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(6/30)カンターテドミノからYESへ

今週末の”ようこそ!オーディオルーム”(オンエア7/2土曜22時~9日再放送)についてお知らせ。今回も名盤揃いです!今回のプログラムは…

・クラシックリファレンスセレクション
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※一曲目は38/2トラ(アナログ),二曲目はDSD 5.6MHz/1bit

スウェーデンのプロプリウスレーベルによる有名なアナログ録音で1976年にストックホルムの教会で収録されたものです。当時からオーディオ・マニア必携のLPと言われ、オーディオ・チェック用として、あるいはオーディオ試聴のデモ用として盛んに使われたことからも極めて広く知られた音源です。現在もその魅力は褪せることなくアナログ・ディスクはもちろんCDやSACDでも何度も復刻されています。余談ですが、このアルバムはレコーディング時に教会の外を走る車の暗騒音が微かに入っており、それが聴こえるかどうかでオーディオのクオリティが分かるとしてシステムチェックにも多用されています。

・ようこそオーディオルーム特選!”ジャズ名盤100”
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Quiet Kenny[Rudy Van Gelder Remaster]/Kenny Dorham

無冠の帝王と呼ばれるケニー・ドーハム。しかし今なお多くのジャズファンに愛されているトランペッターであるのは独特の渋い音色とリズムに対する後ノリ感からくる素朴でリラックスした感覚が実に心地よいからでしょう。私どもの試聴会のデモでも必ず一度はかかるリファレンス盤の一つです。音質も最高です。

・The Vocal
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元「ペドロ&カプリシャス」のボーカルとして今なお不動の人気を誇る高橋真梨子が"昭和"をテーマに有名曲をカバーした「ClaChic」の第2弾アルバム。ミュージックシーンに限らず最近昭和という時代が見直されています。激動の戦後を経て復興を成し遂げた日本人が昭和という時代と共に生き、感じた喜びや苦しさを今なつかしく振り返る人たちが増えているのかもしれません。ジャジーでリラックスした大人のヴォーカルをお楽しみ下さい。

・懐かしのあのアルバム
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ミキサーズ・ラボ菊地さんによる渾身のリマスタリング!
サイケデリック的アプローチを経て徐々にプログレッシブ・ロック的アプローチを開始したイエス。超絶技巧を駆使し壮大な世界観によってプログレ全盛期を作り上げました。ハイトーン・ボーカルが魅力のジョン・アンダーソン、硬質なベースと美しいコーラスで脇を固めるクリス・スクワイヤー,華麗なキーボード・オーケストレーションを見せるリック・ウェイクマン、あらゆるジャンルのギターテクニックを駆使するギタリストのスティーブ・ハウ、ロックにジャズテストを持ち込んだビル・ブラッフォードという黄金期のメンバーが残したFragileはロックの歴史に燦然と輝く名盤中です。

PCあるいはスマホの方はこちらからお聴き頂けます!!土曜の夜は”ようこそ!オーディオルーム”でお会いしましょう!




by audiokaleidoscope | 2016-06-30 16:56 | オーディオ | Comments(0)

(6/25~26)東京試聴会レポート

今回の東京試聴会ぶじ終わりました!ご来場いただいた皆さんは勿論、陰で私たちを支えて下さったメーカー各位,物販でお世話になったディスクユニオンJazz Tokyoさん、番組PRで二日何フルでアテンドしてくれたミュージックバードさん、ゲスト参加して下さった高田英男さん(レコーディングエンジニア)、井筒香奈江さん(Vo)、四家卯大さん(Vc)、原田百恵実さん(Vn)などすべての関係者に心よりの感謝を捧げます。
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では2日間の試聴会を振り返ってみたいと思います。まずは初日から…。
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最初のテーマは”初めての真空管アンプ選び”。ひと口に真空管アンプといっても球の種別で言えば三極管と多極管があり、回路形式で言えばシングルとプッシュプルがある…大別して4つのカテゴリーに別れることから説明を始めました。そしてそれぞれのカテゴリー、三極管シングル,多極管シングル,三極管シングル,多極管プッシュプルにはそれぞれ音質的特徴があり、基本的に三極管はヴォイシングチャート的には左下、多極管は右上に位置し、シングルは球固有の個性(味わい)、対してプッシュプルは回路(ならびに動作条件)固有の個性を楽しむものであることを最初に理解していただいたうえで、具体的にそれぞれのアンプの音をリファレンス(共通)曲+アンプの持ち味をよく出してくれる曲の二曲で構成してデモを行いました。

理想的には4カテゴリー全てのアンプを1台づつ所有することで真空管アンプの最大の魅力である楽器性…鳴りの違いを120%楽しめる訳ですが、まずは最初に何を選んでいいのかよく分からないという方に向けて水先案内が出来たらいいな、と考えて今回もっとも準備に時間を掛けたのがこのコマでした。

敢えていえばクラシック向きの三極管、ジャズファンにユーザーの多い多極管である訳ですが、決してそれだけに止まらない百花繚乱の世界があることを一人でも多くの方に感じていただきたい…そして”この音が好きだな”というカテゴリーが何となく見つかることを目標としてなるべく電気用語や技術的タームを使わずにデモしたつもりです。

そしてウインズタイム。村瀬さんとコラボして満を持して投入したVintage S12の初お披露目です。
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1980年代に入りスピーカーの在り様はすっかり変わりました。箱鳴りを嫌いユニットのピストンモーションと周波数特性のリニアリティを優先することによって、スピーカーの能率が下がり、LCネットワークが複雑化して(負荷として重くなり)、軒並みドライブし難いスピーカーが増えたのがこの時代。それによってアンプは小型金庫なみに巨大化し、普通のアンプではとてもドライブ出来なくなって自ずとハイエンド化を突き進んだのが、この30年余のオーディオの流れではないかと自分では感じています。

そんな環境のなか恐らくメーカー製量産スピーカーとしては今後二度と生産されることはないであろう、響きが豊かで開放的で且つ屈託がなく、低出力の真空管アンプでも(敢えて言えば真空管アンプだから)美しい音で鳴る、1970年代(以前)の音を再現しようじゃないか、という狙いで生まれたS12。ヴォーカル,ピアノ,弦…あらゆるソースを実にたっぷりとした量感と音場とともに鳴らしてくれました。来場された方の関心も極めて高く、ペアで本当にこの値段なのか、ホーンツィーターは標準で付属するのかという問い合わせ多数。モチロンです!とお答えすると多くの方が驚いておられたのが印象に残っています。

そして初日2回目の私のデモテーマは”真空管+ハイレゾで至高の音を聴く”。デジタルとアナログは今や対極的な概念でなく、最先端のデジタルオーディオ技術は”如何にアナログライクな自然さとニュアンスを有するか”を指向していて、真空管アンプが持つ自然な倍音感こそがハイレゾ音源を最も有意に鳴らすソリューションであることを実際耳で感じていただくことを目標としました。ゲストはレジェンド高田英男さん。
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約1時間のプレゼンのなかで最新のレコーディング環境がデジタル機器の利便性,制作の効率化とアナログ機器(特に真空管EQ,コンプ,マイク等ヴィンテージ機器)による音質重視の両輪で回っていることを熱く語って下さいました。特に印象に残っているのが「レコーディングはオーディオ特性以上に”求める音”を明確にして臨むことが重要なんです。演奏者の感情・気・緊張感・・音で感じ取ることが出来るような録音こそがいま求められています」という言葉。40年余レコーディングの最前線を走り続けてこられた高田さんが数値(データ)で現れない質感やニュアンスを最も大切にされているという言葉は私どもにとっても非常に重く有難いエールでもありました。非常に熱心なオーディオ愛好家の皆さんが高田さんのプレゼンテーションの為に駆けつけられ、極めて熱気溢れるひと時になったと思います。通常私たちが決して聴くことが出来ないスタジオマスター音源、384k/32bit音源の凄まじさに多くの方が驚かれたようです。

そして初日のもう一人のゲストは井筒さん。
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彼女の音源(時のまにまにV)をハイレゾとアナログ両方の比較試聴をやったりして盛り上がりました。
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これがハイレゾ版の波形画面。全くコンプレッションのかかっていない、波形が極めて美しいフィッシュボーンシルエットになっていることで音の良さに改めて納得。
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そして始まったサイン会。新譜LPが飛ぶように売れてアナログ健在なり!と改めて感じました。

そして二日目。最初のデモは”新アナログプレーヤーを聴く”というテーマです。
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私どものお客さまのなかでアナログ実践率はだいたい35%~40%だと思っていますが、このコマに際して会場で伺うとほぼ全員の方がLPも聴いていらっしゃるということで、ニューモデルSV-A3に寄せる皆さんの期待の高さを感じた次第です。
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今回最大のテーマであったユニバーサルカートリッジ対応のアームの調達に関して、既存のものは単体で20万以上、いわゆる高級品だと軒並み数十万という世界のなかで、昨年メーカーにアーム試作を依頼したものの結局満足のいくものが出来ず、最終的に100%オリジナルのアームを作ろうと決意したのが今年に入ってから。その後約半年を経てやっと音が聴いて頂けるレベルにまでなったという状況です。幾つかの大きな課題が残っており、本当に製品として出せるのかは全く見えていない状況にあるなかで習作のご披露が先行した試聴会となりました。
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単にLPを掛け続けるのは芸がありませんので、幾つかのソースをピックアップしてCD/ハイレゾとLP同音源の比較を行うことにしました。写真はBest Audiophiles Voicesのマスタートラック(192kHz/24bit)とLPの比較のひとこま。質感を正しく評価いただくために音量も同じにしなくてはなりませんし、シーンと静まりかえった会場で緊張のひとこまです。このコマでは基本的に全てReferense35を使用し、よりモニター的な試聴を心がけました。

後半は誰もが持っている名盤大会。ここではフォノイコライザーによる音質の違いを感じてみましょう、ということでSV-396EQSV-310EQのみを入れ替えながらの比較試聴。音量も同じの設定しなくてはいけませんので思わず指先に力が入ります。SV-396EQはSV-284Dシリーズのフロントエンドですので845の高域の鮮度感とリニアリティの高さにマッチしたクリアなサウンドを目指しています。対してSV-310EQはSV-91Bシリーズに属しますので、300B的な豊潤で密度感のあるサウンドを指向しています。MCトランスはいずれも橋本電気製ですし、CRイコライザー部の定数も全く同じであるにも関わらず大きく表現の異なる両者の個性に関心が集まりました。

そして最後のデモは”サンバレー旗艦シリーズモデルを聴く”というテーマ。これまで私どもが手掛けてきた累計数十機種のなかで、フォノ/プリ/パワーをシリーズ化したモデルはSV-284DとSV-91Bの2ラインのみです。
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同じ直熱三極管でありながら出音が全くことなる両者。高域の輝かしさとシャープなエッジ。そして低域の締まった845とゆったりした倍音が極上の響きを醸し出す300B。真空管アンプに魅せられた者が最後に目指すと言われるこの2つの球の個性を100%引き出す為に作り上げたこのシリーズモデルを同音源で聴き較べてみようというテーマです。曲を聴かれたお客さまに伺うと”こんなに音が違うんですね!”と仰る方ばかり。従来の試聴会でもずっと球の個性を感じて頂こうと色々と策を講じてきた訳ですが、今回のパターンが一番分かり易かったのかもしれません。私は上手(かみて)のサイドでオフセンターどころかスピーカーのサービスエリア外にいる訳ですが、それでも845と300Bの決定的な違い…いいかえれば各楽器の存在が浮かび上がるように個別に立ち上がる845に対し、300Bは各楽器のハーモナイズした和声に陶然とする、その違いをしっかりと理解できた気がします。別の言い方をすれば845は近い音で直接音的、300Bは距離(空間)を感じる間接音的な表現と言えるかもしれません。こんなことをこれまで何百回とやってきた私自身にとっても印象に残る比較試聴が出来ました。

そしてお待ちかねの恒例生演奏コーナー。今回も四家さんと原田さんにミニコンサートをお願いしました。
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1700年代のオールドチェロの素晴らしい胴鳴りを披露下さった四家さん。
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そして桐朋学園大学音楽学部を首席卒業という輝かしいキャリアをお持ちになる原田さん。若き新星です。
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今回は演奏だけでなく、ちょっとしたクイズも。お二人とも数万,数十万,数百万という3本の弓をお持ちになり、どれが一番高級な弓でしょうか、という格付チェック的難問。隣で聴いていても明らかに弓によって楽器の鳴り方が異なって聴こえることが分かって非常に面白かったです。私のような楽器の素人でも安い弓はちょっと聴くと快活な表現のようでいて、聴き較べると高価な弓のような奥行感(あるいは陰影感)に乏しい側面があるのかな、という感じでした。オールドの弓は音は渋いが遠鳴りするのかもしれません。間近で聴く生音の素晴らしさからオーディオへの情熱を高めて欲しい、という想いから最初の東京試聴会から継続してお願いしているこのミニ試聴会。次回は誰にお願いしようか…今から考えなくては!

そんな訳で今回の東京試聴会、前回よりもかなり多くのご来場をいただき、楽しい二日間となりました。業界関係者,音楽関係者の方も沢山お越し下さって、あっと言う間に終わってしまった感じです。
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こちらはギタリスト、小馬崎達也さんと小馬崎さんが主宰される”パンゲア”というユニットで一緒に活動されている仲林利恵さん(篠笛・能管・箏)。小馬崎さんは大のヴィンテージオーディオマニアです。
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いつも温かいメッセージとともにお花を下さるNさん。いつも有難うございます!次回東京で音を出すのは10月の真空管オーディオフェア。今回のイメージを忘れず、次回もベストを尽くします。皆さん二日間本当に有難うございました!!



by audiokaleidoscope | 2016-06-27 15:01 | オーディオ | Comments(0)

(6/24)記録と表現

いよいよ試聴会搬入日。15年以上…累計50回以上デモをやってきましたが、毎回いろんな発見があり、反省があり、歓びのある、私にとっての晴れの日。今回は波乱の搬入日となり、日付変更線を越えて独り損保会館に残って作業を続けている、そんな本番前日です。

今日は会場入り前に都内の某スタジオへ。
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詳細は未だお話出来ないのですが、この秋に向けて或るプロジェクトが進行中で、今日はその打ち合わせ。今までは録る側サイドだったのが、今回は録られる側で少々緊張しておりますが、自分の仕事がカタチになって世に出るのは願ってもないことですのでベストを尽くしたいと思います。日本でも屈指のゴージャスなスタジオで聴かせて頂いたリムスキー=コルサコフ/シェヘラザードの鮮烈な音が今でも耳から離れません。

打ち合わせが終わり夕方から損保会館へ。搬入自体はいつも通りの流れで順調に進んでいきました。
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これが今回のスピーカーの布陣。5インチ(12㎝)から12インチ(30㎝)まで個性豊かなスピーカーたちが皆さんを待っています。
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パワーアンプ群も問題なく準備が進んでいます。今回は2A3,300B,KT120,KT150,845で計10台。それぞれの個性をどのように味わっていただくか、明日のデモの進行をしっかりと考えなければ!
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music birdさんからパネルが届きました。「真空管・オーディオ大放談」リスナーの方も回を追うごとに増えているのは私にとって大きな励みの一つになっています。
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ただ今回の試練はここからでした。今回はフォノイコ2台。プリアンプ3機種4台。D/Aコンバーターが2機種3台。そしてパワーアンプが10台にスピーカーが4台の順列組合せをSV-353で切り替える荒業だけでなく、各コマで全部テーマが違うデモを行うことになっていますので、鳴らしていても今何がどう繋がっていて、何から音が出ているのかが直ぐゴチャゴチャになってしまいます。音源もCD,LP,ハイレゾ(96k/PCM~11.2MHz/DSD)までありますから更に複雑。筋書をしっかり考えて脱線をしないように頭を整理しないといけません。

こんなに事前準備が大変だったことは過去経験がありませんが、演る側にとっては何十回分の一でも聴く皆さんにとっては一回が全て!と自分を戒めながら、まだ本番まで少し時間がありますので、もう少し頭を捻ってみようと思っているところです。自分の中で今回の試聴会のテーマを”記録と表現”に決めました。記録としての音源を如何に自分の世界に染め上げて音に託すか…それこそがオーディオの最大の使命であり、楽しさであるからです。今回は予約制ではありませんので、誰でも何時でも大歓迎。どうしようかな…と迷っておられる方も是非遊びにいらっしゃって下さい。毎回皆さんの声によって私たちの向かうべき道を示してくれる大切な試聴会、いよいよです!



by audiokaleidoscope | 2016-06-25 02:05 | オーディオ | Comments(0)

(6/20)Vintage S12来る!

いよいよ今週末に試聴会を控え、身辺が慌ただしくなってきました。今日はウインズ村瀬さんが今回の出品作を携えて長野から打ち合わせに来て下さいました。

6月の試聴会に向けて久々に12インチクラスのユニットを使ったスピーカーを作ってみない?と相談し様々机上で検討した結果、出来てきたのがこれ。村瀬さん=針葉樹合板(米松)のイメージが強いですが、今回はパイン集成材でオファさせていただき、響きと共にダンピングの良さも求めました。よく見ると小型のホーンツィーターが載っているのが見えると思います。
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これが現物。以前(といっても相当前のお話ですが)、私どもでWS912というスピーカーシステムを作っていたのをご記憶の方はいらっしゃるでしょうか。ALTEC CD912-8Cという12インチ同軸2ウェイユニットを搭載したスピーカーシステムだった訳ですが、イメージとしてはWS912の再来というだけでなく、村瀬さんらしい開放感のあるスカッとした味わいと量感の両立を目指したのがこのスピーカーです。サイズはW410×D290×H600(㎜)ですので6畳程度のお部屋でもバッチリです。

ALTECなき今、ユニットを何にするか…これが最大のテーマでありました。Reference35をヨーロッパトーンと呼ぶのであればこの新型モデルは往年のシアターサウンドを指向しつつも、クラシックも鳴らせる繊細さを持たなければならない…そういう意味でいろいろと検討した結果えらんだのがイタリアのSicaというブランドです。イタリアのユニットでシアターサウンド?…そう思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、Sicaはヴィンテージスピーカーファンなら誰でも知っているJENSENスピーカーの製造元でもあります。元々JENSENはウエスタンにユニット供給していた超筋金入りのブランド。音も往年のヴィンテージサウンドを今に伝える極めて貴重なメーカーなのです。
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この深鉢仕様の軽量振動板(能率なんと96.3dB/8Ω!)がシアターモデルの血統を受け継いでいる証拠。これをハイファイ用途として良い音で聴いていただくための仕掛けがこのニューモデルに込められています。サイズ,素材そして音色を家庭で使えるサイズに凝縮して今週末の初お目見えです。

今回音を追い込む途中までは完全フルレンジ(ユニット一発)で鳴らしこんでいました。レスポンス的にはもちろんこれで問題ない訳ですが、良く言えばザクザクとケバの生えた音である一方、僅かにキメを整える方法がないかな…と思いながら試しに使ってみたのが最初の写真に写っているホーンツィーターです。ツィーターというと高域方向のリニアリティを補完するものと思っておられる方も多いと思いますし、それはそれで間違っている訳ではありませんが、その一方でツィーターを追加することで低域の質感を改善することも極めて大きな効果の一つといえます。裏返せばサブウーハーの追加で高域方向の音場を整えることも古くから使われている改善方策の一つなのです。

そういえば最近、こんなメールを頂きました。Type 618Cをご愛用下さっているKさんからのお便りです。

久しぶりにメールします。発売されてすぐに購入した618Cですが、ほとんど毎日のように聴いて美しい音に感動しています。家にはスピーカーシステムが何組かありどのシステムも聴いていますが、618Cはそのうちの一番新しいセットになります。

618Cの独特な音は、私が好きで良く聴く過去のクラシック名演奏家の古い録音、LP以前の録音やLP初期頃の録音の再生音などには特に新しい命を吹き込んでくれるのです。他のシステムからはけっして聴くことのできない魅力的な音には本当にこころ打たれてしまいます。

今日は朝からプッチーニのオペラ全曲を1930年代~40年代の録音ですが、聴き続けてきました。凄い! という音が次から次へと自宅広間に響き渡って幸福感に浸っています。71歳の音楽好きな老人にとって最高に贅沢な時間を届けてくれるサンバレー618Cに感謝!しています。それで、感謝の気持ちをメールにしてみました。
(以上原文のまま)
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Kさんの618Cにもホーンツィーターが載っていますね。より美しい低域を楽しんでおられることでしょう。(※メール文面、画像はKさんのお許しを得て転載させていただきました。Kさん有難うございました!)

話は戻ってニューモデル、この変哲のない廉価なホーンツィーターの効果は絶大でした。クロスオーバー周波数,遮断特性,能率整合用抵抗の定数は内緒ですが、このツィーターを追加した瞬間から低域の粒立ちが細やかに変化し、クラシックも何の違和感なく聴くことができるようになりました。村瀬さんも”これは使わない手はないですね”と言ってくれて即採用が決定。当初はオプション設定もありかと考えていましたが、コストアップ分は極力吸収して標準装備とすることにしました。

ファーストロットの発送は7月末頃から。気になる価格はペアで10万円を切れないかと思っています。詳細は試聴会前後にお知らせ出来ると思いますので、是非お楽しみに!品番は”Vintage S12”を予定しています!


by audiokaleidoscope | 2016-06-20 18:09 | オーディオ | Comments(0)

(6/18)イ・ムジチからヴァン・ヘイレンへ

今晩の”ようこそ!オーディオルーム”(オンエア6/18土曜22時~25日再放送)についてお知らせします。今回もアナログからハイレゾまで様々な高音質音源でお届けする一時間です。

今回のプログラムは…

・大橋慎が選ぶクラシックリファレンスセレクション
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今日は四季から特に印象的な「春」と「冬」を聴いて頂きます。今日聴いていただくのは初代コンサートマスター、フェリックス・アーヨのソロをフィーチャーした1959年録音版。さまざま四季を聴いた人が最後に辿りつく演奏がアーヨ盤であると言われ、音質の良さからデジタル時代になってからも何度も再発売されています。

・ようこそオーディオルーム特選!”ジャズ名盤100”
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驚愕の発掘音源として話題沸騰の本音源。当時ビル・エヴァンスはVerveと契約があったため発売の権利を得ることなく、
ひっそりと約半世紀もの間お蔵入りしていたマスター音源が現在大きな話題となっているSome Other Timeをご紹介します。

メンバーは、ビル・エヴァンスのほかエディ・ゴメス,ジャック・ディジョネットというトリオ。グラミー賞を受賞したジャズ史上の名盤”モントルー・ジャズ・フェスティヴァルのビル・エヴァンス”のパーソネルです。ライナーに掲載された情報によれば、1980年エヴァンスが亡くなったその年、共同制作者、ヨアヒム・E. ベーレントがMPSレーベルの代表者ハンス・ゲオルグ・ブルナー・シュワーにかけ合い、82年のリリースを目指しながら、実現されなかった音源のようです。

・The Vocal
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以前ハイレゾ音源で聴いていただきました井筒香奈江の”時のまにまに5”が先月末、LPで再発売されましたので、改めてその素晴らしい音質を含め紹介させて頂きます。井筒さんはオーディオファンに特に人気のある女性ヴォーカリストで、音源の音の良さでも大注目のアーティストです。

LP化にあたりカッティングを担当したのが日本コロムビア。以前この番組でもご紹介したORT(オーバートーン リコンストラクティング テクノロジー)の制作メンバーが参画し音質的にも万全を期しています。来週の試聴会でもこの音源を使わせていただく予定です。

・懐かしのあのアルバム
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この作品が発表された1978年という時期はプログレブームが終焉を迎え、レッドツェッペリン,ディープパープルに続く新たなロックスター出現が渇望されていた時期。そのタイミングで衝撃のデビューを果たしたのがヴァン・ヘイレンでした。ライトハンド奏法引っさげて華々しく登場したエディ・ヴァン・ヘイレンはたちまち世界中のギターキッズのヒーローになりました。

ではOAでお会いしましょう!!PCあるいはスマホの方はこちらからお聴き頂けます!!



by audiokaleidoscope | 2016-06-18 21:48 | オーディオ | Comments(0)

(6/17)レコーディング2日目

スタジオ2日目。録音そのものは極めて順調に進んでいます。私はSV-192A/Dアウトを直接モニターしている訳ですが、この音そのままに完パケが出来れば相当のクオリティが期待できる筈です。
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今回はチェロのソロアルバムな訳ですが、いわゆるバッハ無伴奏的な一本で一曲を弾き通して終わり…という内容ではありません。もう少し詳しく言いますと…。
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曲によっては7トラック…言い換えれば7回弾いて後でミックスという非常に手の込んだプロセスを敢えて選んでいます。単純計算で通常の何倍もの時間と手間がかかる訳で、皆で楽譜を見ながら時には”こんな感じの方がいいんじゃない?”というアイディアも飛び出しつつレコーディングが進行しています。

元々は2日間で6曲録れる予定でしたが詰め込んでやっても良いものは出来ませんし、アーティストのコンディションがキープできてこその演奏ですので一部次回に持ち越すことにしました。アンプの開発でも同じことが言えますが、一気呵成に突っ込む部分と一端クールダウンして客観的に観ることの両方が必要です。
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これはちょっとオフザケな写真ですが…。ある曲でSE的に指パッチンを入れていて、録りの時のスナップです。今回の音源が陽の目を見るのは早くて9月終わり。まだまだこれからやることが沢山ありますが、先ずは良いスタートが切れたのではないかと思います。そんな訳で2日間のレコーディング報告でした。



by audiokaleidoscope | 2016-06-17 21:39 | オーディオ | Comments(0)

(6/16)レコーディング初日

昨日から都内に入り、今日から某所でレコーディング。初のCo-Producerとして臨む現場ですので自ずと緊張感も高まります。今回は6曲の録りが予定されていて2日間に分けて3曲づつというスケジュールです。
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ブースのなかはこんな感じ。まずはマイクセッティングから。私のリクエストはなるべく近い音でリアリズムのある倍音が録れていて且つ適切な倍音が聴こえること。
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マイクは全てノイマンでKM184,U47,U87,SM69等を用意して試した結果、基本的にU47メインでKM184を足す感じでバランスを取ることになりました。
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Neveのマイクプリからアナログ卓のアウトがSV-192A/Dに入ります。私はヘッドフォンでモニターしながら音の確認。マスターは192kHz/24bitでファイルします。
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アーティストさんとエンジニアがコミュニケーションを取りながら、だんだん息があってくるというかお互いに目指すものが見えてくる感じ。スコアを見ながら”ここはチョットこんな風に変えてみよう”という部分もありつつ、少しづつ音楽が見えてくるような雰囲気…音楽が生まれる過程を固唾を呑みながら見守っています。続報はまた後ほど…。

という訳でスタジオ入りして約10時間、初日のレコーディングは無事終了!明日も頑張ります!!
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by audiokaleidoscope | 2016-06-16 16:06 | オーディオ | Comments(0)

(6/9)シュミとシゴトの境界線

中国から帰ってきて仕事も疲れも溜まっていたのが漸くひと段落。気持ち的にも少し余裕が出来てきた感じです。

閑話休題。こういう仕事をやっていると”会社以外でアンプ見るのも厭になるでしょ”とか”本当の趣味は何なの?”とか言われたり訊かれたりすることが結構あります。確かに仕事は仕事…趣味は趣味である訳ですが、オーディオは私にとって仕事でもあるし趣味でもあって共にかけがえのないもの。会社で”次はこんなアンプが良いんじゃないか”とか”こんな球の構成が面白いんじゃないか”と徒然に考えるワクワク感はかけがえのないものですし、家で試作アンプの音を聴いたりパーツを入れ替えながら音のチューニングに勤しむのも日常的な営み。言い換えればどこからどこまでが仕事で、どこからどこまでが趣味…の境目がはっきりしないところが楽しさでもあり、同時に大変なところでもあります。

以前、業界の方とお話していた時のこと。”オーディオは仕事。だから家で音楽を聴くことはない”と仰るのを聞いてハッとしたことがあります。ビジネスはビジネス。お客さんはお友達ではない…確かに四六時中仕事を出来る人は居ないわけですから仕事と趣味を分け、その代り仕事をしている間はしっかり打ち込むのは立派な見識であろうと思います。しかしそれが私にはできずに18年経ってしまいました。或る意味で強み、或る意味で弱点なのかもしれませんが、私は私なりのやり方で売り買いを超えた同志のような関係性を一人でも多くの方と紡いでいけたらと毎日考えています。だから特に垣根(境い目)を意識することもないんじゃないか…というのが今の心境です。

そんなメランジな私ですが、最近こんな中国アンプ(キット)をゲット。もちろん仕事ではありません。
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6P3P(=6L6)のULシングルで仕様上の公称出力7.5W+7.5W。整流管は5Z4Pですから電気的には274A相当。実体図なし(回路図のみ)で、電源電圧は110V仕様のためステップアップトランスが別に要りますが、そういう事とは関係なく、この値段(送料入れて約2万円)には脱帽ですし、とにかく”作って(弄って)みたい”というムシが自分の中で蠢いていてそれが顔を出して時々収まりがつかなくなるのです。

ヘンな言い方ですが、自社のキットを組み立てる時の息詰まるような緊張感がなく大らかに愉しめる歓びを提供してくれる…これは私にとっての宝箱。気になるところは自分で変更するのも自由…良くも悪くもその結果は自己責任であるところも趣味の醍醐味です。

子供のころ訳も分からずにゲルマラジオのキットを作ってアンテナ線の先のミノムシクリップをダイヤル電話の爪に繋ぐとクリスタルイヤホンから雑音に交じって微かに聴こえたAM放送。このフシギ体験と感動がなければ電気工作が趣味になることはなかった筈ですし、ましてや仕事になることはありませんでした。言い換えればたった一度のこういう巡り合わせによって分岐点が訪れる人生の不可思議を禁じ得ません。
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これは今週聴かせて頂いたお客さん自作のRCA 2A3シングル。56-56-2A3-5Z3という構成です。交流点火ならではのザックリした音を聴きながら、自分が作ってきた2A3アンプとの音の違いから受けるインスピレーションが次なるアンプのイメージの源泉になります。自社製品のショールームで私どものアンプの音を聴いていただくのではなく、お客さんのアンプを聴かせて頂くことが仕事か趣味かと言われれば、これは公私を超えた”創造”のための欠かせないプロセスであるとお答えするしかありません。

そういえば先日の出張時の検討の結果、次期アナログプレーヤーの構造検討図が届きました。
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元々アンプ屋としてこの仕事を始めた私がアナログプレーヤー(それも2機種目)を手掛けることになるとは私自身も全く想像していなかったこと。もしオーディオが単なる仕事であったらこういうモノが生まれてくることは決してなかったでしょう。電気の不思議に魅せられた私のオーディオへの尽きない興味が此処へ導いたといえば少々恰好つけ過ぎですが、仕事でもあり趣味でもあるオーディオ塗れ(まみれ)の日々を少しだけ誇らしくも思う、今日この頃です。


by audiokaleidoscope | 2016-06-10 00:11 | オーディオ | Comments(4)

(6/4)アンセルメからChicagoへ

今晩の”ようこそ!オーディオルーム”(オンエア6/4土曜22時~11日再放送)について告知させて下さい。SV-722EQ(マランツ)のサウンドチェックにも最適かもしれません。今回は4枚の音源を取り上げましたが半分がアナログ。

今回のプログラムは…

・大橋慎が選ぶクラシックリファレンスセレクション
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「バレエ音楽の神様」と呼ばれたアンセルメの豊富な経験に裏付けられた巧みな演奏は、華やかな舞台を彷彿とさせる楽しさに満ちています。レコーディングは恐らく1950年年代の終わり頃と思われますが、音質的にもすばらしくダイナミックレンジが広くオーディオ的にも魅力充分!

・ようこそオーディオルーム特選!”ジャズ名盤100”
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ジャズ・ヴォーカル史上最高の女性歌手といわれたビリー・ホリディのピアノ伴奏をきわめたマル・ウオルドロンが、ホリディの死後に捧げた追悼アルバムがレフト・アローン。孤独感に苛まれていたウォルドロンの気持ちがアルバムタイトルにも現れています。生前ホリディが歌っていたパートを、アルトサックスのジャッキー・マクリーンが切々と吹き、悲劇の主人公といわれたホリディの哀調を帯びた歌声の雰囲気がリアルに再現されています!

・The Vocal
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アコースティックギターのシャープな立ち上がりと美しい余韻、ヴォーカルの生々しい質感、息づかい、口の動きまでリアルに感じられる素晴らしい録音。このアルバム、池田さんというオーディオマニアのリスニングルームで一発録りされた音源というところまではあまり知られていません。ルームアコースティックがもちろん、電源周りまでチューニングされた非常にSN比の優れた録音もこのLPの魅力のひとつです。

・懐かしのあのアルバム
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プロデューサー、ディビッド・フォスターによってそれまでのシカゴのサウンドを根本からリファインし当時最新の機材と技術を導入してスタジオ・ミュージシャンをセッションに参加させるという、重要な変更を行ったことで大ヒットとなったアルバム。TOTOのメンバー4人も参加しており、当時のAORブームを更に盛り上げた1枚です。
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ではOAでお会いしましょう!!PCあるいはスマホの方はこちらからお聴き頂けます!!



by audiokaleidoscope | 2016-06-04 20:58 | オーディオ | Comments(0)

(5/31~6/1)佛山から珠海、そして帰国

中国三日目は佛山の工場で打ち合わせからスタート。試聴室に関して前回伺った時にちょっと低域の残響が長めで、これではモニタリング目的では使い難いよね…という話をしていたのですが、今回はバッチリ対策されていて反射や回折が抑えられ音がずいぶん良くなっていました。
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開発方針も少しづつ変化してきていて、先代が元々WE機器のメインテナンスを生業としていたこともあり、数年前まではWEアンプ,スピーカーの完全復刻を大きな柱にしていたのですが(その集大成がLM91A,LM86Bであった訳です)、代が替わって現在はヴィンテージテイストを枕にしながらオリジナルのアンプやスピーカーを作り上げていこうという方針に変わりつつあります。
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相変わらずオール手配線による一台づつのハンドメイド的手法に何ら変わりはありませんが、デザイン,回路とも新開発のモデルが数多く並んでいました。
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そんななかでちょっと面白いなと思ったのがこのバッファアンプ。プリ/パワー間に入れることを想定している訳ですが、設計意図を確認するとパッシブバイ(トライ)アンプをした時にプリに複数の負荷(パワー)がぶら下がることで合成インピーダンスが下がって音が鈍ることが懸念される訳ですが、それを回避するためのインピーダンス整合用バッファとのことでした。少々規模が大きくて日本のユーザーには敷居が高いところもありますが、考え方的には大いに共感できるところであり、今後も意見交流をしていずれ再びコラボモデルを作り上げられる日が来ることでしょう。
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別室には先代が作り上げた大作が並んでいます。今でこそ中国には沢山の真空管アンプメーカーがありますが、実は礎(いしずえ)を築きあげたのが先代でした。いまから20年…あるいはもう少し前だったでしょうか。日本に初めて入ってきたと言ってもいい中国量産真空管アンプSpark530を手掛けたのも先代でありました。
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今回私が話をしたかったのはこれ。ALTEC系のホーンが入手出来難くなってきているなか、現行品のセクトラルホーンを作っているのは此処ぐらい。これはALTECで言えば805を少し小型にした感じのホーン。例えば802系のコンプレッションドライバーと416系ウーハーを作ることが出来ればオールドアメリカン的スピーカーを手掛けることが出来るかもしれません。
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あと今回の”めっけモン”はこれ。よ~く見ると分かる人には分かるCD歴代ドライブで最も音が良いと言われる某ブランドのCDメカです。経緯は不明ですが何故か20年余の期間を経てこのドライブがゲットできたということで現物を見せて頂きました。今やCD専用ドライブは絶滅危惧種と言ってもよく、カーオーディオ用かPC用は入手出来てもピュアオーディオ用のメカ(特に良いもの)はなかなか手に入りません。まさかこの時期にこのドライブが多量に出回ることは予想だにしておりませんでしたが、もしこれが有効利用できて製品として陽の目を見る日が来るのであれば大センセーションになることでしょう。あるところにはある…ということですね。

打ち合わせを終えて客家(はっか)料理のレストランへ。去年はなかった野菜コーナー。これを食べたい!というとすぐに料理してくれます。美味しかった!
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佛山を出て高速道路で約2時間の珠海へ向かいます。
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順徳(じゅんとく)SAにて。ブルース・リーの出身地です。
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スタバもあります。私が初めて中国に来た10年前は高速道路網も十分整備されておらず、一般道も逆送する車はいるし、信号機は意味がないのも同然という状態でしたが、あの頃と思うと道もキレイになって走り易くなりました。

珠海では今回の渡航目的のなかでスピーカーの検品と同じくらい大きなテーマであった新アナログプレーヤーの試作に関する評価。今月の試聴会に間に合わせることが至上命題ですので、懸案事項を今回の打ち合わせで全て共有したうえで量産移行する必要があります。詳細はここでは述べませんが去年の5月にスタートしたこのプロジェクト、一年経ってやっと形が見えてきた気がします。
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9インチのアーム。長年の希望であったユニバーサルタイプがやっと出来つつあります。
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これはベースのサンプル。ホワイトオークのツキ板です。インシュレータはアルミの無垢。今回プラッターもアルミにする予定で当然ベルトドライブです!欧州製のACモーターを採用する予定で、モーターは今回外付けでなくベース内蔵タイプで設計しています。

打ち合わせは極めて長時間に及び、やっと食事に出られたのはかなり深い時間になってから。今回中国最後の晩餐は”潮州料理”のレストランでとることになりました。二次会が終わったのは朝の4時過ぎ。
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不夜城ともいうべき中国。こんな時間でも道沿いには屋台がいくつも軒を並べて商売しています。ホテルに戻ってシャワーを浴びて仮眠しようという頃にはすっかり朝になっていました。

少しだけ寝て香港経由で帰国します。香港国際空港は今日も大勢の人で賑わっていました。
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機中で膨大な議事録を読み返しながら今回の成果、反省点、宿題をもういちど頭の中で反芻して優先順位をつけて明日からの業務のなかで展開していかなくてはなりません。東京三日間、中国四日間でまるまる一週間会社を留守にしましたので半分浦島状態ですが、明日から現場復帰して様々な案件に対し速やかに対応していきます。
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機中からの眺め。今回の中国は主目的であった受入検査が出来ただけでなく、将来への展望に関しても具体的に拡がりを持てたという点で非常に大きな成果があったと思います。この写真のようにスカッとした感覚で帰国できて本当に良かったなと感じています。



by audiokaleidoscope | 2016-06-01 23:25 | オーディオ | Comments(0)

本ブログ掲載内容は私人の見解であり、(株)サンバレー(ザ・キット屋)の立場,戦略,意見を代表するものではありません。


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