(2/27)MUSIC BIRD新チューナー来る!
2016年 02月 28日
さて早速接続…と思っていたところに悪知恵が(笑)。このチューナーにはパラボラアンテナの入力は当然のこと、LOOP(カスケード出力)が装備されているな…ということは1つのアンテナに複数のチューナーを同時にぶら下げることが出来る…つまり従来の1AMDとニューモデル3AFDの音質比較が出来るじゃないか!これをやらない手はないぞ、と思いつき、早速接続開始。
どう音の比較をするかですが、光デジタルセレクターを用意し1AMD/3AFDから出た光出力をセレクターで選択してSV-192PROのOptical入力へ。これでデジタルセレクターのINPUT切り替えで瞬時に音の切り替えが出来るという訳です。では早速始めてみよう!…という訳で始めた訳ですが…アレ?あんまり変わらないぞ??というか殆ど違いが分からない。僅かに3AFDの方が低域の伸びがあるかな、という程度。ウーム…確かに表示部は変わっていないし激変ということはないのかも…と思いながらふと気づいたのは、リリースで紹介されてるクロックアップによる音質向上がポイントという事。第二の場合、SV-192PROにはマスタークロックを追加していますし、アップサンプリングもして聴いて高音質化を図っていますので、これでは本質的な比較になりません。そこでマスタークロックをOFFし、SV-192PROのClock SourceをBYPASSモードで動作させることにしました。こうすればSRC(サンプリングレートコンバーター)も無効化されてチューナー直の音を比較することが出来る筈。
この状態で比較すると音色や粒立ちに大きな変化は見られないものの、スピーカーの上下左右に展開する音場の広さに違いがあることがしっかりと把握できます。たとえばCD(44.1kHz)を192PROで4整数倍(176.4kHz)にアップサンプルした時ほどの差異はないものの、3AFDの方がより”気配”の表現に長けているということはお伝えしておきたいと思います。なお3AFDにはAM/FMチューナーも内蔵されているので広範囲に楽しみたい方にはピッタリですね!
…こんな感じで今日は病み上がりではありましたが、いろいろと遊べてとても有意義なひと時を過ごせたなあと思っています。このチューナーが1台あるだけで音楽との間合いがぐっと近くなる…音楽が環境(鳴っていればいいもの)になってしまいつつあるなかで、MUSIC BIRD(とりわけ121,122,124ch)は”良い音(音楽)をもっと知りたい”という主体的,創造的歓びに満ち満ちているように感じます。単なる有料BGM放送ではない、その魅力をもっとお伝えしていかないといけないですね!