(11/22)Jazz JAPAN Vol.88発刊!

本日発売のJaZZ JAPAN(ジャズジャパン) Vol.88
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先日のミニ対談がどう活字化されているかドキドキワクワクしながら今日を待っていましたが…先ほど届きました。文士としての寺島さんの陣形や戦法は自分なりに理解していて、今回はどこからどう攻め込まれるのか僅かな不安もありましたが、本文を読んで対談当日私が伝えたかったことがストレートに表現されていて、まずはひと安心。
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2ページに亘って書かれている寺島さんの文章を読み返すと当日の試聴室でのやりとりがビビッドに蘇ってきます。中身は読んでのお楽しみ(笑)。寺島さん一流の”甘い毒”もそこかしこに散りばめられていて、いつぞやの”もめごと”(原文ママ)についてもサラッと触れられているところが昔を知る人たちには堪らないかもしれません。
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その発端となったアンプの隣に二人のスナップが…縁起珍妙とはこのことかもしれません。ぜひご一読を!!



# by audiokaleidoscope | 2017-11-22 17:38 | オーディオ | Comments(0)

(11/18)D/Aコンバーター新旧聴き較べ

今日はショールーム開放日。様々な音源と機器と人が集い出会う不定期行事です。
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今回はいつものメンバーに加え、兵庫からはKさんご夫妻やカーオーディオマニアの若者たちの参戦もあり、お客さんが入りきれずに大変バタバタしたタイミングもありましたが楽しい一日になりました。面白かったのがHさんがお持ちになったMusical Fidelity TUBALOG(D/Aコンバーター)を使っての新旧真空管D/A比較試聴。
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写真中段がHさんのTUBALOG。1994年頃の製品でDACチップはサンヨーのLC78835Kのようです。バッファ段の真空管は6922/ECC88。ややモノクロ的な表現で聴感上の帯域もナローですが独特の味を感じる音でした。日進月歩のデジタルですが何も新しいものがすべて善ではない…後世に残すべき一つのヒストリカルな逸品の一つであろうと思います。
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続いて登場はmodel2。デビューは1999年頃だったでしょうか。キット化して私どもで販売を開始したのが2003年から。たいへんな数が出たベストセラー機となり、今でもたくさんの方が現用機としてお使いと伺っています。DACチップはバーブラウンPCM1716でバッファ段の真空管はTUBALOGと同じ6922/ECC88でした。TUBALOGとmodel2の間の5年間の時間の隔たりは音質的に大きなもので、同じソースを同じ条件で比較していくと先ず中高域の情報量の差が歴然とするほか、音そのものの色彩感にかなりの差があることに気づきます。TUBALOGの音に対してモノクロ的と評したのは決してネガティブなイメージではないですが、決定的な情報量の差があることは事実で、この期間のデジタルオーディオの進歩が如何に目覚ましかったかが伺われます。
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続いてはSV-192Sです。2008年、まだハイレゾという言葉すらなかった当時にCD(44.1k/16bit)を内部で192k/24bitにアップサンプリングできる真空管DACとしてデビューし私どもの一時代を築いた製品です。DACチップはバーブラウンDSD1796。バッファ段の真空管は12AU7/ECC82を採用しました。この頃から私どもの機器がプロ用途に使用されるようになり、CDの復刻にあたりリマスターを行う際にSV-192Sが使われるようになりました。
LIVE IN JAPAN!! Live オリヴィエ・アントゥネス・トリオ

Blues,Ballads,Bebop And A Blue Girl ダグ・レイニー・トリオ
などが記憶に新しいところです。また標準真空管をMullard CV4003に交換するのも大流行しましたね。

SV-192Sとmodel2の違いをひと言で言うと音場の広さ。同条件でD/Aリプレイスしただけで再生音がスピーカーの外側にまで拡がるさまにTUBALOGを持ち込まれたHさんも驚いておられる様子でした。この音場こそがオーディオ再生のキモ…スピーカーは音の出る映写機のようなものであり、その2つのスピーカーから放射されたエネルギーが空間で合成されて像を結びポッカリと浮かび上がる…どちらか言えば音像リアリズム寄りの再生をする方の方が多い真空管機器ユーザーですが、SV-192Sの登場によって音場再生の面白さをに気付いた方も多かったと伺います。今聴いても全く旧さはありません。

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そして最後に登場したのがSV-192PRO。いまや11.2MHz/1bit,768k/32bitの時代ですが特にプロフィールドにおいて量子化レートよりも本質的な高音質を求める方にとってのバリバリの現役です。192Sとの外観の差異がフロントパネルの色だけですが中身は一新されておりDACチップはPCM1972に変更。その他コンデンサー類のグレードアップ,水晶発振子の選別精度アップ,電源部の強化等によってスタジオ環境やハイエンド環境で更に快適に使用頂けるようになりました。

192PROに替えて何が変わるのか…ずばり奥行感でした。192Sで開いた音場に前後感が現れるところが最大の違いです。これは上から下まですべての帯域に均質に倍音が分布していないと現れない現象でDSD1796とPCM1792の音質差は、この倍音バランスの差と言ってもいいかもしれません。192Sを長くご愛用いただいているKさんも”PROの音を聴いて心動いた”とコメントを下さいました。

色彩感→音場感→奥行き…これだけ変化してきたデジタルオーディオの世界。究極のデジタルはアナログであるというテーマは不変で、これからも様々なブレークスルーが待っていることと思いますが正直現在の一部のハイレゾはその名目通りの音質とはいえず、単純にソフトウェア上でリライトされただけのものも存在します。いくら茶碗だけ大きくしても盛り付けられているご飯の量が変わらなければ満腹感は得られません。ソフトとハードは両輪であることも同時に強く感じたD/A比較試聴でした。



# by audiokaleidoscope | 2017-11-19 02:24 | オーディオ | Comments(0)

(11/18_2)薫りの違い

先ほど続きのようなポストになりますが、ショールーム開放日を終えてダッシュで東京へ。目的地は世田谷。内容は新製品発表会…でもオーディオ機器ではありません。
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SINGLE MALT SCOTCH WHISKY
GLENROTHES Distllery
DISTILLED 1997, BOTTLED 2017,...

AGE 19 YEARS
CASK TYPE : SHERRY BUTT


そう、ウイスキー。いわゆるウイスキー的なラベルとは風情が異なる19年モノで、ラベルの写真を撮ったのが平間至さん。このイベントのコンテンツのなかに”ウイスキーと音楽を楽しむ”があって平間さんからウチのアンプを使いたいと連絡があったので何はともあれ現場に駆け付けたという訳です。

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ここが会場。トーク&試飲のイベントでたくさんの方が会場にいらっしゃって盛り上がりました。開場後すぐに満員になってしまって良い写真が撮れませんでしたので、客入れ前の状況を少し…。
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アンプはSV-2(2010)で出力管は845。ドライブはKT88でスピーカーはQacoustic…等のコメントや説明が一切通用しない世界。音そのもので何かを伝えることが必要な空間。

話は戻ってこのシングルモルト。酒には疎い私でも普通のウイスキーでないことは直ぐに分かりました。詳しいことは全く分かりませんが何しろ薫りが素晴らしい!平間さんがラベルの写真を撮った時に”木の薫りがする”ことにインスパイアされてあのラベルになった…的なことを言っておられましたが、まさにそんな感じの素晴らしい芳香です。お酒のことは知らなくてもこの個性が伝わるようにウチのアンプもプレゼンスを発揮出来たようで、皆さんグラスと真空管を重ね合わせてスマホで写真を撮ったり。結構インスタ映えしたかも…しれません(笑)。
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何十という銘柄のなかから自分に合った味わいをみつける過程はまさに真空管アンプとの戯れに似てるなあ…そんな事を感じながら過ごさせて頂いたひと時だった訳ですが、新しいご縁を頂いたり、業界の仲間が会場に訪ねてくれたりしてとても楽しい異業種コラボでした。明日は朝から秋葉で特注パーツ&タマ探しです。





# by audiokaleidoscope | 2017-11-18 04:19 | オーディオ | Comments(0)

(11/14)TU-8600 vs SV-S1616D/SV-501SE

相当久々のyoutube投稿です。

コメントにも書きましたが、エレキットアンプの音が従来のそれから大きく変化しつつあることを確信したニューモデル”TU-8600”が初登場するこの回の収録時の音をきっかけにオプションとしてJENSEN仕様の設定を決意。この回の収録ではデフォルトのカップリングコンデンサーを使用していますが、僅かにピーキーな感じのあった出音がJENSENによって滑らかに艶やかに変化することをブログでお知らせしたところ全購入者の70%以上がJENSEN仕様にグレードアップされました。まさにその過程を記録した回ともいえます。

また現役SV-S1616D/300B仕様との比較試聴だけでなく、オンエア後すぐ完売となったSV-501SEの最後の音色も一瞬ですがアップロードしました。併せてお楽しみ頂ければ幸いです。
# by audiokaleidoscope | 2017-11-15 00:30 | オーディオ | Comments(0)

(11/13)Iさんの初めての真空管アンプえらび(完結編)

きっかけは一ヶ月ちょっと前。Fさんから”真空管アンプに関心がある知り合いがいるので相談に乗ってくれない?”と言われて初めて会ったのは。

最初だから基板アンプの方がいいかなと思い、TU-8150SVTU-8200SVそしてTU-8600SVから気に入ったものをお奨めしようと考えていた私。自分の中では価格と出力とプリメインという形式からTU-8200SVが最右翼かと思っていたのですが、実際会ってお話を伺ってみると”真空管アンプは初めてで全く経験もないんですが、せっかく作るなら良いものを…”と仰ってTU-8600SVで即決。カップリングをJENSENにアップグレードして初段は現行球ナンバー1の誉れ高いGold LIon ECC83に替えて完成しました!と連絡を頂いたのは直後のことでした。あまりのスピード感に少々びっくりしながらも完成祝いを兼ねてお披露目試聴会を第二でやりましょう!と連絡申し上げ、今日を迎えたという訳です。

Iさんは私より多分ひと回り以上年下の若者。アンプを持って来られてお話を伺うと”もう待ちきれなくて着いたその日に作ってしまいました。初めてでしたけど大丈夫でした!”とのこと。鳴らす前に健康診断しましょうか…ということになり簡易測定をすることにしました。
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これがIさんの初めての真空管えらびのターゲットとなったTU-8600SV(JENSEN銅箔仕様)です。完成の感動と歓びはまさにプライスレス!
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まずは残留ノイズ測定から。3mVレンジで左右とも測定した画像ですが両chとも0.3mV(未満)という素晴らしい結果。
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続いて波形確認。正弦波入力で画像は5W出力時のもの。ほとんど無歪みといえる波形で左右ゲインもピッタリ揃っています。写真を撮り忘れましたが方形波応答も極めて優秀でした。正直いって最初にメーカーサンプルを預かって測定した時以上のデータです。しかしまだ100時間も鳴らしていないということで、これから更に良くなっていくものと思われます。
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第二はどちらかいうと”響き系”の鳴りようですが、Iさんはジャズをアナログで楽しみたいそう。スピーカーはJBLをイメージしているそうですが、早くもターンテーブルやフォノイコの選択にも興味津々で矢継早に質問を頂きました。しかし自分の経験から言うと最初から何十万もアナログ機材に投資するより中古でいいからLPをたくさん聴いて、本当に自分の目指す音や好きな音楽が分かってから装置のグレードアップを検討されてもいいんじゃないですか…と申し上げました。音楽とオーディオは両輪。機器をグレードアップするのは何時でも出来る、その前に音楽を聴く歓びと感動をたっぷり養って欲しいなあ、と思います。私にとってはそれはLPではなくて当時のCS-PCM(いまのMUSIC BIRD)でしたが。

Iさんの初めての真空管アンプえらびはTU-8600SV(JENSEN仕様)で完結し結果的には大成功だったといえます。私どものミッションはIさんのような方が一人でも多く増えるよう頑張ること。残念ですがTU-8600はメーカー在庫も終わりに近いらしく最後の30台を確保させて頂いてこれでお終いのようです。

Iさんのように果敢に挑戦すれば必ず完成出来る真空管アンプ。年内で完売になりそうな勢いですが初めての方からマニアのサブ機まできっと期待に応えてくれる名機の一つだと思います。本当に楽しかったIさんのお披露目試聴会でした。



# by audiokaleidoscope | 2017-11-13 23:29 | オーディオ | Comments(0)

(11/11~12)楽しかったウインズ合宿

5日間の巡業の総仕上げは乗鞍のペンションウインズでのモノづくりワークショップ。仲間内では”合宿”と呼ばれ初回の2005年以降、今回がたぶん10回目位の恒例行事。
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紅葉も終わり、時折小雪舞う乗鞍。何度となく仲間同士で集まってモノづくりの楽しさを共有してきた大切な場所です。
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今回のテーマはこれ。桐合板エンクロージャーに8インチユニットを入れたスピーカー。もともと米松材で実績のあるフォルムですが、9月に桐素材で作られた試作の音を聴いて量産は難しいものの、ウインズスピーカーの歴史とカルチャーを知る方には格好の題材になると判断、合宿形式で陽の目を見ることとなりました。たいへんデリケートな素材ということもあり、粗組みは事前に済ませておいて、現場では研磨,塗装,ユニット実装を中心に行うことになりました。
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午後に入り三々五々集まってきた皆さん。早速作業に入ります。まずは表面の磨き上げから。この工程をいかにちゃんとやるかで塗装の美しさが違ってきます。
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研磨が追わりユニット固定用の穴あけ。ここで失敗すると今までの努力が台無しになりますので正確に位置決めを行い、下穴を開けてからドリルで一気に貫通。
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一連の作業が終わったらコンプレッサーで削り粉をきれいに吹き飛ばします。
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次に塗装作業。まず下塗りをして乾燥させてから本番。適宜乾燥しながら念入りに作業します。
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これまでアンプ/スピーカー半々くらいでやってきた合宿。常連さんは勝手知ったる感じで慣れた手つき。順調に作業が進んでいきます。
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手前側が塗装が終わって乾燥待ちのエンクロージャー。今日はここまで…夜の懇親会が始まります。
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Sさんが持ってきて下さった2014年合宿の時の”お出かけセットmini"。
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これはMさん自作のDSPラジオ。
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EL34/ULppも…SV-pre1616Dと一緒に鳴らしたり、皆さん自作アイテム持ち込みで一層合宿気分も盛り上がります。
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参加メンバーの皆さん。みんな楽しそうです。宴たけなわでそのままお開きかと思いきや…
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待ちきれずにユニット実装が始まりました。これは初参加のIさんが持ってこられたエレボイのSP8B(1972年頃)。ほとんど中古市場にも出ない珍品だそうです。堅牢そのものでズッシリと重いユニットです。さてどんな音が出ることでしょう…楽しみです。
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二日目の朝。最低気温はマイナス7度。空気が澄んでとても気持ちの良い一日のスタートです。
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リビングではTさんのWestern Electric 755Aの取り付けが始まりました。
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ほどなく実装完了。サランネットなし仕様で存在感バツグンです。まあ何と言うか中低域の厚みといい、高域の自然さといい、あらゆる言葉の評価が陳腐に思えるほどの表現。一同押し黙ってただ聴き入るのみでした。
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これが昨夜のIさんのエレボイ。これも格好いい!骨格のしっかりしたスケール感のある音。Tさんの755を女性的表現というならこのエレボイはまさに男性的。ウインズ常設の350Bシングルが非常によくマッチしていました。
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これはKさん別注の横幅1/2サイズモデル。ユニットはフォステクスの8㎝をモディファイしたもの。小口径フルレンジのイメージを覆す広大な音場と響きの良さ。まさに桐という素材でしか為しえない美しい音でした。
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同じスピーカーでも多極管シングル,多極管pp,三極管シングルで出音が大きく変化します。写真はPre1616DとSV-91Bのふくよかさと浸透力を足して2で割ったような表現を聞いて頂いている時のスナップです。
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これも恒例となった集合写真。次回はアンプを!というリクエストも頂き再会を約束して散会となりました。久しぶりの人も初めての人も寝食を共にしながら一緒にモノづくりの楽しさを共有するウインズ合宿。来年また乗鞍で集まりましょう!



# by audiokaleidoscope | 2017-11-12 21:10 | オーディオ | Comments(0)

(11/9_2)MCトランス比較試聴大会

2本目は永世ゲストTさんのリクエストで各種MCトランスの聴き較べ。オンエアは1/19です。MMカートリッジの2~3mVの出力に対してMCカートリッジは一桁低いコンマ2mV~3Vですので利得を揃えるためには20dB(10倍)程度のステップアップが必要となります。そこで必要なのがMCトランスです。汎用機やプリメインアンプにはMCトランスにかえてヘッドアンプを入れていることが多いのですが、高級機ではMCトランスを内蔵していたり、マニアックな方は外付けのMCトランスを自分で用意して音作りのツールにします。単なるトランスですがそれだけ音づくりに大きな影響を与える世界だからです。

今回現行の廉価帯からヴィンテージまで網羅出来たら、と思っていたのですが探してみると現行品が実に少ないことを再発見。MCカートリッジは作っていてもトランスは製造中止というメーカーもあったりで少々残念ではありましたが、色々なところに声を掛けさせて頂いて中古市場で手軽に入手できるものからスーパーヴィンテージまで8種類のトランスの音を聴くことが出来ました。
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登場したトランスは以下の通り。

1 DENON AU-300LC(ハイファイ堂さんからレンタル)
2 Bayer Dynamics KTR710(スタジオ常設)
3 パートリッジ TK-2220
3 ALTEC(PEERLESS) 4722
4 アントレー ET100
5 オルトフォン STM-72
7 SV-310EQ標準(橋本電気特注)
8 WE618C

という布陣。中古価格で約2万円~80万というダイナミックレンジの広さです。
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MCトランスの出力をSV-310EQのMM入力に入れて試聴します。パワーアンプはSV-91B(PSVANE WE仕様)です。

ところでMCトランスを使いたいけど気になるのはカートリッジとMCトランス一次側のインピーダンスマッチングについてです。アンプとスピーカーのインピーダンスは僅か数Ωの差でも気になるのに、カートリッジは低いもので数Ω、片やトランスは高いもので数百Ωにもなります。これらを普通につないで大丈夫なのか(まともに鳴るのか)に不安を感じる方もおられるのではないでしょうか。

実はこれに関しては”あまり気にしないでも大丈夫”というのが回答になります。カートリッジ/MCトランス間は電圧しか伝送されませんので、仮に差があってもトランス二次側の見かけ上のインピーダンスが変化するだけ。例えば20Ωのカートリッジを200Ω:50kのMCトランスに接続して場合、トランス二次側が見かけ上5kになるだけ…という考え方です。

ではなぜトランスそれぞれに一次:二次の表示がされているのか?これはトランスを設計した際の想定負荷あるいは最も変換効率(周波数特性,利得)が良い値を表示していると考えればよいでしょう。アンプ対スピーカーのように電力を伝送する場合はマッチングは比較的シビアですが、電圧伝送に関してはあまり神経質になることはないのです。ただ注意すべきは、そうはいってもマッチングが取れていることに越したことはないということ。ずれた分だけ特性的にも偏移するでしょうから。それを逆手にとってオルトフォンのSPUをWesternのトランスに繋いで絶品!と仰っている方にお会いしたことがあります。カートリッジ7Ω,トランス500Ωですが良い結果が出る場合もあるということですね。

今回は8種のMCトランスを聴き較べするのにカートリッジは14ΩのDENON DL-103SAを使いました。結果はオンエアを聴いて感じて頂きたい訳ですが、これぞまさに優劣を超えた嗜好の世界。むしろ廉価帯の方がフラットバランスでクリアに鳴る傾向でしたし、一方でヴィンテージ系は個性豊かで好みには合えば無敵!という音が出ることも分かりました。個人的には103系にはパートリッジTK-2220のパワー感は相互補完的で素晴らしかったと思いますし、少々口幅ったいですがSV-310EQ標準トランスの音に自信を深めることが出来ました。

後半はカートリッジをオルトフォンSPUに替えて再試聴。ここで前半の結果とは大きく異なる結果が出始め、私自身も正直戸惑ったというのが本音です。例えばDL-103SAでは僅かに高域のレスポンスが落ちて聴こえたオルトフォンSTM-72がSPUではプリップリの鮮度感とレンジ感。同ブランドの純正組み合わせだから良いに決まってるじゃないかと言われそうですが、私が思ったのはトランス単体での評価ではなく、あくまでカートリッジ+トランスの複合的表現において評価する必要があるな、ということ。必ずしも高いものが音が良いという訳ではないMCトランスの世界。ある意味タマの差し替え以上に奥の深い(逆に言えば難しく深遠な)世界であることがよく分かりました。まさに十人十色、音は人なりを体現するMCトランス比較試聴、とても楽しかったです。


# by audiokaleidoscope | 2017-11-10 04:35 | オーディオ | Comments(0)

(11/9_1)無人島レコード

東京~長野の5日間巡業。東京2日めはMUSIC BIRD収録。2018年1月分の2本録りでした。1本目(1/5オンエア)は新春特番。
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ゲストはジャズ・ベーシスト小林真人さん。オーディオにも精通され、特にSPレコードの蒐集家としても知る人ぞ知る方。前回のオンエアが大好評で、やっと再登場いただくことが出来ました。今回もテーマは”無人島レコード”。小林さんが無人島に1枚(タイトル)だけ持っていくとしたら何?…に対する回答としてお持ちになられたのがこれ。
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6枚組のジャズSP盤でタイトルは”the jazz scene"。小林さんから事前に”6枚組のセットがあるので裏表全部12曲ぜんぶ掛けたいんです”と伺っていたのですが、このjazz scene…調べれば調べるほど如何に貴重で価値のあるものであるかが分かってきました。特に注目したのがこのサイト。いきなり”Most important Album You’ve Never Heard”なんて書いてあって読んでいくとヴァーヴとパブロという二つのレコードレーベルを創設し、JATP(Jazz at the Philharmonic)の興行で一世を風靡した稀代のプロデューサー、ノーマングランツが1940年代のジャズのあらゆるエッセンスを網羅すべく編纂したセットもので5000セットの限定品。一番上の写真で小林さんが中を開いてみせてくれていますが、雑誌「Life」の写真家Gjon Milliが撮影した美しい写真32枚と数々のジャズアルバムのジャケットアートワークで知られるデヴィッド・ストーン・マーティンの美しいイラスト。
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全てにシリアルナンバーとノーマン・グランツ直筆のサインが入っています。如何にこのセットものが贅を尽くされ、ノーマン・グランツ自身が意気込んで製作されたものであるかが分かって実際どんな曲が入っているのか、どんな音なのか楽しみにしていたのです。
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今回の再生装置はこんな感じ。前回同様プリはマッキンC8を使い、パワーは前回の2A3から今回は300B(SV-91B)。そして今回は…
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MCトランスにWE618C(オリジナル)を使用。コラムでお世話になっているY下さんからお借りしました。トラックによっては殆ど針が下ろされてないのではないか…SP盤特有のピリパチ音が殆ど感じられない歴史的名盤のオンエアは恐らく空前絶後のことで今後もまずあり得ないことだろうと思います。そして2時間かけて小林さんの解説つきで全曲制覇。これは何が何でもオンエアを聴いて頂いて、出来れば録音もして頂いて永久保存して頂きたいと思います。いずれMUSIC BIRDの番宣で曲目紹介されると思いますが、当時のジャズ・スター達がきら星の如く登場しソロ(アドリブ)からビッグバンドまで当時のジャズの全てを聴かせてくれる2時間になるでしょう。どうぞお楽しみに!!



# by audiokaleidoscope | 2017-11-10 02:11 | オーディオ | Comments(0)

(11/2)寺島さんとの対談

やっと”天高く馬肥ゆる…”感じにやっとなってきた今日この頃。気温が下がってくると逆にオーディオ熱が高まってこの業界は年末に向けて一気に盛り上がっていきます。海外でも仲間たちが頑張っています。
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これは先日デンバーで行われたRMAF(ROCKY MOUNTAIN AUDIO FESTIVAL)でのひとコマ。Made in Japanクオリティを紹介するパートナーのブースです。エレキットTU-8600,TU-8340に加え私どものSV-S1628Dが展示されています。
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そして今週末にメリーランド州ロックヴィルで行われるCapital Audio Festの準備も順調のようです。北米地区では211が人気。日本では約65%が845というところが興味深いですね。これもお国柄でしょうか。

私どもの試聴室でも今日は845が大活躍でした。
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私が目下一番入れ込んでいるプリ:SV-310,パワー:SV-91B,ブースター:SV-284Dという組み合わせ。聴いて下さったのは…
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寺島靖国さん。寺島さんについては改めて説明の必要もありませんが吉祥寺のジャズ喫茶”メグ”のマスターとして、あるいは”寺島レコード”のプロデューサーとして、あるいはジャズ評論家&エッセイストとして不動の第一人者です。そしてMUSIC BIRDのパーソナリティとしても私にとっては大先輩。私が一人のリスナーとして寺島さんの番組を欠かさず聴いていたのはキット屋を興した98年より前のこと。すでに当時寺島さんはジャズチャンネルの看板パーソナリティで50代でした。その寺島さんが間もなく傘寿をお迎えになるというから時間の経つのは早いものです。

寺島さんが刈谷にいらっしゃると伺ったのは一週間ほど前。ジャズ専門誌”JAZZ JAPAN”のレギュラー企画”寺島靖国のMY ROOM MY AUDIO”の取材オファーでした。元々はジャズファンやミュージシャンの自宅を訪ねて寺島さんが音を聴く…という内容なのですが、今回は自宅でなくショールームにお招きしたのは一度ちゃんと私どもの音を聴いて頂きたかったから。今なお多くの真空管アンプファンが居る訳の一端をお話したくて楽しみにしていたのです。

なぜ真空管なのか…どこが魅力なのか、真空管アンプへの想いが単なるノスタルジーでなく、半導体アンプ以上にリアルな音の質感や倍音による音場表現など、真空管アンプでしか味わえない音の魅力をいろいろとお話したあと、話も終盤に差し掛かったところで実は寺島さんも今はプリもパワーも真空管と伺ってな~んだ!という話になったのですが、興味深かったのが寺島さんが最も高い評価をされたのが寺島さんが”一生添い遂げる”と言ったAvantgardeとは一見正反対のLM755A クラシックフロアシステムの音だったこと。誌面ではどんなコメントが飛び出すか今から楽しみです。
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JAZZ JAPAN Vol.88は11/22(水)発刊。是非お手に取ってご覧ください!





# by audiokaleidoscope | 2017-11-02 21:59 | オーディオ | Comments(0)

(10/26)管球PA & ライブレコーディング

今日は名古屋のカフェでライブ。とはいえお客さんとしてでなく裏方として。
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きっかけはひょんな事から。今から三年ほど前、名古屋のとあるバーに飛び込みで入った時に偶々聴いたアコギ一本のライブ。そのライブがとても良くてCDを買ってからご本人とSNSでも交流させて頂いてきました。全国津々浦々で年間300本以上のライブをやるそのアーティストは森香さん。その森さんから数か月前、”名古屋のカフェで真空管のPAを入れてライブをやりたいんですが…”とご相談を頂きました。この手のノウハウはありますし真空管アンプの響きとアコギの相性の良さは自分が一番よく分かっていますので二つ返事で”喜んで!!”ということになり、当日を迎えたという訳です。
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会場について早速セッティング開始。マイクは空気感を重視しギターでダイナミックマイク2本。一本はネックエンドを狙い、もう一本はサウンドホールを狙います。ヴォーカルはコンデンサーマイク。あともう一本コンデンサーマイクをアンビエンス(残響用)にも立てました。
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アンプはSV-P1616D/KT150。スピーカーはY-25ver.2です。とりあえずセッティングして森さんに弾いてもらって音の感じを掴もうと思ったのですが、ここからが大変。非常に広いカフェで極めてライブな空間であることは良しとして、レイアウト上どうしてもスピーカーを森さんの後ろに置かざるを得ません。これは通常あり得ないことでスピーカーから出た音をマイクが拾いフィードバック(ハウリング)が極めて起きやすい環境です。事実フェーダーを微妙に突くだけで見事に大きなフィードバックが発生します。更に今回は森さんが音に拘ったライブを…ということでギターは曲に合わせ3本持ち替え。ギターを弾く方はよくご存じだと思いますがギター毎に鳴り(音量)が全然違うので、ギターそれぞれでフィードバックレベルも異なるという状態でした。

通常はイコライザーやコンプレッサーを使ってピークを抑えて対策するのですが、今回のチャレンジとしてライブの模様をハイレゾ(96k/24bit)でライブレコーディングすることにしていたので、なるべく余分なプロセッサーを通さずピュアな音で録音する事を優先。とにかく全てを耳と指先に託して本番に臨みました。後から一切いじれないミキサーアウト直のダイレクトカッティングなのでギターとヴォーカルのバランスも極めてクリティカル。幸い本番では一度もフィードバックが起きず本当にホッとしました。

少々意外だったのが、こんな感じでPAを真空管でやっても興味を持たれる方はそんなに多くないのですが、今回は前半と後半のインターバル時にP1616Dの写真を撮られる方や”やっぱり音が違いますねえ”と声を掛けて下さる方が多かったこと。中には真空管アンプのユーザーさんもいて大変心強く感じた次第です。

ライブが終わって同録音源を直ぐプレイバックすると多くの方がライブの余韻に浸るように、森さんのライブを反芻するようにじっと聴いて下さっています。バランス的にも良好で自分としても満足のいく音響担当のお手伝いができたかな、と思っています。

PAは鳴ってないようで実はしっかり鳴っているのが理想。ラウドであるほどクリーンである必要もあります。オールマイク録音の難しさと美しさを体験させていただき、とても楽しい夜になりました。
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マスターのOさん(左)、森さんと一緒に記念撮影。また一緒に出来る日を楽しみにしています!!有難うございました!




# by audiokaleidoscope | 2017-10-27 11:57 | オーディオ | Comments(0)

(10/25)自分の味

先週東京でお会いしたMさん宅で聴いたmodel2の音。久しぶりに聴いたその自然な響きに心打たれてブログでご紹介したところ何人かの方から”ウチもまだまだ現役ですよ”とご連絡を頂いています。静岡のIさんからは

先般の大橋様ブログにて、Model Ⅱ についての記載を拝読をし、SV-912 購入後に休眠状態にあるModel Ⅱ をふと思いだし最近Sub的に構築した System内に投入可能であることに気づきました。その状態で、Model Ⅱ をシステムに投入しましたが、久々に感動です。

今まで、バックロードホーンだから、こんな物と思っていたホーン独特のふわっとした音の塊が払拭。きちんと音が分解され細かい粒状が確認でき、8cm のユニットから豊な空気感がこんなに出てきてくれるのかと驚愕でした。
十分 Sub System で満足し音楽が楽しめる状況に変化。やっぱ、凄い D/A コンバータだったですね。改めて Model Ⅱ の実力をまじまじと感じました。ちなみに Amp は樽Amp 、CDプレーヤーは、TEAC PD-301 、SPは東京コーン F77G98=6 (ペアで \500のユニット)をバックロードホーン(自作)に放り込んでいます。

とコメントを頂きました。その他お電話を何本か頂戴して昔話に花が咲いたり…そこで私も試聴室で昔々シリーズに灯を入れてみることにしました。
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常用のSV-192PROをD/Dコンバーター(アップサンプラー)として使用してmodel2にデータを送りD/A変換。model2ならではの繊細感と音がたゆたう感じを味わっています。郷愁にかられてアンプは初代SV-2を投入。正確な製作日は記録されていませんでしたが恐らく1999年~2000年。作ってもう17年も経過したことになりますが音は当時のまま。いい機会なので初代と末っ子の比較試聴も…。これでSV-3があれば完璧でした(笑)。
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1628D(右)は211仕様。845どうしで聴き較べると新旧で違いは感じるものの、共通する部分も多く当時30代だった自分と50代になった自分の変化を見るようで大変興味深い時間を過ごしています。あの頃とは色んな事が変わりました。今の方がずっと良いこともあれば当時の方が良かったこともある…その様々な揺らぎのなかで、でもその時々で自分が正しいと思ったことをやるしかないこの仕事です。

その昔、こんな事を書いたことがあります。オーディオ屋はレストランに似てる…10人お客さんが居て10人全員が常連客になってくれる訳ではない。半分の5人の方から”また行ってみたいな”と思って頂ければその店は大繁盛店に違いない、と。オーディオも同じ。つまるところ優劣を超えた部分での何と言うか自然さ、ずっと聴いていたい感じや自分の音楽観との親和性で判断されてしかるべき世界です。大切なのは”自分の味”を忘れないこと…そんな事を思い出させてくれた今日でした。もう暫くこの世界に浸ろうと思います。




# by audiokaleidoscope | 2017-10-25 14:38 | オーディオ | Comments(0)

(10/20)スピーカーの聖地へ

立ち位置は開発主体のメーカー的立場でありながら暇さえあればお客さんの音を聴かせて頂いていただくことが何よりの楽しみ…そんななかでここ数年、或るスピーカーブランドの名前をしばしば聞くようになりました。例えば千葉のFさん。例えば東京のYさん。そういえば昨日のアンソニーさんも…。海外のビッグなブランドではありません。主にJBLのレストアを中心にしながらカスタマイズなども手掛けるそのビルダーが30代の若者と聞いて一度会ってみたいなあ、とずっと思っていたのですが、今回縁あって工房をお邪魔させていただけることになりました。
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その名はケンリックサウンド。業界の大先輩であるS社長が一緒にいかない!?と誘って下さって訪問が実現しました。
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Sさん(右)とSさんがメーカー勤務時代の先輩Kさん(左)。Kさんはケンリックの縁の下の力持ちとして現役バリバリで活躍中。こういう重鎮の皆さんが活躍されるのは私たち後輩としても一番嬉しいこと。

早速音を聴かせていただきました。最初の写真のシステムは一見JBL4343のようでいて中身は全く別物です。ウーハーが替わっているだけでなく、ネットワークも全くの新設計。まず驚いたのが位相特性の良さ。オリジナル4343は良くも悪くも独特の音でウーハーのF0が低いことからサブウーハー的に重く鳴り響きが残る感じ。ミッドバスとの間に聴感上おおきなデイップがあってピアノの左手などは音像が動く鳴り方が個性的です。あとはミッドバスとミッドハイの音色がかなり異なり、多くの場合金属的な尖鋭感が気になるのですが、このオリジナルシステムはユニット間の位相の揺らぎが全くなく、まるで巨大なフルレンジのように2つのスピーカーの間にポッカリと音像が浮かぶような鳴り方。音量を上げるとまさにそこにドラムがいるような、ピアノがあるようなリアリズムが展開しました。
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これが専用ネットワーク。Kさんの力作です。感心したのがミッドバス/ミッドハイの繋がりの良さ。ダイレクトラジエーターとコンプレッションドライバーの発音方式の違いからなかなか上手くいかないものですが、このネットワークではコンデンサー,コイルのヴォイシングを重ね完璧なまでにシームレスに整合しています。システム価格285万(ペア)も納得のサウンドでした。
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左のシステムはオリジナルでしょう。4355のレイアウトを縦型に替えた感じなのかもしれません。15インチのダブルウーハーはオーデイオマニアの憧れですね。
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試聴室にはパラゴンが3セット。レプリカも手掛けられるそうですがこれはオリジナルをカスタマイズしたもので、ネットワークは上の4343改と同じくイチから設計し直しされたとか。ユニットも完全リビルドで着磁からやり直して完璧を目指したもの。価格は驚きの800万オーバーとのことですが既に売約済で納品待ちとか。凄いです!
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そのほか試聴室に現行ハイエンドからヴィンテージまで銘機が勢揃い。そんななかにウチのSV-192Sも並んでいました。

私が今回一番感銘を受けたのはバックヤード。つまり現場です。中古ショップでのスピーカーの売られ方にも色々あって中には買い取って音を出して鳴ればOKという店も現実にありますし、パーツ類を替えて元の音とすっかり変わってしまっているものも少なくありません。正直ケンリックという店がどんなプロセスでモノづくりをしているか全く知らなかったのですが、現場を見て単なるメインテナンス屋ではなく、揺るぎないポリシーと妥協の一切ないオンリーワンのモノづくりをしていることが分かって非常に心打たれました。
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ユニットのメインテナンスは単なるエッジの張替えにとどまらず完全バラバラの状態からスタートする徹底ぶり。
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塗装は塗る前に剥がす…当たり前のようでいて、ここまでやるところはそうはありません。
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これはKさんのワークベンチで撮ったネットワークのバラック。出来上がるまでに気の遠くなるような時間と工数がかかっていることをどのくらいの人が知っているのか分かりませんが、それはお客さんの為であると同時に自分たちの志(こころざし)でもある訳で、こういう光景を見られるのは本当に嬉しいものなのです。

社長のHさんといろいろとお喋りしながら感じたことは、この人は自分に対して全くブレと妥協がない人なんだな、ということ。物事をやっていると”まあ、こんなもんでしょう…”という妥協点が誰にでもあります。そのレベル感こそが人としての生き様に現れるのだと思いますが、Hさんの静かな語り口、真っ直ぐな視線、そしてHさんの真摯な想いを受け止めて真剣に、でも楽しそうに働くスタッフの皆さん…ケンリックサウンドは会社という形をとりながらオーディオが大好きな人たちの夢を結集した、素晴らしいチームなんだと思います。

HさんとKさんから”タマでウチのスピーカーを完璧にドライブできる物がないですか?”とオファを頂いたので、近いうちにまたお邪魔させていただくことになりそうです!楽しみでなりません!!




# by audiokaleidoscope | 2017-10-21 10:19 | オーディオ | Comments(0)

(10/19)”SV-8800SE大研究”と”youtuber初めての真空管アンプ選び(プリ編)”

今回の収録は12月オンエア分の二回録り。思えば今年も色々なテーマで真空管アンプの楽しさ,奥深さを放送を通じて感じて頂こうと知恵を絞ってきました。来年も頑張ります!

その師走一回目(12/8放送)は「SV-8800SE大研究」。多極管プッシュプルの高級モデルの魅力を掘り下げています。真空管は3種類を用意。GoldLionKT88,TungSolKT120,TungSolKT150の三種類。
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これは現行KT88で最も人気のあるGoldLionKT88です。SV-8800SEは固定バイアス(出力管を替える場合は必ずバイアス調整が必要)ですので少々敷居は高いように感じられるかもしれませんが、デジタルテスターとドライバー一本で誰でも出来ますし、出力管の持ち味(性能)を最大限引き出せるという点において、車でいえばマニュアルトランスミッションの大型クーペような存在。
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収録ではカップリングコンデンサーの交換実験をやった関係でアンプを90度倒した格好でバイアス調整していますが、通常はシャーシ上からテストポイントにテストリードを挿入すればOKです。

今回オンエアで是非聴いていただきたいのが固定バイアスアンプならではの実験。GoldLionKT88を使用し、市場の一般的な多極管ppの標準的Ip(プレート電流)=40mA~45mAの状態の音とSV-8800SEの標準設定値での音の違いを体験していただけます。前者はAB2級動作。対してSV-8800SE標準設定値は常用出力A級動作になります。A級とかAB級とか言われてもピンと来ないかもしれませんが、A級の方がプレート電流を多く流し出力管を最もリニアリティの高い領域で動作させることになりますがAB級と比べて最大出力が下がる,発熱が大きくなる等のデメリットはありますが音質的には明らかに有利です。多極管ppはどちらか言えば最大出力を優先する側面がありますので、市場の製品の多くがAB級でプレート電流を低く抑えています。電源トランスのB電流巻線容量を低く抑えることができるのでコストダウンにもつながり、多極管ppは大パワーの割に値段が安いという評価にもつながって市場でも人気があるものと思われますが、私どもでは出力よりも音質を優先するというポリシーからプッシュプルでも常用出力ではA級動作であることを条件に設計を行っています。

少々理屈っぽいですが、同じアンプ,同じ出力管,同じ出力で違うのはバイアス調整値のみという条件で音を聴き較べていますが、これが音の潤いや聴感上のダイナミックレンジが大きく変化することに気づいて頂ける筈です。
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続いては恒例カップリングコンデンサーの交換実験。SV-8800SEでは標準でもビタミンQオイルペーパーコンデンサーを採用していますが、これを更にグレードアップしてJENSENの音も聴いて頂いています。
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カップリングのみ直ぐ交換できるようにアンプに手を入れてあります。ミノムシクリップの赤が高圧側(前段プレート側)ですのでJENSENの推奨極性に合わせて試聴。同じオイルコンでもやっぱりJENSENは特別な存在。レベルの違う音をぜひ聴いてみて下さい。

そして最後は恒例ヴィンテージアワー。ゲストTさんのGE6550A(マッキントッシュ向けOEM品)とGECのKT88オリジナル。初段はテレフンケン12AU7,ドライブ段はTungSolオリジナル12BH7A。このアンプは私どもでも独特の存在で現行ハイエンドスピーカー(低能率,低インピーダンス)を真空管アンプで鳴らしたい…という方の指定銘柄。数値上の最大出力を遥かに超えるドライブ力を有しています。今回の収録ではそのSV-8800SEのフルチューンの音を楽しんでいただける絶好のチャンス。ぜひお聴き逃しなく!

二本目(12/22OA)はユーチューバー”アンソニー”さんをスペシャルゲストにお迎えしました。
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チャンネル登録者46,000人。オーデイオ好きなユーチューバーが居るんだけどゲストにどうですか?とお奨めいただいたのが2か月ほど前だったでしょうか。既にMusicBirdには二度出演されているということで私の番組が3回目。テーマはアンソニーさんのリクエストでプリ比較。タイトルは”アンソニーの真空管アンプ選び(プリ編)”ということに。現在は半導体パワーアンプをプリなし(直結)で聴いておられるアンソニーさんにプリとは何なのか、プリはなぜ要るのか、実際音にどんな変化が出るのか…を実際音を聴いて確認していただき、その印象を自ら言葉で語って頂く流れにしました。

まずはプリなしとプリありの比較。SV-192PROからSV-8800SEへダイレクトに信号を送るのとスタジオ常設のSV-192A/Dを通した音の聴き較べからスタート。話に熱中して写真を撮ることも忘れていましたが、オーディオは好きだけど知識がない…と仰る言葉とは裏腹に、それぞれのプリの個性を客観的に理解され、的確な言葉で表現するその姿勢にダテに何万人ものファンを集めている人ではないなということが直ぐ分かりました。

今回登場したプリはSV-Pre1616D,SV-722(C22),SV-300LB,SV-310の4機種であった訳ですが、例えばSV-300LBの音を聴いて”特に個性があるという感じではないけれど、様々なアンプ遍歴を経て最後にたどり着くのがこんな音なんでしょうね”というコメントやSV-Pre1616Dのカソフォロ段12AU7/整流5AR4を聴いて”いつかは違う音に行き着くのかもしれないけれど、回り道してでも聴きたい音ってあるじゃないですか。このプリの熱気はそんな気持ちにさせられます”といった言の葉の選び方にアンソニーという名前を語るこの若者のポテンシャルの高さを感じました。逸材です。

アンソニーさんのチャンネルはすぐ検索できると思いますが一つ実例を。

また機会があればゲストにお迎えしてアンソニーさんのシステムがすべて真空管になるまで見守りたいものです(笑)。



# by audiokaleidoscope | 2017-10-21 08:28 | オーディオ | Comments(0)

(10/18)違いは”響き”

今月3回目の東京は杉並のMさん宅からスタート。Mさんとお会いするのは初めてですがお付き合いは15年ほど前から。大半のお客さまとの関係性がメールか電話のお付き合いなので、何かきっかけがあると出来るだけ伺って直接お目にかかってお話を伺うことを楽しみにしているのです。今回は機器を導入してかなり時間が経過しているので真空管の劣化はどうなんだろう?…というお話。私にとってはお目にかかる千載一遇のチャンスです。

素敵な洋館の二階へお邪魔すると、そこはまさに音楽のための空間。
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聞けばMさんは永く音大で教鞭をとられ、ご自身も二期会の会員でいらっしゃる方。1970年の欧州13ケ国66日間の演奏旅行をされた時のお話など楽しく伺いました。今は悠々自適の毎日をお過ごしということですが毎日2時間はピアノに向かい膨大なクラシックのCDを楽しみながら日々お過ごしとか。
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これがMさんのオーデイオ。スピーカーはタンノイ。アンプは懐かしいSuper 8B(EL34pp)とSV-501SE(300Bシングル)がメイン。確認したところ真空管はすべて正常で全く問題ないことが分かってひと安心。
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つい先日終わってしまったSV-501SE。私どもの300Bシングルの代表機種の一つでした。中庸で滑らかでクラシックを聴く方にとってのメートル原器の一つでした。
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プリはSV-3。もう一台のパワーアンプはSuper 8B。最初にSuper 8BがMさんのところへ嫁いだのが2002年というから早いものです。
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D/Aコンバーターはmodel2。いまや11.2MHz/1bit,768kHz/24bitの時代ですが、今でもmodel2をご愛用くださっている方は本当にたくさんいらっしゃいます。データを超えたところにある”鳴り”や”響き”の本質的な良さが真空管にはあるからでしょう。

Mさんはこうも仰っていました。”いまの若い音大生は楽譜通りに演奏するテクニックは高いんです。でも正確に演奏することには長けていてもそれ以上の何かに欠けているような気がします。私がSTEINWAYのピアノを使うのも響き…日本のピアノにない表現力があるからなんです。オーデイオも同じですね。真空管でなければ出ない自然な響きがある…”。

Mさんのオーデイオは小音量でも豊かな響きとスケール感があり、それでいて一音一音のニュアンスがしっかり聴き取れるデリカシーのある表現でした。音楽と共にある歓びにあふれた素敵なMさんの毎日のお話を伺いながらオーデイオ屋であることの幸せを感じた今日でした。明日はMUSIC BIRD二本録り。今回はどんなネタが飛び出すでしょうか?…楽しみです。



# by audiokaleidoscope | 2017-10-19 05:52 | オーディオ | Comments(0)

(10/12)これぞまさしくモノづくり

ショールームも元通りに戻って今日から試聴室オープン。最初のお客さんは先月SV-P1616Dの試聴にいらっしゃって早速キットを組まれたUさん。早くも次のターゲットということで今回はSV-S1628Dをショールームで受け取りがてら完成したばかりのP1616Dを持ってお越しになられました。

Uさんは喜寿。40年くらい前に作ったきりでアンプ作りは超ひさびさ…とのことでしたので何らかのサポートが必要かも…と内心思っていたのですが、アンプを拝見して驚愕!!
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左が”素”の状態。右がUさんが組み立てたP1616D。回路変更は全くされていないとのことですが、別のアンプと見間違うほどシックにドレスアップされていています。伺えばトランス類は自分で手塗り、シャーシも黒く塗った上に特注の金メッキの板金を重ねて、サイドにはウォールナット特注の化粧板をお付けになった由。そして銘板もご自身でパソコンでデザインを起こして追加されていらっしゃいます。

驚きはこれだけではありません。フロントパネルに標準にはないスイッチとLEDがあるので「これは?」と伺うと謎が解けました。初段とドライブ段のMT管をLEDでライトアップされたとのこと。
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これがライトアップされた状態。試聴室のダウンライトを少し落とすと更にきれいにグリーンが浮かび上がってきます。Uさんは「1628Dもこんな感じにしようかと思ってるんです」とニコニコされていらっしゃいました。このような言い方が適切かどうかは分かりませんが、傘寿を3年後に控えられた大先輩のどこからこのような情熱が沸き上がってくるのか…先月お会いした時に「手配線なんて出来るだろうか」と仰っていたUさんが別人に見えました。1628Dが出来上がったらまた見せて下さいね!とお願いしておきました。

今日のひと言…人間って凄い!!心からそう思った私でした。




# by audiokaleidoscope | 2017-10-12 12:06 | オーディオ | Comments(0)

(10/9)フェア二日目

二日目。今回で18回目の出展ですが毎回予期せぬ出会いと懐かしい再会があって、いつも新鮮な真空管オーディオフェア。
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そういえば初日の高田さんデモの内容に関してたくさんお問い合わせを頂いていますが、youtubeに関連する動画がアップされていますのでお知らせしておきますね。


デモで聴いて頂いた音源の多くは「Stereo Sound Hi-Res Reference Check Disc」に収められているものです。是非スーパーハイレゾの魅力をご自身のシステムで確認してみていただくと最新のデジタル音源の凄さを体感して頂ける筈。

二日目のデモのテーマは初日以上に深くマニアックに進行しました。今回新かわら版で増補した「はじめての真空管アンプ(実践編)」を枕にしてお話をさせて頂いた訳ですが、特に反響のあったのがSV-284Dのブースターモードの音。まずSV-91B単独の音を聴いて頂いたあとで91B+284Dの音を鳴らした時の差異に対して想像以上の反響を頂きました。当然聴く音量は同じ。通常家庭にあっては3W以下。ならば出力10Wの91Bで何の不足もありません。

私が845を出力管としたブースターアンプ構想を思いついた時、結果として得られる出力アップには殆ど興味がありませんでした。では何を期待したかといえば増幅系のゲインが上がることでローレベルの情報量にきっと大きな変化が訪れるのではないか…そんな想像が頭をもたげたから。その後試作,修正を重ねるなかでその想像は確信に変化していきました。真空管・オーディオ大放談(youtubeダイジェスト)ブースターモードの284の実力を垣間見ることも出来ます。


この収録時の前置アンプはSV-2300LM/300Bでした。高田さんが仰っていたビットレンジ(ビットレゾリューション)こそが聴感上のダイナミックレンジ、ひいては高音質に直結するという主張に直結する増幅系の下方(ローレベル)リニアリティ伸長こそが高音質の要であるというのが私の主張です。

二日目のハイライトであった生島さん(ディスクユオン Jazz TOKYO店長)のレコードコンサートもそんなテーマに通じる何かがあったように思います。
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セロニアス・モンクのモノ盤とステレオ盤の比較試聴があったり、アナログ全盛期の真空管機器をフルレストアして再発されたLPの音の良さに感心したり…数々の貴重盤を聴かせてくれた生島さんですが、なかでも白眉だったのが予告編でも少し書いたブライアン・ブロンバーグ”WOOD"のアナログ盤(2枚組)

CDはもう15年くらい前から試聴会でも使っていたのですがハイレゾ版のリリースが一昨年。この時もぶっ飛んだわけですが今回のアナログのダイナミックレンジの深さは尋常ではありませんでした。そして更に凄かったのが、そのWOODのラッカー盤!このラッカー盤からスタンパーが作られ、それがLPになる…その大元であり音の全てがこのラッカー盤に全て入っている訳です。

ラッカー盤の寿命(再生回数限度)は10回~20回。その貴重なラッカー盤のバージントラックを聴かせていただいた訳ですが、この音を聴いた方は千載一遇のチャンスを得たと申し上げてもいいでしょう。音の弾力といい、スタジオの空気感といい音の深みと鮮度の同居したこの世界はなんだ!!と深い感動を覚えたのは私だけはなかった筈。思わずデモ中に携帯で写真を撮ってしまいました。
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ラッカー盤の音を聴きながら無言の二人…いま思い出しても凄い音だったなあ!


今回のフェアについてはいずれWEBやオーディオ雑誌などでも広く広報されることでしょう。残念だったのは他メーカーの音を聴かせていただく時間が全く取れなかったこと。SNSなどで皆さん頑張っておられる様子を拝見させて頂いて、ちょっとでもいいから他のブースを覗きたかったな…というのが唯一の心残りです。

という訳で今回のフェアも無事終わりました。例年ですと次は2月辺りに再び東京で試聴会をやるのが通常の流れですが…久しぶりに違う場所でやってみてもいいかなあ、と思いながら車で会社に戻った今日の私でした。フェアにお越し下さった全ての方に心よりの御礼を申し上げます。どうも有難うございました!!また会いましょう!!





# by audiokaleidoscope | 2017-10-10 21:07 | オーディオ | Comments(0)

(10/8)フェア初日

2日間の楽しかったフェアが終わり、余韻に浸っている感じです。写真を中心に今回の真空管オーディオフェアを振り返っていきます。
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デモ中ですね。今回大胆にレイアウト変更した訳ですが結果的には大正解でした。聴きたい人は試聴ブース,製品を見たり質問したりしたい人は展示ブース,買い物したい人は物販ブースとニーズに合わせた配置が出来て良かったです。
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試聴はテーマを決めて機種ごと,カテゴリーごとの比較がしっかりできるように工夫しました。ひとコマでの試聴機種をあらかじめ絞り込んで例えば300Bシングルの比較,多極管プッシュプルの比較,コンパチ機の真空管交換,高級機の音質的,回路的特徴などにフォーカスしました。

スピーカーは画像の3種類メインで鳴らしましたがLM755A Classic Floor Systemはエンクロージャー単売をはじめて今回はエレクトロボイスの409を入れたのですが早くも注文を頂いたり、Vintage S12の音に多くの方が関心をもたれたようです。
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いつものように画像表示して今なにが鳴ってるか分かるように…。
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音源も何かわかるようにLPジャケットやPCの画面を見て頂けるようにしました。今回も素敵なお花を頂きました!有難うございます!
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入力周り。プリは3機種。フォノイコはSV-396EQとSV-310EQを交互に鳴らす感じ。デジタルはMC-3+USBでリクロックモードにしてPCM,DSDいずれも最高の状態で鳴らせるように工夫しました。プリはSV-Pre1616Dが大活躍でしたね!
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Pre1616Dはデモ中にカソフォロ段の交換(12AX7→12AU7)や整流素子の交換(ダイオードモジュール→5AR4)を行って音の太さ,実体感の変化も楽しんでいただけたかと…。
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パワーアンプはSV-S1616D/多極管仕様(Gold Lion KT88),SV-S1616D/300B仕様(Prime300Bver.5)。真空管アンプの出発点にして終着点。
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SV-P1616D/多極管仕様(KT150),SV-P1616D/300B仕様(Prime300Bver.4)。プッシュプルの魅力であるスケール感,響きの良さ,厚みを改めて音で知って頂けて良かったです。
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SV-S1628D(GoldenDragon211),TU-8600SV(JENSEN仕様)。いずれも人気モデルだけにデモ時は大賑わいでした。
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JB-320LM(Prime300Bver.4),SV-2300LM(Prime300Bver.5)。コンパチプリメインは今回注目度大だったようです。
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SV-8800SE(GoldenDragonKT88),SV-91B(PSVANE WE仕様),SV-284D。拘りの高級機の音もバッチリ聴いて頂きました。真空管アンプはスピーカーを選ぶとよく言われますが、このクラスは現行のハイエンド系スピーカーと一緒に使われる方も多く、Focal Grand Utopia, Genesis V, B&W 805 D3など実際のインストール例を交えて説明しました。
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展示ブースではバトラーの人気モデル,エレキットTU-8600そして技術相談コーナーを設置。
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デモ中もスタッフと活発なやりとりが展開されていました。
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これはMUSIC BIRDの高音質な新チューナーの比較試聴コーナー。新規申し込みもバンバン入っているようで嬉しい限りです。
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真空管物販コーナー。Mullard,Telefunkenなどのヴィンテージ球はもちろん現行球も大変な売れ行きだったようです。ロゴ印刷がずれていたりガラスが傾いていたり正規品で販売できない真空管もサービスコーナーは人だかり。

そして初日のハイライトがミキサーズ ラボ高田さんの講演タイム。素晴らしかったです!!
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現場の最前線で活躍するエンジニアのトップがオーディオファンと”良い音とはなにか?”を共有する…こういう機会をいただけて本当に光栄でした。高田さんのデモではスピーカーはLM69固定。アンプはSV-8800SE固定で行いました。
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スライドや動画そしてもちろん384kHz/32bit,11.2MHz/1bitなどのいわゆる”スーパーハイレゾ”音源もたっぷりと聴いて頂きました。
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おもわず二人で聴きいっているところ…。
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門外不出のマイキングノウハウなども披露。TOMA & MAMIのスーパーハイレゾダイレクトカッティング音源は超絶の空気感でした。その後MIXER'S LABOのLPや高田さんの手掛けたAKIRAの 日米同時発売のLPも聴いたりしてあっという間の1時間半でした。
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会場では歌手の井筒香奈江さんにもお会いしました。たくさんの業界の方とも旧交を温めることが出来てフェアならではの楽しさ満載の初日でした。二日目の様子は後ほど…。



# by audiokaleidoscope | 2017-10-10 08:38 | オーディオ | Comments(0)

(10/5)フェア直前&追加情報

(訂正連絡)10/9のディスクユニオンJazz TOKYO 生島さんのレコードコンサートですが正しくは14:30スタートでした。訂正してお詫び申し上げます。


前回のポストが先週金曜日。あれからフェアの色々な準備を進めて何とかメドがついてきたところです。当日配らせていただくチラシ関係も段取りが終わり、デモ機材の特性確認も順調であとはトラック積み込み待ちという段階まで来ました。もうひと息!

物販関係では毎年人気のある真空管販売コーナーのリストが出来ました。
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拡大画像


年々ヴィンテージ球の流通が減ってきているなかで今回は輸入元に協力して頂いてMT管の現行球とヴィンテージ両方に力を入れて商品を集めました。数量が限られているものが多いのでお早めにブースへお越し頂ければと思います。

肝心のデモ内容については先日書いた内容から更にパワーアップ。特に初日(10/8)17:30~の高田英男さんのプレゼンテーションに関しては時間を延長して前半スーパーハイレゾ,後半は高田さん/ミキサーズ・ラボ関連の音源として
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二枚組LP「AKIRA」(9/15日米同時発売~現在品切れ中~)


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二枚組LP「MIXER’S LAB SOUND SERIES Vol.2」

の試聴も実施。レコーディングの最前線の現場の裏話だけでなく、最高の音源も楽しめるイベントになりそうですね。

そして二日目(10/9)15:30~のディスクユニオン Jazz TOKYO 生島さんをお招きしてのレコードコンサートも素晴らしい内容になりそうです。ステレオ/モノ両方のSPUを用意いただき名盤,高音質盤のオンパレードに加え、今日飛び込んできた情報では何とラッカー盤と通常LPの比較試聴もあるらしいです!

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二枚組LP「ブライアン・ブロンバーグ / WOOD」(10/6発売)

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二枚組LP「オルケストラ・ド・コントラバス / BASS,BASS,BASS,BASS,BASS&BASS!」


”ザ・低音”シリーズといえばオーディオ好きな方なら知っているサウンドチェック用の定番で、かつて私どもでもリファレンスディスク指定していたテッパン音源でもあります。それが二枚組高音質LPとなって復活するとなれば誰しもが興味を持たれる筈。更にラッカー盤との比較試聴という機会は二度とないと思いますので是非その音を体験頂きたいと思います。


そして忘れちゃいけない私ども自身のデモは「真空管・オーディオ大放談」公開収録ばりの内容で全編お届けする予定です。その他メーカー担当者自らが説明するエレキット「TU-8600コーナー」,MUSIC BIRDの新旧チューナー比較試聴&新キャンペーン紹介コーナーなど、二日間全力で来場者の皆さんをお待ち申し上げております!どうぞお楽しみに!!


# by audiokaleidoscope | 2017-10-05 17:26 | オーディオ | Comments(0)

(9/29)「桐スピーカーを作ろう会」追加情報

昨日アップした合宿の件。色々とご質問を頂いておりますのでQ&A形式にて補足しておきます。

Q1:合宿後サンバレーで販売の予定は?
A1:合宿限定です。

Q2:エンクロージャーのサイズは?
A2:
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Q3:桐=柔らかいというイメージがあるが耐久性は?
A3:桐合板の板厚5.5mm(フロントバッフルは11mm)と薄いですが、5プライ合板で剛性があり硬度も充分です。また全ての積層が桐材ですので響きを損なうことがありません。

Q4:ユニットについて詳しい情報は?
A4:ブランドはMonacor(ドイツ)です。定格(公称値)は

インピーダンス:8Ω
出力音圧レベル:94dB
再生周波数帯域:100Hz~17.5kHz
定格入力:8W
最低共振周波数:Fo 100Hz
バッフル開口径:φ180mm
重量:0.37kg

Q5:ユニット交換は可能か?
A5:リアマウント用8インチフルレンジであれば問題ありません。ただし木ねじのピッチが異なる場合はフロントバッフルに穴痕が残ります。また重量級ユニットの場合はリングアダプターを追加するなどの対策が必要です。
仕様見直しの結果、ユニットは木ねじ固定でなくボルト固定にしました。またフロントバッフルの板厚は11mmありますので自重の大きいユニットを取り付けて頂いても問題ありません。

Q6:スピーカー端子は?
A6:バナナプラグ対応の汎用品です。

Q7:塗装は?
A7:サンプル画像は透明ニス+少量のチーク色混合の仕上げです。
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合宿では塗装はお好みによりステイン着色,ウレタン塗装,オイル仕上げ,塗装無しなどお選びいただけます。

Q8:サランネットなしは選択できる?
A8:スピーカーネットは京都麻を使用。ご希望によりネット無しもOKです。

…今のところこんな感じです。他になにか知りたいことがあればお気軽にお問合せ下さい。お待ちしております!!



# by audiokaleidoscope | 2017-09-29 08:14 | オーディオ | Comments(0)

(9/28)ウインズ”モノづくり合宿”やります(11/11~12)

(10/6追記)
個室は満室となりました。相部屋でのご利用は引き続き承ることが出来るそうです。なお標準設定しておりましたMonacorのスピーカーユニットが調達先完売で、今後のお申込みはエンクロージャーのみ(-7,000円)でのお申込みとなります。ぜひお気に入りのユニットご持参のうえご参加下さい。


今週ウインズの村瀬さんが来社。このブログの読者の方はウインズといってもピンとこない方も多いかもしれませんね。村瀬さんとはすでに10数年のお付き合いで”元祖道場破り”の人。たぶん2004年頃、”ボクの作ったスピーカーを聴いてくれ!”とショールームに「樽スピーカー」の原型を持ち込まれたのが昨日の事のようです。その後急速に関係性が深まってキット屋のオリジナルスピーカーの大半はウインズ製(あるいは監修)になりました。代表的なところでは…
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MID

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Middy
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WS-825
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mini825
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ランドセル
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WE指定8インチ標準箱

…という感じのヴィンテージテイスト溢れる現行製品では味わえない手作り感を重視したスピーカーづくりでは大変お世話になりました。なかには製造に手が回らず1年以上待ち…なんて製品もありましたっけ…そんな村瀬さんが今回持ってこられたのがこれ。
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上の指定箱とよく似たWE/ALTEC系のスラントエンクロージャーですが、今回最大のポイントは素材。いままでの針葉樹合板(無節)に代わって村瀬さんが今回持ち込んだのは何と総桐。ユニットはドイツの現行8インチでした。鳴らしてみるとまるでアコースティックギターの胴鳴りを彷彿させる実に豊かな響き。音量を欲張らずに、でもタップリとした量感を伴ってアコースティック楽器やヴォーカルを楽しみたい方にぴったりなシステムと言えると思います。そしてこのスピーカーをペンションウインズのある乗鞍へ皆で集まって自ら組立,仕上げ,塗装,ユニット取付を行う「合宿」形式でやりましょう!というのが今日のお知らせです。

この合宿…すでに10回以上やってきたでしょうか。時にアンプ組立合宿、時にスピーカー組立合宿、時に自作アンプ・スピーカー持ち寄り合宿…実に色々なことを有志の皆さんと集まってやってきたのですが、今回久しぶりに新たな仲間の皆さんのご参加も募らせて頂こう、ということになった次第です。以下、募集要項です。

ペンションWinds合宿”スピーカーをつくろう会”

日時: 2017年11月11日(土)13時集合/~12日(日)12時解散(いずれも現地)
会場:
ペンションウインズ(〒390-1520 長野県 松本市安曇4043-26)
費用: 59,800円(総桐スピーカーキット一式+宿泊代/二食付き)
※ご同伴の方、スピーカー製作をされない方は9,500円(二食付き)
その他: 単独でご参加の場合は相部屋となります。
申込:ウインズへ直接お願いします。
メール:
windsinfo@gmail.com
電話: 0263-93-3162

モノづくりを楽しむのは勿論、ウインズ特製フレンチに舌鼓をうち、そのあと暖炉を囲んで話が弾むひと時の楽しさは格別です。初めての方も是非お気軽にご参加いただければ幸いです。私はアンプを車に積んでプチ試聴会担当頑張ります!





# by audiokaleidoscope | 2017-09-28 08:48 | オーディオ | Comments(0)

(9/27) SV-Pre1616D登場!

昨日、待ち焦がれたSV-Pre1616Dのサンプルがやっと完成。図面上では色々と検討,評価して腹に落ちていたわけですが実機を見ると感激もひとしお!これはモノづくりに関わったことのある方共通のカタルシス(心の浄化)の一つ。産みの苦しみが大きければ大きいほどその感動も倍化します。
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これがそのSV-Pre1616D。初対面の印象は”おお!何と小さい!”…SV-S1616Dよりも2回りくらい小型でとても可愛いプリに仕上がりました。ツマミの大きさと対比すると大体のサイズイメージが分かるでしょうか。
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下のSV-2300LMと比較してもサイズ感が分かるかも…でも中身は強力です。そもそもPre1616Dの発送の原点は完売となったSV-722(マランツ7)のフラットアンプ部分をそのまま1616プラットフォームに移植できないか、というのが原点。Phonoは要らない…でもドライブ力のあるプリは必須…それを出来れば低価格で実現しよう!というのが根っこにありました。

しかし回路的に移植しただけでは面白くない…1616シリーズならではのアイディアを足さないと!、ということで考えたのが以下のポイントです。

・整流素子のダイオード/整流管変更による音の違いを楽しめること
・カソードフォロワ段の真空管を12AX7/12AU7いずれも無調整で差し替えられること
・デジタル入力(USB入力:オプション)が選択できること


をイメージしました。そのほか私どもでは過去採用したことがないバランス調整も追加しています。まずパッとつないで音出しした感じではプリアンプ追加の効果を身をもって体験できるエネルギー感に満ちた表現ということが出来るでしょう。ヴォリューム付きパワーアンプで小音量時に感じる音の曇りや高域の鮮度感の低下が無くなるだけでなく、全体に筋肉質でスケール感の大きな表現に変化します。これはベンチマークしたSV-722の素性の良さが影響している側面も多いにあると思います。

上の写真では整流管仕様で鳴らしていますが、標準のダイオードモジュールでは音が締まりエッジが立つ方向性、オプションの整流管(5AR4)に替えると中低域の密度感が上がり、より響きが良くなる方向性に変化します。また是非トライ頂きたいのがカソフォロ段の真空管変更。標準の12AX7を12AU7に替えるとゾリゾリした質感が現れてよりぶ厚い音に。元のマランツ的な表現を求められるなら3本とも12AX7でダイオード整流。ジャズの熱気や太さを味わいたいのであれば左から3本目を12AU7に替えて整流管で決まりです!

USBオプションにつきましては今のところエレキットのUSB-DACモジュールキットを搭載してチェックしていますが、気軽にPCオーディオを楽しみたい方はこれで十分でしょう。USB入力は不要という方が入力4系統すべてアナログ入力に供することが可能です(USB搭載時はアナログ入力3になります)。

気になる中身ですが…
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正統的な1616方式。電源部は基板化されていますが増幅回路部分はオール手配線。入出力周りは結構込み入りますが、それこそが自作の醍醐味ともいえましょう。工数はそれなりに多いですが難易度が高いということはありません。

ここで現時点の仕様をまとめておきますと…

SV-Pre1616Dキット
形式:ライン入力専用プリアンプ
調整機構: 音量,左右バランス
入力:4系統(うち1系統USB入力に変更可)
出力:2系統(Rec Outなし)
配線仕様:手配線(電源部のみ基板)
真空管構成:12AX7(3) ※カソフォロ段12AU7に変更可
整流方式:ダイオードモジュール ※5AR4に変更可
ゲイン: 15dB
周波数特性:15Hz~70kHz
シャーシサイズmm:W250×D200×H136.5
予価:59,000円(税別・送料込) ※真空管別売
発売:2018年3月(予定)


という感じです。とりあえずフェアへはこの状態で持ち込み、改めて評価をキッチリやって修正すべきは修正して完全な状態で3月にお目見え…というスケジュール。早くフェアでコイツの音を聴いて頂きたい!早くもウズウズしている今日の私でした。



# by audiokaleidoscope | 2017-09-27 12:46 | オーディオ | Comments(0)

(9/26)TU-8600SV完成レポート第一号

毎日出社して最初にやるのはメールの確認。この仕事を始めてからずっと”モノの縁よりヒトの縁”を大切にしようと思ってきた私の欠かせない儀式。このメールのやりとりだけで一冊本が書けるくらい色々なお話があり、単にモノの売り買いだけでなくオーディオと音楽を中心とした仲間との交流が数限りなく繰り返されてきました。

今日お!っと思ったのがWさんからのメール。Wさんともかれこれ10年以上のお付き合い。試聴会やフェアでもお見掛けしてお話する間柄で決してネットにおけるバーチャルな関係でなくリアルなオーディオ仲間の一人です。少し前、TU-8600がエレキットから出るよ!という告知が流れたあとWさんから連絡があり、”ぜひPSVANE WE仕様も出して!”と言われたことがきっかけでSVバージョンが生まれたという経緯もあります。今日のメールではすでに完成されて音出しされているということで、私どもに届いた完成第一号の連絡でした。
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TU-3600完成しました。恐ろしく低ノイズです。
もちろん例のジェンセン四個は最初から搭載いたしました。
早速、いろいろと試聴を初めています。
まず驚いたのは、ハムバランサーがありません。
それでも、前の機種でメイズの多かった球が静かになりました。
次に、かつての300-88モデルを試しましたところ、現代的な
ワイドレンジで結構低域も高域も伸びています。
まだまだ、いろいろと試して見たいと思います。

以前TU-8600における300Bの比較について書かせて頂きました。Wさんもたくさん300Bをお持ちのご様子。これからとっかえひっかえお楽しみになることでしょう。完成のご連絡が嬉しかったのは勿論ですが、それ以上にWさんが楽しそうにオーディオと向き合っておられる、その雰囲気がメールと写真から伝わってきて何より心動かされました。Wさん、有難うございました!



# by audiokaleidoscope | 2017-09-26 08:38 | オーディオ | Comments(0)

(9/23)パラゴン詣で

今月のショールーム開放日に話がでたパラゴンのあるカフェ。開放日にいらっしゃっていたSさんとTさんからお話を伺って人気店だからランチのお客さんが引いた後の方がいいよね…ということになり、珈琲を戴きながらチョット覗いてみよう…と軽い気持ちで伺ったら地元のジャズファン、オーディオ好きの皆さんが集まったプチオフのような楽しい午後になりました。

お店の名前は「茶楽音」(ちゃらね)。美味しいお茶と美しい音を楽しみましょう…という意味なんでしょうね、きっと。私が伺った時には静かにパラゴンが鳴っていました。
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1972年のロットとか。あんまりキレイなのでオーバーホールされたんですか?と伺うと、買った時のまんま…とのこと。お客さんでパラゴン使いの方はたくさん存じ上げていますが、フルオリジナルでこれだけ傷のない個体は見たことがありません。聞けば永く海外にあった個体のようで高温多湿な日本で劣化しやすいパーチクルの傷みも全くと言っていいほどありません。
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塗装もヤレていないし金属部分の錆もない極上パラゴン。72年ということはLE15-375-075でネットワークはN500H/N7000の筈…で鳴らしているのは…
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CDプレーヤーはたぶんマッキンMCD7005。もう30年くらい経つんじゃないでしょうか。プリはマランツ7.パワーはいずれもEL34PPでラックスキットと自作?
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ターンテーブルもラックスでツインアーム仕様。
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もちろんジャズ中心ですが、新しめの音源も結構あって女性が多いカフェならではの品ぞろえと言えるでしょうか。
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反対側には蓄音機やサックスなども置かれていて和風モダン的な感じが素敵です。ここは靴を脱いでお邪魔するお座敷のお店。とてもリラックスできます。

音量は会話が出来る程度…恐らく1Wちょっと切るくらい。大変上品で清々しいサウンドです。ステレオ形式ありながら極めて内振りにセットされた375の音が中央のラウンドしたリフレクション(反射)パネルに当たって跳ね返り、モノラル的に音像が浮かび上がるところまでドライブされていませんでしたが、お客さんが引いたところでお店のNさんがアナログでMistyを掛けてヴォリュームをガバっと上げたところ中高域の張りと明るさのあるJBLサウンドが一気に牙を剥いてこっちに向かってきました。300Bプッシュか211シングル辺りで中域の音触(ザックリした質感)が出てくるとどんな音になるんだろう…という気も。

伺ったところでは月に一度、ジャズ好きが集まってディナーを食しながらオーディオを楽しむ夕べがあるそう。フェア明けにでも一度お邪魔させて頂いて、更にこのパラゴンの魅力を喫し尽くしたいと思っています。

ショールームに試聴にいらっしゃる方、ぜひスケジュールに茶良音さんも加えて下さい!!場所は岡崎市です。



# by audiokaleidoscope | 2017-09-23 19:46 | オーディオ | Comments(0)

(9/21)真空管オーディオフェア デモプラン

開催まであと2週間あまりとなった真空管オーディオフェア。今回も各社の新製品と趣向を凝らしたデモで賑わうことでしょう。何年前だったか記憶がありませんがフェアが有料化されることになって「入場料以上の収穫を持ち帰っていただけるデモをやらないと!」と思って頑張って来た訳ですが、今年わたし共のブースはかなり様変わりします。去年の状況はこちら…


上のリンクに入って3枚目の写真を見て頂くと分かるんですが、何しろギューギューで50席用意している椅子では足らず立見の方が多い時でプラス30~40というタイミングもありました。私どもの従来のプレゼンテーションはモノ以上にオト重視。もちろんそれはそれで意味があったと思いますし、中にはデモを録音されたり動画に収めたりする方もおられたので、毎回楽しみにして下さった方も多かったのではないかと思っています。

一方で今回出展社は全部で48もある訳で、1時間も2時間も私のデモに付き合えない方にとっては何と不便極まりないブースという部分も多分に予想されます。つまり人垣を縫って奥まで入り込まないと製品が見えない、何が鳴ってるか画面では映っているものの遠くでよく分からない…そういうご不満が過去少なからずあったという反省もあります。

そこで今回は実質35坪(70畳分)のブースをキッチリ2分割して半分は”聴く”スペース(試聴コーナー)、もう半分は”見る,知る”スペースとして製品展示,技術相談,物販に特化する予定です。こうすることで従来通り何時間もいらっしゃる方とチョット見の方の両方のニーズにマッチするのではないか…という目論見です。

詳細は近いうちにホームページにアップしますが、今日までに(ほぼ)決まったことをお知らせしておきます。まずはイベントタイムですが…

(1)10/8(日)17:30~18:30
ミキサーズ・ラボpresents
「音楽録音現場から見たハイレゾ音の魅力・今後の展望」
講演 レコーディング・エンジニア 
高田英男さん
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(2)10/9(祝)14:30~15:30
ディスクユニオンJazzTOKYO presents
「真空管アンプで聴くJAZZレコードの世界」
講演
生島昇さん
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という内容です。最近のトレンドであるハイレゾ音源の現状と今後の展望、そして復活というよりはメインストリームと言っても良い盛り上がりを見せているアナログブームの両面を切り取り、いずれも最前線の現場で活躍される第一人者のお二方にお出まし願ってイキの良いお話を聞かせていただこう!という趣向です。

事前の整理券等の配付は予定しておりません。例年よりお席が減りますので参加ご希望の方はお早めにブースでお越し頂きたいと思います。

その他、機器まわりのデモにつきましてはこんな感じです。
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※クリックで拡大します

従来は機種別で五月雨式にデモをやっていましたが、今回は明確にテーマを決めて来場される皆さんが事前に会場内のスケジュールを組みやすいようにしたつもりです。知識編あり、先日解禁したSV-Pre1616Dの初披露あり、球の差し替え実験あり…様々なニーズにマッチするよう、開催当日まで知恵を絞っていくつもりです。どうぞお楽しみに!!



# by audiokaleidoscope | 2017-09-21 12:41 | オーディオ | Comments(0)

(9/18)クラシックは生に限る・・・か?

昨日の台風は当地でもかなり激しく、築90年の母屋が倒れるのではないか?・・・と気になって夜中に何度も目が覚めるほどの猛威。幸い庭木の枝と盆栽の鉢に多少のダメージがあったものの何とか通過。会社も大丈夫・・・と思っていたらエアコンの室外機が転んでますよ、と連絡。やっぱり相当の勢いだったんだな、と。私が子供の頃、日本は温帯だと習ったけど、たぶん既に日本の気候は半亜熱帯。昨今の雨の降り方はまさにスコールのよう。これから先、地球の温暖化によって何が起こるのか・・・少し不安になった今回の台風。

そんな台風一過の今日、久しぶりにCDのご紹介。真空管アンプで音楽を聴く方の多くはジャズやクラシックを多少なりとも楽しまれる筈。ただクラシックはヤッパリ生の方が良い・・・という方も少なからずいらっしゃるかも。かの五味康祐先生が名著「オーディオ巡礼」の冒頭で、

”あのほそい針先で、そのフォルテを拾おうというのもどだい無理な話である。また、より高忠実度の再生音を念願するにせよ、音の発源体となるのがせいぜい一五インチ程度のスピーカーであってみれば、これまた多くを望むほうが無理だろう。結局、どこかで処理された、あるいは取捨選択された音を、生らしく聴くことで我々は我慢しなければならない”

と書き、後に菅野沖彦さんをして

”オーディオには上手に嘘をついて欲しい”

と言わしめた、その限界と寧ろ逆説的な意味での可能性に賭ける私たち音楽愛好家の性(さが)を以ってしてもクラシックを生々しく、ホールを彷彿させる雰囲気で愉しむのは経験と感性の両方を必要とするかも。そしてクラシックは録音も千差万別。トーンマイスターの誰々が録音したと喧伝される音源が必ずしも名録音と限らない。

そんななか、極めて自然な音場感と音色の素直さで全くと言って違和感なく、何度も聴き直したくなるCDと最近出会った。メジャーレーベルの量産CDではない。恐らく数百枚しか打たれていない、恐らくはホール自主制作のライブ録音。これが実にいい!
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名古屋の「宗次ホール」でのライブレコーディングで販売店のレビューによれば

”2017年4月15日。名古屋栄宗次ホールで画期的なコンサートが開かれた。モーツァルトのピアノ協奏曲第23,24,25,26番の連続演奏会。まあ、それならありえない話ではない。しかし今回の編成は、イグナツ・ラッハナー編曲による「弦楽四重奏とコントラバス」によるピアノ六重奏版。

(中略)


バックを務めるアンサンブルのリーダーは平光 真彌氏。第1回宗次ホール弦楽四重奏コンクール第1位。愛知室内オーケストラのコンマス、春日井交響楽団の客演コンマスを務める実力派。音楽のツボを絶対はずさない「泣き泣き」のソリストでもある。今回も五島 史誉のピアノにピッタリ寄り添いつつ、ときには「これはヴァイオリン・ソナタか!?」というような美しい見せ場も作ってくれる。


さてその4/15の演奏会のうち、今回23番と25番が宗次ホール・レーベルとしてCD化された。モーツァルトの音楽を奏でる五島 史誉の典雅なピアノに酔いしれるもいいだろう、平光軍団の絶妙なアンサンブルに心揺さぶられるのもいいだろう、ラッハナーの「モーツァルト愛」に貫かれた精妙且つ優雅な編曲に心奪われるのもいいだろう。
(後略)


このCDを聴いて特筆すべきはピアノと弦の(特に高域の)美しさ。全くデフォルメがなくクラシックCDにありがちな過装飾(オーバーレゾナンス)な感じが些かもない。少し大袈裟に言えば眼前にホールのステージが出来(しゅったい)する。恐らくはホール備え付けのコンデンサーマイク一本によるワンポイント録音。だからこそか、演奏者たちを斜め上から俯瞰するような極めて自然な音色と音場。そして録られた音そのままで変に弄られていないからか(実はこれがとても大事)、各楽器の質感が極めて生々しく、そして直接音のリアリズムと残響のバランスのニュートラルさが素晴らしい。

地元の若手演奏家が実力派ピアニストに寄り添って美しく音楽を描く・・・実に清々しく心地よい音楽体験が生演奏と同じレベルで・・・そして何度でも体験出来る。これはオーディオならではのマジックであるに違いない・・・そう心から思えた空気の澄んだ初秋のひと時だった。


# by audiokaleidoscope | 2017-09-18 22:03 | オーディオ | Comments(4)

(9/15)上野→世田谷→西麻布→川崎へ

東京三日目はお客さん宅と打ち合わせ。まずは上野のKさん宅へ。
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写真の機器+300BパラシングルでELACのスピーカーを鳴らすKさん。オーディオテクネのプリをSV-310に…検討中ということでデモ機を持って参上しました。ELACの極上の音場感にプラスして如何に実体感を引き寄せるか…そのポイントがプリです。その目的に最も合致するのがSV-310という訳です。

上野を出て世田谷へ。写真家平間さんのご自宅に向かいました。
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管球王国取材時とは設置場所が変わり、音も随分変わっていました。空間のノンリニア(定在波)が減り以前にも増して筋肉質で熱い音に。SV-P1616D/KT120が余裕綽々でB&W 805D3をドライブしている感じです。”更によく鳴ってるんじゃないです?”と伺うと、いくつかの秘密を教えて下さいました。
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まずはスピーカーケーブルのバイワイア。いずれもオヤイデで上は銀線、下はTUNAMI(津波)だそう。電源ケーブルもオヤイデ。テーブルタップは先日の収録で最高のパフォーマンスを発揮した光城精工製を新規採用。
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バイワイヤリングの状況

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そしてこちらは詳細不明の”仮想アース”。平間さんはタイプの異なる2台を同時に使用されていて”一つは上が伸びる、もう一つは下が伸びる”とか。これらの相乗効果で更に立体感と躍動感のあるニュー平間サウンドが生まれたという訳です。
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今回急に平間邸をお邪魔したのは昨日の収録で台風の目となったGold Lion ECC82の音を聴いていただきたかったから。低域の伸びがと弾む感じが更に増しゴキゲンな音になりました。
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平間邸に続いては西麻布のミキサーズラボへ。ここでは来月の真空管オーディオフェアのイベントタイム(10/8土曜日 17:30~)にレコーディングエンジニアのレジェンド、高田英男さんのデジタルオーディオ最前線に関する基調講演についての打ち合わせです。PCオーディオをこれからやってみたいと思っている方から筋金入りのマニアまで納得のスペシャルプレゼンテーションをお送りする予定です(詳細は後日発表します)。384kHz/32bit,11.2MHz/1bitサウンドの衝撃を是非味わって下さい。

そして最後は川崎のIさん宅へ。オートグラフを300Bでシングルで鳴らす達人ですが、納品後4年半ほどになるSV-91Bのご機嫌を伺いにお邪魔してきました。
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プリはマランツ7。300BはWE300B(1988)。Iさんのオートグラフは極めて小音量でも素晴らしい音場感と響きの奥行きがあり同じスピーカーを使っている私にとっても目標の音の一つ。短い時間でしたがタップリと素晴らしい音を満喫させて頂きました。

…そんな訳で来週から加速する真空管オーディオフェア準備から年末まで一気に突っ走る時期がやってきました。その前の少しの息抜き…とても充実して楽しい三日間の東京でした。




# by audiokaleidoscope | 2017-09-16 15:48 | オーディオ | Comments(0)

(9/14)徹底研究シリーズ SV-91B, SV-P1616D/多極管仕様

今日はMUSICBIRD収録。今回は”徹底研究シリーズ”としてパート1:SV-91B,パート2:SV-P1616D/多極管仕様を取り上げました。
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まずはSV-91Bの回(オンエア11/10)では真空管アンプの音を決定づける重要な要素として

・出力管の選択(三極管,多極管)
・回路形式の選択(シングル,プッシュプル)


以上で人間でいえば骨格が決まり、そのうえで音に重要な影響をおよぼすものとして配慮すべきは

・出力管の動作点の決定
・ゲイン配分
・十分な電源回路


が基本です。ここでアンプのキャラクターの約70%が決まり、特性的な部分はほぼ決まってくるということになります。一方で残り30%をどう追い込んでいくかが実は最も重要で楽器であれば”鳴り”に直接大きな影響を及ぼす”キモ”の部分と言い換えることもできます。料理でいえば立派な厨房設備と最高級の素材と完璧なレシピがあっても最後は人の手でいかに食べる方に美味しく食べて頂こうという”思いやり”があって初めて本当に美味しい料理が出来るのと一緒です。

オーディオでも同じで特性は素晴らしくても音に魅力がない…言い換えれば心に響いてこないものも沢山あります。今日はSV-91Bを素材に使い残り30%の味付けによって音がどう変わるかを実際にスタジオで検証実験を行いました。まずはNFBの変更による音の変化(無帰還,帰還量(小),帰還量(大)の比較)です。

NFBとは

増幅回路のなかで歪みが生じていると、出力側に歪んだ波形が現われます。歪んでいない入力波形と歪んだ波形とが比較され、引き算の結果である差分を入力に戻すことで出力波形に現れる歪み分をキャンセルしようというのがNFBの基本です。

①無帰還
②帰還1.7dB(Rnf=47k) 初期モデル標準
③帰還4.5dB(Rnf=15k) 現行モデル標準


理論上は帰還量が多ければ多いほど諸特性が改善する筈ですが、実際はそうならない訳でむしろ深すぎる帰還は音の鮮度が失われるだけでなく、最悪の場合アンプを破壊する極めてクリティカルな部分です。

続いて行ったのがカップリングコンデンサーの交換による音の変化をリアルタイムに聴く実験です。これは面白かった!

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標準DEL RITOMO

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グレードアップ JENSEN 0.1uF(銅箔)

カップリングコンデンサーとは

真空管同士を繋ぐコンデンサカップリングコンデンサーと言います。コンデンサーは交流電流は流しますが直流電流は流しません。音楽信号は交流なので次の真空管へ流れますが、真空管の出力電圧は直流なのでカップリングコンデンサでカットされる仕組みですが、ここが音質に与える影響は極めて大きなもので一般にパワーアンプではオイルコンを用いることが音質改善に与すると言われています。SV-91Bでは標準でもオイルコンが採用されていますが、更に音質を向上させるための決定打がJENSENです。

①標準(デル・リトモ オイルコン 0.1uF)
②JENSEN 0.1uF
錫箔
③JENSEN 0.1uF銅箔

を比較した訳ですが、錫泊と銅箔の比較はこの番組でも初の取り組みです。繊細感重視の場合は錫,エネルギー感重視の場合は銅になる訳ですが、その如実な音の違いがスタジオで確認できました。

以上を比較した結果、帰還量4.5dB(Rnf=15kΩ),カップリングJENSEN銅箔が最も好ましいという結果が出たので、これをデフォルトとして次に

真空管による音の変化を確認しています。

①標準(LM310A-Prime300Bver.4-GD274B)
②PSVANE WE仕様
③オールWE(刻印)

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標準仕様

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オールWE仕様(WE310Bメッシュ-WE337Aメッシュ-WE300B-WE274B)すべて刻印40’s

この部分に関してはオンエアでその差を感じて下さい、としか申し上げようがありません。あえて言葉で表現するとすれば標準,PSVANE WE,オールWE(刻印)と聴き較べていくなかで深み,懐の深さ,陰影といった部分において明示的な違いが現れていることを理解頂けると思います。

続いてはパート2(オンエア11/24)ではSV-P1616D/多極管仕様の最大の魅力であり特徴である様々な出力管の無調整差し替えを通じて真空管アンプの最大の魅力である豊かな楽器性を楽しんでいただきます。従来と異なるのは電圧増幅段(初段/ドライブ段)の差し替えを行ったこと。大変興味深い結果が出たことをお知らせしておきます。

1.電圧増幅管の変更
①GD12AT7/GD12AU7(標準)
②JJECC81/JJECC82
③JJECC81/Gold LionECC82
④TelefunkenECC81/Mullard CV4003

ここで素晴らしいパフォーマンスを発揮したのはGold LionECC82でした。正直あまりマークしていなかっただけに、その見事な力感とレンジ感にスタジオにいた全員が唸ったというのが正直なところです。

続いて行ったのが

2.出力管の変更
①Golden Dragon EL34/6CA7
②TUNG-SOL 6L6GC STR
③Gold Lion KT66
④Gold Lion KT88
⑤GD 6550C
⑥TUNG-SOL KT120
⑦TUNG-SOL KT150
⑧GEC KT88(オリジナル)

の比較。電圧増幅段は評価の高かったJJ ECC81/Gold LionECC82に固定して各種出力管の音を比較した訳ですが、同ブランドの強みかGold Lion KT88のパフォーマンスが非常に印象に残りました。その他TUNG SOL 6L6GC STR,GD 6550C,TUNG SOL KT150なども好表現であえるなかで、やはり別格だったのはオリジナルGEC KT88の音でした。

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TUNG SOL 6L6GC STR

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Golden Dragon 6550C

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Telefunken ECC81,Mullard CV4003,GEC KT88


…こんな感じの収録でした。私自身にとってもいくつかの気づきがあり、楽しい収録になりました。詳細は是非オンエアで!!現在コミコミLightが大好評ということでリスナーさんもドンドン増えているそう。出る側も更に頑張ります!!




# by audiokaleidoscope | 2017-09-15 08:26 | オーディオ | Comments(0)

(9/7_2)TU-8600のJENSEN化

(9/8 追記)
本日より予約受付開始しましたTU-8600ですが、おすすめオプションでご紹介したJENSEN 0.22uFに関して予想を大きく超えるご注文を頂いており、状況によってJENSENのみ後日発送となる可能性がございます。TU-8600と同時注文の場合は別送となりましても送料は当社にて負担致します。大変ご不便をお掛けしますが、予めご了承いただきますよう、宜しくお願い申し上げます。


WE300Bの修復がナントカ終わって接着剤で再固定しているとJENSEN到着!早速作業再開です。
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写真の左側が標準のフィルムコンで右のデカいのがJENSEN。同容量でどうしてこんなにサイズが違うのかは今もって不明ですが音の良さは折り紙付き。海外ハイエンド真空管アンプにもJENSENはしばしば使われ、ある意味高音質オイルコンのスタンダードになりつつあるのは10数年これをお奨めしたきた私にとっても非常に嬉しいことです。
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標準のコンデンサーを外しJENSENに交換。バラシ作業よりも交換作業の方がはるかに短時間に終わる…ということは最初からやっておいた方が賢明ということでしょう。因みに前の投稿でJENSENの方向性について触れましたが、上の写真が正しい状態です。基板手前側がアンプ正面で外側(出力段)は黒線が下向き、内側(電圧段)は黒線が上向きと覚えると間違いありません。

そして先ほど修復したWE300Bを装着。オールJENSEN/WE300B仕様の最強バージョンです!
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JENSENは初期エージングに時間がかかります(サイズ的にみても納得)。本当は20~50時間鳴らし込みたいところですが、通電後わずか10分程度でフィルムコンとは明らかに肌合いの異なる”絹ずれサウンド”が片鱗を現し始めます。この感じ…決して半導体アンプからは聴こえてこないしっとりとした湿度感、そして音触感(音の表面のケバ。テクスチャーとでも言った方がいいでしょうか)が試聴室に満ちてきて「これぞ300B」という音にどんどん変わっていくのが分かります。

今回半日かけて色々と試してみたTU-8600ですが、出力管によっても音が大きく変化する反応の良さは勿論、使うパーツ類にもかなり敏感であることが分かりました。少々高いですがカップリングは是非ともオイルコンに!…というのが正直な印象です。そのうえで球の個性を活かす…それがTU⁻8600を最もよい形で使い切るコツのように感じました。実に良いアンプです!!





# by audiokaleidoscope | 2017-09-07 18:41 | オーディオ | Comments(0)

(9/7)TU-8600解體新書

明日の17時のTU-8600御開帳を前に多くのお問い合わせをいただいています。

Q1 サンバレーで扱うのか…もちろんYES
Q2 価格は?…当日発表
Q3 定番か?…NO【国内向け200台限定生産】
Q4 球つきの販売は?…YES【球なし,球つき(当社専売SVバージョン)の両方を販売】


といったところが主ですが、その他の音質面,発展面については下記レポートを参照頂ければと思います。

Q5 オススメの300Bは?

先日の収録時のファーストインプレッションにも書いた通り、基本的にTU-8600は従来のエレキットサウンドから脱皮した闊達さとパワフルさが基本的な持ち味であることを改めて押さえておきたいと思います。

私どもでは球つき別注バージョン「TU-8600SV」を用意している訳ですが300Bは最もニュートラルなPSVANE300Bを基本とし、Prime300Bver.4,Prime300Bver.5,PSVANE WE300Bへの差額アップグレード選択も出来るようにしています。

今回8600SV用に選べる300Bそれぞれの音質ですが…
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PSVANE 300B


中庸で繊細感があり、品質的にも安定している廉価帯No.1の300Bといえばこれ。音楽ジャンルを選ばず楽しめる良い球です。

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Prime300Bver.4


ぐっと重心が下がり、分厚く熱気のある音。密集するエネルギー感は他の300Bの追従を許さない好表現。

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Prime300Bver.5


ver.5は音場的で拡がりのある表現。欧州系スピーカーとのマッチングの良さが際立つ球ですがTU-8600では高域の明るさと音の近さが印象的です。一般的にはver.4はジャズ,ver.5はクラシック向き・・・という風に仰る方が多いのですがTU-8600では別のニュアンスを感じます。それだけハイゲインで闊達なアンプということがいえるでしょう。これでカップリングを替えたらまた評価が変わるのだろうな・・・と思うとワクワクします。

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PSVANE WE300B


現行300Bの最高峰と言われるだけあって深々と沈み込む低域,キメ細やかに伸びる高域、更に言えばピークレベルでも音の荒れ(頭打ち)が全く見られない堂々たる表現は見事。

Q6 カップリングコンデンサーの交換は容易か?(おすすめは?)

デモ機のカップリングコンデンサーを替えようとしたところ、これが結構大変であることが分かりました。一度組みあがった後にカップリングを替えようと思うと一旦バラさないといけない感じです。以下その工程です。

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まずトップパネルとトランスカバーを外します。ここで基板の部品装着面が下向きであることが判明。ということは…
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コネクタを全部抜いてトランスASSYを外します。中央がRコアの電源トランスです。
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現れたエレキットならではの一枚基板。次に基板を外すためにフロントパネルも外します。
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やっと外れたメイン基板を裏返すと部品が姿を現しました。
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これが標準のカップリングコンデンサー。PP(ポリプロピレン)フィルムで4つとも0.22uF/400V耐圧です。交換する場合は同容量で耐圧400V以上である必要があります。優先順位としては両サイド(出力段カップリングC104/204)の2個、欲をいえば中央の2個(電圧段カップリングC103/203)も替えると更に音質向上が望めるでしょう。となれば当然最右翼はJENSEN銅箔0.22uFですね!!忘れていけないのはJENSENには推奨極性があること。え?と思われた方はこちらを読んでおいてください。

物流センターからJENSENが届く間にこんなことを…
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何をやっているか分かります?WE300B(1987)の修復です。ベースが緩んでこのまま使い続けると断線の恐れがあるのでリードとソケットのハンダ部分を慎重に溶かしたあと、ベースにガラスを結合させていた接着剤を除去。そして再接着、再ハンダ。一つ間違うと貴重なNOS球をダメにするリスクがあるので安易には決してお奨め出来ない職人ワザですが「こんなことも(まで)やってます!」という一つのネタとしてご紹介しました。

では続きは後ほど…。JENSENで音がどう変わるか楽しみですね!!



# by audiokaleidoscope | 2017-09-07 16:46 | オーディオ | Comments(0)

(9/5)真知亜さんの演奏会~ちょっとだけ動画あり~

思いがけず良いことがあると本当に嬉しいもの。昨日のLPに続き今日も嬉しいことが…。クラシックが好きな方は齋藤真知亜さんのことをきっとご存じの筈。日曜夜のEテレ「クラシック音楽館」でほぼ毎回お出ましの素敵なヴァイオリニストです。SV-722(マッキン)をお使いでパワーアンプは本家マッキンMC240…そうオーディオも大好きなお方。

その真知亜さんから今日戴いたDVD。6月の白寿ホール(東京)で行われた”Dialogue #5”のライブです。
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このDVDは非売品ですが、真知亜さんから外に出してもOKですよ!とお許しを頂いたので期間限定でちょっとだけご覧ください。美しく心に沁みる音色がとても素晴らしいです!

ダウンロードリンク

真知亜さんはハイレゾにも積極的に取り組んでおられ、私も番組で掛けさせて頂いたことがあります。この新譜はワンポイント録音で知られるマイスターミュージックからリリースされていて高音質盤として様々なメディアに取り上げられたので既にお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんね。
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モーツァルト:レクイエム弦楽四重奏版/マティアス・ストリングス


またいつか、サンバレーの試聴会などで真知亜さんのミニリサイタル…なんて出来たら素敵ですね。音楽家とオーディオがこんなに近いのも真空管アンプならでは…なのかもしれません。本当に嬉しいことです。





# by audiokaleidoscope | 2017-09-05 21:07 | オーディオ | Comments(0)

本ブログ掲載内容は私人の見解であり、(株)サンバレー(ザ・キット屋)の立場,戦略,意見を代表するものではありません。


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