(7/21~22)オーディオの快感と音楽の感動と

東京から戻ってほとんど切れ目ない試聴対応。金曜は朝8時~夕方6時前までずっと試聴室に入り放しという状況。当然のことながら全ての方のニーズが異なり、レストランで云えば全てア・ラ・カルトメニュー。一期一会の対話から生まれる音の邂逅を楽しむ時間が続きました。

そんな中で印象深かったのが神奈川のUさんとのひと時。わざわざ前泊されてスピーカー持ち込みでの試聴でした。
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最近スタジオでよく見かける”ムジーク”(独:musikelectronic geithain)のスピーカー。スタジオ関係者のみならずミュージシャンからも”ムジークいいねえ!”とは聞いていたものの、スタジオではほとんどがパワード(アンプ内蔵)モデルであったこと、パッシブ(アンプレス)モデルを実際聴く機会がほとんどなく、その実力については寡聞にして存ぜず、というのが本音でした。

今回Uさんから試聴予約のメールで”ムジークをSV-9TSEで鳴らしているんですが他のモデルでも試聴したい”と伺った時から、この機会を逃してなるものか!と思い楽しみにお待ちしていたという訳です。
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これがUさんの愛機ME25。元々はレコーディング環境での近接モニタリング用途のモデルで音楽鑑賞用というよりも検聴用のスピーカーであることから実際音はどうなのかな?…と思って思いながらUさん標準のSV-9TSEで鳴らしてみると、無機質どころか太々として筋肉質な9Tサウンドそのものでちょっと安堵。ローがモリモリと出てきます。

SV-S1616Dの300B仕様やKT150仕様で鳴らしてみると音の傾向が通常のスピーカー以上に変化。Uさんも”やっぱりモニターですね。全く表現が変わる”と言いながら最後に鳴らしたSV-S1628Dで別世界が現れました。
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左が845,右が211。まずは845で鳴らすと高域のキレとスピード感が今まで鳴らした全てのアンプより増すだけでなく、ローの沈み込みがPP以上で且つ締まって低域の音階が情緒的にならずしっかりと聴こえてきます。少々手前味噌になります昨年暮れにデビューしたばかりの新製品でありながら、「サンバレーのSV-2は初代モデルからNewSV-2,SV-2(2003),SV-2(2007),SV-2(2011),SV-S1628Dまで全て使ってきましたが音は1628が一番良いです(札幌のMさん:原文ママ)」と言って下さる方が実は多く、海外を含めて好調に推移しているのは本当に有難いこと。特徴的なのは国内では7割が845,海外では7割(以上)が211という売れ方の違いです。211に替えるとしなやかな三極管サウンドに変化し温度感が上がります。出力は半分に下がりますがムジークではピークで歪むなどの問題は全く見られず、Uさんは「基本845で鳴らして気分とソースで211を使うことにします」という結論になった次第。硬派で知られるムジークが845/211でこんな風に鳴ることを知って私も大変参考になりました。

金曜最後の来客は翌日の本番を控えて前ノリされたN響のYさん(ヴァイオリン)。SNSのポストをトレースしてみたら試聴室は何と2年半ぶりのご来訪ということでネタには事欠くことなし。話が尽きずに一杯吞みながら大いに盛り上がりました。そして今日…。
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年に一度の地元定期。ベートーヴェン,チャイコスフキ,アンコールのモーツァルトというお手盛りプロながら透明感とアンサンブルのスケール感が最高レベルで同居したサスガ!国内最高峰!!の名演を満喫させて頂きました。この広大なダイナミックレンジは生でしか味わえない…のは事実かもしれない。でも私たちはオーディオならではの快感と音楽の感動の両方を見つめながら、これからも更なる高みを目指す!…そんな気持ちになった今日でした。



# by audiokaleidoscope | 2017-07-22 23:20 | オーディオ | Comments(0)

(7/19_2)カッティングの違いを音で知る

昨日の鮮烈な体験を忘れないうちに備忘的に記録しておきたいと思います。
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昨日ミキサーズ・ラボでカッティングの実演を見させて頂いて、実際プレイバックを聴いて思ったことは「カッティングでこんなに音が変わるのか!」ということ。散々いろんなことを質問して帰りがけにいただいたデモLP。左がすでにリリースされているステレオサウンド盤。右が今回ミキサーズ・ラボで新たに切ったサンプル盤(非売品)。音源(マスター)は同一。これを比較しない手はありません。

聴感上はミキサーズ・ラボ盤の方がワイドレンジ。特に高域のキレが良い。一方ステサン盤は中低域がマッシブで音が前に来る感じです。ではこれを定量的(波形的)に較べてみることにしましょう。同じターンテーブル(pro-ject/RPM9.1),同じカートリッジ(DL103),同じフォノEQ(SV-192A/Dのフォノ入力)同じレコーダー(KORG/MR-1000‗44k/16bit),同じ録音レベル…つまりソース以外は全て同じにして頭出しを1/1000秒レベルで完全に合わせて録音。正確に比較するために特定の曲のRchだけを切り出して並べてみたのが下の画像です。
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赤丸部分を注視してみて下さい。ミキサーズ・ラボ盤の方がカッティングレベルが高い(約1.5dB)ことが分かります。単純にレベルを上げるのは難しくありませんが、その分ピークを歪ませないよう細心の注意とノウハウが必要な訳で、この差が両者を比較した時の情報量の違いとして感じられることに大きな意味があると考えます。
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そして何度か録音しているうちに面白いことに気づきました。曲の頭はドンピシャで合わせたにも関わらずタイムスタンプ約55秒のところでミキサーズ・ラボ盤の方が約0.03秒進みが早いようです。あるいはターンテーブル側のワウ・フラッターか?と思い何度かやり直しても結果は変わりませんでした。マスターがデジタルですのでスピードの差は当然ありません。ということはステサン盤のカッティングマシンとミキサーズ・ラボのカッティングマシンの僅かな回転数の違いがこの差になっている…のかもしれません。

その他音場感の違いをオシロのリザージュ波形で比較するとどうなるか?出力の高調波成分の分布はどう違うのか?…等々いろいろと調べてみたいことがあります。音は目に見えないから面白い!測定で取得できるパラメータは本質的な音の良し悪しとは直接的な相関を持たないことは真空管アンプの設計を通じてずっと感じてきていることですが、最近何とかして「音の見える化」が出来ないかと沸々と感じることが多くなってきました。

私たちは音をどこで聴き、何を感じているのでしょう?鼓膜の振動だけでなく皮膚を含めた体全体で私たちは音を感じているという研究も進んでいるそう。真空管アンプの音をどうして私たちは心地よいと感じるのか?…感覚的なだけでなく理論的に証明してその優位性が更に明らかになれば、この業界で頑張っている多くの先輩や仲間にとって大きな力になるのではないか…最近特にそう感じています。







# by audiokaleidoscope | 2017-07-19 22:52 | オーディオ | Comments(0)

(7/19)ホテルのラウンジで聴く真空管アンプ

昨日泊まった都内のホテル。15年ほど前からお付き合いさせて頂いているTさんが館長をされていることを知り、今回初めてご厄介になりました。市ヶ谷駅から徒歩3分ということでロケも抜群。かなりハイクラスなビジネスホテルですが宿泊代金もお値打ちということで非常に人気のあるホテルのようですが、今回のお目当てはバーラウンジ。水~土の20時から営業されているそうですが、今回無理をお願いして中を見せて頂きました。何故かと言うと…
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カウンターとテーブル席のバーの先にある広々としたラウンジ。ここでウチの音が聴けるからです。テレフンケンPCL86仕様のSV-9Tと懐かしいkit LS3/5a(最終バージョン)。D/AはSV-192Sです。ラウンジのエアボリュームの効果も相まって実にたっぷりとスケール感豊かに鳴っています。
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それもそのはず。Tさんは極上の音でDECCA DECOLAを鳴らすオーディオの達人!オーディオの鳴らし方をよく分かっていらっしゃる!
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もう5年も前になりますが仲間うちでTさん宅にお邪魔した時の写真をFさんのブログから拝借しました。またあの妖艶な音を聴かせていただきたいものです。興味のある方は美味しいお酒とともにTさん肝いりの極上サウンドを体験しに市ヶ谷へ足を運んでみて下さい。

そのあとホテルのチャペルへ。年間300組の新郎新婦を送り出されるという人気の場所なんだそうです。
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手を叩くと残響が上に吸い込まれるていくような理想的な音響空間。
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本格的パイプオルガンも!思わずちょっとだけ弾かせて頂いて感動!素晴らしい響きと余韻。なんでも来年ホテルの改装工事が入る予定だそうで、その間隙を縫ってこんな場所で試聴会やコンサートなんてできたら素敵だろうなあ…そんなことを思わず夢想してしまったひと時でした。Tさんどうも有難うございました!
# by audiokaleidoscope | 2017-07-19 18:46 | オーディオ | Comments(2)

(7/18)ハイエンドクオリティのカッティングスタジオ

今日は都内スタジオの内覧会。多くの音楽関係者,技術者の方々で熱気ムンムン。
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3月に日本コロムビアのカッティングスタジオを訪問させて頂いて、このタイミングでミキサーズ・ラボがアナログカッティングに新規参入。アナログブームもいよいよ本格的になってきたことを肌で感じました。
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GEORG NEUMANN VMS 80。 当時82台しか製造されなかった大変希少なカッティングマシンです。 本機は、「ヒット・ファクトリー」,「マスターディスク」,「スターリング・サウンド」等でご活躍されたChris Muth氏によってチューンアップされたグレードの高いマシンだそう。
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コンソールで使用されているアナログ機材の多くはGrorge Marino氏が使用していたものという事。PYRAMIX(DAW)で最高384kHz/32bitまたは11.2MHz/1bitの音源をD/Aしコンソールを経由してカッティングアンプへ信号が流れます。
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そしてカッティングアンプで逆RIAAフィルターをかけてからラッカーを切るという工程になります。実際目の前でラッカーを切る工程を見させて頂いてディエッサー(歯擦音⁻しさつおん、シビランス-だけを狙ってコンプレッサー処理を施すこと)のかけ具合が大きく音質に影響することが分かりました。
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溝の拡大写真。溝のウロコにようにギザギザしている部分が高域成分。PYRAMIX直の音とラッカー盤の音を聴き較べてみると音の質感そのもの、特に中低域の滑らかさと温度感に大きな差異が出ることが一聴瞭然。
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ANTELOPEのA/D,D/A(中)とISOCHRONEのマスタークロック(下)。最新鋭のデジタル環境とヴィンテージアナログマシンが同居しているのはハイレゾを真空管アンプで鳴らす事に通じるものを感じます。ミキサーズ・ラボでは自社レコーディングの音源は勿論、持ち込み音源のカッティングも歓迎ということで、今後アナログの更なる高音質化が大いに期待されるところです。

先月末にはSONYがアナログのプレスに参入のニュースが駆け巡ったばかり。これからますますアナログが熱く燃えそうな予感に満ちた素晴らしい内覧会でした。ハイエンドな音楽制作環境を提供するミキサーズ・ラボがアナログカッティングで更に飛躍することを確信しました。



# by audiokaleidoscope | 2017-07-19 06:31 | オーディオ | Comments(0)

(7/13)ハイエンド管球ブランドにみた共通点

今回の収録は私にとっても多くのオーディオファンにとっても特別な意味を持つことになるでしょう。

9/1オンエアの「ハイエンド真空管アンプブランドを聴く(フェーズメーション/オーディオノート)」。カタログや雑誌のレビューで見る(読む)ことは出来てもその音を聴く機会は稀。それが自宅に居ながら、自分のスピーカーで機器の音を体験出来、更には機器の開発者自身が語る音作りやポリシー、また製品の特長や強みなどを理解できるチャンスは今まで、そしてこれからもまずあり得ないからです。私自身にとってもこれほどエキサイティングなことはありませんでした。

スタジオ標準装備のSV-192PRO,SV-192A/Dは一旦撤収し、今回はカートリッジからパワーアンプまで全てゲストメーカー一色の音に染め上げてその”生音”をお届けします。
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フェーズメーション斎藤部長

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オーディオノート芦澤社長、マーケティング担当堀部さん


前半はフェーズメーション。
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カートリッジはPP-2000。フォノEQはEA-1000

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プリはCA-1000

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パワーはMA-2000(300Bパラシングル)。


フォノからパワーまで全てモノラル(×2)構成。更にフォノ,プリは電源別筐体という徹底ぶり。フルセットで約700万。増幅系すべての設計に携われる斎藤さんのポリシーは明快。直熱三極管がベスト。NFBは一切かけない。音のトランジェント(立ち上がり)と鮮度と音場こそが命。

そしてその言葉通り極めてリニアリティの高い音。極めてフラットレスポンスでありながら特に高域の情報量とスピード感は今まで体験したほどのない鮮烈さで、これはもう半導体だ真空管だの議論を全く超越したスーパープレゼンスというべき表現。何曲か聴かせて頂いてフェーズメーションサウンドの鍵を握っているのはCA-1000(プリ)ではないかと思いつつ、この尋常ではないSN比の高さを以てこの価格を妥当だというフェーズメーションファンが多数いらっしゃることが大いに納得できる結果となりました。日本刀でスパッと切ったような切れ味と広大な音場が極めて強い印象をとして残っています。

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後半はオーディオノート。

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カートリッジはIO-M。昇圧トランスはSFz。フォノEQはGE-1

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プリメイン Overture PM-2(EL34 ULプリメイン)。
機器間の接続はLS-41を使用。


オーディオノートの製品はまず市場で見ることがない幻のブランド。ケーブルは勿論、カートリッジからアンプの内部配線材、そして出力トランスの巻き線まで純銀の線材を使用。カップリングコンデンサーにまで銀箔を使用し、それらを全て内製(手作業)で一つ一つ作りあげる、まさに工芸品的モノづくりこそがオーディオノートのオーディオノートたる所以。最もシンプルなこの組み合わせで500数十万。

銀の音…それは今まではイマジネーションの世界。極めて繊細で、でも細身の音…そんな先入観がなかったといえば嘘になります。しかしその出音は意外なほどナチュラル。芦澤さんによれば目指すは”自然”で”響きの美しさ”があり”静かな音”。Overtureから紡ぎ出される音はEL34ppとは思えないほど弱音のニュアンスに富んだ静謐さが極めて印象的です。

Overtureがデビューする迄は全て直熱三極管を使ってきたオーディオノート社がEL34を使って三極管に迫るサウンドを目指した力作です。僅かにNFBを掛けることで音に落ち着きが出て活き活きとした感覚を損なわず安定性を確保したということでした。

続いて登場したのはセパレートシステム。

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プリはG-70。パワーはSOUGA(2A3パラシングル)。

オーディオノート社内では”プリティセット”と呼ばれるそうで、最上機種KAGURAの価格を以てすればプリ+パワーで約600万はプリティな価格と言えるかもしれませんが、その真意は音にあるとのこと。まずリファレンス曲を聴かせて頂いて私も膝を打ちました。


なんとチャーミングで豊かな響き!自然な倍音そして余韻、空気感…聴く側を寛ぎに導く音の魔法。芦澤さんによれば”側にいて欲しい彼女のような存在”なアンプになったとのこと。横で聴いておられたTさんも”これは素晴らしい。三極管の極致”と喜んでいらっしゃいました。因みに高級機で211を専ら採用するのは、そのリニアリティの高さと竹を割ったような鮮度感が欲しいからだそうで、こんどTさんと一緒に会社にお邪魔させて頂いて試聴させて頂こうという話になりました。スピーカーは現代ハイエンドが主流で、多くのオーディオノートユーザーがいわゆる真空管アンプでは鳴らし難いものを使い楽々ドライブしておられるとのこと。その制動力の高さも大きな魅力だろうと思います。

今回日ごろ滅多に聴くことが出来ない超高級セットで音を聴かせて頂いた訳で、フェーズメーションとオーディオノートの音はかなり傾向の異なる音でしたが、両社の音に共通するのは音の静けさ。”極めればSNに至る”というのが私にとっての今回の最大の収穫だったかもしれません。開発者自身の主張も併せて体験できた今回の収録で私にとっても忘れられない体験になりました。斎藤さん、芦澤さん、堀部さん、本当に有難うございました!




# by audiokaleidoscope | 2017-07-15 03:52 | オーディオ | Comments(0)

(7/12_2)MUSIC BIRDから国立劇場へ

今日から三日間東京。収録だったりお客さまサポートだったりその他諸々の案件をこなすタイトなスケジュールですが、今日はまず明日の収録のための機材準備から…。

明日の収録は今までと少し流れが違って今から早くもテンション高め。一本目はレギュラー物でゲストTさんと「ハイグレードアンプ特集」。私どもの製品の中で高価格帯でありながら人気モデルに育てて頂いた3機種(SV-8800SE/KT150,SV-91B/PSVANE WE,SV-284D)を同じ曲で聴き較べながらその個性を徹底研究しようという内容。いまのキット屋ラインナップのなかで最も自分がシンパシーを感じるSV-91B∔SV-284D(ブースターモード)の音も時間があれば聴いて頂きたいなと思っています。

明日のハイライトは何といっても二本目。巷間よく聞く”ハイエンドオーディオ”という言葉。90年代後半以降急激に高級化,高額化の一途を辿ったオーディオ。今や単品で100万,200万は当たり前。中には1000万を楽々超えるようなモデルがリリースされても驚かなくなった昨今。その一方で価格と品質(音質)がどこまでバランスしているのか…やはりウン百万の装置は10万,20万とは全く別モノなのか…そう訝る向きもあるという方もいらっしゃるかもしれません。

実は私もそんな一人。雑誌のカラー記事で麗々しいビジュアルを見ることはあっても実際じっくり聴き込んだ経験は殆どありません。そこで我が国を代表するハイエンド管球ブランド”フェーズメーション”さんと”オーディオノート”さんに無理を承知で「番組でその音を聴かせていただくことはできないでしょうか?」…とお願いしたところ、幸い良いお返事を頂くことが出来たのです。憧れのブランドの音を放送を通じて自分のスピーカーで聴けるなんてこと、今まで誰が予想したでしょうか?私自身もこういう形で収録に参加頂けるとは正直思っていませんでした。MUSIC BIRDでしか実現しない究極のメディアミックスと言えるかもしれません。早く音が聴いてみたい…もっと言えばその音を聴いて心底ノックアウトされたい…今はそんな気持ちでいっぱいです。
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そんな訳で明日の収録はいつものスタジオより少し広め。きっとゴージャズな一日になることでしょう!

搬入が終わって東京FMとなりの国立劇場へ。
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皆さんは長唄ってご存じでしょうか。唄と三味線,お囃子で構成される日本の伝統芸能の一つで動画サイトでもその素晴らしさを疑似体験することが出来ますが、大学の同級生のお父様が家元で本人も師範(但しそれを知ったのは卒業後25年近く経ってから)というご縁から今日伺った訳です。数年前に名古屋で彼女の舞台を見てとても感動し今回はちょうどタイミングが合ったので二度目のお席にお邪魔しました。

こうやって遺され、伝えられていく文化の奥深さと力強さにしばし陶然と…。楽器の上げ下げ、扇子の上げ下ろしなど一つ一つの所作の美しさを見ていると今の日本人がどこかに忘れてきた何かを思い出させてくれるようです。

清々しい気持ちで今から明日の進行と選曲を考えます。真空管アンプが長唄のように次の時代に受け継がれることを願いつつ…。



# by audiokaleidoscope | 2017-07-12 20:28 | オーディオ | Comments(0)

(7/12_1)トライオード vs サンバレー

諸事情にて更新に間が空いてしまいましたが、無事戦線復帰しました!

今日は久しぶりのyoutubeアップです。直近のアップが「同じタマで一本勝負!①(Elekit+ADVANCE vs Sunvalley) 」(2/3オンエア)でしたので、今回はその続編「同じタマで一本勝負!②(Triode vs Sunvalley) 」(2/17オンエア)を追加アップ。
真空管アンプ界のトップランナーであるトライオードのアンプに対してサンバレーアンプはどこまで健闘できたのか?…是非ご自身の耳で判断いただければ幸いです!31:00前後の八木Dの伝説の超絶ツッコミ発言にも要注目ですよ!!

# by audiokaleidoscope | 2017-07-12 07:29 | オーディオ | Comments(0)

(6/30)都市と自然の共存

高原のキャンプ場…いやいやそうではありません。ここは名古屋の中心、栄(さかえ)。その名古屋のランドマークであるテレビ塔を中心に南北に走るグリーンベルトで都市と自然の共存を考えるイベントをやりたい…という話を伺ったのが3月か4月。経費はクラウドファウンディングで捻出することになるので成立するかどうかは分からないが協力して欲しい…そんなことから関わったこのイベント。今にも泣きだしそうな天気の中で準備が始まりました。
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100年後も都市の中で「森を感じられる街」…Connecting Greenをテーマに様々な準備が進んでいきます。
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こんなテントでゆったりとした時間を過ごせたら素敵だろうなあ。イベントテーマは「グラマラスキャンピング」。
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日本では余り見かけない北欧のキャンバステントの中にはハンドメイドのウッドチェアー、ベッド、ソファー、蒔きストーブ、アメニティが完備、お食事は本格的なフレンチを。
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会場中央部には星をイメージしたエレガントなデザインのビッグシェードが森を彩ります。贅沢な空間で寛ぐリビングスペースやバー、レストラン、ダイニングとして活用。
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テントのなか食事スペース本格的ジビエとアコースティックな音楽のコラボが始まろうとしています。だんだん辺りが暗くなってきて雰囲気が盛り上がってきました。
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私の今回のミッションは音楽でこのゴージャスなイベントをサポートすること。屋外で完全オープンな環境で真空管システムを稼働させた経験はさすがにほとんどなかったので機器の構成は結構悩みました。聴感上の指向性がシャープで抜けの良いサウンドを目指した結果…

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PCに環境音楽や自然音の生録音源を入れてSV-192PRO,SV-192A/D,SV-S1628D/845で鳴らしました。スピーカーはLM69で。鳥のさえずりを録った生録音源では「本当に鳥が啼いてるのかと思った」とたくさんの方から言われましたが、自然でうるさくなく、でもしっかりと浸透する音が出せたと思います。
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ディナータイムに入りアイリッシュバンドの生演奏が雰囲気を一層盛り上げました。100名あまりのエントラントは地元はもちろん東京はじめ各地から。盛装した大人たちのゴージャスなパーティ。都会の喧騒から逃れた静かな森という相反する魅力を併せ持った空間のなかで楽しむ「グランピング」(Gloulomous ∔ Camping の造語)がこれから一つのムーブメントになるのではないか、そんな気持ちになった、とても良いイベントでした。
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また来年もやりましょう!次回は9月くらいがいいかもね(笑)。



# by audiokaleidoscope | 2017-07-02 10:34 | オーディオ | Comments(0)

(6/22)小型,中型真空管アンプの魅力 & ターンテーブル2つのサンプルを聴く

MUSIC BIRD二本録り。一本目は7/21オンエアの「小型,中型真空管アンプの魅力に迫る」というテーマ。
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左からTEC-AMP 10B,TU-8150,SV-9T SE,SV-23D/6C6。いつも2台しか載らないテーブルに余裕で4台が並んでます。
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まずはTEC AMP 10B。132(幅)×96(奥行)×100(高さ)mm(真空管及び突起部含まず)というコンパクトさ。球はEi ElitesのECL805E(6GV8)です。Eiは旧テレフンケンの工場設備をユーゴスラビアに移設して稼働していた工場。操業を停止して何年にもなりセミヴィンテージ扱いされつつある状況です。出力は2.5W/chですが一聴して高域の伸びと明るさが際立つ爽快な音が印象的でした。

TU-8150は6AQ5シングル。6V6のMT管バージョンといっても良い球で、その昔五球スーパーラジオの低周波出力管として多用された極めてポピュラーな球です。製品に付属しているのは高信頼版のGE 6005W。TEC-AMPとの音色の差異は中域の解れ感に現れました。よりタマらしい寛いだ表現になったという感じです。

そしてTU-8150の最大の特徴は極めて簡単に出力管を6V6に交換できるところ。6V6はUS8ピンソケットですのでMT9ピンの6AQ5との差し替えは基本的に無理なのですが、そこはエレキット!出力管ソケットをユニット化して2本のネジだけでリプレイス可能にしたところが画期的です。その特徴を最大限に生かすべくJJ 6V6Sを標準装備(6AQ5もついて2種類の聴き較べができる)別注モデルがTU-8150SVです(参考記事はこちら)。せっかくの機会ですのでSV仕様の音も聴いていただくことにしました。
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シャーシサイズに比して出力管の存在感が少々寂しい感じの6AQ5仕様でしたが、6V6に替えるとグッとオーラが増す感じ…イッパシの真空管アンプの顔になりました。書き忘れましたが試聴はUL接続で行いました。6V6仕様にすることで音質…というよりアンプのグレードそのものが2ランクほどアップします。コスト対策としての6AQ5標準アンプにはなっていますが、このアンプは明らかに6V6においてその真価を発揮すると申し上げて良いでしょう。番組最後にゲストのTさんが印象に残ったアンプとしてTU-8150SVを挙げておられましたが、私も全く同感の好表現でした。
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後半戦は超小型プッシュプルとして10数年に亘り人気モデルとして一線を走り続けるSV-9T SEと2011年デビューのベストセラーモデルSV-23D。

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出力管は松下 6GW8で試聴。デビュー当時の「小さな巨人」というニックネームの通り、低能率の鳴らし難い小型ブックシェルフなどを楽々と制動するドライブ力の高さは今も健在で、プッシュプルアンプでしか聴けない厚みと倍音がこのサイズ、この価格で楽しめるところが9Tの最大の魅力です。
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そしてMUSIC BIRDでは恐らく初登場のSV-23D。今回は初段6C6バージョンで試聴。出力管はキット標準装備のRCA 807(1940年代)。ボンネットを外して写真を撮ると…このアンプが今の1616シリーズに繋がるモデルであったことが改めて分かります。本格的な手配線キットでありながら廉価で音質的にも徹底的にこだわったMADE IN JAPAN。サイズ的には16シリーズよりさらに2回りほどコンパクトですが音は本格派です。
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これが内部配線。これぞ原点!半世紀以上前から何も変わっていない真空管アンプの定番的スタイル。まるでエジプトのヒエログリフ(hieroglyph)を観るようですね。Tさんが23Dで使っていらっしゃるWE350Aも登場し、今回の中小型アンプ特集に華を添えてくれました。廉価=低品質ではないことをしっかりプレゼンできた収録になったと思います。

二本目は8/4オンエアの「ターンテーブル2つのサンプルを聴く」というテーマ。先日のアナログオーディオフェアのデモの完全再現版という感じでリファレンスソースもカートリッジも同じにしてA/B比較を行っています。
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前半はDENON103で4枚のLPを使用しサンプルA(上)→サンプルB(下)の順で比較試聴。それぞれの仕様はフェア会場で配付させて頂いたアンケート用紙を参照してください。違うのはターンテーブル本体だけで、その他の全ての環境は同一であるにも関わらず歴然とした音の違いにTさんも驚いておられる様子でした。Aは音像的なパワフルさ、Bは音場的な繊細さ。前にも書いたかもしれませんが不思議なのは聴感上の音量がBの方が1dB~1.5dBほど低いこと。これはオンエアを聴いていただいてもはっきり判る筈。Bの方がスピーカーの両側に展開する音場のステージが広いので積分的には同じエネルギーということかもしれませんが、改めて聴いても何とも不思議なことです。

後半はカートリッジをOrtofonSPU#1にチェンジ。オルトフォン=クラシック向きと考えている皆さんには是非オンエアを聴いて頂きたいと思います。カートリッジ本体重量30g,針圧4gの重量級カートリッジから極めてワイドレンジで情報量の多い再生をオンエアでも楽しめる筈。きっと考えを改めて頂けると思います。オルトフォンでもBの方が空間的表現においては優位で、女性ヴォーカルの間接音的ニュアンスや弦の倍音感は格別です。Aは音がグッと前に出る感じでパワー感溢れる描き出しです。ベルトドライブ,ユニバーサルアームという共通仕様の先にこれだけの差異(アナログの奥深さ)があることをリスナーの皆さんに知っていただく意味でも今回のオンエアは重要な意味を持つでしょう。
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2時間の収録が終わって”いやあ、今回の収録は楽しかったね!”と二人で振り返ることが出来たのは何より幸せなことでした。Tさんが”こりゃ、どっちが良いなんて言えないよね。両方良いもん”…っていたのがとても印象的でした。




# by audiokaleidoscope | 2017-06-24 06:50 | オーディオ | Comments(0)

(6/17)新旧のはざまで

アナログオーディオフェアが終わって今週は各地から試聴のお客さんが。大阪,福井,滋賀,千葉…。みんな目的はこれ。
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フェアと同じ試聴音源を使い、同じようにA/B比較をやるという流れ。改めてショールームで細かく聴き込んでいくと別の発見も。TypeA(黒)はワイドレンジで良い意味で音像的でガッツのある描き出しが特徴。Type(B)はハイファイ的で音場の広さと情報量の多さ。不思議なのはカートリッジも針圧も後続の増幅系も全く同じなのに聴感上の音量が1dB~1.5dBほどBの方が低く感じること。言い換えればBの方が静かに鳴る、というと分かりやすいのかな…敢えていえばAはMM向き,BはMC向きということかもしれません。

話は変わって今週の出来事。後ろを振り返る余裕もなく突っ走ってきたこの19年…。卸はいやだ、直接お客さんと一緒にモノづくりを…と思いながら気がつくと今になっていたという感じですが、ふと取った電話のお問い合わせは何と15年前のムック「おとなの工作読本」(誠文堂新光社)の広告について。
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”SV-7(五級スーパーラジオキット)が欲しいんですが”と仰る方はおそらく70代。IFT(中間周波トランス)の調達が出来なくなって泣く泣くディスコンということをご説明しながら、会社的には過去の製品がお客さんにとっては過去で何でもなく”いま”であることをちゃんと覚えておかなくてはならないと改めて感じました。SNSでこのことを報告すると”私もこのムックまだもってるよ”という方もちらほら。趣味の世界に新しいも旧いもないんだなあ、と。

そして同じ日。今度は球についてのお問い合わせ。機種名が曖昧ということで送っていただいた写真を見て驚愕。
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何と私の初代モデル”SV-1”(300Bシングル)。7044‐300B‐5AR4という構成で300Bは交流点火(ここはブレてない…笑)。おそらく総製造台数100台程度しかないスーパーレアモデル(1999)。まさかこのような形で再会できたことも驚きながら、現役で愛用頂けていることに心から感動しました。喉元まで”譲っていただけませんか?”と言いそうになるのを抑えながら、つい目先の事、先の事に心尾を奪われがちな仕事でありつつも自分の足跡(歴史)を忘れてはイカン!と強く感じました。

お客さんにとっては一台こそがすべて。そんなことを思い出させてくれた一週間でした。



# by audiokaleidoscope | 2017-06-17 10:22 | オーディオ | Comments(0)

(6/11)アナログオーディオフェア二日目

二日間のアナログオーディオフェアが終わり、都内での用事を消化して会社に戻ってきました。機材をショールームに復帰してホッとひと息。改めて二日目(というより今回のフェア全般)を振り返ってみたいと思います。

今まで初出展させていただいたアナログオーディオフェア、結論から先に言うと大正解だったと感じています。何より新しいお客さんとの出会い…おそらく全体の半数以上が私どもの事を名前は知っていても実態をご存じない方だったのではないでしょうか。プラスアルファ程度のつもりで持っていった16シリーズをご覧になって価格に驚きの声を上げられる方の実に多かったこと。いかに私どもがまだ知られていない存在であるかということを痛感しました。

二日目は時間をつくってなるべく他社のブースを覗かせていただきデモを聴かせて頂きました。たくさん写真も撮ってきましたので、そのなかで”おっ!”と思ったものをご紹介しておきます。
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今回何十という出展社のなかでその規模,展示,プレゼンテーション,集客…最高のパフォーマンスを示されたのはテクニクスだったのではないでしょうか。デモ中のお客さんの入りもダントツで特に初日は立錐の余地なそというほど。まあ会社の規模が違いますから…と言ってしまえばそれまでですが、それ以上の何か…それは伝えたいモノと気持ちがしっかりと来場者に届いたからでしょう。写真のSL-1200GRはもちろん、アンプもスピーカーもトータルで魅せるところはサスガです!

オフィシャルイベントでは…
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これはMJ(無線と実験)のデモ。柳沢正史さんがEimac 100THアンプでLPとSPをALTECのスピーカーで鳴らしていらっしゃいました。カートリッジはGEバリレラ。浸透力のあるスカッと抜けたサウンドが良かったです。
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これはMAYAさん(Vo.)のライブ。これも超満員で且つ物販はLPもCDもソールドアウトという盛り上がり。オーディオマニアの女性ヴォーカル好きはいつの時代も不変ですね。

もちろん出展社みな工夫を凝らした企画を展開。
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TOP WINGはピーター・バラカン氏を招いてトークショー…いやディスクジョッキーをやって大人気でした。製品関連で気になったブースをご紹介しますと…
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rega(UK)のターンテーブル。オーディオをポップに楽しもう!という感じが良いなあ、と。価格も実にリーズナブル。手軽にアナログを始めたい若者に勧めたくなりますね。
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TEACもリーズナブルなプライスで頑張っています。アナログ復興ブームも第二期に入りボリュームゾーンの製品をいかに投入してシェアを奪取するかというフェイズに入りつつあることを今回改めて感じました。
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こちらは6/1から輸入元がD&M(デノン/マランツ)に変わったpro-ject(オーストリア)の製品群。正式に導入が決まっている製品はまだ僅かなようですが、以前の国内価格の半額(以下)で急攻勢をかけて来そうな勢いです。これも一つの台風の目になりそうですね。

もちろんハイエンドゾーンも健在です。値段を見て音を聴いて溜息をつく…これもオーディオショーならではの楽しみです。
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巨大な211アンプが目を引くA&Mのブース。国内だけでなく海外でも人気の高いブランドですが、なかなかこうやって聴ける機会が多くないハイエンドブランドです。個人的にはもっと大型のスピーカーで朗々と鳴っている音を聴きたかったなあ、という気も…。
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これはTechDAS(テクダス)のAir Force III。テクダスの中ではエントリーモデルですが、それでもオプションやらを追加すると200万オーバーというもの。最上級機種のAir Force Iは1100万だそうです。スゴい!…欲しい!!
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増幅系ではPhasemation(フェーズメーション)が際立っていました。300Bのモノラルパラシングル300Bのバイアンプドライブ(計4台)で500万。その他オリジナルのカートリッジ,フォノ,プリまで入れると一軒家が建つという…。デザインもエレガントで素敵です。
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左に写っているアンプはオーロラサウンドのPADAというEL34三結パラPP。これも良い音していました。価格98万円と聞くとなんだかちょっとお値打ちに感じてしまう、オーディオショーの怖さ(笑)。

大きく言うとプレーヤーは価格が下がってきているなかで増幅系(特に真空管系)は高止まり感がある…そんな状況の中で奮闘している「中庸系」がトライオードと私どもという感じになるでしょうか。
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トライオードのいつもの見慣れたワインレッドのカラーリングの中に見慣れないアンプが…。ブラックとステンレスのコンビネーションでKT150のPP(右上)が今回初登場。その名は「武蔵」だそうです。主に海外での販売をイメージされているのでしょう。要注目ですね。

そして最後に私ども。今回の最大の目的であった2つの製品サンプルの比較試聴によるお客さまアンケート。
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二日間で約100件の貴重なご意見をいただくことができました。改めてご協力いただいた皆さんには心より御礼申し上げます。正確な集計はこれからですが、すでにハッキリした傾向が出ていて、おお!そうですか…フムフムという感じです。結果は10月の真空管オーディオフェアに何が出るかで決まり、ということにさせて下さい。もちろんこのまま製品化されるわけではなく、まだまだ改善,改良の余地があると思っていますので。

アナログ関連に限らず、オーディオ全般に言えることですが、極端に安いか、極端に高いか…ちょっと乱暴な言い方になるかもしれませんが、この”ふたコブ駱駝”の価格構成がこの業界の最大のクリアすべき課題ではないかと感じます。安いに越したことはない、でも安かろう…は要らない。もちろんお金に糸目はつけない…という方もたくさんおられる訳ですが、今回のアンケート結果に色濃く表れていたのは「価格は普通…でも品質に妥協のないモノが欲しい」というお客さまが如何に多いかということです。私どものアンプが球つきで大体10万~30万中心。今いちばん業界的に少ない”中くらいの価格で良いモノ”を目指して奮闘している訳ですが、今回展示させて頂いたアナログプレーヤーでも全く同じ傾向がフリー記入欄に書かれた皆さんの想いと共に伝わってきている気がします。
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並みいる大メーカー,大先輩たちに交じって今回久しぶりの合同展に出させて頂いた訳ですが色々なことを感じ学びました。実に世間は広く、そして多彩でありながら多くのお客さんが考え、望んでていることはそれほど大きく変わらないということ。少なくとも私どもに期待されていることが今回さらに明確になったような気がしています。
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ウチもひと目ぼれされるような魅力ある製品を作らないと…(笑)。そのためには周到かつ綿密な計画も必要ですが、自分の感覚(感性)を信じて突き抜けるパワーも同時に忘れないでいたい…今回とくにそう感じた気がします。

来年も是非出展させて頂きたい!…そう心から思えたアナログオーディオフェア2017でした。お世話になったすべての皆さん、有難うございました!!また来年会いましょう!!



# by audiokaleidoscope | 2017-06-12 19:24 | オーディオ | Comments(0)

(6/10)アナログオーディオフェア初日

初出展のアナログオーディオフェア初日。ぶじ終わりました。

まず感じたのは会場の熱気。今までいろんなイベントを見てきましたがブースによってお客様の入りにバラツキがあったり、デモ内容にもレベル差を感じたりすることが多かったのですが、今回どのブースを覗いても試聴席は満席どころか立見が出るような状況で、会場全体が非常にお客さんのパワーと情熱に満ちた非常に良いイベントだと感じました。

そしてもう一つ。正直今回大部屋出展で「ホントは個室が良かったなあ」という気持ちもあったのですが、一日終わってみると他のメーカーさんのデモをじっくり聴かせていただくことが出来て大部屋でよかったなあ、と感じています。確かにデモ時間は短い。一日2回、それも短時間のデモしか出来ないことは少々勿体ない部分もあるかもしれませんが、その分多くのお客さんと色々お話が出来たり、製品に対する質問や要望を直接伺うことが出来ることは大きな収穫でした。そして何より他のメーカーさんのデモを聴いていて本当にオーディオと音楽を好きな人たちがこの業界を支えているんだなあ、という嬉しさと誇らしさを感じることが出来て、とても満足しています。みんな最高!です。

会場の様子ですが…
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これが私どものブース(503号室)。お隣はD&M(デノン/マランツ)さんです。展示だけですが16シリーズも並べています。
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これは試聴席の前に並んだ各社のパワーアンプ。今回284Dと91Bを持ち込みました。私どものアンプだけがヒト桁安い価格帯で少々不釣り合いな感じもなくはありませんが頑張ってます。デモスピーカーはソナス・ファベールとB&W。私どものデモではB&W 804D3で行っています。
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これが今回の主役。サンプル2種(TypeA/TypeB)を並べて交互に音を聴いて頂いておりますが、試聴頂いたお客さんにアンケートをとらせて頂いてどちらが皆さんのニーズに近いのかを確認させて頂いています。ベルトドライブでユニバーサルアームという点では共通ですが、それぞれに特徴があり、私としてはそれぞれに想いもあり、どちらかに絞りこむことが出来ていません。今回のアンケート結果に基づいて更に音質と品質を高めつつ、皆さんのニーズによる近いものを作りこんでいきたいと思っています。一人でも多くの方にアンケートにご参加いただきたいと思っています。
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デモ中はこんな感じ。真空管オーディオフェアでいつもお見掛けする皆さんもデモを聴いて下さって百万の援軍を得た想いでしたが、新しいお客さんとの出会いも実に新鮮。二日目も完全燃焼したいと思います。少し時間をとって各社のアナログプレーヤー群の写真も撮らせて頂いてアップできたらなあ、と思っています。初日に来られなかった皆さんも是非ご来場ください。私のデモは12:20~/16:00~の二回です!!





# by audiokaleidoscope | 2017-06-11 06:17 | オーディオ | Comments(0)

(6/6)今週末のアナログオーディオフェア…出展内容は??

今週末はいよいよアナログオーディオフェア2017。例年このタイミングでは単独試聴会をやってきましたが、今回仲間の誘いもあり初出展させていただくこととなりました。場所はいつもの損保会館ですが、毎年10月の真空管オーディオフェアとはかなり様相が異なり大手ジェネラルオーディオメーカー(言うならばメジャーレーベル)が多数出展するなか、私どもインディーズレーベルも頑張ってこようと思っています。

出展メーカーは錚々たる顔ぶれ。私どもが出展する503号室だけでもDENON,フェーズメーション,オーロラサウンド,ViVラボ,GRADO(順不同)という大物揃いで、こういう大部屋出展が15年ぶりの私どももいつもと違うワクワク感でいっぱいです。

単独試聴会のように全機種を並べて総まくり試聴という訳にいかない大部屋出展ですので今回ポイントを絞りました。一つはアナログプレーヤー試作モデル(二種)の聴き較べ。一昨年からずっと取り組んでいるアナログプレーヤー開発プロジェクトですが、仕様変更や検討を重ねた結果いずれも満足いく品質と音質が得られるところまで来れたと自負しています。製造メーカーも仕様も価格も異なる2つのサンプル。どちらが皆さんのニーズによりマッチするのか…今回の出展で見極めたいと思っているのです。

つまり2つのサンプルを今回会場で見て頂き、音を聴いて頂いて、ご来場の皆さんにアンケート(回答いただいた方に粗品あり)をとらせて頂いたうえで最終的に一本に絞り込んで検討するという、私どもにとって非常に重要なイベントになるでしょう。

最終サンプルですが、まずは「Type A」。
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これはオールEU製。製造元を聞けば誰もが知っている有名メーカー製です。アームはアルミ製でダイアモンドカッターによる高精度加工品。アームの感度(盤面への追従性)が最大の特徴です。ベースは二重構造になっており、アーム,モーターはフローティングされていますので外来の振動等の影響を極めて受け難くなっています。加えて新開発のインサイドフォースキャンセラーによりスタイラス(針先)が内周にいくほど大きくなるキャンセル量が大きくなるよう工夫されています。

そしてこちらが「Type B」。
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こちらは三回目の試作で思い切ってアーム,モーター,フォノケーブルにMADE IN JAPANを採用しました。特にアームは数十年に亘る実績を有するアームメーカーの手によるもので、ヨーロッパ市場ではアーム単品で邦貨換算10数万円で販売されているものをベースとしています。

いずれもベルトドライブならではの滑らかな音質と聴感上の高S/Nを心ゆくまで楽しんで頂ける品物に仕上がったのではないかと…。気になるのは値段ですが、これは予価として当日発表させて頂く予定です。AよりもBの方が高くなりますが、それでも皆さんのご期待を裏切らない価格設定をしたうえでA/Bどちらが人気なのかを調査させて頂きたいと思います。是非アンケートご協力をお願い致します。

アンプにつきましては当社のリファレンスシステムを2種類用意します。
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845システムと300Bシステム。いずれも真空管アンプユーザーの憧れの球である訳で今回はアナログソースを人気出力管で楽しむひと時となるでしょう。

注意が必要なのは私どものデモは二日間で4回(各35分~40分)しかないこと。いつもの単独試聴会のひといコマ2時間とか3時間というのとはかなり状況が異なりますので、来場を予定されていらっしゃる方は時間帯を事前にチェックいただくよう、お願いします。

6/10(土)
13:20~13:55
新アナログプレーヤー(試作)ニ種の競演!
製品化アンケート実施(粗品あり)

16:40~17:15
真空管アンプで聴くLPの悦楽!
SV-284D(845) vs SV-91B(300B)

6/11(日)
12:20~13:00
新アナログプレーヤー(試作)ニ種の競演!
製品化アンケート実施(粗品あり)

16:00~16:40
真空管アンプで聴くLPの悦楽!
SV-284D(845) vs SV-91B(300B)
スペシャルゲストあり…かも?

使用ソース(予定)は

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等をかけようかなあ、と思っています。さて、どんな二日間になるでしょうか?…とても楽しみですね。会場で皆さんとお会い出来るのを楽しみにしています!!






# by audiokaleidoscope | 2017-06-06 15:45 | オーディオ | Comments(0)

(6/3)”FMジャズ喫茶”6月OA(その1)

昨日の夜から出ずっぱりで先ほど帰宅した関係で少し出遅れてしまった感もありますが、今日22時~OAの”FMジャズ喫茶Pitch”(ちょうどいま聴きながらブログをしたためている訳ですが)、今回はジャズの名門レーベルRiverside(リバーサイド)について音源を聴きながらマスターKさん,常連客のSさんとの鼎談を展開しています。

毎回OA後に”あの曲名をもういちど教えてくれる?”というリクエストをメールでいただくことが多いので、今回からSさんのコラムと連動して内容,曲目をOA前にお知らせすることになりました。今回の内容は5/22付のコラムですでに出ておりますので、”おお!これをかけたのか!”という方はぜひ来週のリピート回を聴いて頂ければと思います。

Pitch FMで枠をいただいてはや5年。最近はライブ感を重視して曲目こそ事前に決めるものの、あとはすべてアドリブというジャズ番組ならではの自由な感じでやらせて頂いています。これまで聴いたことないという方、ネットでも聴けますのでひと時お楽しみいただければ幸いです!
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# by audiokaleidoscope | 2017-06-03 22:44 | オーディオ | Comments(0)

(6/1)エレキット製品価格改定!!

5月はいろんな社外イベントがありました。MONOマガジンのイベント,OTOTEN2017,フォトグラファーとのコラボなど・・・。その過程で沢山の人と出会い、いわゆる非オーディオ系の皆さんとの交流を通じ、自分が思っている以上に「良い音で音楽を聴きたい!」,「自分で創ることにも興味がある」という方が多いことを知りました。それも若い方が・・・。

その一方で「ホントに自分で出来るだろうか?」,「うまくいかなかったらどうしよう?」という不安から最初の一歩が踏み出せていないことも改めて認識しました。確かに最初から10万,20万というキットにトライできる方は多くありません。私どもにも日々いただくお問合せの中で一番多いのが「初心者でも大丈夫なんですかねえ・・・」という内容からもニューカマーの皆さんの想いはしっかり共有させて頂いています。

そんな時いつも申し上げるのが「まずはエレキットで成功の感動を味わってみて下さい」ということ。自社製品ではなくともエレキットとは公私の間柄を越えて20年以上のお付き合いになりますし、今まで数え切れない方が一台目にエレキットを選び、真空管アンプの音の良さに目覚め、ドンドン腕を磨き、プロ顔負けのモノづくり達人になった過程を見守らせて頂いてきました。作り易さ,鉄壁のサポート,そして何より価格の安さ。その"エレキットイズム"と私どもの創業時から不変のミッションである「モノづくりの歓びを一人でも多くの人に!」・・・この点で私どもは一心同体だと感じています。

今日からエレキットのレギュラーモデル,そして私どものスペシャルモデル4機種に関し思い切った価格改定を行いました。少しでも敷居が下がって一人でも多くの方にこの感動を味わって頂きたい・・・そんな願いを込めたキャンペーンです。
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いろいろと買う前に訊いておきたいこともあるでしょう?ハンダごては何W?,ハンダはどれを選ぶ?その他の工具は何が要る?・・・そういうことは電話でもメールでも結構ですのでお問合せ下さい。エレキット製品だけで過去1万台以上の出荷実績がある私どもならではのお手伝いをさせて頂きます!!

最初は誰もが素人です。最初から上手な人なんて誰も居ないのです。何事もエイヤ!という気合いと後は経験です。今日最後にお見せするのは私どものSV-4(KT66pp)を作られたSさんの素晴らしいワイヤリングです。
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何度見ても惚れ惚れする美しさ。ここまで登り詰めるためには永年の経験(言い換えれば数え切れないほどの苦労と失敗)を重ねてこられたと拝察しますが、嘗ての「モノづくりニッポン」の将来が危惧されるなかで、こういうシゴトを見させていただくと、マダマダこの趣味も捨てたモンじゃない!ととても嬉しくなりましたのでご紹介させて頂きました。

いままで躊躇していた皆さん、自分で作った真空管アンプで音楽を聴く感動を一緒に味わってみませんか?こんな楽しい趣味、なかなか他にはありません(笑)。



# by audiokaleidoscope | 2017-06-01 09:49 | オーディオ | Comments(0)

(5/26_2)ダンスと写真と音楽のコラボレーション

横浜を出て世田谷につく頃にはすっかり夜の帳(とばり)がおりて昼間の喧騒とは違う表情を見せはじめます。
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今夜はここで面白いイベントが…。
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ここは平間写真館TOKYO。先日の管球王国での特集記事(インタビュー)に参加してくださった平間さんのイベントにお邪魔してきました。
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まずは橋本さんのパフォーマンス。
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そして平間さんと橋本さんのフォトセッション。平間さんが撮った写真がリアルタイムに映し出されるごとに歓声があがり背筋がゾクゾクするような快感が。それは静的でものである写真がまさに”動いて”いるようなイリュージョンであったかもしれません。
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橋本さんがご自身の彫刻と一体化するような感覚。この体験も初めてのものでした。
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音という点ではSV-2(845シングル)とLPが一つの触媒になってくれたのではないかと。動と静が一つになって観る者に訴えかけてくるもの。ダンスも写真も音楽も不可分な芸術であることを感じたひと時でした。実にエキサイティングでした!




# by audiokaleidoscope | 2017-05-27 09:46 | オーディオ | Comments(0)

(5/26_1)リスニングルーム訪問

今日はまず埼玉のSさん宅訪問。
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Sさんは元々SV-8800SE/KT88でJBLのバーチカルツインを鳴らしておられましたが、スピーカーをソナス・ファベール(伊)に替えられ、8800SEの出力管をKT120に変更したいということで調整を兼ねお邪魔してきました。
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ソナスならではのしっとりとして豊かな鳴りっぷりが非常に印象的でしたが、球をKT120に替えて低域のカタチがしっかりと見えるようになり端正さと立ち上がりの速さが出るように。JBLとソナスでは出音が全く違いますが、球を替えるだけでアンプがスピーカーに寄り添えるのは真空管アンプならではの世界。これからエージングが進むにつれ、更に良い音になることでしょう。

埼玉から向かった先は横浜。久しぶりのKさん宅です。
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いつお邪魔しても溜息の出る素敵な洋館。前回お邪魔した時とスピーカーの配置が変わり、機器にも変化が。
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DACはSV-192PRO。プリはSV-192A/D
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パワーアンプはSV-8800SE/KT150に加えSV-91B/PSVANE WE仕様(初段WE310Bスモールパンチ)が仲間入り。スピーカーはGenesis VというハイエンドモデルですがKさんは特に91Bで鳴らした時の音が最近お気に入りとのことでした。

スピーカーの左右と背後に十分な空間をとった理想的なセッティングも相まってスピーカーの存在が消えて音楽がポッと浮かぶイリュージョン。何より初段をWE310Bにアップグレードした効果が大きく、音の弾力性,粒立ちの細やかさだけでなく音楽の温度感全体まで上がって”超いいね!!”という音でした。ムローヴァのヴァイオリンは絶品!是非またゆっくりとお邪魔させて頂きたい、Kさん宅の音でした。

この後、ふたたび都内へ。ちょっと面白いイベントのお手伝いです。内容は次回アップをお楽しみに!!





# by audiokaleidoscope | 2017-05-27 08:32 | オーディオ | Comments(0)

(5/25)”遺す”使命

MUSIC BIRD二日目は「真空管・オーディオ大放談二本録り。
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一本目(6/23OA)は昨日の反対で清原さんをゲストお迎えして「逸品館 清原さんが選ぶナンバーワン真空管アンプはこれだ!」というテーマで三極管/多極管/送信管/シングル/プッシュの計4類型5機種を聴いていただきそれぞれの感想を伺いました。日ごろ真空管アンプというカテゴリーの中でモノを考えがちな私たちと違い、半導体アンプ,デジタルアンプ,真空管アンプを全俯瞰的に見た時の真空管アンプの在り様という視点から非常に興味深い意見が飛び出して思わず唸らさせる一幕も。かくして清原さんがナンバーワンに選ばれたのはSV-S1628D/211仕様はどんな音だったのか…真空管アンプファンならずとも必聴です。
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二本目(7/7OA)はいつものTさんをお招きして久々の真空管プリ比較試聴。まずはプリなしの音を聴いてからSV-722(C22),SV-192A/D,SV-300LB,SV-310と価格順に試聴。”プリなんていらないでしょ?”という方には今いちどこちらを読んでいただきたいと思いますが、良質なプリを加えることでローレベルの情報量や表現力,ニュアンスが増し、音楽を聴く歓びが拡がっていく楽しさを感じて頂ける二時間になったのではと思います。

特に後半のSV-300LB,SV-310はちょっと世界が違う音。トランス出力ならではの表現力にTさんも私も改めて納得!という音だったように思います。この二機種はオマケでTさんのヴィンテージ球バージョンの音も収録していますので皆さんもどう違うのか、ご自身の耳で確認してみてください。

今回二日間、3本の収録を通して強く感じたことがありました。それは単にビジネスという観点でなく、私は真空管アンプを少し大袈裟ですが一つの”文化”として遺すことが自分のミッションなんだと思っている事に改めて気づいたと言い換えてもいいかもしれません。

今回の上京前日、あるメーカーの社長さんと電話で話していた時のことです。真空管機器専業メーカーとして20年近いお付き合いのある会社ですが。”これから何を作ります?”と伺った時に”いやもうね、CDプレーヤーを買う人いないでしょ?D/AコンバータにはUSBだけついてりゃ良いんですよ。同軸も光も必要ないし、パワーアンプももういいんじゃないですか。ヘッドフォンアンプですよ。ウチの倅もスピーカーで音楽なんて聴いてないしね。ヘッドフォンで5万円ぐらいのものが売れるんならヘッドフォンアンプも5万ぐらいまでは大丈夫じゃないんですか…”とお話されているのを聞いて唖然としたというか非常に寂しいなと感じました。

ビジネス的に売れるもの(市場があるところ)へ向かうのは間違っていないし、ビジネスとしては当然であるともいえるでしょう。一方でみんなが売れるものだけを見てそれだけを創っていたのでは音楽を聴くオーディオという奥深い文化が歪(いびつ)なものになってしまう。私は売れる、売れないよりも、真空管アンプで音楽を聴く歓びと真空管アンプそのものの音の気持ちよさを絶対に残す(遺す)べきと思っているからこの仕事をしてるのかも…ふとそんな風に気づいた気がします。

売れる、売れないよりも大切なこと、それは利益や効率という概念から程遠いものであることは何より自分が一番分かっています。でも(だからこそ)、次の世代の方にオーディオの楽しさと真空管アンプの魅力を伝えたい、それは自分の最大の目標なのかも…と感じた今回の収録でした。





# by audiokaleidoscope | 2017-05-27 07:46 | オーディオ | Comments(0)

(5/24)清原さんの番組ゲスト

今日から四日間の東京。最初のミッションは大阪のオーディオ店『逸品館』の代表、清原裕介さんの番組のゲスト。
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清原さんと差し向かいで対談するのは一昨年の音展での公開収録以来でしたが、先々週清原さんのデモを聴いて逸品館健在なり!を実感したばかりでしたので1時間の番組がアッという間でした。

お互い異業種からオーディオ業界への転身、音への想いを具現化するためのオリジナルモデル開発や音楽とオーディオに対して驚くほど共通点が多い私たち…単なるオーディオ屋の対談で終わろう筈がありません。オーディオは機器でなく、使う人こそが主役であること。そしてブラックボックスになってしまってスペックばかりが表出する今のオーディオに対してオーディオは楽器の如き個性豊かな存在である、という点においても同じ視点であることが確認できた収録であったと思います。ぜひオンエアで清原さん、そして私の想いの丈を感じて頂ければ幸いです。

明日は「真空管・オーディオ大放談」に清原さんがゲストで収録に臨んで頂けることになっています。テーマはズバリ!「逸品館 清原さんが選ぶナンバーワン真空管アンプはこれだ!」。三極管シングル/プッシュ。多極管シングル/プッシュの音の違いを清原さんがどんな言の葉に託すのか…興味は尽きません。そしてもう一本はいつものTさんと一緒に真空管プリアンプの比較試聴。テーマは「あなたはプリ不要派?必要派?…真空管プリの魅力に迫る」。古くて新しいプリアンプの意味について考えます!こちらも実に楽しみです!!




# by audiokaleidoscope | 2017-05-24 16:07 | オーディオ | Comments(0)

(5/14)アニソンHi(ゲスト編)+各社ブース訪問

OTOTEN二日目は先ずMUSIC BIRD注目の新場組"アニソンHi"のゲスト。アニソン知識も経験も浅い私ですが、パーソナリティ野村ケンジさんのレギュラーOAは毎回欠かさずエアチェックしていて、野村さんからアニソンの魅力を引き出す役目を仰せつかったと理解して臨んだ収録でした。
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この番組にゲストとして参画させていただいて、実は最後にどうしても申し上げたいことがありました。ピュアオーディオからの若者離れに対する危惧が業界全体の大きな課題となっている現状のなかで、ハイレゾ配信チャートを見るとトップランキングの1/3(以上)をアニソンが占める事実を私たちモノづくりに携わる者ならびに業界はどう向かい合うべきなのかという点についての問題提起でありました。

つまり音楽ジャンルとしてのアニソンは完全に一つの極めて大きな市場を形成しているということ。そして(これは想像ですが)我々世代が嘗て"ザ・ベストテン"を観ながら応援したアイドルのような存在としてアニソンを歌うアーティストが若いファンに注目されているのではないか?、という視点です。決してキワモノではない、その魅力に私たち関係者自身が注目しなければなりません。更に言うのであれば、ピュアオーディオ的に満足できるアニソンが極めて少ないという事実にも注視が必要です。ヘッドフォンあるいはミニコンポで聴かれることを前提にローレベルを持ちあげた分、ピークがコンプレスされた(ダイナミックレンジ的に狭い)音源を幾らハイレゾにリライトしたところで音質が良くなる訳では決してありません。

演奏的には一流スタッフを擁する運営側には是非音源クオリティの充実を期待したい・・・ピュアオーディオで永年の経験と知識を有する沢山の関係者がそのオファを待っています、というメッセージをお伝えすることがオーディオ屋としてこの番組に参画する私の最大の動機でありました。

収録前後は少し時間があったので、出展者ブースをお訪ねし、沢山の仲間や先輩と情報交換させていただきました。幾つか印象に残ったブースをご紹介しておきます。まずはセミナー系から。
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音元出版のデモでお見受けした岩井喬さん。テーマは「アナログVSハイレゾ 洋楽からアニソンまで」。CDリッピングとハイレゾとアナログを同タイトルで比較されていました。
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ステレオサウンド社のデモは「究極のアナログチェックディスク体験!」。ミキサーズ・ラボ CHECKING DISC BY MUSICをメインに取り上げて頂いて嬉し恥ずかしのひと時。プレゼンターはレジェンド内沼さんと小原由夫さん。
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そして今回一番興味を持っていた日本音楽スタジオ協会セミナー「ハイレゾ録音製作現場の最前線を伝える」。スタジオの環境そのものをホールに持ち込んで現場の最前線の音を聴かせるというもの、演者は高田英男さん。内容は6月9日/16日の「真空管・オーデイオ大放談」でも放送されますので、是非お聴きください!高田さん命名の「スーパーハイレゾ」(384k/32bit.11.2MHz/1bit」の超絶高音質をお楽しみいただきたいと思います。

物販系では
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電波新聞社の大橋さん。私たちクラフト系には懐かしくも新しい「電子工作マガジン」など、ここでしか買えないバイブルがいっぱい。
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こちらはステレオサウンドのブース。CHECKING DISK BY MUSICも販売好調とか!

続いては各社のデモブース。
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ロッキーインターナショナル/AIRBOW/TADのブース。爆音系"音のびっくり箱"的なデモが多かったなかで、或る意味一番分かりやすく、丁寧に音出ししているのが印象的でした。
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最近どの真空管系オーディオ誌をみても表紙になっているCSポート"212PA”
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ペア500万という価格も然ることながら灯台のようなSTC 4212Eの存在感が凄い。スイッチング電源で4212Eを駆動しているところがまた凄い!
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一転ちょっとホッとするラックスマンの管球アンプ群。50年前と何も変わらない安心感がありますね。
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SPECのブース。ここのIさんとは嘗て復刻版PE-101Aで苦楽を共にした間柄。エレガントでナチュラルなサウンドが良かったです。
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こちらはPanasonicさんのブース。新製品SL-1200Gの音を聴こうと大挙してお客さんが詰め掛けていました。1200Gのパーツ展示は壮観!!Technicsブランドが還ってきてくれて本当に良かったなあ!という気持ちになった方も多かったのでは?
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こちらはESF(イースタン・サウンド・ファクトリー)のブース。写真では写っていませんが各種Thorens製品の展示を行っていました。こちらのSさんとも10数年来のお付き合い。みんな頑張ってます!
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そしてオヤイデ。デモはミュージックバードのパーソナリティ仲間でもある荒川(ミジンコ)さん。ケーブル屋さんだけあって装置が向こうを向いているという(笑)。荒川さんはSV-128B(KT150シングル)を使って下さっています。今度荒川さんの番組に乱入することになりました!

…そんな訳で日本最大級のオーディオイベント"OTOTEN"は実に楽しい二日間でした。既に"来年どうする?"なんてお話も出ていて、今後ますます盛り上がっていきそうな予感が…。各社とも工夫を凝らし、それぞれの持ち味を出そうという意志が強く感じられる、とても良いイベントでした。



# by audiokaleidoscope | 2017-05-15 11:59 | オーディオ | Comments(2)

(5/13))はじめての真空管アンプ選び(実況編)

この週末はOTOTEN2017での公開収録2本録り。やってきたのは有楽町の東京国際フォーラムです。
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勝手知ったる秋葉のイベントとはだいぶ雰囲気が異なるこの感じ。エントランスからしてこの規模です。例年2万人くらいの来場者があるとのこと。国内・海外の主要オーディオブランドが一同に会するビッグなイベントです。
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国際フォーラムの4階から7階までを借り切って開催されるOTOTENですがMUSIC BIRDブースは個室でなく7階のオープンスペース。事前のお話では音響的にかなり厳しいかも?…ということでしたが、搬入時に色々とセッティングを工夫して納得できるレベルにまで追い込むことが出来ました。
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今回のテーマは「はじめての真空管アンプ選び(実況編)」。オンエアを聴いて下さっている方に対しては実際の製品を見て、実際の音を聴いていただくことを目的とし、初めての方には真空管アンプの四類型(多極管シングル,三極管シングル,多極管PP,三極管PP)の違いを感じていただくことを目指しました。

この手のオーディオイベントでよくある"爆音系 音のびっくり箱"的デモでなく、日頃家で聴く音量に近いヴォリュームで、常識的な価格で楽しめる"リアルオーディオ"の魅力の一端がお伝え出来ればと考えて臨んだ公開収録でありました。
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今回時間が1時間と通常オンエアの半分しかなかったので、ホンの触りの部分しかお伝え出来なかったかもしれませんが、それでも聴いて下さった方からは「随分アンプによって音が違うものだということが分かりました」というご感想や「こんな場所でシングルが実用になるのか…と思ってたけど全く問題ありませんでしたね」というお話を頂けて、ちょっとホッとしているところです。

半導体アンプの時代になって約40年。その歴史は特性競争の歴史でもありました。その結果、電気的特性を向上させることに腐心する余り、悪いところを押さえ込むことが優先され、よいところまで抑え込まれてしまって。次第にオーディオが外見と価格のダイナミックレンジは拡がったものの、その個性や楽器的魅力が次第に損なわれてきた側面もあったのはないかと思います。世の中に完璧なものは一つもない…悪いところを減点法で抑えるのではなく、良いところを使う我々自信が引き出す…その真空管アンプの楽しさの一端がお伝えできたのであれば、これ以上の歓びはありません。
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ゲストのTさんにはユーザー代表として今回も色々なお話をして下さいました。Tさんがいると1+1=3になる…そんな感じ。いつも真空管アンプを使う皆さんと共にありたいという、その気持ちを今回の公開収録でも感じて頂けたら嬉しいなあと思っています。

明日の公開収録は"アニソンHi"のゲスト。大家野村ケンジさんからオーディオ屋の立場でアニソンの魅力を引き出すことが出来たらなあ、と思っています。テーマは「水樹奈々を語る」…サテどうなりますことやら(笑)。実に楽しみです!



# by audiokaleidoscope | 2017-05-14 05:55 | オーディオ | Comments(0)

(5/9)OTOTEN(オーディオ&ホームシアター展)2017

GW中のオーディオ仲間のモノづくりの様子をSNSのポストやメールで送って頂いた写真を拝見して楽しませていただきました。
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これはYさんからお送りいただいた写真。SV-S1616D/Prime300B ver.5仕様SV-P1616D/KT150仕様ですね。美しい!
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これはKさんがSNSに上げておられたSV-S1628Dの製作風景。頑張って!!

私もMONOマガイベントに明け暮れたGWから心機一転!今週末のOTOTENに向けて準備を始めているところです。
会社としてはOTOTENに出展は致しませんが、MUSIC BIRDコーナー(ガラス棟7階ラウンジ)において公開収録二本録り。
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5/13(土)11:00~13:00はレギュラー「大橋慎の真空管・オーディオ大放談」のスペシャル回として「はじめての真空管アンプ選び:実況編」をお送りします。これは本編で好評を頂いた三極管/多極管/シングル/プッシュプルの聴き較べを実際皆さんの目の前でやって更にリアルに楽しんでいただこうという趣向。アンプはSV-S1616D/300B仕様,SV-S1616D/多極管仕様,SV-P1616D/300B仕様,SV-P1616D/多極管仕様を用意してリファレンス曲を通じて出力管の形式,回路の形式によって音はどう変わるかを比較しようと思っています。

5/14(日)12:00~13:00は野村ケンジさん/八木志芳さんの番組「アニソンHi」へのゲスト出演。昨今大いに盛り上がっているアニソン。オーソリティ野村ゲンジさんにオーディオ屋の立場からその魅力と楽しさに迫ってみたいと思っています。テーマは「水樹奈々を語る」。アニソン界の第一人者である水樹さんの無力だけでなく、その他オーディオ的に聴いてみたいアニソン曲も聴いていただけたらと思っています。一体どんな番組になるのか想像もつきませんが、大いに私も楽しませて頂こうと思っています。

そんな訳で、この週末は東京国際フォーラム(有楽町)で会いましょう!!





# by audiokaleidoscope | 2017-05-09 08:53 | Comments(0)

(5/3~5)mAAch ecute/MONOマガジンのイベントに出店して

神田川の向こうは秋葉原の喧騒。こちらは旧きよき日本の佇まいを残す…そんな街、神田。そこにmAAch ecute(マーチエキュート)があります。1912(明治45)年に完成した赤レンガ造りの旧万世橋駅の開業時に作られたホーム部分を整備し、歴史や記憶を活かしながら新たに生まれ変わらせたリノベーション施設です。階段、壁面、プラットホームなどの遺構がよみがえった空間の中に知的好奇心を掻き立てるような趣味性、嗜好性の高いショップやカフェが並ぶこれまでにない商業施設です。

すぐそこは秋葉原なのに雰囲気も客層も全く異なる異空間。そんなエキュートでMONOマガジンのイベントが開催された訳です。MONOマガジンのイベントはこれが二回目。一回目は2008年4月、代官山のログハウス展示場で展示棟一棟ワンブランドでそれぞれの世界観や音を表現するという趣旨に賛同して参加させていただいたのが最初。私にとってこのイベントは忘れられないもので、オーディオ屋の枠を超えて音楽業界の人たちと繋がることが出来、その結果PAやレコーディング,マスタリング等、制作側のお手伝いが出来るきっかけを作ってくれたのがMONOマガジンのイベントであった訳です。そんな訳で今回もモノとヒトを繫ぐ、そんな三日間になれば…と思い参加させて頂いた訳です。
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いつもの損保会館は目と鼻の先。でも街の佇まいや行き交う人たちの雰囲気も異なるmAAch ecute。イベントスペースはまさにMONOマガジンの世界観一色。
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ミリタリーだったり、
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バイクアパレルだったり、
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アンティークウォッチだったり、
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ヴィンテージテイストのアロハだったり、
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スイスワインだったり…するなかでサンバレーは少々異色の
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中古レコードと、
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各種真空管を出品させていただきました。MONOマガジンという雑誌の素敵なところは単なるグッズ雑誌ではなく、カルチャー(ライフスタイル)を発信するメディアであるところ。今回も
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幾つかのミニライブや、
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タレントのトークセッションなど各種イベントもあって、単なる物販イベントでないクリエーティブな雰囲気に包まれた三日間でした。ガラス一枚隔てた神田川では
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こんなゆったりした時間が流れていて、リラックスした雰囲気でいっぱいです。

事前にブログで告知はしていたものの若干毛色の違う私ども。お客さん来てくれるかなあ…と少々心配していましたが開場一時間以上前から待って下さった方もいらっしゃって開店後一時間は戦争。キット屋開業以来いちばん働いた感じでした(笑)。LPも10枚単位でお買い求めいただける方が多くてひと安心。在庫もすっかり掃けて良かったです。

何より収穫だったのはキット屋のお客さんは勿論、それ以外の制作畑の仲間や先輩が沢山ブースを訪ねて下さったこと。そして今回新たな繋がりも出来て本当に出店させていただいてよかったなあと思っています。
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今回も声をかけてくれたM編集長と…三日間どうも有難うございました。とても楽しかったです!!



# by audiokaleidoscope | 2017-05-06 04:28 | オーディオ | Comments(0)

(5/1)同じタマで一本勝負!①(Elekit+ADVANCE vs Sunvalley)

しばらくぶりのブログ…実は先月下旬にちょっと病院にお世話になることがあり、今日抜糸していただいて晴れて無罪放免となりました。明日からMONOマガジンのイベントのため上京しますので準備でバタバタしているところですが、GWでゆっくりされている方も多いと思いますのでがんばってyoutube「sunvalley audio」にコンテンツを一本追加しました。

これは去る2月3日にOAされたもので、放送終了後にかなり反響のあった回の音源。いつもはアンプを固定し、真空管を替えて比較試聴することが多い訳ですが、この回では逆パターンで真空管を固定して複数のアンプで聴くことにより、アンプそのものの個性やメーカーの音作りのポリシーに迫っています。私もOAの中で喋っていますが決して意図している訳ではないのですが、やはりメーカーそれぞれの「色」が厳然としてあるんだなあ、と耳から鱗の回でありました。是非お楽しみいただければ幸いです。



ところで5/3スタートのMONOマガジンのイベントですが、出品リストをご覧になって当日イチバンにお越しになってゲット!を狙っている方もおられるかもしれません。真空管についてはリストアップされているものは全て持っていきますが、数量的に極めて少量しかご用意出来なかったものも多く、即売り切れという管種も出そうです。だからという訳ではありませんが、リストに載っていないタマも一部追加して持っていくことにしましたので、会場で現物をご覧になって頂ければ幸いです。

明日は東名が混むかもしれませんね。天気も良さそうですし。皆さんも良いGWを!!



# by audiokaleidoscope | 2017-05-02 02:32 | オーディオ | Comments(0)

(4/24)AXPONAレポート

この週末、ローズモンド(イリノイ州)で北米最大規模のオーディオショーが行われました。その名はAXPONA(Audio Expo North America)。140以上のリスニングルーム+物販スペースを擁する巨大なスケールですが、今回SV-S1628Dが初出品されました。
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今回私は現地に行けませんでしたが、北米地区の代理店のレポートでは

SunVallery amp with voxativ are the killer. I did a wonderful job.

ということで評価も上々だった様子。「サンバレーのアンプとvoxativ(スピーカー)の組合せは驚異的だ」とコメントを送ってくれました。このショーでは日本ブランドも幾つか紹介されていますがSV-S1628Dも頑張っていることをお伝えしたくてポストさせて頂きました。

今年はあと3回、海外での出展を予定しています。引き続き頑張っていきます。







# by audiokaleidoscope | 2017-04-24 09:21 | オーディオ | Comments(0)

(4/15)オーディオの夢、ふたたび

土曜は調布のYさんと一緒に青梅のH邸へ。Hさんは先の東京試聴会(2月)を機に交流が始まった方で、試聴会後のご感想をブログでご紹介させていただいたところ、"はじめて音を聴いてここまで本質に迫るコメントが出せるとは!!"と多くのフィードバックがあり、私も一度お目にかかりたいものだ…とずっと思っていたのです。

その後メールで何度かやりとりさせていただいたところ、JBL 4344を使っておられて"出来れば真空管アンプで手合わせしてみたい"と仰るので91B/PSVANE WE仕様SV-8800SE/KT150仕様を持って持込み(押しかけ)試聴をさせて頂くことに。そして4344はチャンネル・ディバイダーを使用した本格的なバイアンプ化も可能であることから同じくJBLスピーカーをパッシブバイアンプドライブされているYさんもお誘いしたという訳です。

さすが東京は広い!三軒茶屋のホテルを出てH邸まで2時間半。週末ということもあり高速も混んでいましたが、関東山地と武蔵野台地にまたがり中部を多摩川が東流する閑静な素敵な町並みに魅了されました。目指すH邸に到着。あの素晴らしい文章を書かれる感性は酸いも甘いも噛み分けられた大先輩に違いない…とYさんも私も想像していたのですが、なんと40代の方でYさんも私も余計に驚いた次第です。
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アンプの搬入が終わったところ。プリは懐かしいSV-14LB。パワーアンプは複数お持ちですが、いずれも半導体でした。Hさんが日頃聴いておられる音源で現状把握をさせていただいたところ、この手のマルチウェイでよくあるトラップ・・・Hさんがこれまで様々なトライをされてきたことが直ぐ分かりました。

音源もいろいろです。高域が伸びているもの、中域が張り出しているもの、低域の量感に溢れているもの…全ての音源を完璧に鳴らせる装置というものは一つもありません。そして部屋の環境・・・100Hz前後に小さくないブーミングが発生していて中高域をマスクしていた部分も影響していたと思われます。その結果、特にハイ(2405H)とミッドハイ(2425J)のレスポンスが若干低めでミッドバス(2122H)フルレンジに薄く高域を加えたような鳴り方になっていました。加えてウーハー(2235H)は小音量ゆえ制動されている領域にまで踏み込めていない…高能率スピーカーシステムを半導体アンプで鳴らした際の難しい側面がそのまま音に現れている状態でした。

Hさんには正直に今の状態は4344の持ち味を出し切っているとは言えないことをお伝えし、失礼かもしれないがバランスを少し変えさせて頂きたいと申し上げたところ、"ぜひ!"と仰って下さったのでハイとミッドハイをそれぞれ1~2dB上げさせて頂きました。もちろん真空管アンプであればこれでも決して耳障りにはならないという勝算あってのことです。

このバランスで一旦固定し、まずは91B。三極管シングルならでは音場の拡がりと繊細なニュアンスを楽しんで頂きました。先ほどまでの抑制された音から一気に血のめぐった生気あふれる音への変化にHさんも気づかれ4344の極めて高いポテンシャルに目を細めていらっしゃいます。特に上松美香(Mika Agematsu)のアルパのしなやかさと奥行きの変化は極めて大きなものでした。

続いて8800SEでは一気にローエンドの音の形が見えるようになり音のシャープネスが一段と明確に。内声部の密度感は91Bに僅かに劣るものの、いわゆるJBLらしい闊達さと力強さが増した印象です。Yさんも"もし一台アンプを選ぶなら8800SEの方が4344らしいかもしれないですね"と仰り、私も同感であることをお伝えするとHさんは91Bの中高域の質感も捨てがたいと仰います。ならばウーハーは8800SE,ミッドバス以上は91Bで帯域分割して鳴らすマルチアンプドライブをやってみませんか!という話に。偶々Hさんが随分前にお求めになっていた4343/4344専用チャンデバをお持ちでしたので、それを使い1980年代わが国のオーディオファイルが皆あこがれたJBL43系アクティブバイアンプにチャレンジすることになりました。

チャンデバを使った本格的バイアンプの最大のメリットはマルチウェイスピーカーの音に最も悪影響を及ぼす低域/中域以上を分割するために不可欠なクロスオーバー素子(インダクタンスの大きいコイルやキャパシタンスの大きいコンデンサー)が除去できる点にあります。特に4344のようにクロスオーバー周波数の低い(公称320Hz)という低い値で帯域分割しているスピーカーほど効果は覿面といえるでしょう。つまりウーハーを介在物なしにダイレクトにドライブすることによる音質改善がマルチ最大のメリットである訳です。

更に言えば通常の接続では帯域分割された中高域は絶えずアンプの大半のエネルギーを消費するウーハーによって一種の変調を受けているともいえ、結果として電気的な歪みの増大,聴感上の曇りの発生を招く訳です。その原因を根本的に解決できる点においても極めて合理的です。

背反事項としてはネットワークがリアクタンスを持つことで一種のノイズ吸収効果を期待できるのに対し、マルチアンプは原理的にパワーアンプとスピーカーのボイスコイルが直結されることによりアンプの残留ノイズの影響を受けやすいことが挙げられます。特に真空管アンプを使ったマルチアンプではアンプ自体のSNが良いものを選ぶことが重要になります。

そんな説明をしながら中高域:91B,低域:8800SEという何とも贅沢なバイアンプシステムが出来上がりました。
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その感想はHさんから頂いたメールの文面を以って説明に代えるのが適切かもしれません。

91B+8800SEのバイアンプの音は圧巻でした。しっかりと芯が通りつつ、
音の広がりも確保出来る、まさに理想の組み合わせですね。大橋さんから
「4344のバイアンプ駆動は80年代は誰もが憧れるひとつの到達点と言われ
ていた」といったお話がありましたが、現在4344を使っている私にとっても、
近い将来、是非到達したい音だと思います。

Yさんは当日武道館でノラ・ジョーンスのライブを楽しまれるということで駅までお送りする途中、「これだけの変化があるとは正直思っていませんでした。楽しかったですね」と仰って下さいましたが、実はあれこれ弄らさせて頂いた私が一番楽しませて頂いたひと時であったかもしれません。私も嘗ては5ウェイのフルマルチシステム(モノアンプ×10台)で悪戦苦闘したクチですが、こんなところで当時の経験が活かされるとは思ってもいませんでした。機会あれば是非またお邪魔させていただきたい、素晴らしいオーディオの夢が詰まったH邸でありました。



# by audiokaleidoscope | 2017-04-17 01:49 | オーディオ | Comments(0)

(4/14_2)ハイレゾ リファレンス チェック ディスクの驚愕

収録二本目は特別編。日本音楽スタジオ協会会長そしてMIXER'S LAB顧問 高田英男さんをスペシャルゲストにお招きし、レコーディング最前線のお話と最新音源の数々を試聴してみようというテーマです。
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高田さんはわが国のレコーディングエンジニアのレジェンド。なんと業界に入って48年…常に音楽と共にあった人生を走りぬけ、現在も第一線で辣腕を振われつつ後進の指導と業界の発展に寄与されているスーパーマンです。

高田さんが私の番組に登場されるのはこれが三回目。今回は来月ステレオサウンド社から発売予定の"Hi-Res Reference Check Disc"の音源を2時間タップリご紹介していきます。まだ正式告知前ですので多くは書けませんが、本作は、苫米地義久さん(ts),石塚まみ(pf),石川智さん(perc)の三人がスタジオに入って演奏している模様をダイレクト2ch録音。フェーダーを握っているのは高田さんご自身です。

そして驚くべきはSSL(Solid State Logic)のアナログ卓の出力を5系統のDAW(それぞれ別フォーマットで記録)に送って同時に録音している点。つまり現在私たちが聴いているハイレゾ音源の殆どがレコーディングされたあと様々な編集や改変をされた後フォーマット(サンプリングレート,ビット深度)の書き換えされたものであるのに対し、高田さんのプロジェクトでは一切触られていない、言い換えればフォーマットによる音の違いが恐ろしいほどのリアリティを伴って表出していることが最大の特徴でありましょう。

これだけハイレゾ、ハイレゾと言われながらも現在コンピューターさえあれば誰でも簡単にフォーマット変更できる時代。その音の違いは認めながらも"何か違うんじゃないか"と思っておいでの方も少なくないと伺います。このソースはそんな方にこそ聴いて頂きたい…曲が始まる前の三人の声や暗騒音、スタジオの空気の揺らぎなどがフォーマットによってここまで違うか!という事を十分に理解いただけるでしょう。特に高田さんが仰る"スーパーハイレゾ"(384kHz/32bit,11.2MHz/1bit)のリアリズムは凄いとしか申し上げようがありません。今回の収録では同じ音源のフォーマット違いによる印象の差を知るという意味では画期的な企画になったと思います。

ところでこのブログを読んで下さっている皆さん、"サンプリングレートとビット深度のどちらか取れ!"といわれたらどちらを優先されますか?例えば192k/16bitと96k/32bitでダイレクト2ch録音があったとしたらどちらが音的に有利か?…という話です。bps的には前者の方が大きい訳で、言うまでもなくサンプリングレートはアナログ変換後の帯域に効く訳ですし、ビット深度はローレベルの波形再現性に効く訳ですが、業界の方々は異口同音にビット深度の方が大切という点で一致しています。

この画像をご覧下さい。
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いずれも高田さんがお持ちの資料ですが、特にお願いして本ブログの読者の皆さんにもシェアさせていただきます。確かに広帯域化は自然な音質での再生には重要ですし、特にサンプリングレートによる高域端の急峻なハイカットが与える負の影響は大きなものですが、それ以上に可聴帯域内での下方リニアリティ(微小レベルの再現性)は音の質感そのものに作用する点において更に注目されるべきと考えます。

このHi-Res Reference Check Discはユーザーが今まで気づくことの少なかった高音質のキモについても様々な啓示を与える画期的な音源になることでしょう。ハイレゾはどうも…という方にも是非聴いて頂きたい、新世代の音のバイブルの登場です!



# by audiokaleidoscope | 2017-04-16 23:22 | オーディオ | Comments(0)

(4/14_1)カップリングコンデンサー&NFB定数変更で音はどう変わる?

金曜日は半蔵門へ。TFMでMUSIC BIRD二本録り。6月OAの"真空管・オーディオ大放談"の収録でした。この回はリスナーズ・リクエスト企画。大阪のKさんから"以前番組でやったカップリングコンデンサ交換実験をもう一度やって欲しい"というご要望を頂きました。

そこで今回はSV-S1616D/300B仕様をテスト機として真空管アンプの音質に大きな影響を与えるカップリングコンデンサーの交換と、もう一つの音の要であるNFB定数の変更をリアルタイムにスタジオで行い、その音の変化をリスナーの皆さん自身の耳で聴き較べていただこうという内容です。

以前いちどカップリング交換実験は番組でやったことがありますが、今回は試聴ソース,ゲイン等をすべて揃え完全な比較試聴を心がけましたので、すべての真空管アンプファンに一石を投じ得る内容になったのではないかと…。
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これが標準状態のアンプ内部。画像を拡大して頂くと分かると思いますが、カップリングコンデンサーとNFB抵抗のハンダ付け部分にミノムシクリップをつけて直ぐ交換できるようにしています。
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今回の実験は…

カップリングコンデンサー交換
①キット標準 フィルム
②Del Ritmo オイルペーパー
③JENSEN オイルペーパー

NFB定数変更
①無帰還
②NFB大(6dB)
③キット標準 NFB小(3dB)

整流素子変更
①キット標準 ダイオードモジュール
②東芝 5AR4(NOS/NIB)

の3要素を行っています。
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カップリングコンデンサーはNFBをキット標準の3dB(18kΩ)で固定し、標準(フィルム)→Del Ritmo(オイルペーパー)→JENSEN(オイルペーパー)と交換していきます。OAを聴いていただければ分かりますが、フィルムコンはリニアリティ(直線性)に優れ、オイルコンは中低域の厚みと倍音に効くことが明確に把握できることでしょう。特に注目はDel RitmoとJENSENの差。
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同じオイルコンでありながら表情(表現)にかなりの違いがありました。Del Ritmoは中低域の量感に対して高域が僅かにロールオフしている感覚がありますが、JENSENは高域の冴え冴えと伸びた感覚を残しながらミッド/ローはオイルコンの緻密さと芳醇さが十全に出ており、敢えて言えばフィルムコンとオイルコンの良さを足して二で割ったかのようなバランスの良さが特筆されました。

そして続いてはNFB(ネガティブ フィードバック)量による音の違い。この部分は或る意味、料理人の味付けの奥義に近いところで本来ユーザーフリーの領域ではありませんし、誤ったNF量の選択はアンプの発振を惹起し最終的には破壊に至る可能性もあるクリティカルエリアである訳ですが、今回はキットで推奨しているNFB小(3dB)とNFB大(6dB)による音の差と無帰還(NFBゼロ)の音を聴き較べていただくことで、どんな影響が音に現れるかを検証しています。

無帰還はスッピン、バッチリメイクが6dB。薄化粧が3dBというところですが、特性的には最も広帯域である筈のNFB大が僅かに音の鮮度感,スピード感が損なわれることに気づかれるこれでしょう。対して無帰還は闊達さという点では有利であるものの、やや音の粒子感が大きめで繊細さという眼目においてはやや改善の余地があることも理解いただける筈。なぜ私どもがNFB(小)を標準に選んだかも音を聴いていただければ分かると思います。因みにこれが多極管アンプになりますと適正NF量も全く変わってきますので、また別の機会にでも多極管アンプ編を実施してもいいかもしれません(多極管アンプでは無帰還が一般的でないことも説明したいですし)。

そして最後は整流素子による音の変化。
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これまでの実験で最も評価の高かったJSENSEN/NFB(小)の組合せで固定し、ダイオード→整流管と比較試聴しました。

物性的には明らかにダイオードに軍配が上がる訳ですが、そこは定量と定性の不一致の不思議と言いますか、整流管の方が音に落ち着きと潤いが出てゲストのTさんも私も"やはり整流管だね"という点で一致。今回の企画のサブタイトルは"真空管アンプのチューニング手法に迫る"。音決めの現場に立ち会っていただくようなスリリングな2時間です。ぜひオンエアでその音の差を体験してみて下さい!



# by audiokaleidoscope | 2017-04-16 22:08 | オーディオ | Comments(0)

(4/13)カフェライブ@代々木上原

場所は代々木上原。クリエーターやアーティストたちが集うこの街のカフェでライブがある…真空管アンプでPAやってみない?と声を掛けていただいたのが3月の終わり。ぜひ!とお応えして下見がてら伺ったのが火曜日。
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オーナーHさんに初めて会い、お店の雰囲気を感じて湧き上がったインスピレーション。そのままダッシュで一旦愛知へ戻り、機材を車に積んでトンボ返りした東京。到着して早速セッティング。
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店の雰囲気に合わせてスピーカーはランドセル。ユニットはもちろん755A。
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アンプはALTEC 342B。一階のカフェスペースは40年代~50年代の香り漂うヴィンテージサウンドに。
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2階はフードスペース。メチャ美味しいハンバーガーやアルコールも。
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3階はギャラリースペース。今回はここでライブ。
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スピーカーはTannoyのBerkeley(70年代終盤)。
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アンプはSV-P1616D/EL34でミッドからローの量感を重視して。

リハが始まり音のチェック。ヴォーカルはCMソングでお馴染みのTさん。透明感と空気感の両立した美しいサウンド。
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本番は満席。96kHz/24bitライブレコーディングも行われ私はレコーダーの脇ですっとモニターしていたので写真はありませんが、フロアに人いっぱいでとても素敵なライブになりました。

店はモノを売る場所ではなく、人と人が出会う場所…そんなことを感じさせてくれた素敵なひと時でした。



# by audiokaleidoscope | 2017-04-16 17:05 | オーディオ | Comments(0)

(4/5)GWに"モノ・ショップ@mono横丁"に出店します!!

4月は新年度の時期。今日は街を車で走っていても入学式と思しき親子の姿をそこかしこで見ました。桜も満開で今日は最高の入学式日和です。

私どもの会社も4月から新年度。新たな気持ちで良いスタートが切れましたが、その新年度最初のブログはイベント出店の告知です!まずはGWの真っ只中、5/3(水)~5/5(金)まで超久々!のモノマガジンイベントに出させて頂くことになりました!!(イベント自体は5/7まで開催)。

モノマガジンといえば拘りのアイテム満載のヒップな情報誌として知らぬ者なし!という存在ですので、きっと当日はお洒落で格好いいアイテムがズラ~っと並ぶと思いますが、私どもは少し趣を変えて「ザ・キット屋 真空管&レコード蔵出しセール!」的な内容で行こうかなあと思っています。
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具体的には

・各種棚ズレ真空管等 市場価格の50%~90%OFF
・各種中古LP 1枚300円 4枚1,000円 10枚2,000円

みたいな感じ。ちょうど3月末に決算棚卸が終わって時期的にも最適ですし…。
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真空管に関しては

①数量が半端でホームページで販売出来ない商品
②管面の印字がかすれたり、外箱が傷んだりして正規品として販売出来ない商品
③保守期限を過ぎたストック商品
④返品,交換対応が出来ない商品

つまり規格外商品ということになります。ノークレーム,ノーリターンをご了承いただき現品を見て納得してお求め頂ける方が対象となります。その代わりに爆安!(半額~90%OFF)にてご提供させていただくものです。真空管の本数的には数本(ペア)から在っても10数本というところですので事前予約はNG。また同業者さんへの販売や買占めもお断りさせて頂きます。まあ、言うならばそれだけ安い!という裏返しでもある訳ですが。

中古LPに関しては車に積める限界ということで1,000枚弱持って行こうと思います。内容的にはフォーク,ロック,フュージョン,クラシック,歌謡曲,演歌など全般。モダンジャズは殆どありませんが、所謂中古レコード屋さんの相場の1/3以下(だと思っています)。ざっとピックアップは終わっていますが、よくある"レンタル落ち"は入っていません。ただ中にはキズや針飛びするものもあるかもしれません。なのでLPに関してもNC/NRでお願い致します。

2012年に"LPどれでも300円"で地元のフリマに出展して売上を個人的に被災地に寄付させて頂いたことがありました。この時もほぼ完売に近かったものの、"その筋"の方が箱買いされて本当に欲しい方にLPが回らなかったという経験がありますので、基本的にお一人10枚迄にさせて頂こうと思っています。

そんな感じでGWは皆さん「モノ横丁」に集合です!!昨年秋の様子はこちらをご覧下さい!今からワクワクして当日を待っている…そんな今日です。





# by audiokaleidoscope | 2017-04-06 15:23 | オーディオ | Comments(6)

本ブログ掲載内容は私人の見解であり、(株)サンバレー(ザ・キット屋)の立場,戦略,意見を代表するものではありません。


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