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続 SV-S1616D/KT170 最強バージョン

昨日のポストでGさんのSV-S1616D/KT170の事を書かせていただきましたが、今日会社でも雑誌試聴用に最強バージョンを一台用意しました。じっくり組立を楽しむ余裕のない急造仕様で少々お恥ずかしいですが写真を貼っておきます。
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初段/ドライブ段はToshiba 12AU7です。前にも書いたかもしれませんが私どもでKT170仕様のアンプが急伸している理由の大きな背景として、グローバルにみてもKT170が使えますよと標榜しているアンプが殆んどないことが挙げられると思います。
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もちろんKT170の限界性能を引き出す目的で専用アンプを設計することも可能な訳ですが、昨今の大プレート損失球ブームは従来使っていたアンプに容易に差し換えられること(=コンパチビリティ)を担保することで一層顕在化したとも言えます。まさに1616(イロイロ)の面目躍如といえるかもしれません。

ちなみに実機の測定データはこちら。
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データ的には低域が少し伸びたかな、という程度でKT150との明示的差異はありませんが、音はかなり違います。一層スケールが大きく、クリアで歪感がなく、余裕たっぷりに鳴る感覚が既にお使いのユーザーの皆さんの共感を集めているところです。試聴機はいわゆる最強バージョンでカップリングがArizonaに替わっており中低域の密度感も申し分ありません。

しかし音質という事に関していえばいくら精密に測定したところで数字には表れません。測定データはヒトでいえばレントゲン写真みたいなもの…その人の本質や魅力について語っている訳ではないこともまた事実です。雑誌のレビューでどういう評価をいただけるのか、たいへん楽しみです。


by audiokaleidoscope | 2022-03-01 22:31 | オーディオ

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