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(10/29_2)二人の聴講生

山崎さんをお見送りしたあと、ほどなく二人目のゲストをお迎えしました。

多少なりともオーディオに興味と知識がある方であれば、必ずご存じの”DIATONE”(ダイヤトーン)ブランドを作り上げた方、言い換えれば日本のHiFiスピーカーの父と呼ぶべき佐伯多門先生がわざわざ収録のために郡山からお越し下さいました。
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佐伯さんとは真空管オーディオフェアの会場でお目にかかってご挨拶申し上げる程度で、直接じっくりお話を伺うのは今回が初めて。番組の趣旨をお伝えして、是非多くのオーディオファンにDAITONEの歴史とオーディオ全盛期の思い出話など佐伯さんご自身が語る番組を作りたいんです!とお願いしたところ、”やりましょう!”と仰って下さって実現した収録です。

そしてもう一人…。知る人ぞ知る、元祖”女子オーディオ”、元祖”リケジョ”(ご本人は厳に否定されていましたが)のAさんにも声をかけました。Aさんとはかれこれ10数年のお付き合いで知り合った当初からDIATONEをこよなく愛し、自宅は或る意味”ミニDIATONEミュージアム”の様相を呈しています。何度かオーディオ雑誌等にも登場されているのでご存じの方もいらっしゃるかもしれません。そのAさんから”佐伯さんは私の神”、”一度でいいから直接お話を…”とずっと前から伺っていたので、このチャンスを逃したらAさんとの約束が反故になってしまうと思い、連絡申し上げたところ収録に駆けつけて下さいました。

佐伯さんが三菱に入社したのは昭和29年とのこと。まだ70代半ばでいらっしゃると思っていたのですが、既に傘寿を迎えておられると伺ってびっくり。半世紀近く前のことを昨日のことのように淀みなく話される佐伯さんを前にして、瞬時に”今日は佐伯さんのDIATONE物語をAさんと二人で聴講する感じでいこう”と構成を変更しました。私が途中で変な茶々を入れて話が迷走するのを避けたかったという想いもありましたし、何より”これは2時間じゃ足らないかも…”と思ったからでもあります。

P-62F(’48)に始まり真空管アンプファンにもお馴染みのP-610(’58),60万台の大ヒットDS-251(’73),DS-505(’80),DS-5000(’84),DS-10000(‘85)等…それぞれの時代を彩った名機の数々の特徴や思い出話を色々と聞かせていただきました。

佐伯さんはDIATONEの歴史そのもの。DIATONEは日本のスピーカーの歴史そのものといっても良いなかで、DAITONEが他社のスピーカーと一線を画するのはモニタースピーカーという背景を常に持ち続けたこと。その徹底した拘りが半世紀もの間、些かも揺らぐことなく受け継がれたというのはまさに”MADE IN JAPANの誇り”とでも言うべきものであることを改めて学びました。

Aさんが言っていました。DIATONEの音は結局佐伯さんのお人柄そのもの…日本人的な精密さや生真面目さがDIATONEサウンドの基本である、と。まさにその通りだと思ったひと時でした。素晴らしい講義を聴かせていただけてとても感謝しています。

放送は12/25。是非お聴き下さい!



by audiokaleidoscope | 2015-10-30 12:09 | オーディオ | Comments(0)

(10/29_1)タマくらべ

恒例のMUSIC BIRD収録。先々週の公開収録からいつものスタジオへ。まず一本目はトライオード山崎さん。
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前回の登場から11か月ぶりの登場です!前回はお互いの起業から今日までの苦闘の(?)歴史や真空管(アンプ)に対する想いなどを縷々語り合った訳ですが、今回はちょっと趣向を変えて…。お互いに自社の300Bシングルを持ち込んで、放送で音の違いを楽しんでいただこうという企画。山崎さんはTRV-A300SER,私はSV-501SE/Prime300Bver.5仕様で鳴き較べをしましょうよ!と提案したところ快諾を頂いて実現しました。

これは以前”ようこそ!オーディオルーム”で一時期やっていた”パワーアンプ出力を電圧変換してミキサーへ送る”という離れワザで、つまりリスナーの皆さんのスピーカーの音を300Bサウンドにしちゃいましょう!というアイディアです。もちろんMUSIC BIRD初。

先ずはTRV-A300SERの標準300B(曙光300B-98)で聴いたあと、同じ曲をPSVANE WE300B仕様にして比較試聴。チューナーをお持ちの方はオンエア(12/11)を耳をかっぽじって聴かなくても直ぐにその差が分かる音の違いがスタジオのモニタースピーカーから聴こえてきてスタジオ内一同”おぉ~!”。間接音的余韻,何より音の細やかさ…Western Electric 300Bと同方式のフックフィラメントのみが持つ響きの豊かさが現れました。これは値段が倍(以上)しても欲しくなるよね、という部分で満場一致。

次にそのPSVANE仕様のA300SERとSV-501SEを比較。A300SERがプリメインということもあって少しゲインが高めだったのでプレイバックレベルに少し差異が出ましたが、Prime300Bver.5のフックフィラメントと極薄ガラスのベルシェイプの良さがしっかり出てくれたのではないかと思います。

今回PSVANEとPrime/ver.5を比較して初めて思ったことは、ハイコントラストで上方リニア(ハイパワー向き)なのがPSVANEでPrime/ver.5は下方リニア(ローレベルの再現性)と音場の開放感が特徴であるということ。いままでずっと自分の耳でヴォイシング(音決め)をやってきて、他社さんのアンプとの比較において自社のアンプを俯瞰したことがあまりありませんでしたが、同じ300Bシングルでも音が違うのは当然だし、使う真空管によってもニュアンスが変化するのも当たり前だな、と感じた次第です。

今回、双方のアンプの個性と魅力を再確認したところで、”やっぱり優劣じゃないんですよ!オーディオはね。好きな音を楽しめば良いんですよ”というところで一致しました。よく同業者=商売ガタキみたいな言い方をする方がいらっしゃいますが、皆真空管が好きで、音楽が好きな仲間のようなもの。特に山崎さんには起業の頃から支えていただいてきた大切な先輩でもあり、アドバイザーでもあります。

”大放談!”は今後少しづつ、こんな感じのオーディオ(真空管)ネタに振っていく予定ですので、是非ご期待下さい。放送で比較試聴が出来ちゃうなんて最高ですよね!




by audiokaleidoscope | 2015-10-30 10:58 | オーディオ | Comments(0)

(10/27)音の変化、その訳。

今日は仕事終わりで名古屋へダッシュ。何とか間に合ったヨーヨー・マのリサイタル。
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ピアノはいつものキャスリン・ストット。

先日のギドン・クレーメルが晩秋から初冬の空気感を漂わせていたのと対照的にヨーヨーの演奏はいつも春の日差しのように柔らかく温かさに包まれている。彼がステージに現れていつものように軽く手を挙げるだけで、会場が華やぐ。寛ぐ。

今回はバッハ/グノーのアヴェ・マリアに始まりフランクのチェロ・ソナタで締めくくられる内容で、誰しもが記憶の中に留めているメロディが随所にちりばめられている感じ。演奏が始まってまず感じたのは、楽器の鳴りの違い。今回もダヴィドフ(ストラド)の筈…と思いながらも明らかに今までのヨーヨーの音よりも明るめで、低音域の胴鳴り感よりも中高域のクリスピーさが印象に残る感じ。前回公演の時よりも明らかに音が若返った印象。

終演後、楽屋で本人に会って”今日はとてもフレッシュな音でしたね”と感想を告げると、実は今月60歳の誕生日に奥さまからプレゼントされた新しい弓で今回ツアーに出ているとのこと。ということは使い始めてまだ三週間のブランニュー・ボウな訳で、音が若いと感じたのはある意味、当然のこと。300歳を超える楽器と生まれたての弓が奏でる新鮮なひと時。

60歳になって益々若返ったようなヨーヨーの演奏を心行くまで楽しみました。




by audiokaleidoscope | 2015-10-28 03:35 | オーディオ | Comments(0)

(10/26)足跡のかず

昨日51歳になって、心新たな感じは正直あまりないのですが、年齢と自分に恥じない毎日を過ごせるよう、唯それだけを願っています。

ところでキット屋ホームページをご覧いただいている皆さんはお気づきと思いますが、もうじきアクセスカウンターが50,000,000の大台に乗ろうとしています。
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これは今日の18時過ぎのトップページのキャプチャ。2002年から13年余りに亘る皆さんと私どもの"足跡のかず”です。

以前にも書いたことですが、旧ホームページがアップされた日の興奮はいまでも忘れません。家庭用ホームページ作成ソフトを使った手作り感満載の画面を眺めながら、もう50アクセス行った、おお!100に乗ったよ!なんて言っていたものです。当時は注文カートもなくて、欲しい方は電話かメール下さいというような内容でした。

そして私にとって宝物だった(旧)店主日記。諸般の事情から閉鎖されてしまった訳ですが、ホームページオープンの日の日記にはこんな事を書いていました。

2002,06,10, Monday
おかげさまで本日HPオープンです

やっと本日念願のHPを立ち上げることができました。今まで多数ご要望いただいておりながら時間が掛かってしまったことを、この場をお借りし改めてお詫び申し上げます。また突貫工事でこのHPを作成してくれた担当K氏にはお礼の言葉もありません。本当にお疲れ様でした。

今後、お客様のリクエストを踏まえ、さらに分りやすいHPを目指しどんどん更新して参りますので忌憚ないご意見等を是非お寄せください。また、私どもの商品作りの基本である”お客様が欲しいキットを作る”ため、「こんなキットを作って欲しい」というご意見をお待ちしております。

初心者から作成可能で熟練のマニアも納得いただけるような内容のキットが私どもの目標です。世の中のみんなが「!!」と驚くようなキット屋らしいアイデアをお寄せください。宜しくお願い致します。


…いやあ、本当に懐かしい!キット屋立ち上げから4年を経てやっとできたホームページ。当時ホームページを作ってくれた担当者から”最近ホームページで日記を書くのが流行っているみたいですが、書いてみませんか?”と勧められて訳も分からず書き始めた店主日記でした。

それがその後、私どもの大きな原動力となるとは誰も思っていなかった訳で一時期は日記で告知した商品の発売日時が”オープン・ザ・カーテン”と呼ばれるようになったり、ご開帳後僅か数秒で完売になったり、過負荷でサーバーがダウンしたりということもありました。単なる日々の記録でなく、皆さんと私どもの大切なコミュニケーションツールでもあった訳です。

そんな風に日々少しづつ、樹木の年輪のように積みあがってきたカウンターの数字。これが9年で5000万という大台に乗るとは全く想像していませんでした。これまでのご厚誼に心より御礼を申し上げたいと思います。

昔は○万HITのキリ番なんて言って、例えば丁度10万HITをゲットした方から画面のキャプチャを送って頂いたりしていました。今回5000万のキリ番がいつ出るか分かりませんが、HITの翌日から限定一週間のキャンペーンを行おうか…とスタッフと話しています。

内容は未定ですが、品目限定,数量限定(各機種1~3台のみ)で今回は完成品のみをスペシャルプライスでオファしようと考えています。昨今はハンダごてをお持ちでない、という方も増えてきました。組立工賃分アップするのも痛いと思っていらっしゃる方も少なくないかもしれません。これまで逡巡していた、そんな方にも是非ご利用いただきたい”完成品キャンペーン”に是非ご期待いただきたいと思います!




by audiokaleidoscope | 2015-10-26 19:12 | オーディオ | Comments(0)

(10/24)クレーメルの薔薇

最近一番多いメールは"SV-S1616D(P.24)はいつから予約受付でいつから出荷開始になるの?"という内容。スケジュール的には今月末までにWEBでの受注環境を整備し、11/2(月)17時~ホームページでの予約受付を開始する予定です。発送は12/20頃を予定しておりますので、お楽しみにお待ちいただきたいと思います。

ところで今日は大阪のMさんと名古屋駅で待ち合わせて愛知県芸術劇場へ。
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元々は所用で行けないと諦めていたギドン・クレーメル&クレメラータ・バルティカの公演を楽しんできました。クレーメル/バルティカの演奏を聴くのはこれで2回目。それまでクレーメルといえば古典派あるいはロマン派のクラシックスタンダードを得意とする硬派の男性ヴァイオリニストというイメージだったのですが、バルティカというフレームの中で時に現代的かつ即興的芳香にあふれた演奏に触れ、当時大変感銘を受けたものです。

そのバルティカの演奏。今回の演目はすべて初めて聴くものばかりで、それはもう楽しみでありましたが所謂サロン的クラシックの悦楽とは一線を画した、リリシズム溢れ五感全体を刺激するようなある種音楽を越えたイリュージョンであったと回想します。極めて絵画的でありイマジナティブ…改めてクレーメルが"鬼才"と云われる所以を見た想いでした。

今日のタイトルは"New Seasons"。四季といえばヴィヴァルディですが、その古典を枕にしながら更に飛躍した"時空と精神の旅"をクレーメルは表現したかったのかもしれません。

最初のラスカトフ「"四季"からのダイジェスト」で満点の星降る北欧の針葉樹林を逍遥するような空間的印象を提示したあと、二曲目フィリップ・グラス「アメリカの四季」で普遍的土着性ともいうべき多様な価値観を肯定してみせ、その後、梅林茂「日本の四季」では日本固有の色彩感と繊細な美意識を遺憾なく昇華させました。其の後、我々の乗った船はアルゼンチンへ。ピアソラ「ブエノスアイレスの四季」では哀愁と諧謔の交錯した世界観を展開。聴衆は2時間余りの世界旅行を満喫したような満足と興奮に包まれました。

クレーメルの演奏を聴いていつも思うのは"深紅の薔薇"のイメージ。極めて脆く、極めて繊細で、限りなく美しい。しかしその美しさは見えない"棘"(とげ)を内包している。全身の知覚が最大に活性化される麻薬的快楽とも言いましょうか。クレーメルのニコラ・アマティ(1641)はストラドのように声量が大きい訳でもなく、時に消え入るような表現の細やかさを漂わせながらも、私たちをして自然に細大漏らさず聴こうとさせる何かを持っている音色でした。

Mさんも大阪から聴きにいらっしゃった甲斐があったと思って下さった筈。会場にはデカチョーさん、第九のIさん、空港のHさんなど、見知った顔もたくさん拝見できてうれしい限りでした。今日はやや暖かく感じられる穏やかな陽気でしたが、会場は凛として透明度の高い秋の空そのものの爽やかさを感じたひと時でありました。素晴らしかったです。



by audiokaleidoscope | 2015-10-25 00:22 | オーディオ | Comments(0)

(10/22)二人の素晴らしき兄貴

二日ばかり技術的コンテンツに集中していました。SV-300LBは結局初段管EF86からECC81辺りの双三極管パラ接続に変更することに。初段から出力トランス,更にいえばゲインメイクアップまで全面的に設計変更します。11/末には量産を始めたいと思っているので今のうちにやるべきことをしておかないと良いモノが出来ません。

そんななか、二人の"兄貴"と会う機会がありましたので自分の記憶と記録に留めておこうと思います。新潟の兄貴、Eさんから名古屋に行く用事があるので試聴できる?と連絡をいただいたのが確か先月。会社がいいですか?第二にします?と伺ったらショールームは以前いったことがあるので第二へお迎えすることに。
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LM91Aをお持ちのEさんがお越しになるということであれば当然アンプの布陣も変更してこうなった次第。EさんはJBLパラゴンをマルチでドライブされる、その筋では知られた方。サブシステムでMID等主要なキット屋製品をお持ちで新潟ショールームの主(あるじ)的存在です。

クラシックを中心に聴かれるEさんと一緒に2時間ばかり第二で過ごしたところ、三重のK兄の話題になり、じゃちょっと連絡してみましょう!ということになってメールしたところ会いましょう…という話になって急きょ三重に車で向かうこと。

聞けばKさんは以前新潟に行かれてEさんの音を聴かれているそうですが、EさんがK邸に行かれるのは初めてとのこと。
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私も10か月ぶりくらいのKさんのリスニングルーム。聴き慣れたいつもの音が耳に入ってきました。
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Eさんと私(Kさんのブログから転載させていただきました)
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ちょっとお邪魔させていただくつもりが気が付いたら日付変更線をとうに過ぎて。Kさんには甘えてしまって申し訳ありませんでしたが、Eさんもとても喜ばれて、お連れ出来てよかったなあ、と思いました。

Eさんを名古屋のホテルにお送りする車中で、いろいろな事を話しました。元々は全く知り合いでも何でもなかっ人たちとオーディオを通じて交歓できる楽しさ、嬉しさ…。きっかけは"キット屋倶楽部”でお客さんのブログをリンクしよう、と思って始めた9年前。最初は私とそれぞれのお客さんが一対一の関係だったのが、ブログ主同士の交流が始まって気が付けば今や200人以上のサークルのような形になりました。

最初はメールでのやりとりだったのが、次第に直接会うようになったりオフ会をやったり、物心共に通じ合う関係性がネットで構築されるとは正直私も全く思っていなかったのです。そしてSNSによって更にそれが倍加される結果となりました。

ネットというバーチャルな市場で敢えて"顔の見える"交流をしようと思って始めた店主日記(2002~2012)とキット屋倶楽部。この"輪"がさらに広がって一人でも多くの仲間と共にこの素晴らしい趣味を更に楽しんでいければ幸いです。

二人の"素晴らしき兄貴"と共に過ごした本当に楽しいひと時でした。




by audiokaleidoscope | 2015-10-24 07:36 | オーディオ | Comments(0)

(10/21)禁断の企画

真空管オーディオフェア,オーディオ・ホームシアター展が終わり、ちょっとひと息…日々のメールや電話でのお客さんとの交流や試聴室での対話など、自分にとって当たり前の、そして最も大切な日々が戻ってきた感じです。

そして毎年この時期は”朋(とも)あり遠方より来る”楽しみが多い季節。詳しいことはよく分かりませんが、いわゆる”学会シーズン”というのか、その前後に時間を作って寄って下さる方が多い時期でもあります。明日も第二にEさんが遊びにいらっしゃるので、事前音出し確認中。
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考えてみればこうやって落ち着いた気持ちで音楽を聴くのは半月ぶりくらいかもしれません。

ところで今後の”大放談”スケジュールですが

10/30(金) ミスターALTEC 森本雅記さん
11/13(金) オーディオ評論家 岩井喬さん

※いずれも翌週リピート

まで放送が決まっていて(収録時の様子はこちら)、先日の公開収録(逸品館 清原さん)の本放送も入ります。その後の収録が来週あるのですが、久々のトライオード山崎さんと”ダイヤトーンの父”佐伯多門さんをお迎えしてほぼ年内放送分の録りは終わり、というところ。

ポイントはここからですが、明けて2016年1月の放送は”新春スペシャル月間”にしようと思っています。これまでは各界の権威の皆さんにお越し頂いて、私が聞き手になってゲスト各位のお話を伺うというスタイルだった訳ですが、1月は番組のタイトル通り、”真空管・オーディオ”ネタ満載でやってみようと思っているのです。何をやるかというとMUSIC BIRDならでは…MUSIC BIRDでなければ許されないだろう禁断の企画(笑)。

話のマクラはこれです。”ようこそオーディオルーム”で一時期やっていた「真空管パワーアンプ出力をミキサーに戻す”という離れ業ですが、これを更に推し進めて収録の中で例えば現行球とヴィンテージ球を差換えて音の違いが出るかどうか、なんてことを試したり、SV-S1616Dを使ってダイオードモジュールと整流管も瞬時に聴き較べをしたり…。またちょっと細工は必要ですがカップリングコンデンサーだけミノムシクリップか何かで脱着できるようにしておけば、フィルムコンとオイルコンの音の比較なんてのも可能です。つまり”真空管アンプ比較実況放送”というイメージ。JB-320LMを使えば2A3と300Bの比較やNFBありとなしの比較など、リスナーの皆さんが自分のスピーカーでダイレクトにチェック出来る訳です。

半ば神話化している”球によって音が変わる”、”コンデンサーで音が変わる”、”整流方式で音が変わる”、”NFB量で音が変わる”が本当かどうか自分が判断できる絶好の機会になるかもしれません。

地上波でこれをやっても”アンタ、なにやってんの?”と怒られること間違いなしですが、間違いなく今まで誰もやっていない真空管アンプの音質比較実験番組。独りであーだこーだ言っていても面白くないので、相応しい立会人を迎えて実際耳で聴いて音の質感がどう変わるのか(或いは変わらないのか)をリスナーの皆さんと一緒に楽しみたいと思っています。

何だか面白そうですね(笑)。



by audiokaleidoscope | 2015-10-22 04:25 | オーディオ | Comments(0)

(10/18)清原さんとの対談

「オーディオ・ホームシアター展2015」公開収録、ぶじ終了しました。
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今回ゲストにお迎えした逸品館の清原さんとは今回初めてお会いして、昨夜軽く打合せさせて頂いただけで迎えた本番でしたが、お互いに異業種(繊維関係)からの転身であること、優れている何かを提供するというよりも、お客さま一人一人に最適な環境を”コーディネートする”仕事であること、価格は一つの指標(尺度)であって本質的な価値とは異なること、モノづくりのマインドを大切にすること…等、自分でも驚くほど主張が似通っている点が多く、元々音楽(5~6曲)込みで90分ぐらいのイメージをしていたのですが、終わってみれば曲がかかったのは精々15分ぐらいで丸2時間ほぼ対談という状況でした。
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3日間のイベントの最後の時間帯ということで、どのくらいお客さんが残って下さるのかな?…と実は少々心配していたのですが、ほぼ満席という状況で最後までお付き合い頂けたことを大変嬉しく思いました。

共通点の多い清原さんと私ですが、一点基本的な部分で異なることがありました。二人とも音楽が好きでオーディオが好きで始めたこの仕事である訳ですが、清原さんは”趣味と仕事を一緒にしない”と明言され、オーディオは専ら会社で聴くと仰ったこと。仕事が趣味の延長になってしまうと正しい判断が出来なくなる…というところは非常にグサッと来た感じです。

私はその真反対…これまで17年余、自分の一番好きなオーディオを仕事とするうえにおいて、或る意味仕事と趣味がメランジした結果、さまざまな製品が自然発生的に生まれてくるという側面がある一方、公と私のはざまで常に迷い、その境目は何かということでずっと彷徨ってきたことは事実です。

清原さんの主張は些かのブレがなく、お話されていることと仕事で実践されていることが一つの環(サークル)を形成しているような印象を持ちました。人としても経営者としても一流の方だな、という畏れと共感に包まれた2時間の対談だったような気がします。
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今回持ち込んだ機材たち。上からMUTEC MC-3+(マスタークロック),SV-192PRO(D/A),SV-192A/D(プリ)
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SV-128B(パワーアンプ)。スピーカーはLM69でした。今回も沢山の方と交流し、意見を交わし、これから先どうやってこの業界を盛り上げていくべきか様々なお話をすることが出来ました。ひょっとしたら新たなコラボプロジェクトが生まれるかもしれません!



by audiokaleidoscope | 2015-10-19 04:35 | オーディオ | Comments(2)

(10/17)東京オーディオベース&音展

今日はオーディオ&ホームシター展の公開録音のために前ノリして搬入と打ち合わせ。予定より早く会場入りで出来たので少し会場を回ってみました。まずは音展の隣のビルで開催中の”東京オーディオベース”へ。
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ハイエンドショウトウキョウが中止になって打ち出された新機軸で、今後の展開が楽しみなイベントです。
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お邪魔したのはトライオードのブースハイエンドターンテーブル”クロノス”や”ジュノン”シリーズが聴けるとあって真摯なトライオードファンが集まって活況でした。
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その後音展会場へ。今回もたくさんのメーカー,代理店が出展されていますが、やはり人が入っているのはイベント。先週の真空管オーディオフェアでお見かけした方も結構お見かけしました。これは林 正儀さんがアンカーマンを務める”女子オーディオの会”の会場風景です。UHQCDのPR的内容で香奈江さんがゲストで参加されていました。カメラ目線サンキュー!
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これはAIRBOW(逸品館)のブースです。Focal(仏)のスピーカーをメインに据えてデモを展開。清原社長のプレゼンを初めて聴かせていただきました。その後、本来の目的地である18階(MUSIC BIRD)ブースへ。
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みじんこさん(左),炭山さん(右)が公開収録中でした。マニアック!
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そしてEARのパラビッチーニさん。先週の真空管オーディオフェアの時も私どものブースで会っていますので一週間ぶりです。LPと38/2トラテープによるデモが盛り上がっていました。

明日(10/18)の私の公開収録テーマはプロデューサーによれば”東西横綱が初顔合わせで本音対決!大橋慎(サンバレー)VS清原(エアボウ)”という刺激的なタイトル(笑)。さて、どうなることやら・・・(笑)。タイトルは対決ですが、業界のトップランナーにいろいろと語っていただいて盛り上げていきたいと思います。収録は13:45~(予定)。ぜひお越しください!!




by audiokaleidoscope | 2015-10-18 03:28 | オーディオ | Comments(0)

(10/15)公開収録ゲスト発表!& SV-300LB仕様変更について

フェア終わりで諸々の作業が重なり、今日からやっと通常稼動再開。

とはいうものの明後日から私は再び東京。日曜が「オーディオ・ホームシアター展」(通称”音展”)での"大放談!"公開収録(13:45~15:45)なので、それに絡めて色々な用事を済ませてこようと思っているところです。

今回の公開収録ゲストも凄いです!今までは音源制作(レコーディングエンジニア),機器製造(オーディオメーカー)の最先端を走る皆さんにゲスト出演して頂いてきましたが、今回は同業者さん!それも日本でも有数の販売力,集客力,企画力を誇ると言われる"逸品館”さんの清原社長がゲストでいらっしゃるというから驚きです。清原社長のお噂はかねがね伺っていましたので、今回どんなお話が伺えるか、私も今から楽しみです。まさに大放談どころか”大暴走”にならないように自重しなければ(笑)。

ところで先日のフェアご来場の皆さんのご意見や、環境の違うところで鳴らしてみて自分なりに感じたところを総合した結果、SV-300LB(300Bプリ)は大幅に仕様(設計)変更することに決めました。出力トランスを新規に設計して更に300Bに電流を流すことにする件については既に書いたような気もしますが、それだけでなく根本的な音作り(ゲイン設定,NFB量)に加え、内部レイアウト(基板サイズ,パターン)も思い切って見直そうということにした訳です。
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これが試作機内部。作り易さもアップ出来たら・・・と考えています。

いつもの試聴室から飛び出して、或る意味、野放図に鳴らすことで見えてくるものがある…私の2つの耳に加え、ご来場いただいた皆さんの4000(以上)の耳で聴いて頂いたうえでの判断によってSV-300LBが更に良い物になることでしょう。

ここ3年ほど試作時点でいちど東京へ持っていってデモしてから量産に入るスタイルに変更した訳ですが、これもそんな意図もあってのこと。年末には間に合いませんが"梅春”のころ、きっと良いお知らせが出来ることになると思っています。
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デザインもちょっと変わってフロント(操作部)が少し広くなってツマミも大型化される予定です。どうぞお楽しみに!



by audiokaleidoscope | 2015-10-15 17:46 | オーディオ | Comments(0)

本ブログ掲載内容は私人の見解であり、(株)サンバレー(ザ・キット屋)の立場,戦略,意見を代表するものではありません。


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