(6/4)続 大魔神!
2015年 06月 04日
昨日の記事を読んで下さったMさんから連絡があり、”どうにも我慢できない。聴かせてもらえる?”とのこと。試作品でよければ…ということで夕方からショールームにお越し頂きました。お客さんでは初です。
MさんはLM91Aをお持ちなのですが、JB-320LM,SV-501SE,SV-2300LM,SV-91B…全て300Bでで比較してみたいとおっしゃます。プリはSV-310でというご指定でした。上記の順番で同じ曲(ブルッフのVnコンチェルトNo.1:チョン・キョン・ファ)で聴き較べ。
ところでSV-284Dについて電話などで沢山のお問い合わせを頂いていますので、幾つかポイントを整理しておきます。
Q:どんなアンプと繋いでもステレオモードで20W出るんですか?
A:SV-284Dはトランス入力の845単段アンプで、前に置かれるパワーアンプの出力を文字通り”ブースト”する訳ですので、得られる出力は当然の事ながらお使いのパワーアンプによって異なります。従って一般のパワーアンプのように”出力20W”と書くよりは”最大ゲイン:+12dB”と申し上げた方が良いかもしれません。詳細は近日中にJB320LMを前置アンプとして測定し、別途報告します。
Q:普通のパワーアンプとしては使えないのでしょうか?
A:SV-284Dは通常の真空管パワーアンプと異なり、入力インピーダンスの考え方が全く異なりますし、通常のパワーアンプのようなゲインメイクアップをしていません。また想定している入力が前置アンプのスピーカー出力ですので、基本的には特殊な設計のプリ(バッファ)アンプでない限りお使い出来ません。あくまでパワーアンプに繋いで使う為のブースターとお考え下さい。
Q:半導体パワーアンプと接続できますか?
A: SV-284Dは真空管パワーアンプとの接続を前提に設計されています。
皆さんだけでなく、私もブースターアンプなんて企画したのは初めてですし、ヴィンテージアンプ以外で聴いたことがありませんので、今は出来るだけ試聴室に籠ってありとあらゆるパターンで実験しているところです。
今週土曜の開放日ではスペシャルオファーとして初披露しますので、ご興味ある方は是非遊びにいらっしゃって下さいね!お待ちしております。