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師走(極月)に想う

皆さん、おはようございます。

師走に入り、急に何か風速が上がったというか、更に周りの景色の動き方が早まった感じというか、カレンダーを一枚捲っただけなのに今週に入って随分雰囲気が変わってきたように感じます。12月のことを「極月」とも言って、まさにそんな切羽詰まった何かを感じる今日この頃ですが、せめて気持ちの面ではお互いに少しの余裕と寛ぎが欲しいものですね。

早速ですが、偶々かもしれませんが、昨日何人かの方から「Butlerまだ大丈夫?」というお問い合わせを頂きました。ご案内で書かせて頂きました通り先着100名様に対してお約束したキャンペーンですが、基本的には期間内に条件をクリア頂いた方には全員適用させて頂くつもりで在庫を確保しておりますので今のところはご心配ありません。じっくりご検討下さい!

オーディオに限らず何かにつけてモチベーションが上がってくるこの時期ですが、電話でお話を伺っていると「今回がキット初挑戦です」という方,「ハンダごてを握るのは久しぶりでちょっと緊張します」という方,「毎年この時期になると何か作りたくて」というお馴染みの方・・・皆、それぞれに楽しもうとされているの感じてとても心強く思います。

オーディオの市場も随分様変わりしてきたようで、実はその本質は何も変わっていません。その時々でキーワードは変わっても結局のところ良い音で心ゆくまで音楽を楽しみたいというモチベーションは不変(普遍)のものですし、今後どのようにオーディオのカタチが変化したとて何も変わることはありません。

特に私どもが提唱してきた「モノづくり」の楽しさと音楽の融合に関しても一時は「キットなんてそのうち誰からも見向きされなくなるんじゃないだろうか」と心配した時期も正直あったのですが、最近はむしろ逆に「マニアックでホネのあるヤツを頼むよ!」的なリクエストが多くなってきています。何でも二極化が叫ばれる昨今ですが、真空管アンプキットも手離れよく作り易いものと、昔ながらのガッチリ造り込むオール手配線のパーツセット的なものにニーズが分かれてきているのかもしれません。

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ガッツ溢れるモノづくりマインド!SV-38T(2009年バージョン)

いずれにしてもオーディオは夢を買う的なところが多分にある訳です。ちょっと無理して永年憧れたスピーカーを買った・・・・みたいな事から始まってアンプはどうだ、プレーヤはどうだ、カートリッジや人によってはケーブルまで替えて少しづつ少しづつ自分のイメージの音に近づけていく、この過程こそがオーディオの最高の楽しさ。キットは或る意味でその最たるもの。わざわざバラの部品の状態で買って自分で手間ひま掛けて作るのも「自分で作ったアンプで音楽を聴こう」という強い動機があればこそです。

「もう何が何でもこのアンプが欲しくて堪らない!」というお客さんの情熱を呼び起こせるような製品はどんなモノだろう・・・最近そんな事ばかり考えています。また何かご意見あれば教えて下さい!


by audiokaleidoscope | 2014-12-02 05:03 | オーディオ

SUNVALLEY audio公式ブログです。新製品情報,イベント情報などの新着情報のほか、真空管オーディオ愛好家の皆様に向けた耳寄り情報を発信して参ります。


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