(7/9)”頑張ろう”から”楽しもう”へ
2015年 07月 10日
その後、MUSIC BIRDスタジオへ。今回の収録ゲストは映画監督そしてキューバ音楽レーベル”KAMITA”の主宰、オーディオ誌などでのフォトグラファー,ライターとして活躍中の高橋慎一さんでした。
今回お話を伺って、高橋さんの本質的な天真爛漫さ、屈託のなさ、何事も否定的に考えないポジティブさが非常に印象に残りました。幾らキューバが好きだからといって、その音楽を文化として伝えるためレーベルを立ち上げたり、更にミュージシャン達と寝食を共にしながらドキュメンタリー映画を撮ろうと(撮れると)誰が思うでしょうか。多くの方が”夢は夢、現実は現実”とトライする前に諦めてしまうだろう、それを高橋さんは具現化できる何かをもっている人だ…と直感的に感じました。
秀でたネゴシエーターでも戦略的なエコノミストでもない、単純にキューバという国と人と音楽を愛した高橋さんが、自らの夢を具現化してきたのは、ご自身の努力は勿論ですが、何故か”この人の為に、この人と一緒に何かをしたい”と思わせる極めて不可思議なオーラ(磁石)を持った人だということが、2時間の収録で実感できました。今までの人生で経験したことのない何かを高橋さんから感じたのです。
よく”頑張ろう”とか、”頑張らないと駄目じゃないか”なんて言います。高橋さんにはその気負いが全くない。その代わりに”楽しもう!”というエネルギーがご自身の周辺に満ち満ちている。頑張ろうでなく、楽しもう…いま私たちに一番欠けている何かを高橋さんは持っていて、だからいつも誰かが高橋さんの力になりたいと思う…そんな感じと言えば良いでしょうか。
とてもシャイで自分を偽ることのない、その極めてピュアな高橋さんの人生がキューバ音楽と映画”Cu-Bop”(キューバップ)に重なっています。封切りは7/19(日)。9月末まで週一トークライブも決まっているようです。皆で応援しましょう!