(12/6)"Checking Disc by Music"情報解禁!!

情報解禁のお触れが出たので、やっとお知らせできる今日のトピック。7月にレコーディングに参加したミキサーズ・ラボ/アナログシリーズ第二弾。待望の見本版が届きました。Stereo Sound Onlineから近日発売です!!
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何の話は分からない方はこちらをご覧ください。ミキサーズ・ラボ発のチェックディスクはCHECKING DVD BY MUSIC(2004)に続く二作目。前作のナビゲーターはジョン・カビラ氏でしたから、そのバトンの重さはかなりのものでした。
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このチェックディスクのユニークなところは信号音でなく、曲を聴きながらターンテーブルの調整が完璧に出来ること。贅沢な3枚組パッケージで構成されるコンテンツは

DISC1

1. チャンネル・チェック及び音量調整
2. 位相チェック
3. トラッカビリティ・チェック
4. クロストーク・チェック
5. 周波数帯域チェック
6. ワウ・フラッター・チェック

DISC2

7. S/Nチェック
8. ブーミング・チェック
9. マイクロフォンの違いによる音質の差~サービス・トラック(インサイド・フォースチェック)

DISC3 (384kHz/32bitマスタリング)

"シェエラザード"オーディオ交響組曲
1. 第一楽章
2. 第二楽章
3. 第三楽章
4. 第四楽章

角田健一ビッグバンド

1. オール・オブ・ミー
2. アップル・ハニー

※解説書(23P)つき


というもの。ターンテーブルの調整は頭では理解出来ても、実際理論通りに出来ているか分からないもの。このチェックディスクがあれば名実ともにデジタルを遥かに凌ぐアナログサウンドを満喫出来るに違いありません。是非私のナビゲーションと共にアナログの深遠な魅力をお楽しみ頂ければ幸いです!
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自分の声がレコードの溝から聴こえるのは何だか変な感じです(笑)。このご縁を下さった皆さんに心からの感謝を捧げます。



# by audiokaleidoscope | 2016-12-06 23:30 | オーディオ | Trackback | Comments(0)

(12/3)今日のFMジャズ喫茶Pitchは?

11月から新装開店した"FMジャズ喫茶Pitch" 。ノンジャンルにお送りしてきた"ようこそ!オーディオルーム"からジャズ専門番組になり、内容も一層深化した訳ですが、お陰さまでご好評を頂いて地元だけでなく東京の老舗ジャズ喫茶のマスターからもゲストで呼んでくれ!とオファを頂くなど、幸先良いスタートを切ることが出来ました。

マスター神谷さん,常連客清水さん,そしてジャズ修行中のわたくし大橋によって描かれる60分間は筋書きのないドラマはまさにジャズのインタープレイそのもの。今日の22時からネットでも同時配信いたしますので是非お楽しみ頂ければと思います。

改めてのご紹介になりますが、この番組は"大放談"同様、私どものアンプの出力を直接ミキサーに入力しておりますので、音もジャズ喫茶の雰囲気満点です。今回は全編SV-S1616D/KT150の音でお届けします。
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音源は(ほぼ)100%アナログ。収録時に直で回しLPそのものの鮮度感も楽しんで頂きます。
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清水さんにはレコード係もお願いしながら進行。神谷さん,清水さんのジャズ解説を交えながらフリートークで進めているので毎回1時間があっという間です。私は毎回ベタな名盤中心ですが、写真に移っている今回の私の選曲、"Four and More"の"So What"は是非とも聴いていただきたいなあ!と思っています。

では22時にオンエアでお会いしましょう!!

# by audiokaleidoscope | 2016-12-03 19:56 | オーディオ | Trackback | Comments(0)

(12/2)神回!井筒香奈江が選ぶナンバー1真空管アンプはこれだ!

今週のyoutubeは”大放談”2016年オンエアの中で最も反響の大きかった回がついに公開です!

理由は恐らく二つ・・・一つは人気女性ヴォーカリスト井筒香奈江さんのナマ声がタップリ楽しめること。そして二つ目は香奈江さんの新譜”リンデンバウムより”をリファレンスにしてSV-284D(845パワーアンプ)をブースターモードで私どもの主力パワーアンプに繋いだときの変化がバッチリ聴けること、この二点がその理由と申し上げて良いでしょう。

今回採用したアンプは・・・

SV-S1616D/KT66
JB-320LM/2A3
SV-P1616D/KT120
SV-2300LM/300B

でそれぞれSV-284Dありとなしの計8パターンの比較試聴です。どうぞタップリとお楽しみください!!




# by audiokaleidoscope | 2016-12-02 22:48 | オーディオ | Trackback | Comments(0)

(11/28_2)リスナー訪問記

忘れられない一文があります。「音楽と食事には、共通点がある。それは、飢えていなければ楽しめないということだ」・・・これは「バイオリニストは肩が凝る 鶴我裕子のN響日記」の一節。著者 鶴我さんを紹介いただいたのが確か2005年の暮れ。そしてご自宅に初めてお邪魔させて頂いたのが旧店主日記によれば2006年のバレンタインデーでした。当日の日記にはこんな写真がアップされていました。もう10年かあ・・・。

ある方をして"本当の上品とはこういう人を言うのだ"と言わしめた方。その洗練された洒脱な文章は上質な音楽のように流麗でいつまでも心の中に留まっています。その鶴我さんから今日届いた新刊、"バイオリニストは弾いてない"。

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封を切るのももどかしく、あの懐かしい日々を思い出しながら一気に読破。健筆さらに冴え渡り鋭い洞察力と思わずクスッと笑ってしまうユーモアは全てのクラシックファン必携の書。演奏する人しか知りえない音楽の深遠なる淵を見る思いです。オーディオのお話も出てきますよ!

その後、車を飛ばして静岡へ。以前電話を頂いて”大放談で同じ球を使った廉価帯アンプと高級アンプの聴き較べをやって欲しいなあ"とリクエストを下さったSさん宅を訪問するため。12/9オンエアでこの企画を聴いていただける報告を兼ねて実際SさんのリスニングルームでSV-P1616D/多極管仕様SV-8800SEをKT120/KT150を聴いていただこうと思ったのです。

Sさんのリスニングルーム。コントラバス奏者として活躍されたのち教育者として永く音楽(とくにコーラス)の指導に当たってこられた方だけあって音に対する造詣の深さに舌を巻きました。鶴我さんもSさんもそう・・・こういう方々との出会いを通じてどれだけの事を学んできたか・・・その積み重ねがあればこそ様々なアンプやスピーカーが産まれたきたことを想うと言葉に詰まります。
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映像系はウィーンアコースティックのトールボーイで。恐らくReference35と同じ工場で作られたもの。
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入力系。Garrardのターンテーブルが強力な存在感を放っています。MUSIC BIRDの最高級チューナーも。
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音楽はこちらがメイン。Tannoy/ランカスター(オリジナル)の極美品。ユニットはモニターゴールド。第二のオートグラフと較べると端整で力強い音。このスピーカーは真空管でなければならない、それも多極管プッシュプルでこそ真価が・・・というSさんの狙いは果たして大正解といえるものでした。
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まずP1616D/KT120仕様で見通しのよい力強い音を体験された後、8800SEでKT120そしてKT150へ。私も少し驚いたのがKT150の空間の圧倒的大きさ。Sさんが指揮をされたオルガンの音色と合唱がホールの隅々にまで浸透する美しさ。Sさんも思わず"この音源にここまでの情報量があったとは・・・!"と唸っていらっしゃいました。計画ではP1616Dは球をとっかえひっかえしながら楽しむ用途、8800SEはKT150専用・・・ということのよう。是非またお邪魔させて頂いて聴きたくなる音でした。



# by audiokaleidoscope | 2016-11-29 00:42 | オーディオ | Trackback | Comments(0)

(11/28)クリスマスセール開催にあたり

既に多くの方がホームページでの告知によってご存じかもしれませんが、先週金曜からクリスマスセールを開催させて頂いています。今回の企画は"完成品をキット価格で"というもので、このような形でのご案内は初めてかもしれません。この企画に関しては単に割引をしてお客さまの需要に応えるというだけでない私どもの願いをこめたつもりです。

私が'98年に"キット屋"という、いま振り返っても気が利いたとはとても言えない屋号を考えたのには理由がありました。当時のスローガンは"モノづくりの歓びを一人でも多くの人に!"。作る楽しさ、使う喜びを楽しめるKing Of Hobbyとしてのオーディオ、特に真空管アンプの魅力を半導体全盛時代の今こそ多くの方と共有したいという強い願いがあったからです。

以前MUSIC BIRDで"ザ・キット屋ものがたり"というテーマで放送していたことがあります。独りで起業し、それこそ七転八倒しながらオーディオキットの世界に身を投じた頃の様々なこぼれ話や失敗、そして感動の毎日を綴った当時のブログ"店主のひとりごと"(削除済)をもう一度読みたいという方がとても多かったからです。今あらためて読み直してみても当時30代前半だった私が、それこそ会社に週の半分以上泊り込み、時には2週間近くも帰宅しないで仕事に没頭していた頃の、いま考えれば常軌を逸しているとしか思えないハリケーンのような日々。特にネットに参入した2002年からの怒涛の日々は今でも忘れることがありません。あれから時間が過ぎ、業界の在り様もお客さまも随分と変化しつつあります。お陰様でここまでこの仕事を続けることが出来たのも真摯な同好の士の皆さんのお陰です。

一方で心配なこともあります。ひとつは若年層のモノづくり離れ。私の頃は中学の技術の授業でハンダづけの実習があり、誰もが一度はラジオやインターホンなどを自作する機会がありました。それが今や子供はおろか成人の方でも"ハンダごてを触ったことがない"という方がいらっしゃいます。昔はどの家にもコテや基本的な工具があったのに、今や自分でモノづくりをすること自体が非日常になろうとしている現実。またオーディオファンの高齢化も業界全体の大きな課題となっています。オーディオは世代をこえて一生楽しめる素晴らしい趣味ですからご高齢の方がご自宅でゆっくり音楽に浸れる生活を営んでいただけていることは私どもにとって大きな喜びです。しかし最近"キットを作りたいんだが若い頃のように眼や手先の自由が利かなくて・・・"とおっしゃる方がかなり増えてきたと感じています。

買いたくても作れる自信がない、作りたくても思うに任せない・・・そういう方々が真空管アンプに出会うきっかけを失ってしまったとしたら、それこそ私どもだけでなく業界全体の損失です。そこで今回、私どもで組立て、特性証明書と保証書をつけて安心とともにお届けする完成品をキットの価格でご提供させて頂くことで、私どもの音に一人でも多く接して頂きたいと思った次第です。

今でも本当はキットを作って欲しい、という気持ちに変わりはありません。だからこそ子供たち向けのラジオ組立教室キット組立会をやって来た訳ですが、今回は更に遡って真空管アンプの魅力そのものを知って頂くきっかけになれば・・・と考えています。私どもの場合は作り置きはしませんので通常でも3~4週間、じっくり時間をかけて組立,調整,測定,エージングを行っている訳ですが、既に通常よりも納期にお時間を頂く状況になりつつあります。"一台こそ全て"の気持ちを堅持しながら丁寧に準備いたしますので、年明けの納品でご迷惑をお掛けする場合も多々あると思いますが、私どもからのクリスマスプレゼントをお届けしたいと思っています。

# by audiokaleidoscope | 2016-11-28 10:03 | オーディオ | Trackback | Comments(0)

(11/24)四家さんゲスト回アップロード完了!

皆さん待望の”大放談”四家さんゲスト回(オンエア16/10/14)をyoutubeにアップ完了しました。今回は四家さんの新譜「犬とたまねぎ」からリファレンス曲をピックアップ。私がCo-Producerとして参加させて頂いたこともあり、音源もバッチリ試聴できます!!
さて!四家さんが選んだナンバーワン出力管は何なのか!?これは必聴です!!
# by audiokaleidoscope | 2016-11-24 09:01 | オーディオ | Trackback | Comments(0)

(11/20)久しぶりの開放日

今日は超久しぶりの骨休めデー。一日じゅう家で音楽を聴きながらボーっとしておりました。そんな訳で昨日の開放日レポートを一日遅れでアップです。前回の開放日は第二で行ったのが9月初めでしたので、会社でやるのは約3ヶ月ぶり。今回もさまざまな出し物がありました。まだ陽の目を見ぬEtude(習作)が聴けるのも開放日ならでは…今回は近県だけでなく熊本からもお客さんをお招きして賑やかな一日になりました。
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まずはこれ(手前)。先輩(SV-A1:奥)に続く構想作です。まだ届いていませんが、この他に2パターンの試作が進行中で、それらのなかで一番良いものを次期モデルとして検討していこうという先の長い話です。アンプのように重要品質(出力,歪率,周波数特性,ゲイン等)を定量化しやすい回路モノと違う機械モノは定性評価(官能評価ともいいます)は実に長い時間を要します。今はまだ七合目というところですが、自分の中で納得がいかなければ最終的にボツになる可能性もある訳で、モノ作りに携わる者としての感性と責任の重さを日々ひしひしと感じているところです。
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そしてこんなのも。お陰さまでご好評を頂いたReference35のevolution(発展)モデルのイメージ。写真では単にトールボーイ化したようにしか見えませんが、実はエンクロージャー側面にサブウーハーがあり、中域は同軸2ウェイ,そして超高域は私ども初のリボンツィーターを搭載した4wayのシステムです。帯域分割が増えれば増えるほどバランスをとる難しさが倍加するのは必至で、まだまだ長い研究が必要と考えています。

そのほか幾つかご紹介しておくと…
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これはYさんが持ってこられたWestern Electric 618C input transformer(オリジナル)。これをMCカートリッジの昇圧トランスに使用してみたり。
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これはKさんが持ってこられたWestern Electric 111C repeating coil(オリジナル)。これをSV-310/SV-91B 間にライントランスとして挿入して更に音に薫りをつけたり。
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これは珍品。Langevin 408A(上)。これも昇圧トランスとして使ってみましたが実にワイドレンジで骨太な音。SV-396EQの別の一面をみた気がしました。

パワーアンプに関しては注目度の高かったTU-8340の標準球(JJ EL34)とTung Sol KT150の比較試聴(売り切れているKT150ですが下旬には数十ペア入荷する見込みです)による大きな変化やSV-S1628Dによる211の中域的美音と845の高域の輝かしさを実際聴いていただいたり。

あとはやはりMC-3+USB 有りとバイパスの差異!PCをリクロックするだけでこれだけ鮮度とヌケが変化するかという経験は体験した方でないと分からないかもしれません。CDリッピング音源をPCからストリームさせ、MC-3+USBで受けて4倍にクロックアップ(176.4k/24bit)しCoaxial(SP/DIF同軸)でSV-192PROへ。もちろんMC-3+USBのクロックをBNCケーブルで同期させた音を聴いていただいていると参加された方々から"アンプの音ももちろんだけどデジタルをアナログに変換させるプロセスがどれだけ大事か初めて分かりますね"という声が聞かれるほどの音が出ました。これはちょっとした"事件"で、SV-192S/PRO系ユーザーさんには大きな福音であろうと思います。

その昔、私が洋服のMD(マーチャンダイザー)をやっていたことを知る方も多いと思いますが、当時"まず色。次にデザイン。最後に素材"ということをよく聞かされたものです。服に興味を持つ最初の段階は色から入り、ついでデザイン(スタイリング)に興味が移り、最終的には素材へ行き着く…というレベル感を段階的に言ったものですが、今回の開放日はまさにその"音の素材感"の違いを感じた一日であったかもしれません。カシミアの肌触りを一度知ると、もう元へは戻れない…なんとも罪な話ですね(笑)。




# by audiokaleidoscope | 2016-11-21 00:31 | オーディオ | Trackback | Comments(2)

(11/17_2)半導体 VS 真空管…究極の比較試聴!

youtubeアップロードしました!今回は8/5オンエア「「半導体 VS 真空管…究極の比較試聴」(後編)です。半導体セパレートアンプの名機「アキュフェーズC200+P300」と「QUAD 33+303」とサンバレーアンプが激突!さて軍配は如何に?

# by audiokaleidoscope | 2016-11-17 19:29 | オーディオ | Trackback | Comments(0)

(11/17)マスタークロックを超えるリクロック(Re-Clock)の衝撃

毎年一年で一番バタバタするこのこの時期。書きたいことは山ほどあるのですが、今は暮れに向けての準備や交渉ごとが多く、なかなかゆっくりPCに向かう時間が取れないのが実態。あと一ヶ月余りで今年もお終いなんて信じられませんが頑張っていきたいと思います。今日はそんな忙しい毎日のなかでも特にお知らせしておきたいビッグなネタ。少々小難しい内容ですが是非最後までお目通し頂ければと思います。
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この写真をご覧ください。いつものMC-3+じゃないか!と思われるかもしれませんが、実はそうではありません。画像を拡大頂いても良いですが、ポイントを大きめに撮った写真を貼り付けると…
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実は上がニューモデル"MC-3+USB"。外見はMC-3+と見分けがつかないほど似ている両者ですが、機能的には全くの別物。というか私が知る限り他に類例がない"リクロッカー"なのです。
もう少し具体的に書きます。PCオーディオをやられる方はこのブログを読んで下さっている方の中でも随分多くなっている筈。特に近年はハイレゾ再生がPCオーディオのメインストリームとなり、音質向上のため高精度のマスタークロックで複数のデジタル機器を同期して滲みや曇りのない素晴らしいハイレゾサウンドを楽しむ方が多数派を構成しつつあります。

私どもではCDトランスポート(CEC TL3N等)とD/Aコンバーター(SV-192PRO)をMC-3/MC-3+で同期させている方が最も多い訳ですが、CDトランスポートに外部クロック入力を装備したものはごく一部の高級機かスタジオ機器に限られている関係で音源側のクロックに手が出せないという理由でマスタークロック導入を躊躇されている方もかなりいらっしゃったと想像します。しかしです!このMC-3+USBの凄いところは何とOptical(光),AES/EBU(XLR),Coaxial(BNC-RCA変換プラグ付属)そしてUSB入力を持っており、入力機器のクロックをMUTEC独自の技術"1G(ギガ)クロックテクノロジー"により極めて高精度のクロックを再生成するという離れワザをやってのけました。つまり源流(入力機器)のクロックを外から同期するのではなく、一旦取り込んで極めて高精度なクロックに修正する機能を有しているのです。一時期電源波形の歪みをとる為に完全な50/60Hz(100V)を再生成するクリーン電源が出ていましたが考え方は同じです。従来のデジタル機器のクロックをこのような形でクリーニングできる機能は画期的といえます。

もちろん入力クロックの逓倍機能を有していますので、たとえばCDのデジタル出力からOptical,CoaxialあるいはAES/EBUで取り出した信号を1倍から最高512倍(!)まで上げて吐き出すことが可能。そして更にこのモデルが凄いのはDSD256(11.2MHz/1ビット)がダイレクトに入力できるところ。ハイレゾ音源でどんどんシェアを伸ばしているDSD音源を最高の音で聴く為の最終兵器といえるビッグな新製品です。ちなみにリクロック後のデジタル出力はCoaxial(同軸),Optical(光),AES/EBU(XLR)を装備していますので、一種のデジタル入力セレクターとしても大変有用ですね。
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以前からPC内部は"ノイズの嵐"と言われてきました。一部の特殊なサウンドカードを用いない限りPCクロックを洗浄することは出来ないと私も諦めていた一人な訳ですが、今回製品化されたMC-3+USBを通した音を聴けば(特にPCは)誰もが納得されると申し上げて差し支えないと思うほどの音質向上が認められます。特に音場再生能力においては"これが同じ音源か!?"と疑うほどの差異です。

今だから申し上げられることですが、昨年末時点でプロトタイプが出来上がっており、年明けには私の手元で試用を始めておりました。ただその段階ではマイナーな不具合やPCM音源/DSD音源の入力切替が手動でないと出来ない等の問題があり、輸入元を通じてMUTEC社に改善の申し入れを行っていたのです。その結果入力信号を自動判別する機能が追加され、その他の微調整も行われた結果、これなら誰にお奨めしても大丈夫!というところまで来ました。

以下Foobar2000における使用法(概略)を書いておきます。

・CORE:ver,1.3.13で動作確認済
・Super Audio CD Decorder:ver.0.9.6までのバージョンで動作確認済(ver.0.9.1推奨)
・DoPモードではDSD128まで再生(ネイティブ設定すればDSD256までOK)

改めて申し上げるまでもありませんが、MC-3+USBはマスタークロックというよりジェネレーター+リクロッカーですのでD/Aコンバーターが必ず要ります。また従来のSACDプレーヤーのデジタル出力はPCMオンリーですのでDSDダイレクト入力は無効となります(PCM出力時のリクロックは有効です)。
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この画像では分かり難いかもしれませんが、設定(preference)画面のPLAYBACK > OUTPUT > ASIO設定ならびにDEVICEの設定もMUTEC専用ドライバーを選択します。ASIO設定の画面ではDoPのチェックは外します。
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この設定が完了すれば11.2MHz再生時、Foobar2000の画面左下に麗々しくDSD256の文字が躍ることでしょう!
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私どもでは11月末~12月初めにかけて実機が入荷する予定です。是非お楽しみになさって下さい!



# by audiokaleidoscope | 2016-11-17 15:52 | オーディオ | Trackback | Comments(0)

(11/9)TU-8340SV受注状況とyoutube第四弾アップについて

おとといの夜アップしたTU-8340SV。
何となく予想はしていたのですが、いまのところご予約の80%がKT150仕様という結果に少し驚いているところです。通常は価格重視で真空管なしバージョンが先行するものですが、裏を返せば如何にKT150という球が多くの方の関心と注目を集めているかということなのだと思います。事前に数量を見込んで手当てしていた数を大きく超えてしまい、KT150は入荷待ちの状況になっておりますが、予約受付は続行させていただきアンプ本体の発送を先行、入荷次第KT150をお送りする形で対応させて頂こうと考えています。いまのところ本体確保数の50%強が予約で埋まっている状況ですのでリリース前に完売となる可能性もあります。お早目にご検討頂ければ幸いです。

ところで先ほどyoutube第四弾アップしました!
今回のお題は「現行ナンバーワン300Bはこれだ!」(2016/07/08オンエア)です。アンプはSV-P1616D(300B仕様)を使い、プッシュプル環境で現行300Bの総まくり比較試聴を展開しています。使用球は

①ELECTRO-HARMONIX 300B EH(Russia)
PSVANE 300B(China)
③Gold Lion PX300B(Russia)
Prime 300B ver.4(当社オリジナル)
⑤JJ 300B(スロバキア)
Prime 300B ver.5(当社オリジナル)
PSVANE WE300B

です。サテ結果は如何に?どうぞお楽しみに!!

(関連ブログ) http://tubeaudio.exblog.jp/25735245/





# by audiokaleidoscope | 2016-11-09 10:55 | オーディオ | Trackback | Comments(4)

(11/5)youtube第三弾アップ!現行人気球~WE300A(30年代)まで総まくり試聴!!

youtube第三弾アップ完了です。今回の音源は約1年前、2016/1/8にオンエアしたもので、非常に反響の大きかった回のもの。SV-S1616Dの多極管仕様と300B仕様をテストベンチとして

①China EL34(太管)
②英 Mullard EL34(ヴィンテージ)
③Golden Dragon KT88 Retro
④英 GEC KT88(ヴィンテージ)
⑤Tung Sol KT150(ダイオード仕様/独 テレフンケンGZ34仕様比較)
⑥PSVANE 300B
⑦WE300B(推定50年代)
⑧WE300B(推定40年代)
⑨WE300A(推定30年代)
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これだけの出力管の音を聴き較べる内容でした。特にWE300B(オールド)を実際聴けるチャンスということで、この放送を聴く為に受信契約をしたという方もおられたほど。今回も音源部分はカットされておりますが、雰囲気は十分に味わって頂けますので、是非お楽しみ頂ければ幸いです。

# by audiokaleidoscope | 2016-11-05 01:27 | オーディオ | Trackback | Comments(0)

(11/4)急告!”TU-8340SV”オープン・ザ・カーテン日時決まる!!

11月に入って皆さんからお問い合わせがグンと増えてきたTU-8340。今日現在メーカーからの正式リリースが出ていない状況ですが、私どもではいち早くデモ機をお借りすることが出来、その優れた内容についてレポートして参りました。また過日開催されました第22回真空管オーディオフェアにおいていち早くデモを敢行しその音色についても多くの方と共有することが出来ました。最も激戦区と言われる多極管プッシュプルゾーンですが、手配線で本格的なモノづくりを指向される方向きのSV-P1616D/多極管仕様と双璧ともいえる製作の簡便化を狙ったTU-8340。多くの方がこの両機に注目されていらっしゃると思います。

そして本日、メーカーから連絡が入り、メーカーリリースが11/7(月)のお昼までには出る予定であるとのこと。そして出荷は11/20前後の見込みであることも分かりました。

かねてより私どもではサンバレーバージョン”TU-8340SV”を出す予定でしたので、一気に詳細を詰め、内容および当社販売価格につきまして11/7(月)20時にホームページにて告知,予約受付を開始させて頂く予定です。ただ残念なことに今回サンバレーバージョンは僅か数十台しか確保することが出来ませんでしたので早期の完売も予想されるところです。お早めに内容,価格の確認をいただければ幸いです。

TU-8340SVは事前の皆さんからのリクエストにより①出力管なしバージョン②Gold Lion KT88バージョン③Tung Sol KT150バージョンを中心に検討しています。ぜひご期待下さい!


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# by audiokaleidoscope | 2016-11-04 12:07 | オーディオ | Trackback | Comments(0)

(11/2)エントリーモデル VS ハイエンドモデル

会社に一日いてまた東京にトンボ返り。今回の上京は12月放送分の”大放談”収録(2本録り)。一本目は”エントリーモデル VS ハイエンドモデル”。今までこの番組ではアンプを決めて真空管を挿し替えて音の違いを愉しむ…的な内容が多かったのですが、今回は球を固定してアンプを替える…それも最も身近な廉価帯アンプとハイエンドモデルで比較してみようじゃないかという企画。アンプそのものの音色(ねいろ)を深堀りしてみようという内容です。

まず300BシングルでSV-S1616DSV-91B。写真の球はPSVANE 300Bでその他Prime300Bver.4ver.5の三種類の300Bで2台のアンプを比較してみました。
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パターン2は多極管プッシュプル。目下沸騰中のSV-P1616DSV-8800SEが対決。球はGold Lion KT88Tung Sol KT120そしてKT150
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KT150の表現は見事という他ないものでした。まさにビーム管のキングです。そしてパターン3はSV-S1628D VS SV-284D。これも実に興味深い結果に。聴き惚れて写真を撮り損ねましたが、300Bやビーム管とはひと味もふた味も違うリリシズム溢れる音をオンエアで楽しんで頂けると思います。

合計7通りの球でエントリーモデルとハイエンドモデルを比較した今回でしたが、3パターンを通じて同じ傾向があることが確認出来た気がします。つまり”アンプのグレードがあがる=音の弾力としなやかさ(柔らかさ)が増す”ということ。今回のオンエアは真空管アンプ選びの大きな道標(みちしるべ)になる気がします。オンエアは12/9(金)22時からです。

2本目は”徹底試聴シリーズその1 SV-91B VS SV-284D”でした。最も人気のある300Bと845のトップモデルをじっくり腰を落ち着けて聴いてみようという内容です。
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この収録では球も替えず、ひたすら300Bと845の魅力を掘り下げてみようということで、ゲストTさんも私も日頃リファレンスにしている音源を持ってきて収録に臨みました。300Bの中低域の豊かな倍音と密度感、そして845の凛とした美しい音の在り様がはっきり理解頂けると思います。

そしてTさんの発案で急遽ブースターモードにもトライ。プリSV-300LB,パワーSV-91B,ブースターSV-284Dという最強の布陣で最後の30分をお楽しみ頂くことにしました。これは必聴のひと時になると思います。オンエアは12/23(金)22時からです。
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収録終わりのワンショット。いつもTさんには色々なアイディアを頂いて2016年の大放談も無事終わることが出来そうです。来年はどんな内容で行くか…今から考えてしっかり準備しなくてはいけませんね!これからもMUSIC BIRDは熱く燃えます!!



# by audiokaleidoscope | 2016-11-03 12:37 | オーディオ | Trackback | Comments(0)

(10/28)B&W802 vs SV-284D

今日はまず千葉のF邸に納品がてら耳の保養。今回導入されたSV-284D
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オールPSVANE WE仕様のSV-91Bと繋いでブースターオペレーションにするかSV-300LBと直結するか伺ったところ、まずは直結で音の違いを楽しみたいということでした。F邸にはSV-310も既に納めさせて頂いているので、SV-310+SV-91Bで中域の密度感と滑らかな倍音感を楽しんで頂き、SV-300LB+SV-284Dでクリアで広大な音場を満喫頂けるのではないかと思います。
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F邸はPCを中核としたハイレゾ再生が主。実はFさんの音の要になっているのはMS-3+と同期したSV-192PROだったりします。最近は更にハイレートのソースを扱えるDACも増えてきている中で”音でいえばやっぱりこれ”と仰って頂ける方が多く、仮に私どもで今後後継モデルが出たとしても192PROの販売は当面継続ということになりそうです。
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因みにこれがSV-300LBの内部。音の要(かなめ)、カップリングコンデンサーをJENSENにグレードアップ。たったこれだけで音の質感(倍音感,余韻,密度感等)が確実にランクアップする訳で、最近は特に完成品のオーダーで”JENSEN仕様で”というのが合言葉になってきました。

F邸を出て浅草橋のアコースティックラボさんへ。今回初めてこういう形でのタイアップイベントに参加させて頂くことになりましたが、不思議なご縁とい言いますか、私どものお客さまでアコースティックさんにオーディオルームの施工を依頼された方がいたり、MUSIC BIRDのパーソナリティ仲間のIさんからそのノウハウについての激賞コメントを聞いていたので、一度はしっかりお手合わせさせて頂けないかと思っていたのです。

今回はその予行演習という感じでアコースティックさんのセミナーで私どものアンプを使いたいとオファを頂き、且つ鳴らすスピーカーがB&Wの802/805と伺ったので一聴講生としてお邪魔させて頂いた訳です。正直知ってる人は誰もいないじゃないかと思っていたのですが会場入りすると旧知の顔もちらほら見えてひと安心。実は今回鳴らす相手が相手だけに事前にお貸ししたSV-284DをMONO(バランスドシングル)モードで鳴らせるように、車にもう一台284Dを載せていきましたが、音を聴いて部屋の空気がユサユサ揺れるような爆音でもステレオ(シングル)モードで十分なことを確認してセミナーに集中することが出来ました。

前出のIさんから”アコースィックさんは単なる防音屋じゃないんです。大きな音を閉じ込めるんじゃなくて小さな音で聴いた時の音の良さが最高に活かされるようなチューニングをするところなんですよ”と聞いていましたが、いわゆるオーディオ用の防音室と比較して明らかに残響が長めのチューニング。どうしてもこの手の仕事は引き算ベースになっていくのですがアコースティックさんのお仕事は本質的な”音楽を聴く楽しさ”をしっかり残したうえで必要な調音を行っておられるところにシンパシーを感じています。

以前こんなことがありました。或る演奏家が自分の部屋を完全防音して「よし!これで思う存分家で弾けるぞ”と思っていたのですが、部屋の残響が殆どゼロになってしまい、自分が弾いた音の”返り”が全く聴こえなくなってしまった…細かいニュアンス(情感)が何処かへ行ってしまって練習どころか変な癖がつきそうで、大金叩いて作った部屋を元通りに戻したよ」という話を伺ったことがあります。アコースティックのS社長も真空管アンプユーザー、ローレベルのニュアンスこそに魂が宿る音楽再生の要諦をしっかり理解されていらっしゃるのだと思います。
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セッティングはこんな感じ。B&Wのラージモニターの定番セッティングである、ツィーターの軸上をリスニングポイントの手前で交差させる手法はとらず、ほぼ正対の配置。やはりここでもDACはSV-192PRO(常設)で今回プリSV-300LB,パワーSV-284Dをレンタルさせて頂きました。

部屋づくりに関するセミナーの合間合間に楽曲を掛けるスタイルの2時間で、オーディオ試聴曲の定番曲の幾つかを聴かせて頂いて改めて802は真空管アンプにとって難敵でないことを確信。特にSV-284Dの低域の下支えによって重いウーハーが十分にグリップされていることを確認できたことは僥倖でした。
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19時から始まって2時間のセミナーはあっという間。中締め後にちょっとイタズラ気分でやってみたブースターモード。これが実は凄かったので少しレポートさせて頂きます。前置アンプはSV-91B。SV-284Dはシングル(ステレオ)モード。ブースターオペレーションにして音の出た瞬間、彫りの深さというかダイナミックレンジの広さというか音楽のスケール感が一変。増幅系のゲインが上がったことで、今まで拾い上げられていなかった情報が全て出る感じで、まさに下方(ローレベル)リニアな世界が現れた瞬間でした。

リスニングルームの防音もオーディオ装置のグレードアップも決して爆音の為にある訳ではありません。むしろ通常環境で私たちが知らず知らずのうちに聴き逃してしまっているニュアンスや情感や感動の為に部屋や装置といった”環境”を整備する必要があるんだな…そう感じたひと時でした。気がつけば予定を大幅にオーバーして終了は22:30。とても楽しいひと時でした。


# by audiokaleidoscope | 2016-10-29 00:24 | オーディオ | Trackback | Comments(0)

(10/27)youtube第二弾は”シングルVSプッシュプル、同じ球でもこんなに違う!”です

お待たせしました。youtube第二弾のアップ完了です!!今回は9/2オンエアの”シングルVSプッシュプル、同じ球でもこんなに違う!”の音源です。前回同様、演奏音源部分はカットされていますが、コメントを聴いて頂くだけでも十分その個性を掴んで頂くことが出来ると思います。事実前回のコメントを視聴下さった方からTung Sol 6L6GC STRKT150などの球のオーダーがバンバ入ってきていますので、番組の雰囲気は十分に伝わっているんだとホッとしているところです。

今回は主にシングルとプッシュプルでどう音色が変わり、どう響きが変わるかにフォーカスしており、”自分にはどちらが合うんだろう?”と思っていらっしゃる方にも参考になると思います。演奏部分をカットしても約一時間の長丁場ですが、是非最後までお聴きいただき、皆さんに参考になればこれほど嬉しいことはありません。
使用真空管
①Tung Sol 6L6GC STR
②Golden Dragon KT66
③Golden Dragon KT88
④Tung Sol KT120
⑤Prime300B ver.4

使用アンプ
SV-P1616D/多極管仕様
SV-S1616D/多極管仕様
SV-S1616D/300B仕様
SV-P1616D/300B仕様
# by audiokaleidoscope | 2016-10-27 15:33 | オーディオ | Trackback | Comments(0)

(10/26)今週金・土ちょっと面白いイベントが!

真空管アンプを使いたいけど”自分のスピーカーで果たしてちゃんと鳴るんだろうか?”と逡巡されていらっしゃる方も多いと思います。ちょっと年配で”オレはタマには詳しいんだ”という御仁に訊けば”そりゃ最低でも90dB,出来れば100dB近いのがいいよ”という話になるんでしょうが、現行スピーカーで90dB以上は少数派で且つサイズも相当大きなモノに限定されてきます。”やっぱり真空管アンプは無理か…”という方に一つのネタというか自分の耳で確認出来るチャンスがありますので、今日はそのお知らせです。

まずはこちらのリンクをご覧ください。

アコースティックオーディオフォーラム(10/28,29)


直前のお知らせで恐縮ですが、まず28日夜に台東区蔵前(浅草橋と申し上げた方が分かり易いかも)のアコースティックラボさんで今週入ったばかりのB&W 802D3をウチのアンプで鳴らしてみようじゃないか!!という恐ろしいイベントがあるのです。

B&Wといえば現代スピーカーの最右翼ともいえるものでレコーディングスタジオにおけるプレイバックモニターとしても家庭におけるハイエンドスピーカーの代表格として広く知られた存在。非常に空間表現力の高い、別の言い方をすれば極めて正確な位相整合によって三次元的パースペクティブを最もよく出すスピーカーとして高い評価を得ています。見かけ上(カタログ上)の能率は高いものの、位相を整合させるためネットワークに相当の物量を投入していることもあって並みのパワーアンプでは鳴らないと言われています。半導体アンプで鳴らしておられる方が大半ですが小型金庫並みの大出力アンプをあてがうのが所謂B&W流といえるかもしれません。
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このスナップは以前ラボさんにお邪魔した時のもの。この蔵前ショールームは大小5つのスペースがあり、ピアノレッスン室,レコーディングスタジオ,リスニングルーム等さまざまなニーズに合わせたモデルルームがあるのが素晴らしいところ。ちょっとしたオーディオイベントもここでなら十分に出来そうです。音も良いですから更に好都合ですね。

実は私どものアンプでB&Wを鳴らしておられる方は少なくありません。半導体ではどうしても音像的に前に出るパワフルな感じが得にくいところをSV-8800SEなどの多極管プッシュプルで中低域の厚みとグッと前に出るパワー感を得ようという方が少なくないのです。音楽の熱気感というかエネルギーを重視する場合の一つの選択肢として真空管アンプ+B&Wというソリューションもある訳です。しかし802D3は私も手合せは初!そして今回主催のアコースティックラボさんが選ばれたのがSV-300LB+SV-284Dの組み合わせと最初伺った時は私自身も”一体どんな音が!?”という気持ちでした。と同時に”この瞬間に立ち会いたい”という事になって急遽お邪魔させて頂くことになったのです。

元々翌29日の”レゾナンス”(千葉県市川市)へは伺う予定でした。前回のレゾナンスOFFは自作アンプのお披露目会的な雰囲気でとても楽しかったので、またお邪魔したいなあ、と常々思っていたのです。そしてこのレゾナンスの調音を担当されたのがアコースティックラボさん…というご縁もあって今回28日,29日と二日に亘りお世話になることに。28日は或る意味私もオーディオ屋の端くれとして興味津々(脂汗ダラダラ)ですが、29日はリラックスして良い音楽を心ゆくまで楽しみたいと思っています。

28日の会場へのアクセスはこちら。29日はお申込みいただいた方に個別にお知らせがあります。既に両日とも大半予約で埋まっているそうですが、まだ間に合うかもしれませんので、ご興味のある方は

担当:草階(くさかい)さん
kusakai@acoustic-designsys.com
FAX:03-5829-6035

までお早めにお申し込み頂ければと思います。両日とも私もおりますので参加される方と一緒に楽しいひと時をご一緒出来ればと思っています!


# by audiokaleidoscope | 2016-10-26 16:35 | オーディオ | Trackback | Comments(0)

(10/21)youtubeで”大放談”を試聴しませんか!?

前回のポストでチラッと書いたyoutubeでの情報発信がスタートしました。

まずは「真空管・オーディオ大放談!」オンデマンド。過去の放送分から特にリスナーさんの反響の大きかった回の内容を今後定期的にアップロードしていきます。記念すべき第一回は6/24オンエアの”現行ナンバーワン多極管はこれだ!”(使用アンプSV-P1616D)

配信はMUSIC BIRDの配信許諾のもと行わせて頂いており、知的所有権に抵触する音源についてはカットさせて頂いていますが、ゲストTさんとのやりとりを聴いて頂くだけでも、各真空管の特徴を掴んで頂くことは出来ると思います。さてTさんと私が選んだ現行ナンバーワン多極管は何か?きっと多くの方が興味を持たれるのではないでしょうか。答えはこちらに…。
当面は週イチペースでアップしていく予定で、このブログでも随時お知らせしてきます!!是非お楽しみ頂ければ幸いです。
# by audiokaleidoscope | 2016-10-21 14:30 | オーディオ | Trackback | Comments(2)

(10/18)ステージはオーディオルームからジャズ喫茶へ!

今日はまずお知らせから。3年半に亘って沢山の方に聴いて頂いてきました”ようこそ!オーディオルーム”、今月末で終了です。思い起こせば楽器別特集,ジャンル特集,レーベル特集,アーティスト特集,そして沢山のゲストの皆さん…いろんな方にサポート頂きました。本当に有難うございました!お陰さまで絶好調の”真空管・オーディオ大放談!”もこの番組での経験あればこそ。最終回の放送は今週の土曜22時~(再放送は来週同時刻)。今まで聴いたことがないという方も是非ネットで聴いて頂ければ嬉しいなあ、と。

そして11月からステージはオーディオルームからジャズ喫茶へ!新タイトルは”FMジャズ喫茶「Pitch」”です。ジャズ修行中の私、大橋慎が仮想ジャズ喫茶「ピッチ」を訪問し、マスターや常連客の皆さんにジャズの名盤を一緒に聴きながらジャズの楽しさ,奥深さを体験していくというストーリーの番組です。マスター役は”グッドベイト”店主神谷さん、常連客役は”6041のSさん”、そして私の三人でお届けしていきます。コテコテジャズトーク談義が炸裂する一時間に是非ご期待下さい!
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左からSさん、マスター、私。このメンバーでお送りしていきます!

もちろん音源はアナログレコード中心。”ようこそ”同様、真空管機器を使った放送となりますが新番組ではさらにマニアックに真空管パワーアンプの出力をダイレクトにミキサーに接続することで音源だけでなく音もジャズ喫茶そのものになりますので乞うご期待です。
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SV-S1616D/6L6GC仕様の出力を直でミキサーへ!フルアナログ,フル真空管の贅沢なひと時、まもなく始まるFMジャズ喫茶「Pitch」にご期待頂ければ幸いです。初回OAは11/5(土)22時です。

ところで今日会社へ来たら…届いていたMONOマガジン。
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10/16発売号の特集「憧れの英国モノ」のなかで”ブリティッシュサウンドの本質”を担当させて頂きました。イギリス製オーディオ(特にスピーカー)の魅力について書かせて頂いていますので、是非ともご一読頂ければ幸いです!

次回は超久々のyoutubeアップロードのお知らせが出来る…かな?どうぞお楽しみに!



# by audiokaleidoscope | 2016-10-18 21:41 | オーディオ | Trackback | Comments(2)

(10/11)真空管オーディオフェア無事終了です!

第22回真空管オーディオフェア無事終了しました。今回もとても楽しい2日間でした!
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いつもと変わらない風景ですが、今回はデモのやり方を大きく変えました。従来は各アンプの個性を最も良く伝える曲をセレクトし、その音質的特徴と音源の持ち味を重ねてデモすることが多かったのですが、今回は”大放談”方式と名付け、同じ曲,同じスピーカー,同じ音量で聴き較べることにより、アンプ(真空管)によってこんなに音が変わるんだ!ということをもっと直截的にお伝え出来ればと思ったのです。
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私どものブースは常にこんな感じでした。初日午前中が雨で祟られた関係で全体的には昨年よりも少ないのかな…と心配しましたが、来場者の皆さんの熱気で雨もお昼過ぎには止みました。

今回フェアにお越し下さったTさんからはメールで

今回、ヒアリング方式を従来のパターンから変更した点、大変良かったですね。
・機種の違い、
・出力管の球の違い
・回路方式の違い等々から
自分の好みに適したアンプは「これだ」という選択条件提供が従来より一層明確に行えたのではないでしょうか。
更に休憩時間を設けた点も大成功だと思います。

1616シリーズの集大成モデル「SV-1628D」は211の音質に感銘。デモ終了後、早速その場で注文しました。元々211の音質が好きで、35年前、三栄無線製のキットを組立、維持してはいるのですが電解コン不良、交換メンテを考えていたところでした。最近、サンバレーアンプの製品群は真空管アンプマニアの購買意欲を更に増す様なものが多くなり、今後も期待しているところです。

というメッセージも頂戴し、ホッとしているところです。また従来やっていなかった同一機種内でのリアルタイム真空管差し替え試聴にもトライ。例えばSV-P1616D/多極管仕様におけるEL34とKT88の大きな差、SV-1628Dにおける845と211が全く異なる音を聴かせる事実を居ながらにして確認頂けたのもMUSIC BIRDの収録を通じて学んだことの一つです。
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左が845,右が211.外見的には見分けがつかない両者ですが、高域が煌びやかで輝かしい音を聴かせる845に対して中域的で円やかな表現、言い換えればより三極管的な211の比較は多くの方にとって”耳に鱗”的な経験だったのではないでしょうか。特にGE VT-4C(1942)の音は本当に素晴らしかった。今後もこの差替えデモは是非続けていきたいと思った次第です。
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あとTさんのメールにも書いてあったインターバル。今までの私のデモはかなり長時間で且つ連続。お話したいこと、聴いて頂きたい音が余りに多くてお客さんはモノは十分に見られない、ホントは質問がいっぱいあったのに、それも無理…的な感覚があったようで、それを改善する為に今回は1テーマ1時間。最低でも20分の交流&質問タイムを設けて、皆さんとの双方向性を重視しました。これも良かったようでデモ後のインターバルは毎回こんな感じでした。さっきの曲はナニ?ハイレゾを良い音で鳴らす為の環境設定は?SV-○○でこんなタマを使いたいんだけど音はどう?…みたいな方と沢山交流出来たのは僥倖でした。
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これはSV-S1616Dのダイオードモジュールが5AR4とリプレイス出来る説明をしてるところだと思います。つい端折ってしまいがちな事ですが、こういう事の積み重ねで音がどんどん変わっていく、育っていくところが真空管アンプの醍醐味であり、それらの情報を一人でも多くの方とシェアすることの大切さに改めて気づきました。
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あとこれも新企画。”モノづくり相談コーナー”を設け、実際皆さんの目の前で手配線アンプの組立を実演。多くの方が興味深げに眺めながら、今ご自身が作っていらっしゃるアンプに関する質問などにお応え出来たと思います。Yさんの”半田付道場ビデオ”も大活躍でした。

その1~その5まであります!

その他、今回の目玉の一つが皆さんが大きな関心を寄せられたSV-P1616D/多極管仕様とTU-8340の対決でした。まだメーカーからも正式発表前の段階で音が聴けるなんてことは普通ではあり得ないこと。これも長きにに亘るエレキットと私どもの友好関係と先方のご厚意の賜物です。
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同じ多極管プッシュプル,同じUL接続。違うのはP1616Dが自己バイアスでTU-8340が固定バイアス(但し自動調整)というのとP1616Dが手配線でTU-8340が基板というモノづくりの考え方の違いでしょうか。今回TU-8340がKT88で素晴らしいパフォーマンスを聴かせてくれたので私どもとしてはサンバレーバージョン”TU-8340SV"を企画して標準球をKT88にする等の検討をしていきたいと思っています。発売は11月末を予定されているそうで、デビューが楽しみですね!
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あとは旗艦モデルのデモも大変好評でした。特にSV-396EQ+SV-300LB+SV-284Dの解像度の高いハイディフィニッションな音像とSV-310EQ+SV-310+SV-91Bの豊潤な中低域の余韻と包まれるような音場の対比は真空管アンプファンの夢の具現化の例示であったかもしれません。加えて言えばSV-8800SE。今回はKT120バージョンで聴いて頂きましたが、多極管プッシュプルでこれだけ中低域の密度感を聴けることを改めて確認頂くことが出来ました。
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そして今回のお楽しみタイムは四家さんのミニコンサートです。まずは私も音質面でサポートさせて頂いた四家さんの新譜”犬とたまねぎ”のご紹介。四家さんが首にかけているのは”犬たまタオル”です(笑)。

いよいよ演奏。今回は1700年代のヴィンテージチェロと現行のカーボンチェロの音の違いも披露して頂きました。バッハ/無伴奏,カザルス/鳥の歌に加え新譜から”真空管のなかの宇宙”と”盧舎那之泉”のソロバージョンを演奏。皆さん目を閉じて気持ち良さ気に聴いて下さいました。
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最後にお礼です。今回も沢山の差し入れや陣中見舞いを頂戴いたしました。直接ご挨拶を申し上げられなかった方々にはこの場をお借りして心より御礼申し上げます。また姿をお見かけしながらお話が出来なかった方も沢山いて少々残念でしたが、次回単独試聴会を来年2月に同じ場所で行わせて頂く予定ですので、是非その時ゆっくりやりましょう!

…そんな訳で今回は大きなトラブルなく(タマの差し替えの時に私が火傷した程度で)、無事真空管オーディオフェア出展を終えられましたことを報告申し上げます。どうも有難うございました!


# by audiokaleidoscope | 2016-10-11 15:40 | オーディオ | Trackback | Comments(8)

(10/8_2)セッティング進行中!

搬入日。まだまだ途中ですが、今日は切り上げてきたところです。途中経過ですが、今日の感じをレポートします。
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こんな感じで音の確認中。機器や球の組み合わせで何をどう聴いて頂こうか思案中です。やはり現場でないと見えてこないことがある…・

今日な会場入りする前に川崎のGさん宅へ。先日お納めしたアンプのご機嫌伺いに。
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MUSIC BIRDチューナーやDSD用のDAC,SV-192PRO,SV-192A/D,SV-353 などが元気に活躍しています。
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そして仲間入りりたばかりのSV-91B(PSVANE WE仕様)。最近91Bはこのパターンが最も多いのです。
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そしてReferenc35も。Gさんのシステムは極めて解像度の高さと非常に豊かな量感が両立しているのに頑張り過ぎている感じが全くない。伸びやかなのに鏡のような正確さも併せ持っている。…そんな感じ。シャープなトランジェントと広々とした音場が同居している音。素晴らしかったです。

Gさん宅を出て都内へ。小石川のYさん宅へ。Yさん宅は築100年。明治時代にこんなハイカラな洋館があったことが新鮮な驚きでした。家具に施された繊細な細工や、そこかしこの扉に施されたステンドグラス…もうじき文化財指定される予定というこのお屋敷の一階客室を私どものリスニングルームとして使ってみませんか?という有難いお話でした。
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Yさん宅は三代続く学者さんの家系。玄関に家紋の入ったステンドグラス。首都東京とはいえ一世紀前にこんな暮らしがあったなんて、田舎育ちの自分には全くリアリティがありません。
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風格と伝統に満ちた階段。500坪の広大な敷地に建つ邸宅です。
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書斎の奥に客間が見えます。ここに真空管アンプが静かに並んでいたらさぞ素敵でしょうね。

Yさん宅を失礼して会場へ。勝手知ったる損保会館3階。トラック一杯の機材を下ろしてセッティングが始まりました。
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スピーカーは6月の試聴会の配置を踏襲。でも毎回同じようにセッティングしているのに毎回音が違います。今回はスピーカー後ろの吸音カーテンの立て方を変えたので特に変化が大きく感じています。
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アンプがずらっと!今回一番手前にエレキットTU-8340が仲間入りしています。
とりあえず並べただけで、余計なモノも結構写っていますが…。
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SV-S1628Dは211用と845用の2台を用意。こうやって聴き較べてみても真空管でかなり表現が異なることに気づきます。
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SV-S1616Dの多極管仕様300B仕様です。ぎゅうぎゅうに入れば100人近い方が入れる私どものブースでも十分な音量を聴かせています。
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SV-P1616Dの多極管仕様300B仕様。これも今回の台風の目の一つでしょう。会場ではアナログ音源とのマッチングが抜群でした。
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SV-284Dは今回3台用意しました。
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入力系はこんな感じ。クリアで飛びの良いSV-396EQと豊潤なSV-310EQの聴き較べは要チェックです。
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ブースにはMUSIC BIRDのフラッグが立てられています。インターバル時間には放送音源を聴いて頂こうと思っています。
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スペシャルキャンペーンの紹介コーナー。10月から新しく48k/24bit放送も始まっています!
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そして物販(真空管)コーナー。
いつも以上に良い球が揃いました。ぜひ手に取ってご覧ください!

…という訳で、明日の朝早くから最終の追込みに入ります。お天気が少々心配ですが出展者も皆がんばっています。皆さんのご来場を一同心よりお待ち申し上げております!!




# by audiokaleidoscope | 2016-10-08 23:32 | オーディオ | Trackback | Comments(0)

(10/8)卯大さんレコ発ミニコンサート曲目

自分の中でのフェア準備もほぼ終了。明日の午後から搬入で夜のサウンドチェックを経て明後日の朝から本番。仕事には違いないけれど、何か一つのものを創りあげる過程というのは本当に楽しくて毎回ワクワクします。どんなに準備しても100点ということはないですが、たった一つの気づきによって何かが変わっていくのは本当にスリリングです。

今日は10日(祝)14:30(頃)~の四家さんのレコ発記念ミニコンサートの曲目が決まりましたのでお知らせ致します。四家さんと知り合ったのは随分前。過去の記録を紐解くと2009年11月の某アーティストのツアーで名古屋ガイシホールのRHの時であることが分かりました。それから番組のゲストにお越し頂いたり、四家さんが出演されているライブにお邪魔させて頂いたりとお付き合いが拡がっていくなかで、一緒に音源作ってみませんか?…という話になったのが10/10発売”犬とたまねぎ”に繋がっていきました。

レコーディングは6月。その時のポストはこちら。私はミキサーの出力をSV-192A/Dで192k/24bitに変換する担当。エンジニアKさんには可能な限りノーコンプ,ノーEQ,ノーディレイでやって欲しいことだけ伝え、あとは音に集中しました。四家さんにとってはきっと大変なことだったと思います。とにかく素のままで、お化粧なしで録ろうという事でしたから。

その新譜が出るのがちょうどフェア当日ということで、今回の先着プレゼント(両日とも50名さま)もこのCDに決定(整理券のDLが必要ですのでお忘れなく)。私のフェアでのプレゼンテーションではマスター音源(192k/24bit)で行う予定です。ぜひお楽しみに!ミニコンサートの演目ですが

・バッハの無伴奏チェロ組曲より
・インドのとらがり
・真空管の中の宇宙(最新作「犬とたまねぎ」より)
・盧舎那之泉(最新作「犬とたまねぎ」より)

ということになりそうです(演目は予告なく変更されることがあります)。お話も楽しい四家さんですから、きっとレコーディング時のあれやこれやも交えた楽しいトークショー的な内容になるものと思います。ミニコンサート自体は無料ですが、当日のフェア入場時に受付で500円必要ですので、少し早めに入って頂いて3階へお越し頂ければと思います。
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これは昨年のフェアの時のスナップですね。この時は確かバッハ/無伴奏とカザルス/鳥の歌じゃなかったかと。今回もナマのチェロの胴鳴りを大いに楽しみましょう。明日は会場の様子をレポート出来ると思います。ではまた明日!!



# by audiokaleidoscope | 2016-10-08 02:41 | オーディオ | Trackback | Comments(0)

(10/7)フェア真空管即売リスト

毎年フェア来場いただく皆さんの楽しみは各社のデモを聴いたり新製品を見たり…というだけでなく、折角来たんだから何か自分にご褒美でも!的なお買い物も重要なポイントの一つ。私どもでは毎年NOS(ヴィンテージ)チューブや定番的に扱っていない真空管の即売を2日間行っております。今回も通常(市場)価格よりもお値打ちに厳選した真空管をご用意しております。Telefunken,Mullard,RCAなど皆さんが今お使いのアンプのグレードアップに最適な球を数量限定でご用意しておりますので、是非ご利用頂ければ幸いです。

真空管即売リスト



# by audiokaleidoscope | 2016-10-07 10:39 | オーディオ | Trackback | Comments(0)

(10/6)フェアデモ曲と真空管差し替えリスト

毎回のことながら準備はギリギリ。というかギリギリまで”ああしよう、こうしよう”と四苦八苦している私。やっと今日選曲リストと機種別の真空管差し替えリストが出来ました。

選曲リスト
機種別真空管差し替えプラン


今も流れの確認中です。
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今年はデモのやり方を変える予定です。”大放談”方式でリファレンス曲を決めて、同じ曲で別の球/別のアンプを一層リアルに比較試聴しようじゃないか!という考え方なのです。基本的にスピーカーもゲインも揃えて聴いて頂こうと思っていますので、例年以上に皆さんが自分好みの音を見つけ易いといいなあ、と。

もう一点、昨年はまる二日、朝から夕方までずっと私がデモをぶっ続けでやったこともあり、”もっと現物を見たかった”、”いろいろ訊きたいことがあったが質問のタイミングがなかった”というご意見もありました。そこで今回は集中デモは一日一回。あとは機種別デモにして、更にデモ後に30分のインターバルを設けています。もちろん私の休憩のためではありません。いわば皆さんとの”交流タイム”。様々な疑問や個別の質問に出来るだけお応え出来ればと思っています。

更にいえば、今回は”技術相談コーナー”も作りました。会場ではYさんが以前作って下さった”ハンダ付道場ビデオ”を流しながら、当社の技術スタッフが実際にハンダゴテを握ってアンプの組立を行う工程もお見せ出来ればと思っています。モノづくりと音、その両面から真空管アンプの楽しさと魅力の一端を共有出来れば幸いです。あと残っているのは会場真空管即売リスト。これも明日にはアップ出来ると思いますので、今しばらくのご猶予を!

今回残念だったのがアナログプレーヤーの新作がフェアに間に合わなかったこと。6月の試聴会でお見せしたゼロ次試作を更にブラッシュアップすべく、文字通り再度ゼロからスタートを切り直したこともあったのですが、何よりもこのタイミングで中途半端なモノをお見せすべきではないという判断もあり、今回は涙をのみました。たくさんの方が大きな期待を寄せて下さっていることは誰よりも分かっているからこそ、もう少し時間を頂いて皆さんがビックリするようなプレーヤーをお目にかけたいと思っています。どうぞ宜しくお願いします!

ではあともう少し…頑張っていきましょう!



# by audiokaleidoscope | 2016-10-07 03:02 | オーディオ | Trackback | Comments(0)

(10/4)TU-8340 vs SV-P1616D/多極管仕様 (序章)

まだ一般の皆さんには告知前ゆえ密かに弄っていたのがこのアンプ。メーカー担当M氏から情報解禁のお触れが出たのでまずは第一報を…。写真(右)がエレキットの新製品”TU-8340”です。今週末の真空管オーディオフェアで我がSV-P1616D/多極管仕様と公開比較試聴をする予定なのですが、形式的には同じ多極管プッシュプルパワーアンプでありながら回路設計の考え方やキットとしてのモノづくりの在り様は大きく異なっています。両機は色んな意味でこれから比較されていく存在になるでしょう。
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サイズはTU-8340の方が少し大きめ。トランスカバーが一体化されています。サンプルには12AT7,EL34ともにJJが付属していました。量産でもこの組み合わせになるようです。
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これがシャーシ上側を外したところ。私どものアンプは昔ながらの機構設計になっていて、いわゆる”弁当箱シャーシ”の内側にパーツを取り付けワイヤリングするのですが、TU-8340は底板にスタッドを立てて基板やトランス類をマウントするところが独特です。大きな一枚基板が目を引きますね。
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対してこれがSV-P1616Dの外観とシャーシ内部。半世紀以上前から何も変わらないハンドワイヤリングが”サンバレー流”と言えるでしょうか。同じ真空管パワーアンプでも随分違うものだと改めて思います。

違うのはこれだけではありません。TU-8340は固定バイアスでありながらバイアス調整が不要(半自動)というところが斬新です。テスターも要らない固定バイアスアンプというのは画期的。対してP1616Dは自己バイアスですので、使う出力管の内部抵抗の違いによってプレート電流等の動作条件が異なることを利用して其々の真空管の音の違いを味わって欲しいというアンプですが、TU-8340はある種の定電流アンプといえるのかもしれません。当然のことながら音も違う訳で、結果はフェアのデモで皆さんの耳によって判断頂くことにしたいと思います。

以下にTU-8340の特徴と仕様を分かる範囲でお知らせしておきます。

■ ボタンを押すだけの簡単設定 半自動バイアス調整システム搭載

真空管のバイアス方式は大きく分けて「固定バイアス式」と「自己バイアス式」があります。AB級プッシュプルアンプにおいては「固定バイアス式」の方が効率が良く、また特性が異なる真空管にも対応できるというメリットがあります。しかし、通常であれば真空管1本1本に対してメーターを見ながら手動で調整する必要があり、大変面倒です。また調整に失敗したり手間取ると、出力管にダメージを与えたり出力トランスを磁化させてしまう、などのリスクも伴います。そこで、弊社では固定バイアス方式でありながら調整をワンタッチで行うことができる、革新的な「半自動バイアス調整システム」を開発してTU-8340に搭載しました。バイアス調整を行う重要なブロックは多くの部品によって構成されるため完成済のモジュールとし、組み立てを容易にしています。
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■半自動バイアス調整システムと余裕の電源トランスで他の出力管に交換可能

バイアス調整が簡単な「半自動バイアス調整システム」によりデフォルトのEL34系(6CA7, KT77等)以外にも6L6GC系(5881, KT66等)やKT88系(6551, KT90等)の出力管との交換使用も可能です。 それに加え、電源トランスの容量にも余裕を持たせ、KT88系の中でも近年人気が高いKT120やKT150などヒーター電流が大きな真空管も使用可能、真空管による音色の違いをお楽しみいただけます。
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■ 2種類の接続方式に切り替え可能

本機は基本的にUL(ウルトラリニア)結線ですが、ワンタッチで三極管結線(三結)に切り換えできるモードスイッチ付きです。三結では最大出力はULより大幅に小さくはなりますが、三極管ファンにうれしい機能です。(モードスイッチの切り換えは電源OFF時に行うことが基本のため、不用意に切り換わらないように背面にあります。)
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■ 大型コンデンサにも対応の余裕のスペース

アンプ回路の中で音質に大きな影響があるカップリングコンデンサをお好みのものに交換ができるように十分なスペースを確保しています。 最大57mm×φ31mmの筒型までOK。
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■ 仕様

●付属真空管 : EL34×4本、12AT7×4本
●定格出力  : EL34:45W+45W(UL), 24W+24W(三結)
         6L6GC:32W+32W(UL), 18W+18W(三結)
         KT88:42W+42W(UL), 24W+24W(三結)
         KT150:50W+50W(UL), 28W+28W(三結)
●入力端子  : LINE × 1
●出力端子  : スピーカ出力端子(4~6.3Ω、8~16Ω)
         金メッキネジ式ターミナル (バナナプラグ使用可)      
●本体寸法  : W450×H200×D336mm(突起部を含む)
●本体重量  : 約17kg (カバー含む。電源コード含まず)

私どもとしては”TU-8340SV”(別注モデル)の販売を予定しています。デフォルトのEL34に替えて別の出力管を用意するか、はたまたカップリングコンデンサをグレードアップするか?…最終的には音を聴きこんでから決めたいと思っています。大放談でも一騎打ちをやってみたくなりますね(笑)。ともあれ素晴らしいライバルの登場を心から歓迎したいと思います。



# by audiokaleidoscope | 2016-10-04 19:56 | オーディオ | Trackback | Comments(2)

(9/29_2)845/300Bフラッグシップモデルを聴く

収録2本目はスペシャルゲストを迎えて。ギタリスト/作曲家の小馬崎達也さんとTさんの3人で番組を進めました。小馬崎さんは世界中を旅しながら演奏活動をされている方で、その過程で”世界は一つ”ということに気づき”パンゲア”というユニットでも活動されています。演奏家としてだけでなく、オーディオマニアとしても知られる存在で仲間のメーカーに訊くと”知ってる知ってる!”という答えが返ってくるほどのマニアでもあります。

今回はご自身のレコーディングスタジオのプレイバックシステムとしても使われている845の旗艦モデル、SV-284Dと対になるプリアンプSV-300LBを前半に聴いて頂きました。
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845のクリアでハイコントラストな音に300Bで潤いと密度感を与える極めてゴージャスなセットアップです。前々回の収録でブースターアンプとしての284Dの魅力は十二分にお伝え出来ましたので今回は通常のパワーアンプとしてSV-300LBと直結してみました。

今回のリファレンス曲は小馬崎さんのギターをチョイス。標準球の組み合わせでも十分過ぎるほどのエア(空気感)が現れてオーディオの行き着くところはデータ(特性)ではなく表現力であることを改めて一同認識しました。そしてこの組み合わせで更なる高みを目指そうということで登場したのが…
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プリにWE300B(デートコード0613)と
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パワーにTさんのRCA845。この組み合わせにチェンジして同じ曲を聴いたあと小馬崎さんが仰ったひと言、”余韻の揺らぎが美しい”が全てを言い尽くしていたかもしれません。この違いはOAを聴けば必ず分かります。是非ご自身の耳でも評価してみて下さい。

そして続いて登場は、もう一方の雄、300Bの旗艦システムSV-310+SV-91Bです。同じ直熱三極管でありながら845の透明感はひと味もふた味も違う300B。その300Bの持ち味を最も美しく聴かせてくれるのがこの組わせ。
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より寛いだ響きの良さが魅力であることは既に皆さんはよくご存じの筈。果たして一曲目のリファレンスソースからその違いは如実に現れました。小馬崎さんも”静けさにビックリしました”とのこと。静寂の美しさという点では300Bの右に出るものはないでしょう。その良さは標準球の組み合わせでも遺憾なく発揮されました。300Bシングル=非力というイメージをお持ちの方もおられるかもしれませんが、91Bに関してはMLF(Multi-Loop Feedback)によってダンピング(制動力)を極めて高い音をお楽しみいただけます。Tさんも自宅のオートグラフをこのアンプで鳴らすことも多いと仰っていました。

そしてスペシャルチューブが登場。
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最も良い音の為に持ってきたのがWE310B(メッシュ)とWE274B刻印。そしてこの番組で取り上げて音を聴いて頂くようになってから爆発的に出荷量が増えたPSVANE WE300B+PSVANE WE274B のコンビです。
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この組み合わせから聴こえてきた音。それは音がスピーカーから出ているというよりスタジオ全体が音の揺らぎのなかに居るようなイリュージョン。小馬崎さんは”音が出た瞬間のエネルギー感が凄いですね!”と仰っていました。ちょうど前日この91Bと同じオールPSVANE WEバージョンを納めさせて頂いたGさん(MUSIC BIRDリスナー)から頂いたメールをご紹介させて頂きましたので、ここにも併記させて頂きます。

夜遅く帰宅後初めて電源を入れました。何という変わり振り! 長いこと今までので十分と思っていましたが、それを凌駕する音場空間の出現に思わず息をのみました。全体にエネルギー感が増し、音の一粒一粒が際立ち、300Bの倍音が一段と顕著になりました(PSVANE WE効果!?)。低域の深々とした沈み込み、中域の艶と張り出し、
高域の繊細な煌びやかさ、どれもこれももっと早く体験すべきだったと思い知りました。各楽器の定位の鮮明さ、奥行き感の増大と相まって、さすが長いことSUNVALLEYの旗艦アンプであり続けるわけがよく理解できました。

良い機会を与えて頂いたことに心から感謝します。末長く愛聴するつもりです。

Gさん!メッセージ有難うございました。11/25(金)のOAをお楽しみになさって下さいね。そして、最後はお楽しみのナマ演奏タイム!
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小馬崎さんと一緒に活動している仲林利恵さんにご登場願い、素晴らしい演奏をご披露下さいました。2本の楽器から広大な宇宙を感じるような素敵な数分間。音楽は本当に素晴らしい!…心からそう感じました。
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恒例の記念撮影。今回もとても楽しい収録でした。次回も頑張ります!!



# by audiokaleidoscope | 2016-10-01 14:30 | オーディオ | Trackback | Comments(0)

(9/29_1)211/845の比較試聴!WE284Dが降臨!!

今回のは11月放送分の二回録り。まずは11/11(金)OAの”オーディオ用出力管のキング、211/845を比較試聴してみよう!”というテーマでの2時間番組です。真空管ファンなら誰もが一度は憧れる1kV/100mAの巨人、211と845を新旧交えて一気に総まくり試聴してしまおうという贅沢な企画です。
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テストベンチは近日登場のです。先ずは現行845と211(China)が登場。845の輝かしくハイコントラストで空間の大きな表現と211の中域的で厚みのある表現の違いをまず把握したうえで、それぞれのタマの持ち味を把握します。そしてイキナリの…
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GE 211/VT-4C(USA)。1942年6月のタイムスタンプ入り米軍通信局仕様の完全新品。今回の為に倉庫から大事に持ってきました。
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プレートのサポート形状が独特です。思った以上にクリアで情報量の多い音。
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続いてTさんのRCA211。
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これがRCA211の近接ショット。やはり211の方が845よりも温度感の高い表現。いわゆる三極管サウンドに近いのは211の方です。裏返せば845の音が抜きん出た個性を持った音ということも出来ますが…。続いて登場はセミヴィンテージクラスの845が二種類。昨年突然製造が打ち切られて衝撃が走ったGolden Dragonのスペシャル845”845 Preimum Metal”です。
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通常211/845はカーボングラファイトのプレートですが、これはニッケルプレートで音が他の845とはかなり違います。どこまでも抜ける高域と極めて輝度の高いフィラメントの輝きが今でも羨望の的です。もし見つけたら迷わずゲット!の逸品といえましょう。
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続いて”最後のUSA真空管”と呼ばれるCetron(セトロン)845。これも最近まで製造されていたのですが、昨年最後のロットが入荷して遂にディスコンとなってしまいました。845系ではかなりニュートラルな音でジャンルを選ばない表現は人気です。値段は高いがいい味です!というひと品。
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続いて登場はTさんのRCA845。実質的に845の最高峰といえるでしょう。これは60年代か70年代のロットと思われますが、極めて繊細で聴感上のダイナミックレンジの広さに一同ただひれ伏すのみでした。

そして最後に登場したのは!!
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歴史的遺産と言っても良いWE284D。WE出力管の中でもレア中のレア!名前は知っていても現物を拝むことはほぼあり得ない。まして音を聴ける確率は天文学的といえるウルトラヴィンテージです。これはMさんのご厚意でお借りすることが出来ました。参考記事は
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これがWE284Dに灯が入ったところ。万一移動中に何かあっても代替え品が入手できる可能性はゼロ。メタルプレートの上下から神々しい光が漏れ出て音を出す瞬間、思わずホッとしました(笑)。音の素晴らしさは言わずもがな。是非OAで皆さんも感動のひと時をお過ごし頂ければ幸いです。



# by audiokaleidoscope | 2016-09-30 17:44 | オーディオ | Trackback | Comments(0)

(9/24)”真空管オーディオフェア”出展概要

10/9(土)~10(祝)に迫ってきた”第22回真空管オーディオフェア”への私どもの出展内容を発表しました。現在色々とネタを考えているところですが、一つの目玉はこのアンプになりそうです。
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久々の手配線メインの送信管シングル、それも211/845コンパチです。ここ数年で最大のヒットとなりました”1616シリーズ”の最終モデルとして設計開発を行いました。恐らく世界中でも類例のない送信管アンプキットの灯を消してはならないという強い想いのもとリリースするニューモデルです。まだ試評価中段階で現状では仮仕様なりますが、ざっと紹介しますと

SV-S1628D(キットのみ:日本製)
形式:845/211シングルパワーアンプ
入力:ライン1系統 ボリウム付き
配線仕様:手配線(電源部は基板)
SPインピーダンス:4/8/16Ωから製作時に1系統選択
使用真空管:845または211×2 12AU7×2 12BH7A×2 ※真空管別売
定格出力: 845:16W+16W以上, 211:7.5W+7.5W以上 (8Ω,THD:10%) 
周波数特性:15Hz~60kHz(1W/8Ω/-3dB)
ゲイン:845: 23dB, 211:26dB(8Ω)
サイズmm(突起部含む):W410×D275×H240
ボンネット:なし

予価129,000円(税別:真空管別売)

というところ。90年代終盤以降、一貫して送信管の狼煙(のろし)を上げてきた私どもが”価格よし、作って楽し、聴いてよし”の王道を目指しました。価格を抑えながらもトランス類を中心としたキーパーツにはしっかりと物量を投入したMADE IN JAPANモデルです。フェアではこのモデル専用のデモタイムを設け、しっかり聴いて頂く予定です。

なお今回の先着粗品は四家卯大さんの新譜”犬とたまねぎ”で決まりました(両日とも先着50名さま)。整理券のダウンロードはこちらから!もちろん四家さんのミニコンサートも行います(10日 14:30~15:00予定)。

…そんな訳で今回もサンバレーブースは熱く燃えます!今回も沢山の方と交流できるのを楽しみにしています!!

# by audiokaleidoscope | 2016-09-24 09:40 | オーディオ | Trackback | Comments(0)

(9/11~12)チェリストとヴォーカリストが選ぶナンバーワン真空管

今回の上京は弾丸一泊二日。まずはKさん宅へ納品からスタート。
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SV-91B(オールPSVANE/WE仕様)。最近91BはPSVANE指定がずいぶん多くなってきました。音のイメージとしてはノーコンプの音源に近い感じ。音の粒立ちが細やかでピークでも頭をぶつけないヘッドルームの高さが最大の魅力です。本家ウエスタン300Bが復刻(1997以降)で20万オーバー。オリジナル(1988以前)で軒並み30万オーバーという状況の中で現実的選択としてPSVANE/WEに需要が集中するのは或る意味当然なのかもしれません。

続いてはHさん宅。前回お邪魔してから約一ヶ月。今回は出力管をKT120→KT150に変更して且つプレート電圧を上げる”裏コマンド”発動が目的です。KT120のソリッドでハイコントラストな表現を一層スケールアップして中低域の量感を増すにはKT150がぴったり。短期間でビーム管の四番打者になりました。
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これが裏コマンド作業中のスナップ。SV-128Bは基本KT88/6550/KT120/KT150コンパチの固定バイアス(推奨バイアス電圧0.65V)でありますが、KT120/KT150専用のハイオペレーションモードが用意されています。出力管のプレート電圧が上がり、更に骨太でドライブ力がアップ。
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バイアス電圧の最終調整中。B&W805からフロアスピーカーのようなスケール感が出てHさんもご満悦でした。

二日目はMUSIC BIRD”大橋慎の真空管・オーディオ大放談”の収録。今回は2本録りでいずれもスペシャルゲストをお迎えして楽しい収録になりました。一本目はチェリスト四家卯大(しか・うだい)さん。
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テーマは”チェリストが選ぶナンバーワン出力管はこれだ!”。様々な出力管で四家さんの新譜「犬とたまねぎ」(10/10)発売をリファレンスソースとして使用し、最もチェロが良い音で歌う出力管とアンプの組み合わせを見つけていこうという企画です。使用アンプは

SV-S1616D/KT66,KT150
JB-320LM/2A3,300B
SV-P1616D/KT88,KT120
SV-2300LM/2A3,300B

の8パターン。いつものようにアンプの出力端子とミキサーを直結する方法でオンエアで比較試聴できるというゴキゲンな企画です。ソースは6月にレコーディングしてから三ヶ月、やっと出来上がったCDです。
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音の面からお手伝いをさせて頂いたこの作品。私のミッションはコンプ,EQ,ディレイは基本的に排除して、出来るだけ”生のチェロの音”をパッケージすること。その点では今までのチェロのアルバムとは少し音の景色が異なって聴こえるかもしれません。そして最も音が変化するA/Dプロセスにおいて真空管を使って音の質感を損なわないこと。となれば登場するのは当然SV-192A/Dを他においてありません。このCD、発売日は10/10。真空管オーディオフェア会場でレコ発記念のミニコンサートも予定しています。

チェロといえば直熱管。チェロといえば300B…というほど定着した組合せで、収録前は私も内心”きっと四家さんは300Bを選ぶんじゃないかな…お使いのアンプもJB-320LM/300Bだし”と思っていたのです。しかし!です。計8通りの比較試聴を終えて四家さんが選んだアンプ、選んだ球は私の予想を遥かに超えるもでした。ちょっとビックリして”どこが良かったですか?”とお尋ねすると”最も生のチェロの音に近いと思ったのがこの組み合わせだったから”という回答。オンエアは10/14(再放送10/21)。是非皆さんも自分の耳でスピーカーから出る百花繚乱の音の違いをチェックしてみて下さい!

そして二本目のスペシャルゲストは井筒香奈江さん。
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テーマは”真空管ブースターアンプの魅力を検証する”。ブースターアンプの本当の効果はパワーアップでなく増幅系のゲインの適正配分によるローレベルの解像度,聴感上のダイナミックレンジのエキスパンドであることを実際聴いて頂こうという企画です。リファレンスソースは井筒さんの新譜”リンデンバウムより”(9/14発売)。
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これまでの”時のまにまに”シリーズとはずいぶん変わってますから!と以前から伺っていたこの新譜。従来の”ささやき系”からライブネスを重視した音作りに変化しています。でも彼女の良さは失われていないナカナカの佳作。選んだアンプは

SV-S1616D/KT66
JB-320LM/2A3
SV-P1616D/KT120
SV-2300LM/300B

の4通り。そしてそれぞれでSV-284Dありとなしで計8通りの比較試聴です。結論から先に申し上げてしまうと、ここまで放送で違いが出るか!というほどの差異が現れました。ニュアンス,空気感,余韻…あらゆる音の要素が全く異次元にまだ高まることを皆さんの耳で感じて頂けることでしょう。これまで何種類もの845アンプを使ってこられたTさんも”ここまで変わるんですね!これは危険なアンプです!”と仰るほど。これまでいろいろなパターンでオンエア比較試聴をやってきましたが、変化の大きさでは三本の指に入る変化の大きさだったと言えるでしょう。
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これはSV-S1616D/KT66+SV-284Dの接続風景。SV-284Dは図体もデカいが効果もメガサイズです。香奈江さんが興味深いことを放送のなかで仰っています…”この変化はマイクの違いに似てる。良いマイクほどフッとした息遣いや楽器の僅かなニュアンスを良く出します。良いマイクほど歌い手は無理しないで声を出せるんですが、このブースターを繋ぐとまさにそんな感じに近い何かを感じます”と。

多極管シングルのクリアなエッジ。三極管シングルの繊細さ。多極管ブッシュプルの制動力。三極管プッシュプルの豊穣な響き…それらにSV-284Dを追加した時の差異とその美音を是非みなさんご自身の耳でお確かめ頂ければ幸いです。オンエアは10/28(再放送11/4)です!サンバレーのアンプは刈谷に行かないと試聴できないじゃないか!という方、是非放送で、自分の部屋で、自分のスピーカーでお楽しみ頂ければと思います。



# by audiokaleidoscope | 2016-09-13 13:44 | オーディオ | Trackback | Comments(2)

(9/10)foobar2000のバージョンにご注意を!(SV-192S/DSDをお使いの方にお知らせ)

PCオーディオをWindowsでやっている方にとって欠かせぬ存在、foobar2000。フリーウエアでありながら極めて高性能且つ高音質。プロ/アマ問わずfoobarが起動しない日はない、という方も多い筈。初期設定がやや複雑という側面はありますが、自分の使い勝手に合わせてカスタマイズも容易で私もコレなしでPCオーディオの運用は考えられません。私の現在の画面設定はこんな感じ。
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大変便利なfoobarですが、ちょっと注意したい点もあります。フリーウエアならではのアップデートが頻繁に行われることによって従来使えていたユーティリティが動かなくなったり機器が反応しなくなったりすることが時々起こるのです。これが有償ソフトであればメーカーサポートに助けを乞うなどの方法もありますが、フリーゆえ英語のフォーラムに参加して情報を得る事ぐらいしか出来ません。

今日はそんな一例をご紹介しましょう。今やfoobarではDSD512(22.4MHz/1bit)まで再生可能な時代になりましたが、その一方で音質重視の方から今なお多数愛用頂いているSV-192S/DSDオプション。単に量子化戦争だけでは語れない本質的な音の良さを追求し、2008年に技術的検証を既に終えながら4年間に亘りチューニングを行い2012年に発売。今でもDSDはこれ一本!という方が多くいらっしゃることは大変光栄なことです。

そんなDSDオプションですが最近こんなお問い合わせを頂きました。少々長くなりますがHさんからのご連絡を原文のままご紹介させて頂きます。

SV192S/DSDにてDSD再生を楽しんでいます。最近PCのFoobar2000をアップデートした後DSDファイルの再生ができなくなりました。
1.アップデートの内容
① Foobar2000をVer.1.3.8からVer.1.3.11にアップデート
② Super Audio Decorderを Ver.0.9.11にアップデート
2.不具合の内容
Playボタンを押すと「Unrecordable Playback Error : Sample Rate of 44100 Hz not supported by this device」が表示される。
3.トラブルシューティングの情報
取扱説明書p.9 2.6 の手順で設定を確認しました。
③ のSIC USB Audio Control Panelダイアログで取説の画面と若干違いがあります。
   ・PC画面では、「Latency: 20.0ms (56448 samples)」と表示される。(取説では882 Smples)
   ・PC画面では、左側の枠に「SV-192SUSB Audio DSD」と表示される。(取説では当該表示なし)
   ・PC画面では、 「Sampling Rate 」欄に2.8224 MHz と表示されている。(取説では44100Hz)

という内容です。私自身最近アップデートしていなかったのでこの不具合に気づいておりませんでした。アップデート直後はこういう問題が起こることがしばしばありますので、安定して動作している間は積極的にアップデートファイルをDLしないようにしていたこともありますが、早速ver1.3.11をDLしてみると確かにHさんと同じ状況でした。

詳細を確認してみるとv1.3.9以降、仕様が大きく変わっています。具体的にはfoobar2000 v1.3.8 + foo_input_sacd-0.8.4 以前はASIO Proxy driver をインストールする必要がありましたが(foo_input_sacd-0.8.4.zip に AsioProxyInstall-0.8.3.exeが同梱)、foobar2000 v1.3.9 + foo_input_sacd-0.9.0 以降はASIO Proxy driver が不要となっています(foo_input_sacd-0.9.0.zip に AsioProxyInstallは非同梱)。

試したところv1.3.9 + foo_input_sacd-0.9.xではfoo_input_sacd のバージョンによって再生できない場合がありましたので、SV-192S/DSDをお使いの皆さんには動作が安定しているfoobar2000 v1.3.8 + foo_input_sacd-0.8.4環境下での使用をお奨めします。

なお、foobar2000 v1.3.11 + foo_input_sacd-0.9.11 でも再生できることは確認済です。
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この画面のように「Playback」-「Output」の「Device」項目で「DSD:ASIO:SIC USB Audio」を選択して頂くと再生が可能です。少々細かい話なりましたがこの情報を知らずにcore(基本プログラム)をアップデートしてDSDが走らなくなっても自力で対策することは不可能に近いと思いますので、この場をお借りして共有させて頂います。バージョンダウンするというのは少々勇気が要るかもしれませんが、安定性こそ最重要ですのでお困りの皆さんは是非お試しください。Hさん、情報有難うございました!



# by audiokaleidoscope | 2016-09-10 21:52 | オーディオ | Trackback | Comments(0)

(9/3)9月の開放日レポート

先月の開放日にショールームでいつものように皆でお喋りしていた時、なんとなく”次回は第二で…”ということになり、その場にいらっしゃった有志で第二に集まることに。予想以上の人数になった関係もあって午前/午後/夜の三部制に分けて開催となりました。何枚か撮らせて頂いたスナップを交えながらレポートします。
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第一部の主役はSV-284DMIDVP-2500SEで鳴らすHさんが更なる高みを目指して284Dを加えたらどうなるか...の検証。まだまだブースターアンプの効果については十分認知いただけていないことを痛感しますが、以前申し上げた通り「パワーアンプ(たとえば300Bシングル)単体で5Wで出ていると仮定します。これに284Dを加えて同じ5Wを得たと仮定すると前置されている300Bシングルの出力は1W前後になるでしょう。つまり単体ドライブ時よりも遥かに歪みの低い(=言いかえればもっとも美味しい)領域で、三極管シングルの最大の特質である透明感が一層際立った音質で楽しむことが出来る」ことが最大の特長といえるでしょう。

更にいえば増幅系のゲインが上がることでローレベルの情報量と中低域の厚み(ドライブ力)の圧倒的差異は聴いて誰の耳にも明らか。2500SEが繊細感とクリアネスを狙ったヴォイシングでしたので、284D効果は更に明白で、Hさんと同席されたKさんからは「完全に次元が違いましたね」というメールも頂いたほど。
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ウ~ムと唸るHさんとKさん。次回は実際MIDで体験してみましょう!
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第二部はオフ会のノリ。フラメンコダンサーのTさん、ピアニストのSさんを交え、DVDを観たりyoutubeの気になる動画を観ながら音楽談義とオーディオ談義。今回の道場破りはYさんのFPGA方式のFMチューナー。以前いちど会社で見せて頂いた時はアンテナが仮のものであったので、その真価を確認するところまでいかなかったのですが、今回は環境的にも整っていますので、常用のバリコン方式のFMチューナーとの一騎打ちをとても楽しみにしていたのです。
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これがYさん自作のFPGAチューナー。FPGA=デジタルな訳でバリコン万歳!の私としては多少色メガネで見ていた部分もあったのですが、鳴らしてみてその自然な音色に大いに見識を改めたところです。デジタル臭は全くと言っていいほどなく、ダイナミックレンジがコンプレスされた感覚も皆無で逆に中低域は弾むような弾力があり大変好感を持ちました。アナログ出力とデジタル(optical)出力の両方を備え、デジタル出力は48k/96k/192kが選択できますので迷わず192kを選択してSV-192PROに接続して、いま”ようこそ!オーディオルーム”のOAを聴いていますが、正直私が今まで使ってきたアナログチューナー(ハードオフのジャンクを入手しコンデンサー等をフル交換したもの)よりも高域の荒れが少なく滑らかな音で、思わず暫くレンタルをお願いしてしまいました。市場で販売されている完成品もあるようで触手が動きます。

現在は第三部が進行中。時間的に自ずとお酒になり、ロック,ブルースのライブBD/DVDを観ながら大いに盛り上がっているところです。次回開放日は真空管オーディオフェア(10/9~10)明け。日程が決まりましたらホームページで告知致します。堅苦しいオーディオ薀蓄は皆無。音楽好きが集まって自分の好きな音を大いに語り合う、とても楽しい一日です。まだ参加されたことのない方も是非お立ち寄り下さい!



# by audiokaleidoscope | 2016-09-03 22:23 | オーディオ | Trackback | Comments(4)