2017年 10月 10日 ( 2 )

(10/9)フェア二日目

二日目。今回で18回目の出展ですが毎回予期せぬ出会いと懐かしい再会があって、いつも新鮮な真空管オーディオフェア。
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そういえば初日の高田さんデモの内容に関してたくさんお問い合わせを頂いていますが、youtubeに関連する動画がアップされていますのでお知らせしておきますね。


デモで聴いて頂いた音源の多くは「Stereo Sound Hi-Res Reference Check Disc」に収められているものです。是非スーパーハイレゾの魅力をご自身のシステムで確認してみていただくと最新のデジタル音源の凄さを体感して頂ける筈。

二日目のデモのテーマは初日以上に深くマニアックに進行しました。今回新かわら版で増補した「はじめての真空管アンプ(実践編)」を枕にしてお話をさせて頂いた訳ですが、特に反響のあったのがSV-284Dのブースターモードの音。まずSV-91B単独の音を聴いて頂いたあとで91B+284Dの音を鳴らした時の差異に対して想像以上の反響を頂きました。当然聴く音量は同じ。通常家庭にあっては3W以下。ならば出力10Wの91Bで何の不足もありません。

私が845を出力管としたブースターアンプ構想を思いついた時、結果として得られる出力アップには殆ど興味がありませんでした。では何を期待したかといえば増幅系のゲインが上がることでローレベルの情報量にきっと大きな変化が訪れるのではないか…そんな想像が頭をもたげたから。その後試作,修正を重ねるなかでその想像は確信に変化していきました。真空管・オーディオ大放談(youtubeダイジェスト)ブースターモードの284の実力を垣間見ることも出来ます。


この収録時の前置アンプはSV-2300LM/300Bでした。高田さんが仰っていたビットレンジ(ビットレゾリューション)こそが聴感上のダイナミックレンジ、ひいては高音質に直結するという主張に直結する増幅系の下方(ローレベル)リニアリティ伸長こそが高音質の要であるというのが私の主張です。

二日目のハイライトであった生島さん(ディスクユオン Jazz TOKYO店長)のレコードコンサートもそんなテーマに通じる何かがあったように思います。
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セロニアス・モンクのモノ盤とステレオ盤の比較試聴があったり、アナログ全盛期の真空管機器をフルレストアして再発されたLPの音の良さに感心したり…数々の貴重盤を聴かせてくれた生島さんですが、なかでも白眉だったのが予告編でも少し書いたブライアン・ブロンバーグ”WOOD"のアナログ盤(2枚組)

CDはもう15年くらい前から試聴会でも使っていたのですがハイレゾ版のリリースが一昨年。この時もぶっ飛んだわけですが今回のアナログのダイナミックレンジの深さは尋常ではありませんでした。そして更に凄かったのが、そのWOODのラッカー盤!このラッカー盤からスタンパーが作られ、それがLPになる…その大元であり音の全てがこのラッカー盤に全て入っている訳です。

ラッカー盤の寿命(再生回数限度)は10回~20回。その貴重なラッカー盤のバージントラックを聴かせていただいた訳ですが、この音を聴いた方は千載一遇のチャンスを得たと申し上げてもいいでしょう。音の弾力といい、スタジオの空気感といい音の深みと鮮度の同居したこの世界はなんだ!!と深い感動を覚えたのは私だけはなかった筈。思わずデモ中に携帯で写真を撮ってしまいました。
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ラッカー盤の音を聴きながら無言の二人…いま思い出しても凄い音だったなあ!


今回のフェアについてはいずれWEBやオーディオ雑誌などでも広く広報されることでしょう。残念だったのは他メーカーの音を聴かせていただく時間が全く取れなかったこと。SNSなどで皆さん頑張っておられる様子を拝見させて頂いて、ちょっとでもいいから他のブースを覗きたかったな…というのが唯一の心残りです。

という訳で今回のフェアも無事終わりました。例年ですと次は2月辺りに再び東京で試聴会をやるのが通常の流れですが…久しぶりに違う場所でやってみてもいいかなあ、と思いながら車で会社に戻った今日の私でした。フェアにお越し下さった全ての方に心よりの御礼を申し上げます。どうも有難うございました!!また会いましょう!!





by audiokaleidoscope | 2017-10-10 21:07 | オーディオ | Comments(0)

(10/8)フェア初日

2日間の楽しかったフェアが終わり、余韻に浸っている感じです。写真を中心に今回の真空管オーディオフェアを振り返っていきます。
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デモ中ですね。今回大胆にレイアウト変更した訳ですが結果的には大正解でした。聴きたい人は試聴ブース,製品を見たり質問したりしたい人は展示ブース,買い物したい人は物販ブースとニーズに合わせた配置が出来て良かったです。
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試聴はテーマを決めて機種ごと,カテゴリーごとの比較がしっかりできるように工夫しました。ひとコマでの試聴機種をあらかじめ絞り込んで例えば300Bシングルの比較,多極管プッシュプルの比較,コンパチ機の真空管交換,高級機の音質的,回路的特徴などにフォーカスしました。

スピーカーは画像の3種類メインで鳴らしましたがLM755A Classic Floor Systemはエンクロージャー単売をはじめて今回はエレクトロボイスの409を入れたのですが早くも注文を頂いたり、Vintage S12の音に多くの方が関心をもたれたようです。
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いつものように画像表示して今なにが鳴ってるか分かるように…。
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音源も何かわかるようにLPジャケットやPCの画面を見て頂けるようにしました。今回も素敵なお花を頂きました!有難うございます!
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入力周り。プリは3機種。フォノイコはSV-396EQとSV-310EQを交互に鳴らす感じ。デジタルはMC-3+USBでリクロックモードにしてPCM,DSDいずれも最高の状態で鳴らせるように工夫しました。プリはSV-Pre1616Dが大活躍でしたね!
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Pre1616Dはデモ中にカソフォロ段の交換(12AX7→12AU7)や整流素子の交換(ダイオードモジュール→5AR4)を行って音の太さ,実体感の変化も楽しんでいただけたかと…。
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パワーアンプはSV-S1616D/多極管仕様(Gold Lion KT88),SV-S1616D/300B仕様(Prime300Bver.5)。真空管アンプの出発点にして終着点。
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SV-P1616D/多極管仕様(KT150),SV-P1616D/300B仕様(Prime300Bver.4)。プッシュプルの魅力であるスケール感,響きの良さ,厚みを改めて音で知って頂けて良かったです。
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SV-S1628D(GoldenDragon211),TU-8600SV(JENSEN仕様)。いずれも人気モデルだけにデモ時は大賑わいでした。
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JB-320LM(Prime300Bver.4),SV-2300LM(Prime300Bver.5)。コンパチプリメインは今回注目度大だったようです。
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SV-8800SE(GoldenDragonKT88),SV-91B(PSVANE WE仕様),SV-284D。拘りの高級機の音もバッチリ聴いて頂きました。真空管アンプはスピーカーを選ぶとよく言われますが、このクラスは現行のハイエンド系スピーカーと一緒に使われる方も多く、Focal Grand Utopia, Genesis V, B&W 805 D3など実際のインストール例を交えて説明しました。
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展示ブースではバトラーの人気モデル,エレキットTU-8600そして技術相談コーナーを設置。
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デモ中もスタッフと活発なやりとりが展開されていました。
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これはMUSIC BIRDの高音質な新チューナーの比較試聴コーナー。新規申し込みもバンバン入っているようで嬉しい限りです。
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真空管物販コーナー。Mullard,Telefunkenなどのヴィンテージ球はもちろん現行球も大変な売れ行きだったようです。ロゴ印刷がずれていたりガラスが傾いていたり正規品で販売できない真空管もサービスコーナーは人だかり。

そして初日のハイライトがミキサーズ ラボ高田さんの講演タイム。素晴らしかったです!!
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現場の最前線で活躍するエンジニアのトップがオーディオファンと”良い音とはなにか?”を共有する…こういう機会をいただけて本当に光栄でした。高田さんのデモではスピーカーはLM69固定。アンプはSV-8800SE固定で行いました。
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スライドや動画そしてもちろん384kHz/32bit,11.2MHz/1bitなどのいわゆる”スーパーハイレゾ”音源もたっぷりと聴いて頂きました。
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おもわず二人で聴きいっているところ…。
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門外不出のマイキングノウハウなども披露。TOMA & MAMIのスーパーハイレゾダイレクトカッティング音源は超絶の空気感でした。その後MIXER'S LABOのLPや高田さんの手掛けたAKIRAの 日米同時発売のLPも聴いたりしてあっという間の1時間半でした。
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会場では歌手の井筒香奈江さんにもお会いしました。たくさんの業界の方とも旧交を温めることが出来てフェアならではの楽しさ満載の初日でした。二日目の様子は後ほど…。



by audiokaleidoscope | 2017-10-10 08:38 | オーディオ | Comments(0)

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