2015年 07月 13日 ( 1 )

(7/12)スピーカーセッティングも様々

皆さん、こんにちは。週末は如何でしたか?私の日曜はかなりハードスケジュールでした。朝4時半に家を出て会社で車を乗り替えて一路東京へ。荷物スペースにはLM755A Classic Floor Systemを載せて・・・。

まず向かったのは都内某ホール。年二回の友人の定期を聴きに。これがなかなか良かった!毎回ゲネプロから聴かせて頂くのですが、2000人近く入る大ホールなので上手(かみて)と下手(しもて)は勿論、前列.中盤,後列で随分受けるニュアンスが異なるので演る方は大変だろうなあ・・・と。

ちなみに私どもの試聴会など大人数の方に一遍に音を聴いていただく時は”面出し(めんだし)”という方法でスピーカー位置を調整しています。通常スピーカーのセッティングは2つのスピーカーが底角を為す正三角形の頂角にリスニングポイントを置くのが基本とされていますが、自分の遥か後ろに位置する状態で聴いておられる方も多いと思います。これが”面出し”の基本です。

一方で内振りがきつく(自分の前でスピーカーが交叉するようなセッティング)をした方が良いスピーカーもあります。かつて試聴室に置いていたソナス・ファベールのCremona Mなどもその典型でした。正対や面出しでは音像が散ってしまって定位が決まりません。

内振り角度が増すほどサービスエリアは狭くなり、オフセンター位置での聴取が厳しくなりますが、音場が深くなり、セッティングが決まるとスピーカーの後ろにポッカリと音が浮かぶような三次元的再生が出来る場合があります。自分専用のリスニングスペースでは有効ですが、試聴会などパブリックアドレスでは面出しにせざるを得ないという訳です。オケも演目によっては”対向配置”(ファーストヴァイオリンとセカンドヴァイオリンをステージの上手(かみて)と下手(しもて)に振り分けることがありますが、私どもオーディオ屋も空間それぞれの広さ,響きを加味して最良の結果が出るようセッティングしているという訳です。

演奏会が終わって港区の瀟洒なタワーマンション高層階へ。単身赴任をされているSさんがサブシステムとしてLM755A Classic Floor Systemを導入されることになったので、その納品です。
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正対ではありませんがかなり面出ししてセッティングしています。これはLM755Aというフルレンジユニットの指向性がかなり広い(振動坂のすり鉢が浅い)こととも関係していますが、この手のスピーカーユニットはそれほど音場的再生に腐心せず、開放的に鳴らしてあげるのが”らしい”といえますし、この状態では20数畳あるリビングどこにいても気兼ねなく音楽を愉しむことが出来ます。

スピーカーはフルレンジだ2ウェイだ、密閉だ、バスレフだと型式で分類しがちですが、実際はスピーカーユニットとエンクロージャーのマッチングによって決まる性格によって決まる個性の方が遥かに影響が大きく一概にどうとは言えません。リジッドで箱鳴りの少ないエンクロージャーの方が内振り効果が高いといえますし、指向性がシャープなスピーカーユニットにも同様のことが言えます。同じ755Aを搭載したシステムでもType 618Cあたりは正対の方が拡がりが出て良いものです。

皆さんも色々と工夫して自分のイメージに一番近い良い音を導き出して下さい!




by audiokaleidoscope | 2015-07-13 16:46 | オーディオ | Comments(0)

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