今週末はいよいよ
アナログオーディオフェア2017。例年このタイミングでは単独試聴会をやってきましたが、今回仲間の誘いもあり初出展させていただくこととなりました。場所はいつもの損保会館ですが、毎年10月の
真空管オーディオフェアとはかなり様相が異なり大手ジェネラルオーディオメーカー(言うならばメジャーレーベル)が多数出展するなか、私どもインディーズレーベルも頑張ってこようと思っています。
出展メーカーは錚々たる顔ぶれ。私どもが出展する503号室だけでも
DENON,
フェーズメーション,
オーロラサウンド,
ViVラボ,
GRADO(順不同)という大物揃いで、こういう大部屋出展が15年ぶりの私どももいつもと違うワクワク感でいっぱいです。
単独試聴会のように全機種を並べて総まくり試聴という訳にいかない大部屋出展ですので今回ポイントを絞りました。一つはアナログプレーヤー試作モデル(二種)の聴き較べ。一昨年からずっと取り組んでいるアナログプレーヤー開発プロジェクトですが、仕様変更や検討を重ねた結果いずれも満足いく品質と音質が得られるところまで来れたと自負しています。製造メーカーも仕様も価格も異なる2つのサンプル。どちらが皆さんのニーズによりマッチするのか…今回の出展で見極めたいと思っているのです。
つまり2つのサンプルを今回会場で見て頂き、音を聴いて頂いて、ご来場の皆さんにアンケート(回答いただいた方に粗品あり)をとらせて頂いたうえで最終的に一本に絞り込んで検討するという、私どもにとって非常に重要なイベントになるでしょう。
最終サンプルですが、まずは「Type A」。
これはオールEU製。製造元を聞けば誰もが知っている有名メーカー製です。アームはアルミ製でダイアモンドカッターによる高精度加工品。アームの感度(盤面への追従性)が最大の特徴です。ベースは二重構造になっており、アーム,モーターはフローティングされていますので外来の振動等の影響を極めて受け難くなっています。加えて新開発のインサイドフォースキャンセラーによりスタイラス(針先)が内周にいくほど大きくなるキャンセル量が大きくなるよう工夫されています。
そしてこちらが「Type B」。
こちらは三回目の試作で思い切ってアーム,モーター,フォノケーブルにMADE IN JAPANを採用しました。特にアームは数十年に亘る実績を有するアームメーカーの手によるもので、ヨーロッパ市場ではアーム単品で邦貨換算10数万円で販売されているものをベースとしています。
いずれもベルトドライブならではの滑らかな音質と聴感上の高S/Nを心ゆくまで楽しんで頂ける品物に仕上がったのではないかと…。気になるのは値段ですが、これは予価として当日発表させて頂く予定です。AよりもBの方が高くなりますが、それでも皆さんのご期待を裏切らない価格設定をしたうえでA/Bどちらが人気なのかを調査させて頂きたいと思います。是非アンケートご協力をお願い致します。
アンプにつきましては当社のリファレンスシステムを2種類用意します。
845システムと300Bシステム。いずれも真空管アンプユーザーの憧れの球である訳で今回はアナログソースを人気出力管で楽しむひと時となるでしょう。
注意が必要なのは私どものデモは二日間で4回(各35分~40分)しかないこと。いつもの単独試聴会のひといコマ2時間とか3時間というのとはかなり状況が異なりますので、来場を予定されていらっしゃる方は時間帯を事前にチェックいただくよう、お願いします。
6/10(土)
13:20~13:55
新アナログプレーヤー(試作)ニ種の競演!
製品化アンケート実施(粗品あり)
16:40~17:15
真空管アンプで聴くLPの悦楽!
SV-284D(845) vs SV-91B(300B)
6/11(日)
12:20~13:00
新アナログプレーヤー(試作)ニ種の競演!
製品化アンケート実施(粗品あり)
16:00~16:40
真空管アンプで聴くLPの悦楽!
SV-284D(845) vs SV-91B(300B)
スペシャルゲストあり…かも?
使用ソース(予定)は
等をかけようかなあ、と思っています。さて、どんな二日間になるでしょうか?…とても楽しみですね。会場で皆さんとお会い出来るのを楽しみにしています!!