(3/31)スタビライザー第3の選択

最近は家に帰ってCDが回ることが多い毎日。
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TL3 3.0からMC-3+USBへはAES/EBUケーブルで伝送(MC-3+USBはリクロックモード)。TL3 3.0側で176.4kにアップサンプリングしリクロックされた信号をSV-192PROに戻す方法です。MC-3+USBからのワードクロック同期はSV-192PROのみ。そのうえでSV-192PROで24bit化してD/Aしています。CDを聴く環境としてこれ以上のものがあるだろうか(必要だろうか)というほどの美しい音...単にハイファイというのではなく、音楽性の高さにおいて私の浅薄な経験上いままでに聴いたことのないCDの音。

そんななか、MUSIC BIRDのパーソナリティ仲間のKさんから"これ試してみたら?"とお借りしたのがこれ
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TL3 3.0を最初に聴いた時のインプレッションはこちらに書きましたが、スタビライザーで音質がこうも変わるか!という点において目に(耳に?)鱗の体験でありました。TL3 3.0標準の大型タイプは重心が下がり締まった音。対して従来のスタビライザーはCEC伝統の解れた響きの良さを聴かせてくれます。その違いを一人でも多くの方に体験した頂くため、TL3 3.0を私どもからお求めいただいたお客さまには新旧2種類のインシュレータをお届けすることにしたこともお伝えした通りです。

そして今回お借りしたこのスタビライザー。外形的には従来型に近く重量も近似しています。別売アクセサリーだけあって仕上げの美しさとサイドのオレンジ色のゴムが印象的です(後にこのゴムも音作りの為の施策であることに気付きます)。

何の情報もなく、スタビライザーをこれに替えて聴いてみると…どういう理屈か分かりませんが、明らかに高域の伸びが増して音色がブリリアントに変化。分かり易く言うとフォーカスが更に上がりハイが抜ける感じです。思わずKさんに凄いですね!とリプライして製品のホームページを確認。

そうすると

CDディスクの振動が音質に影響を与えることを考慮して作り出されました。 CECが発売するベルト・ドライブ方式のCDトランスポーター・プレーヤーにはCDを固定するためのスタビライザー(重し)が付属しています。AIRBOWはこのスタビライザーの振動と音質の関係に注目し、AIRBOW CD-1などにはCECスタビライザーの改良品を付属してきました。今回発売する「STB-1」はそれらの経験を生かし、CECの付属スタビライザーと同等形状(完全コンパチブル)を保持しながら、飛躍的な高音質を実現する製品として作り出したCEC専用・高音質スタビライザーです。

「STB-1」は、オレンジ色の制振ベルトを着脱することで音を変えられます。

ベルトなし:STB-1の持つ美しい響きが生かされるお薦めの使い方です。
ベルトを装着:スタビライザーが制振されることで、響きの少ない精緻な音質になります。

これ以外にも、「上下どちらかだけにリングを装着する」、「付属するリングではなく輪ゴムなどを使って制振する」など様々な方法で音作りをお楽しみいただけます。スタビライザーのCDと接する部分には、制振効果を高めスタビライザーのスリップを防ぐ特殊な制振材を貼り付けています。また、従来品ではこの制振材が剥がれたり、ずれることがあったためスタビライザー本体に小さな凹を作り、そこに制振材をはめ込むことで制振材の剥がれを防止しています。

…という記載が。なるほどこのゴムは制振に寄与しているのか…フムフムと思いながら色々と試しているところです。個人的にはこのスタビライザーの特徴を最も活かすのはベルト有り(ダブル)であると感じていますが、これからも色々と試してみようと思っています。もうここまで来たら肉を喰らわば骨までではありませんが、このセットアップで禁断のガラスCDも試してみたくなってきました。



ところでCEC製品に関して何人かのお客さまからお問合せをいただいております。CECは事業を停止しているがアフターサービスは大丈夫なのか?バッタものを買い叩いて高く売り抜けようとしているのではないか…という悪意が潜在する内容のものもありました。当然のことながらそのような意図があろう筈がありません。

CECという会社が操業を停止して既に5年ほどになるかと思います。では何故その間に新製品がリリースされたり修理等のアフターサービスが粛々と行われ続けてきたかといえば、関連会社エステックに開発,販売,アフターサービスの事業全般が移管され実態としては何ら変わりないからです。私どもは今後ともエステックと協業し歴史あるCECブランドの継続,発展に引続き尽力して参りますので、どうぞご安心頂ければと思います。

最後に過日エステックから私どもに届いたメッセージを発信者の了承のこと転載させて頂きます。現在ピュアオーディオ業界は皆たいへんです。そんな中にあって良い音楽を良い音で聴きたい人は絶対に居るはずだ!という強い信念をもって今日も頑張っている仲間が沢山いることを改めてここにご報告したいと思います。

平素よりCEC製品をご愛顧賜り誠にありがとうございます。
有限会社エステックは、委託工場としてCEC製品の生産に携わった永年の経験と実績が評価され、周知のとおり数年前より修理・アフターサービス、そして国内販売をも担当しております。
さらに、設計ノウハウを受け継ぐ技術部門を有するに至り、従前と何ら変わらぬ品質の製品を提供できる体制が整い、今後も継続して行く所存でございます。つきましては、新製品におきましても従来製品と同様に、ご安心の上ご愛顧頂けましたら幸いでございます。

がんばれ!CEC!!



Commented by K野 at 2017-04-01 11:21 x
いつもお世話になっております。K野です。
質問ですが、愛機TL3やTL5にはアップサンプリング機能がありませんが、AES/EBUでリクロックモードでつなぎ、192に渡して192側で4倍アップサンプリングしても同一音質になるのでしょうか? MUTECとTL3 3.0同時購入は厳しい状況ですので。
Commented by audiokaleidoscope at 2017-04-06 13:46
> K野さん
こんにちは!大橋です。
最近ファイルウェブでも記事が出ましたのでご一読ください。
http://www.phileweb.com/review/article/201703/31/2478.html

ご照会の件ですが、トランスポート側でSRC(サンプリングレート変更)するかDAC側でSRCするかについては元々の内部水晶の揺らぎ(誤差)レベルのよって評価が変わりますが、MC-3+USBをリクロックモードでお使いいただくことでトランスポートから出たワードクロックがほぼ完璧に洗浄されますので、結果としては変わりありません。実際MC-3+USBなしの場合はTL-3 3.0でSRCしない(44kで吐き出しする)方が音が良かったですが、MC-3+USBでリクロックした場合は変化は検知できませんでした。TL-51X+MC-3+USBでも素晴らしい効果を体験されている方が沢山いらっしゃいます!是非お試しください。
by audiokaleidoscope | 2017-03-31 15:36 | オーディオ | Comments(2)

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