午後から搬入で夜のサウンドチェックを経て明後日の朝から本番。仕事には違いないけれど、何か一つのものを創りあげる過程というのは本当に楽しくて毎回ワクワクします。どんなに準備しても100点ということはないですが、たった一つの気づきによって何かが変わっていくのは本当にスリリングです。

今日は10日(祝)14:30(頃)~の四家さんのレコ発記念ミニコンサートの曲目が決まりましたのでお知らせ致します。四家さんと知り合ったのは随分前。過去の記録を紐解くと2009年11月の某アーティストのツアーで名古屋ガイシホールのRHの時であることが分かりました。それから番組のゲストにお越し頂いたり、四家さんが出演されているライブにお邪魔させて頂いたりとお付き合いが拡がっていくなかで、一緒に音源作ってみませんか?…という話になったのが10/10発売”犬とたまねぎ”に繋がっていきました。

レコーディングは6月。その時のポストはこちら。私はミキサーの出力をSV-192A/Dで192k/24bitに変換する担当。エンジニアKさんには可能な限りノーコンプ,ノーEQ,ノーディレイでやって欲しいことだけ伝え、あとは音に集中しました。四家さんにとってはきっと大変なことだったと思います。とにかく素のままで、お化粧なしで録ろうという事でしたから。

その新譜が出るのがちょうどフェア当日ということで、今回の先着プレゼント(両日とも50名さま)もこのCDに決定(整理券のDLが必要ですのでお忘れなく)。私のフェアでのプレゼンテーションではマスター音源(192k/24bit)で行う予定です。ぜひお楽しみに!ミニコンサートの演目ですが

・バッハの無伴奏チェロ組曲より
・インドのとらがり
・真空管の中の宇宙(最新作「犬とたまねぎ」より)
・盧舎那之泉(最新作「犬とたまねぎ」より)

ということになりそうです(演目は予告なく変更されることがあります)。お話も楽しい四家さんですから、きっとレコーディング時のあれやこれやも交えた楽しいトークショー的な内容になるものと思います。ミニコンサート自体は無料ですが、当日のフェア入場時に受付で500円必要ですので、少し早めに入って頂いて3階へお越し頂ければと思います。
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これは昨年のフェアの時のスナップですね。この時は確かバッハ/無伴奏とカザルス/鳥の歌じゃなかったかと。今回もナマのチェロの胴鳴りを大いに楽しみましょう。明日は会場の様子をレポート出来ると思います。ではまた明日!!



by audiokaleidoscope | 2016-10-08 02:41 | オーディオ | Comments(0)

(10/7)フェア真空管即売リスト

毎年フェア来場いただく皆さんの楽しみは各社のデモを聴いたり新製品を見たり…というだけでなく、折角来たんだから何か自分にご褒美でも!的なお買い物も重要なポイントの一つ。私どもでは毎年NOS(ヴィンテージ)チューブや定番的に扱っていない真空管の即売を2日間行っております。今回も通常(市場)価格よりもお値打ちに厳選した真空管をご用意しております。Telefunken,Mullard,RCAなど皆さんが今お使いのアンプのグレードアップに最適な球を数量限定でご用意しておりますので、是非ご利用頂ければ幸いです。

真空管即売リスト



by audiokaleidoscope | 2016-10-07 10:39 | オーディオ | Comments(0)

(10/6)フェアデモ曲と真空管差し替えリスト

毎回のことながら準備はギリギリ。というかギリギリまで”ああしよう、こうしよう”と四苦八苦している私。やっと今日選曲リストと機種別の真空管差し替えリストが出来ました。

選曲リスト
機種別真空管差し替えプラン


今も流れの確認中です。
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今年はデモのやり方を変える予定です。”大放談”方式でリファレンス曲を決めて、同じ曲で別の球/別のアンプを一層リアルに比較試聴しようじゃないか!という考え方なのです。基本的にスピーカーもゲインも揃えて聴いて頂こうと思っていますので、例年以上に皆さんが自分好みの音を見つけ易いといいなあ、と。

もう一点、昨年はまる二日、朝から夕方までずっと私がデモをぶっ続けでやったこともあり、”もっと現物を見たかった”、”いろいろ訊きたいことがあったが質問のタイミングがなかった”というご意見もありました。そこで今回は集中デモは一日一回。あとは機種別デモにして、更にデモ後に30分のインターバルを設けています。もちろん私の休憩のためではありません。いわば皆さんとの”交流タイム”。様々な疑問や個別の質問に出来るだけお応え出来ればと思っています。

更にいえば、今回は”技術相談コーナー”も作りました。会場ではYさんが以前作って下さった”ハンダ付道場ビデオ”を流しながら、当社の技術スタッフが実際にハンダゴテを握ってアンプの組立を行う工程もお見せ出来ればと思っています。モノづくりと音、その両面から真空管アンプの楽しさと魅力の一端を共有出来れば幸いです。あと残っているのは会場真空管即売リスト。これも明日にはアップ出来ると思いますので、今しばらくのご猶予を!

今回残念だったのがアナログプレーヤーの新作がフェアに間に合わなかったこと。6月の試聴会でお見せしたゼロ次試作を更にブラッシュアップすべく、文字通り再度ゼロからスタートを切り直したこともあったのですが、何よりもこのタイミングで中途半端なモノをお見せすべきではないという判断もあり、今回は涙をのみました。たくさんの方が大きな期待を寄せて下さっていることは誰よりも分かっているからこそ、もう少し時間を頂いて皆さんがビックリするようなプレーヤーをお目にかけたいと思っています。どうぞ宜しくお願いします!

ではあともう少し…頑張っていきましょう!



by audiokaleidoscope | 2016-10-07 03:02 | オーディオ | Comments(0)

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