(11/17)マスタークロックを超えるリクロック(Re-Clock)の衝撃

毎年一年で一番バタバタするこのこの時期。書きたいことは山ほどあるのですが、今は暮れに向けての準備や交渉ごとが多く、なかなかゆっくりPCに向かう時間が取れないのが実態。あと一ヶ月余りで今年もお終いなんて信じられませんが頑張っていきたいと思います。今日はそんな忙しい毎日のなかでも特にお知らせしておきたいビッグなネタ。少々小難しい内容ですが是非最後までお目通し頂ければと思います。
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この写真をご覧ください。いつものMC-3+じゃないか!と思われるかもしれませんが、実はそうではありません。画像を拡大頂いても良いですが、ポイントを大きめに撮った写真を貼り付けると…
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実は上がニューモデル"MC-3+USB"。外見はMC-3+と見分けがつかないほど似ている両者ですが、機能的には全くの別物。というか私が知る限り他に類例がない"リクロッカー"なのです。
もう少し具体的に書きます。PCオーディオをやられる方はこのブログを読んで下さっている方の中でも随分多くなっている筈。特に近年はハイレゾ再生がPCオーディオのメインストリームとなり、音質向上のため高精度のマスタークロックで複数のデジタル機器を同期して滲みや曇りのない素晴らしいハイレゾサウンドを楽しむ方が多数派を構成しつつあります。

私どもではCDトランスポート(CEC TL3N等)とD/Aコンバーター(SV-192PRO)をMC-3/MC-3+で同期させている方が最も多い訳ですが、CDトランスポートに外部クロック入力を装備したものはごく一部の高級機かスタジオ機器に限られている関係で音源側のクロックに手が出せないという理由でマスタークロック導入を躊躇されている方もかなりいらっしゃったと想像します。しかしです!このMC-3+USBの凄いところは何とOptical(光),AES/EBU(XLR),Coaxial(BNC-RCA変換プラグ付属)そしてUSB入力を持っており、入力機器のクロックをMUTEC独自の技術"1G(ギガ)クロックテクノロジー"により極めて高精度のクロックを再生成するという離れワザをやってのけました。つまり源流(入力機器)のクロックを外から同期するのではなく、一旦取り込んで極めて高精度なクロックに修正する機能を有しているのです。一時期電源波形の歪みをとる為に完全な50/60Hz(100V)を再生成するクリーン電源が出ていましたが考え方は同じです。従来のデジタル機器のクロックをこのような形でクリーニングできる機能は画期的といえます。

もちろん入力クロックの逓倍機能を有していますので、たとえばCDのデジタル出力からOptical,CoaxialあるいはAES/EBUで取り出した信号を1倍から最高512倍(!)まで上げて吐き出すことが可能。そして更にこのモデルが凄いのはDSD256(11.2MHz/1ビット)がダイレクトに入力できるところ。ハイレゾ音源でどんどんシェアを伸ばしているDSD音源を最高の音で聴く為の最終兵器といえるビッグな新製品です。ちなみにリクロック後のデジタル出力はCoaxial(同軸),Optical(光),AES/EBU(XLR)を装備していますので、一種のデジタル入力セレクターとしても大変有用ですね。
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以前からPC内部は"ノイズの嵐"と言われてきました。一部の特殊なサウンドカードを用いない限りPCクロックを洗浄することは出来ないと私も諦めていた一人な訳ですが、今回製品化されたMC-3+USBを通した音を聴けば(特にPCは)誰もが納得されると申し上げて差し支えないと思うほどの音質向上が認められます。特に音場再生能力においては"これが同じ音源か!?"と疑うほどの差異です。

今だから申し上げられることですが、昨年末時点でプロトタイプが出来上がっており、年明けには私の手元で試用を始めておりました。ただその段階ではマイナーな不具合やPCM音源/DSD音源の入力切替が手動でないと出来ない等の問題があり、輸入元を通じてMUTEC社に改善の申し入れを行っていたのです。その結果入力信号を自動判別する機能が追加され、その他の微調整も行われた結果、これなら誰にお奨めしても大丈夫!というところまで来ました。

以下Foobar2000における使用法(概略)を書いておきます。

・CORE:ver,1.3.13で動作確認済
・Super Audio CD Decorder:ver.0.9.6までのバージョンで動作確認済(ver.0.9.1推奨)
・DoPモードではDSD128まで再生(ネイティブ設定すればDSD256までOK)

改めて申し上げるまでもありませんが、MC-3+USBはマスタークロックというよりジェネレーター+リクロッカーですのでD/Aコンバーターが必ず要ります。また従来のSACDプレーヤーのデジタル出力はPCMオンリーですのでDSDダイレクト入力は無効となります(PCM出力時のリクロックは有効です)。
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この画像では分かり難いかもしれませんが、設定(preference)画面のPLAYBACK > OUTPUT > ASIO設定ならびにDEVICEの設定もMUTEC専用ドライバーを選択します。ASIO設定の画面ではDoPのチェックは外します。
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この設定が完了すれば11.2MHz再生時、Foobar2000の画面左下に麗々しくDSD256の文字が躍ることでしょう!
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私どもでは11月末~12月初めにかけて実機が入荷する予定です。是非お楽しみになさって下さい!



by audiokaleidoscope | 2016-11-17 15:52 | オーディオ | Trackback | Comments(0)
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