(9/27) SV-Pre1616D登場!

昨日、待ち焦がれたSV-Pre1616Dのサンプルがやっと完成。図面上では色々と検討,評価して腹に落ちていたわけですが実機を見ると感激もひとしお!これはモノづくりに関わったことのある方共通のカタルシス(心の浄化)の一つ。産みの苦しみが大きければ大きいほどその感動も倍化します。
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これがそのSV-Pre1616D。初対面の印象は”おお!何と小さい!”…SV-S1616Dよりも2回りくらい小型でとても可愛いプリに仕上がりました。ツマミの大きさと対比すると大体のサイズイメージが分かるでしょうか。
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下のSV-2300LMと比較してもサイズ感が分かるかも…でも中身は強力です。そもそもPre1616Dの発送の原点は完売となったSV-722(マランツ7)のフラットアンプ部分をそのまま1616プラットフォームに移植できないか、というのが原点。Phonoは要らない…でもドライブ力のあるプリは必須…それを出来れば低価格で実現しよう!というのが根っこにありました。

しかし回路的に移植しただけでは面白くない…1616シリーズならではのアイディアを足さないと!、ということで考えたのが以下のポイントです。

・整流素子のダイオード/整流管変更による音の違いを楽しめること
・カソードフォロワ段の真空管を12AX7/12AU7いずれも無調整で差し替えられること
・デジタル入力(USB入力:オプション)が選択できること


をイメージしました。そのほか私どもでは過去採用したことがないバランス調整も追加しています。まずパッとつないで音出しした感じではプリアンプ追加の効果を身をもって体験できるエネルギー感に満ちた表現ということが出来るでしょう。ヴォリューム付きパワーアンプで小音量時に感じる音の曇りや高域の鮮度感の低下が無くなるだけでなく、全体に筋肉質でスケール感の大きな表現に変化します。これはベンチマークしたSV-722の素性の良さが影響している側面も多いにあると思います。

上の写真では整流管仕様で鳴らしていますが、標準のダイオードモジュールでは音が締まりエッジが立つ方向性、オプションの整流管(5AR4)に替えると中低域の密度感が上がり、より響きが良くなる方向性に変化します。また是非トライ頂きたいのがカソフォロ段の真空管変更。標準の12AX7を12AU7に替えるとゾリゾリした質感が現れてよりぶ厚い音に。元のマランツ的な表現を求められるなら3本とも12AX7でダイオード整流。ジャズの熱気や太さを味わいたいのであれば左から3本目を12AU7に替えて整流管で決まりです!

USBオプションにつきましては今のところエレキットのUSB-DACモジュールキットを搭載してチェックしていますが、気軽にPCオーディオを楽しみたい方はこれで十分でしょう。USB入力は不要という方が入力4系統すべてアナログ入力に供することが可能です(USB搭載時はアナログ入力3になります)。

気になる中身ですが…
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正統的な1616方式。電源部は基板化されていますが増幅回路部分はオール手配線。入出力周りは結構込み入りますが、それこそが自作の醍醐味ともいえましょう。工数はそれなりに多いですが難易度が高いということはありません。

ここで現時点の仕様をまとめておきますと…

SV-Pre1616Dキット
形式:ライン入力専用プリアンプ
調整機構: 音量,左右バランス
入力:4系統(うち1系統USB入力に変更可)
出力:2系統(Rec Outなし)
配線仕様:手配線(電源部のみ基板)
真空管構成:12AX7(3) ※カソフォロ段12AU7に変更可
整流方式:ダイオードモジュール ※5AR4に変更可
ゲイン: 15dB
周波数特性:15Hz~70kHz
シャーシサイズmm:W250×D200×H136.5
予価:59,000円(税別・送料込) ※真空管別売
発売:2018年3月(予定)


という感じです。とりあえずフェアへはこの状態で持ち込み、改めて評価をキッチリやって修正すべきは修正して完全な状態で3月にお目見え…というスケジュール。早くフェアでコイツの音を聴いて頂きたい!早くもウズウズしている今日の私でした。



by audiokaleidoscope | 2017-09-27 12:46 | オーディオ | Comments(0)

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