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(5/14)アニソンHi(ゲスト編)+各社ブース訪問

OTOTEN二日目は先ずMUSIC BIRD注目の新場組"アニソンHi"のゲスト。アニソン知識も経験も浅い私ですが、パーソナリティ野村ケンジさんのレギュラーOAは毎回欠かさずエアチェックしていて、野村さんからアニソンの魅力を引き出す役目を仰せつかったと理解して臨んだ収録でした。
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この番組にゲストとして参画させていただいて、実は最後にどうしても申し上げたいことがありました。ピュアオーディオからの若者離れに対する危惧が業界全体の大きな課題となっている現状のなかで、ハイレゾ配信チャートを見るとトップランキングの1/3(以上)をアニソンが占める事実を私たちモノづくりに携わる者ならびに業界はどう向かい合うべきなのかという点についての問題提起でありました。

つまり音楽ジャンルとしてのアニソンは完全に一つの極めて大きな市場を形成しているということ。そして(これは想像ですが)我々世代が嘗て"ザ・ベストテン"を観ながら応援したアイドルのような存在としてアニソンを歌うアーティストが若いファンに注目されているのではないか?、という視点です。決してキワモノではない、その魅力に私たち関係者自身が注目しなければなりません。更に言うのであれば、ピュアオーディオ的に満足できるアニソンが極めて少ないという事実にも注視が必要です。ヘッドフォンあるいはミニコンポで聴かれることを前提にローレベルを持ちあげた分、ピークがコンプレスされた(ダイナミックレンジ的に狭い)音源を幾らハイレゾにリライトしたところで音質が良くなる訳では決してありません。

演奏的には一流スタッフを擁する運営側には是非音源クオリティの充実を期待したい・・・ピュアオーディオで永年の経験と知識を有する沢山の関係者がそのオファを待っています、というメッセージをお伝えすることがオーディオ屋としてこの番組に参画する私の最大の動機でありました。

収録前後は少し時間があったので、出展者ブースをお訪ねし、沢山の仲間や先輩と情報交換させていただきました。幾つか印象に残ったブースをご紹介しておきます。まずはセミナー系から。
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音元出版のデモでお見受けした岩井喬さん。テーマは「アナログVSハイレゾ 洋楽からアニソンまで」。CDリッピングとハイレゾとアナログを同タイトルで比較されていました。
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ステレオサウンド社のデモは「究極のアナログチェックディスク体験!」。ミキサーズ・ラボ CHECKING DISC BY MUSICをメインに取り上げて頂いて嬉し恥ずかしのひと時。プレゼンターはレジェンド内沼さんと小原由夫さん。
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そして今回一番興味を持っていた日本音楽スタジオ協会セミナー「ハイレゾ録音製作現場の最前線を伝える」。スタジオの環境そのものをホールに持ち込んで現場の最前線の音を聴かせるというもの、演者は高田英男さん。内容は6月9日/16日の「真空管・オーデイオ大放談」でも放送されますので、是非お聴きください!高田さん命名の「スーパーハイレゾ」(384k/32bit.11.2MHz/1bit」の超絶高音質をお楽しみいただきたいと思います。

物販系では
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電波新聞社の大橋さん。私たちクラフト系には懐かしくも新しい「電子工作マガジン」など、ここでしか買えないバイブルがいっぱい。
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こちらはステレオサウンドのブース。CHECKING DISK BY MUSICも販売好調とか!

続いては各社のデモブース。
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ロッキーインターナショナル/AIRBOW/TADのブース。爆音系"音のびっくり箱"的なデモが多かったなかで、或る意味一番分かりやすく、丁寧に音出ししているのが印象的でした。
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最近どの真空管系オーディオ誌をみても表紙になっているCSポート"212PA”
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ペア500万という価格も然ることながら灯台のようなSTC 4212Eの存在感が凄い。スイッチング電源で4212Eを駆動しているところがまた凄い!
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一転ちょっとホッとするラックスマンの管球アンプ群。50年前と何も変わらない安心感がありますね。
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SPECのブース。ここのIさんとは嘗て復刻版PE-101Aで苦楽を共にした間柄。エレガントでナチュラルなサウンドが良かったです。
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こちらはPanasonicさんのブース。新製品SL-1200Gの音を聴こうと大挙してお客さんが詰め掛けていました。1200Gのパーツ展示は壮観!!Technicsブランドが還ってきてくれて本当に良かったなあ!という気持ちになった方も多かったのでは?
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こちらはESF(イースタン・サウンド・ファクトリー)のブース。写真では写っていませんが各種Thorens製品の展示を行っていました。こちらのSさんとも10数年来のお付き合い。みんな頑張ってます!
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そしてオヤイデ。デモはミュージックバードのパーソナリティ仲間でもある荒川(ミジンコ)さん。ケーブル屋さんだけあって装置が向こうを向いているという(笑)。荒川さんはSV-128B(KT150シングル)を使って下さっています。今度荒川さんの番組に乱入することになりました!

…そんな訳で日本最大級のオーディオイベント"OTOTEN"は実に楽しい二日間でした。既に"来年どうする?"なんてお話も出ていて、今後ますます盛り上がっていきそうな予感が…。各社とも工夫を凝らし、それぞれの持ち味を出そうという意志が強く感じられる、とても良いイベントでした。



by audiokaleidoscope | 2017-05-15 11:59 | オーディオ

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